ChanGe   作:名無しのR

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 プリビアスって前回とか以前という意味らしいです。そこにライフをつけるとプリビアスライフ、つまり前世ってなるらしいですよ。
 更新です。
 最新話、緑谷出久:ライジングみました?ネタ晴らしはしませんが、いいですよね。絵が。
 これだけ言えればいいのかな?
 それでは長い長い話どうぞ!


緑谷出久:プリビアス

 緑谷出久、千葉県立九柱高等学校ヒーロー科の高校2年生。

 成績としては中の上ぐらいと自負している。

 個性:紅骨、紅い骨を生み出しそれを武器にしたり、防具にしたりと様々な形に変化させる。ただし、使い過ぎると生み出すことは出来なくなる。

 彼の紹介はこれぐらいで、本題に入る。

 


 

 皆は転生をご存知だろう。わからない人に説明すると病死や事故死、老衰といった様々な死に方によって一生を終えた生命に新たなる生命に生まれ変わることである。犬が人になったり、人が花になったり、花が鳥になったりと様々にそして自身では決められない。

 ただし、例外がある。高次元な存在いわば神といった存在が決める場合。所謂神様転生である。チートスキルやら望んだ世界に行けるなどご都合主義がある他、望んでもいないのに強制的に送られることがある。

 なぜこの話をしたのか、それは緑谷出久が転生者であるからである。しかし本人は前世の記憶はそこまで覚えておらず、ただ自分がなんの為に生きて為して死んだのかは覚えている。

 彼は敵の幹部に肉体を変化され、人を辞めることになった。肉体を変化されたものは異常なほどの食人衝動と人ならざる力と能力を得る。ただし、敵の首領のことを話すと死ぬという制約と太陽の下で生きていけなくなるという弱点、そして特別な鉱物で作られた武器で倒されると大きく3つの弱みを握りながら生きていくしかない。

 そう思っていた。しかし彼は3ヶ月という長い時間をかけ、食人衝動を打ち消しそして敵の首領へ話すと死ぬという制約もなくしてしまった。

 彼は自分を殺し肉体を変化させた敵の幹部を倒すことに燃えていた。

 彼は太陽の下では生きていけないため、夜が活動する時間帯。その時間帯で己を高める修行をしている。また自分と同じ肉体を変化させられた者たちを倒していった。

 そんなある日同じ肉体を変化させられた者たちを倒している時にふと思った。彼らは肉体を変化しながら無数の手や周りに氷を作る力、体から銃弾など人としては持たない力を。それは自分にもあるのではないかと。

 その日から己を高める修行とともに異能の力を出す修行をすることにした。

 それから一年ほど経ったある日。あの時に出会った敵の幹部より弱いが徒党を組んでいる敵を発見した。倒れている少年に止めを刺そうとしているのが見えた。前世の出久は手から赤い手斧を出し、その敵に投げた。敵の首を切り落とそうとしたが寸前の所で躱された。

 それと同時に新緑を思わせる亀甲模様と赤錆色の羽織を着た男が現れた。その男は前世の出久をみて驚愕していたが、切り替えてその敵を一撃で倒した。肉体は変わってしまったが、久しぶりの友に声を掛けようと考えた次の瞬間、鋭い一撃が前世の出久を突き刺そうとしていた。持っていた手斧で防ぐとそのままはじき返し、その場を離れた。自分を攻撃をしたのは蝶の花飾りをしている女だ。前見たときは生意気な顔をしていたが、姉と似た美人になっていた。

 前世の出久は柄を伸ばした手斧を地面に振り落とし、あたり一面に砂埃を浮かび上がらその場を立ち去った。地面に落ちている刀を持って。

 あれから一か月。また強い敵を発見した。全身太い線が描かれた男が炎を思わせるマントを羽織っている男に止めを刺そうとしているところだった。

 ハルバートを出した前世の出久は敵へ目掛けて振り落とした。敵は振り落としたハルバートに気付きアッパー気味の拳で受け止めた。拮抗、そう思ったが敵が残っている拳で前世の出久の腹に向けて拳を突き出していた。それに反応し棘のついた拳で防いだ。またしても拮抗。体勢を整えるため両者一気に離れた。前世の出久はハルバートを仕舞い、両腕には鋭い刃を拳には鋭い棘を生やした。

