ChanGe 作:名無しのR
今回でUSJ襲撃事件は終わります。
話は一気に飛んでヒーロー殺しに行きます。
ティガ・レウスさん誤字報告ありがとうございます!
では、どうぞ!
とあるバーに黒霧の個性で飛んできた二人。汗を拭いながら着けている手の仮面を脱いだ。
「先生、話が違う。オールマイトが来る前に学生一人に脳無がやられた」
文句を言う死柄木に水を差しだす流がいた。
「雄英高校襲撃に失敗したんだね弔ちゃん。どう僕のお気に入りの出久くんは?」
「お前のせいか。なにあいつ。雄英以外にしかもプロと同等の力持っているどころかオールマイトに近い何かよ」
器用に胸倉を掴み睨みつけるがヘラヘラと笑っている流には全くっていうほど効いていない。
テレビが勝手についた。画質は荒いためあまり判別できないが男が二人映っているのがわかる。
『残念だったね。しかし面白い話だ弔。一学生がそれも雄英ではない子が脳無を倒した』
「正確に言えば殺しきれるというほど圧倒的な戦闘センス。まるで一回そういった敵と戦っているかのようでした」
『しかし、想定外のことがあったからっといって経験できたはずさ。次はどうすれば成功するのか』
『さあ、この敗北を糧にしよう。我々が動けない今君が恐怖を与えるために!』
警察署に護送されていた出久は取調室で事の顛末を話し終えたところだった。
そこへ新たな刑事の人が入ってきた。
「緑谷出久でいいね」
「あ、はい」
「君が証言していた通りカフェの防犯カメラに個性でワープされている君がいるのがわかった。それと個性を使われたとし捜索願もだされていたよ」
「では、帰ってもいいですね」
「ああ、後君の友達とその関係者も来ているよ」
警察署を出ていくと前に雄英の制服を着た転弧と赤い羽根が特徴のヒーロー,ホークスの二人がいた。
「災難だったな出久」
「ああ、ホークスの元にいるのか?」
「ジジィが学んで来いって言われたらな」
「ども、君の噂は聞いてるよ」
ホークスが話しかけてきた。皮一枚かぶせたような飄々とした喋り方。
近場に保護者がいない出久は転弧の保護者である空彦に頼もうと考えていたが、なるほどっと納得した。
ホークスの案内の元、個室がある店に入店した2人。
ホークスおすすめの親子丼セット3つ頼むと、本題を切り出してきた。
「とりあえず脳無っていうやつの特徴か」
「そうそう。警察でも話したけどもう一回話してもらうことになって」
「まあ、いいっすよ。飯奢ってもらっているんで」
「じゃあ話すぞ。
姿は脳みそが露出している全身黒い姿の異形型。
個性は複数所持していると思われる。一つはショック吸収というやつ、二つは超再生、もう一つは怪しいがオールマイト並みのパワーを持っている。
特徴としては口はあるがしゃべることはない。だが声はあるのは確認できた。上の命令に従順。だが洗脳しているわけではない。それがわかったのは死体を弄ってできた兵器」
黙って聞いていた2人。
「一戦闘でよくわかったな」
「個性云々はヴィランがしゃべっていたからな。だが、死体と認識したのは痛覚がない反応をしたからな。人間って無反応でも何かしら反応するもんだ。あと目がいいからな」
「……うん、これほどとは」
「そっちも動くんだろ?」
運んだ親子丼を口入れたまま頷くホークス。
「やっぱ俺のところに入らない?」
「何回も言っているが俺の近くにいる奴らを守れるだけの力を持っていればいい。そこまで多くの人のためには振るえない」
出久は断り文句を言うと、今度は転弧が言い出した。
「なあ次のインターンジジィのと来いよ」
「別にいいが」
「ステイン」
「俺で対応できるか?」
「出久お前がアイツに対抗できる。一度対峙したからわかる」
「おいっ!」
溜息を吐いてからギラついた目を光らせた出久。
「いいぜ」
「雄英体育祭終わりに来れるように調整するわ」
ステインの撃破を頼まれたが普通に学生の身でそれはダメな気がするが、一応ヒーロー免許を所持している。要請の元だったら参加可能である。
2人の会話を聞いているホークスは若干警戒心を強めた。
学生にしてはトップヒーローに近い技能はある。片や強個性、もう片や汎用性に長けた個性、そして学生ながら非公表にしているがヒーロー免許を所持している。
だが今回の相手は分が悪い。
ここは止めるべきなのだが、この2人ならやり切れるそう感じていた。
ここは口添えしたほうが2人のためになると。
「俺からも言っておくよ」
「さっすが」
褒めたたえる転弧を横目に個室から出るホークス。続くように追う二人。
最寄り駅まで送ってもらった出久。
「んじゃ金は次に」
「おう。今度はインターンでな!」
新幹線に乗り込むのを見送り、その場を後にした。