ChanGe   作:名無しのR

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VS脳無

 刀を構えながらゆっくりと近づく出久は地面に落ちた手の仮面を取りながら謝っている女性敵へ一気に近づき首を刈り取ろうとした。しかし目の前に黒い霧が現れ刀を何処かへ飛ばし攻撃が当たらなかった。

 

「オールマイトが来ると言っていなのに来ないし、わけわからない学生にも邪魔されちゃった。……脳無」

 

 出久へ殴りかかってくる脳無を体を逸らすことで躱し、刀で背中を切りつけるがすぐに再生されていた。

 驚く様子はなくこっちに向かってくる女性敵の攻撃を刀の峰で打つことで一時的に使えなくしその胴体へ骨で覆った拳が腹に入り、ふっ飛ばすと同時にこちらへ向かってくる脳無のパンチを拳で打ち付けあう。一瞬拮抗したかと思ったが、すぐに拳を引き戻し左手に作った刀で横に薙ぎ入れた。

 

「無駄よ。脳無にはショック吸収に超再生が備わっている。あなたの自慢の刃物も打撃による一撃も使い物にならないよ」

「……ゲスが!死人を改造しておいて」

「そこまでわかるのね。けど、あなたに勝ち筋は万に一つない!」

 

 再び向かってきた脳無へ斬りにかかった。

 まずは片腕を切り落とし、拳を屈むのと同時に両膝を切り落とした。再生してくるのを無視して首を切り落とした。

 普通ならここで死ぬはずが、再生しきった手で落ちた首をくっつけ、元に戻した。

 

「辛いよな。改造されて苦しく無い筈はないから、安心しろ。俺が終わらせる」

 

 空気が変わった。この場にいる全員が感じた。出久がやろうとしていることは殺すことだ。ヒーローを目指す彼らにとって破ってはいけない掟がある。それがヴィランの殺害。だからこそヒーローは市民の命とヴィランの命の両方を守らないといけない。その相手が凶悪な相手だとしても。

 

「獄の呼吸 壱ノ獄 等活廻」

 

 無数の刃が脳無に襲い掛かり。

 

「獄の呼吸 弐ノ獄 黒縄皹」

 

 頭部に網目状の斬撃が加わり。

 

「獄の呼吸 参ノ獄 衆合茨」

 

 飛び上がりながら逆袈裟斬りから背中へ袈裟斬り、胴体を横薙ぎ、四肢に刺突で抉り取り。

 

「獄の呼吸 肆ノ獄 叫換唸」

 

 背面に目では負えないほどの刺突を連続で突き。

 

「獄の呼吸 伍ノ獄 絶大叫換」

 

 脳無の周りを刺突をしながら駆け回り。

 

「獄の呼吸 陸ノ獄 焦熱落」

 

 僅かに浮いたの脳無を上に投げ飛ばし縦一線に斬り。

 

「獄の呼吸 漆ノ獄 極大焦熱」

 

 脳無より先に降りその場で水車の如く斬り付け。

 

「獄の呼吸 捌ノ獄 無間」

 

 脳無を縦に一線に斬る。

 

「獄の呼吸 地獄 閻魔」

 

 斬られ、突かれ、投げられた脳無は再生するスピードは遅かった。

 立ち上がろうとする脳無。その前に出久は一気に近づきまた斬り始めた。

 

「獄の呼吸 壱ノ獄 等活廻」

 

 無数の刃が脳無に襲い掛かり。

 

「獄の呼吸 弐ノ獄 黒縄皹」

 

 頭部に網目状の斬撃が加わり。

 

「獄の呼吸 参ノ獄 衆合茨」

 

 飛び上がりながら逆袈裟斬りから背中へ袈裟斬り、胴体を横薙ぎ、四肢に刺突で抉り取り。

 

「獄の呼吸 肆ノ獄 叫換唸」

 

 背面に目では負えないほどの刺突を連続で突き。

 

「獄の呼吸 伍ノ獄 絶大叫換」

 

 脳無の周りを刺突をしながら駆け回り。

 

「獄の呼吸 陸ノ獄 焦熱落」

 

 僅かに浮いたの脳無を上に投げ飛ばし縦一線に斬り。

 

「獄の呼吸 漆ノ獄 極大焦熱」

 

 脳無より先に降りその場で水車の如く斬り付け。

 

「獄の呼吸 捌ノ獄 無間」

 

 脳無を縦に一線に斬る。

 

「獄の呼吸 地獄 閻魔」

 

 繰り返された攻撃を防ぐことなく受け止め続けた脳無。

 あまりにもズタボロの姿に震える女性敵と黒霧。

 本当に同じ学生なのかを疑う雄英の生徒たち。

 倒れ伏した脳無に近づく出久は刀を首に添えるが動くことがない。その場に屈み脳無の目を閉じらせる。

 

「あとはお前らだ」

「……あなたは何者よ。本当にヒーロー志望なの?」

「死柄木弔、撤退しましょう」

 

 USJの扉を壊す音が聞こえた。

 

「嫌な予感はしていたよ。先ほどこちらに行こうとした時飯田少年に会ってね。もう大丈夫、私が来た!」

 

 オールマイトが現れ、首を掻いて苛立つ死柄木弔。

 オールマイトが目にしたのはボロボロに傷ついた2人の教師、恐怖を抱いていながらも戦った生徒たち、オールマイトが現れ焦る二人のヴィラン、ヴィランを倒した屈んでいる少年。

 

「あ~あ、失敗よ。撤退するわ。あなた名前は?」

「勝手に調べろ。もっともお前らの仲間に俺を知っている奴がいるだろうな」

 

 黒い霧に包まれながら2人のヴィランは撤退した。

 返り血と汚い出久はこちらにくるオールマイトを見つめていた。

 

「君は何者なんだ?」

「緑谷出久です。こんな形では無ければうれしい気持ちなんだけど」

「そこに倒れているヴィランは?」

「改造された人です。付け加えるなら死人を改造している脳無と呼ばれる怪人」

 

 短いやり取りをしている間雄英教師が到着した。

 

「君の話は荒唐無稽だ。取り調べを行わせてもらうぞ」

「じゃあ、志村転弧を呼んでください。ここに在籍しているのは知っているので後高校にも連絡を」

 

 しばらくして警察が来てパトカーに乗せられた出久。警察署まで時間があると思い眠り始めた。

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