 再度かち合おうとした時東の空から明かりが見えた。敵は急いでその場から逃げたが、前世の出久は頭まで隠れる外套で日差しを防いだ。そして、出血している男に布を巻き付けてその場から立ち去った。

 さらに月日が流れた。

 自分が拠点にしている洞窟で寝ていると綺麗な白髪の女性がこちらに来ていた。

 女性は自分の旦那からの手紙を彼に渡した。そこに書かれていたのは自分らが住んでいる場所と敵の首領と最終決戦を行う日時だった。

 そして決戦の夜、大きな爆発音が聞こえた。爆発音の上空で太刀を出し、自由落下を利用して首を亡くした敵の首領を突き刺し切り裂いた。予想以上な再生力で切り裂かれた首と胴体を直した。いきなり地面がなくなり落下する。何秒経ったがわからないが、下の地面に衝突すると数多の敵が囲まれていた。手に持っていた太刀で襲い掛かってきた敵を全て切り裂いた。塵となって消えていく敵を無視し襖を開けた。そこは至る所に道や襖がありまるで迷路みたいになっていた。

 迷路を走り抜けるときあの時の女の気配と氷の男の気配が足元からした。つかさずその地面をたたき割り、今にも吸収されそうになっている女を間一髪助けたのだ。

 呼吸は荒いが命には別条はなさそう。

 目の前にいる扇子を持った敵はムッとした顔しながら俺に話してきた。

 同じ敵なのだから自分に渡してや惚れているのかと聞いてきたり、しまいには食べてしまいなよと言われた。

 前世の出久の堪忍袋は切れた。

 同時に扉を開けてこちらに来たサイドテールの女に蝶の女を預けた。

 刀を取り出し斬りかかった。まずは片腕を切り落とすが自身の氷で繋ぎ止めた。返し刃で胴体に横一線入れたが、目に見えない速さでその場から消え後ろにいる二人へ向かっていた。間に合わないと判断した前世の出久は刀を投げ飛ばそうとした瞬間天井が壊れ、猪の頭を被った男が攻撃に入った氷の男の攻撃を防いだ。

 前世の出久は間一髪助かったが、同じ轍を踏むわけにはいかないと判断し速度には速度をと己の体を変化させた。武器を刀から細剣に作り替え対峙した。

 一瞬で最多の攻撃と一撃を決める腹積もり。相手の一瞬一瞬の動きを読み、決めにかかりに行った。

 最速の一撃を相手の腕、手、足、腿、背中、頭、胸、目、口、目、首へ縦横無尽にそして一切の反撃を与えずに、最後は16連撃の刺突を首へ決めた。

 塵となった氷の男の目に映っていたのは淡く桃色に光っていた細剣だった。

 そのまま部屋を出て仇を探し始めた。

 次の襖を開けた時、斬撃が飛んできた。屈んで回避し、飛んできた方向を見る。柱に刺さっている片腕の男、ぶつ切りにされているが辛うじている生きている男、傷がついている男が敵と対峙している。

 そして斬撃を飛ばしてきた相手は六つの目を持つ異形の男。奴だ!前世の出久は己を化け物に変えた男を漢数字で書かれた壱の男を。

 


 

『そこにいるのはあの時の隊士か』

「あったな!クソ鬼野郎ッ!」

 

 持っていた刀で壱の男を斬り殺しいった。飛んでくる斬撃を打ち消しながら懐に入り斬り裂くが刀で受け止められる。

 

『成長している鬼として剣士として』

「ゴチャゴチャとうるせぇなッ!」

 

 鍔競り合いになっていた刀をはじき返し息を吸い始めた。息を吸い始めたのと同時に刀の投信が淡い桃色に成りだした。

 

「獄の呼吸 壱ノ獄 等活廻」

『月の呼吸 伍ノ型 月魄災渦』

 

 無数の三日月状の刃が斬撃とともに赤黒い斬撃と衝突する。一撃、二撃……256撃で壱の男の胴体に無数に斬り込まれる。だが、それよりも強い一撃が飛んできた。

 

『月の呼吸 陸ノ型 常夜孤月・無間』

「獄の呼吸 肆ノ獄 叫喚唸」

 

 縦の斬撃の一つを160の刺突の攻撃で打ち消した。壱の男へ駆け出した。

 壱の男はまた無数の斬撃を向かってくる前世の出久へ繰り出していた。その攻撃を全て回避し、1メートルほども距離でさらに加速し懐へ入って見せた。

 

「獄の呼吸 参ノ獄 衆合茨」

 

 逆袈裟から繰り出される斬撃は唐竹、返し刃からの首への横一線、胴体に繋がっている四肢の関節を刺突。

 ここで初めて片腕であるがもぎ取ることが出来た。だが、頭を掴まれた出久は両腕から出した刃で斬り脱出を図る。しかし回復された腕で斬られた。

 大技を繰り出そうとする壱の男の攻撃を防ぐ。間髪入れず三連撃を叩き込む。

 

「獄の呼吸 弐ノ獄 黒縄皹」

 

 体に網目状の斬撃が壱の男に襲い掛かる。すぐに再生されるが、斬りにかかった時、体が吹っ飛ばされた。斜めに切り傷が付いているが命に別条がない。

 

『着物が裂かれた程度では…赤子でも死なぬ…お前を殺した後はそこにいる4人を殺す』

「なに勝った顔をしてんだ!戦いはこっからだッ!」

 

 さらに鋭くキレのある技で前世の出久を追い詰める壱の男。周りの被害を度外視し移動しながら攻撃する出久。

 

『月の呼吸 捨ノ型 穿面斬・蘿月』

 

 全体を抉りながら来る斬撃を己のトップスピード避け僅かな隙間を糸を通すかのように接近、僅かな隙で突き刺しながら離れる。だが、背中を向けた瞬間下半身が無くなっており、柱に叩きつけられていた。

 

『首を落とせなかったか…次で決める』

 

 やらると思い視界が黒く暗転した。

 目が覚めると視界に広がっていたのは赤い彼岸花の花畑だった。不気味な場所であるがその目の前に一凛だけ青く妖麗な彼岸花が咲いていた。

 それを何となく拾おうと思い屈もうとした時、声が聞こえた。

 

『後戻りができなくなるぞ』

 

 育手として出久を育ててくれた先生がいた。いや似た何者だった。

 

『それを取るとなると己の未来を捨てることになる』

「これで勝てるなら。俺はいい」

 

 そいつは悲しい目をしながら笑った。

 

『抗え運命に。●●●●の導きがあらんことを』

 

 出久が目を覚ますと木が壱の男を拘束していた。出久も攻撃を仕掛けるために動き出そうとした。だが、視えてしまったのだ無数の何かかが壱の男の体から突き出してこようとするのを。

 

「全員避けろ!」

 

 出久は叫び、一歩離れたところで刀を構えた。

 今まで以上の呼吸の吸い込みと集中力を発揮し、攻撃に備えた。刀身は淡い桃から濃い桃に色が代わりだした。全員が避けたのを確認すると壱の男の周りが斬撃が刻まれた。勢いよく踏み込み、壱の男の懐に入り込んだ出久は縦一線を斬りさいた。

 

「獄の呼吸 捌ノ獄 無間」

 

 斬られた壱の男は再生しようと藻掻くが一向に再生しない。それどころか斬られた先から段々と塵になっていっているのだ。生き足掻こうとするその姿は怪物そのものである。そして、塵となった壱の男は消え去った。

 その場に座る出久は突如部屋が揺れたのだ。次の瞬間また視界は暗転し起きた時にはボロボロになっている町だった。

 


 

 音が聞こえるほうへ走る出久。到着すると四肢を欠損や出血多量の瀕死の柱や隊士だった。

 出久は急いで己の血や肉体で補完しながら処置をしていった。

 まだ眠っている友を見ながらその場に来た隊士たちに任せて敵の首領のもとへ急いだ。

 吹っ飛ばされた柱と隊士、そして逃げようとする敵の首領、鬼舞辻無惨を捉えた。

 

「獄の呼吸 壱ノ獄 等活廻」

 

 飛ぶ斬撃で無惨の移動を阻害し、最速でその首へ一撃を決めにかかった。

 

「獄の呼吸 肆ノ獄 叫喚唸」

 

 触手に阻まれる攻撃を濃い桃色の刀身で斬り裂いていく。

 再生はもうしない。決めに行くのは今だ。刀をバットを振るうように打った。

 

「獄の呼吸 漆ノ獄 極大焦熱・打」

 

 無惨を立ち上がった三名のもとへ送り返した。

 すぐさま移動し衝撃波撃とうとする無惨の背中を攻撃する。不発に終わった隙を利用し懐から壱から捌ノ獄を連続で繰り出した。

 己が傷付こうが知ったことではない出久は知らず知らずのうち刀身が蛍光緑に変化していた。再生しない無惨の肉体。再度攻撃をしようとした瞬間太陽のような暖かな炎が無惨の攻撃を防いだ。

 

『日の呼吸 灼骨炎陽』

 

 あの時の男が片目を失くしながらも刀を振るっていた。

 あと数分で日が昇る全員がボロボロだ。ほぼ万全なのは出久だけ。やることは変わらず。無惨を縛り付けるだけ。

 

「獄の呼吸 肆ノ獄 叫喚唸」

『日の呼吸 用華突』

 

 壁に突き刺さった無惨を食い止める。出久は片目の男炭治郎を無惨の攻撃から庇いながら骨の腕を二腕使い無惨を殴っていく。

 それを手助けする他の柱たちそして日光が見えた。

 気は抜いてはいなかった。だが、二人を飲み込もうとする無惨の攻撃から炭治郎を引き離し、食われた出久。

 

『まだ鬼がいたかその体を渡すんだ!』

「誰が渡すか!今からてめぇに見せてやる!光を、太陽の力を!」

 

 取り込まれた出久は自身の心臓を取り出した。緑色に発光しているその心臓は出久の周りの肉を溶かしていた。

 

「血も涙も流せねぇ冷血野郎!お前なんかに今生きる人たちの未来は渡さねぇ!」

 

 逃げようする無惨だが、その溶け切った手ではどうしようにもならない。足掻いているが手遅れだ。

 

「俺たちを脅かしていた太陽の力だ。これで滅びやがれぇェェェェェ!」

 

 心臓を握りつぶした出久は無残もろとも自爆した。

 太陽が完全に出ると片腕を欠損しながらも折れた足で出てきた出久。

 倒れこもうとした瞬間受け止められた。目を開けると新緑を思わせる亀甲模様と赤錆色の羽織を着た男だが左右反対である。

 

「久しぶりだな錆兎」

『馬鹿野郎。何勝手にいなくなっていやがる』

 

 悲しそうな眼をしていたが俺にはやることがあった。

 今傷ついている奴らに最後の処置を鬼である出久ができる人としての最後をしていた。

 炭治郎の前に来ると歪に鳴っている片目を自身の目と交換し、片腕をつけていた。

 それが終わると今度は立ち上がり太陽を見た。

 

「あばよ、ダチ公」

 

 己の体が崩壊するのを肌に感じ死を待った。

 

『流馬!』

「……」

『炭治郎を救ってくれてありがとう』

『!……おうッ!』

 

 最後笑って消えた。流馬死んだと同時に泣いた義勇。それを我慢している錆兎。意識を朦朧としながらも涙を流している炭治郎。

 産屋敷率いる鬼殺隊と鬼舞辻無惨との1000年余りの戦いは終わった。

 そして、次の舞台へ。

 


 

 ここまでが出久の前世流馬の話だ。

 出久が覚えているのは泣きそうながらも笑っている友の顔だった。執着はないし、未練なんてない。

 今の世界の歪みはわかっている。だが、比較的平和である。

 そう思っていると電話が鳴った。誰からなのか見てみると悪友の名があった。

 

「何の用だ志村?」

『久しぶりに遊ばないか出久』




単調ですよね。
次回はまあ、志村のこととかプロローグのこととか深く話せればいいなと思います。
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