~IS~好きな機体で駆け抜けろ   作:豆紳士

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第十一話

ーside一夏ー

 

 

「箒・・・箒ぃぃぃい!!」

 

「嘘・・・」

 

 

 

放送室から立ち込める黒煙。中に居た箒はどうなってしまったのだろうか?頼む・・・どうか無事であってくれ。

 

 

 

「一夏、立って!アイツが狙っているわよ!!」

 

 

 

前を見ると黒いISが俺を狙っている。動かなきゃ。でも体が動かない・・・このままじゃ俺もヤられる・・・。

 

 

 

バッシュ!!

 

 

 

「「え!?」」

 

 

 

突然黒いISがビームで足を撃たれ倒れる。振り返ると放送室から一機のISが飛び出してきた。あれは・・・秋月の機体じゃないか。如何してここに?

 

 

 

バッシュ!!

 

 

 

秋月は大砲で黒いISの残った腕を破壊してから後ろに回り込む様に着地した。そして・・・。

 

 

 

バンッ!!

 

 

 

「「!?」」

 

 

 

至近距離から大砲で頭を撃ち抜いた。余りにも一瞬すぎて俺も鈴も唖然としていた。

黒いISは動かなくなった。秋月が俺のところに来てまだ大砲を構えている。

 

 

 

「大丈夫か?織斑」

 

「あ、ああ・・・」

 

「そうか」

 

「一夏!」

 

 

 

鈴が俺を抱き起してくれた。

 

 

 

「大丈夫!?」

 

「俺なら平気だ。それより・・・」

 

 

 

俺は秋月に詰め寄った。

 

 

 

「秋月!放送室にいたんだよな!?箒・・・箒は!?」

 

「落ち着けよ」

 

「箒は無事なのか!?」

 

「篠ノ之は無事だ。見てみろ」

 

「え?」

 

 

 

振り返ると放送室に空いた穴から箒の姿が見えた。よかった・・・無事だったんだ・・・急に体の力が抜け目の前が暗くなる・・・。

 

 

 

ーside勝輝ー

 

 

 

「織斑?」

 

「一夏!?」

 

 

 

織斑が突然倒れた。凰が介抱しているが起きる様子はない。それにしても危なかった。放送室に入ってマイクに向かってなにか叫んでいる篠ノ之を避難させようとしたがアリーナの中に居た黒い奴の腕が光っていてこっちを向いていた。攻撃が来ると思って急いでバスターを展開し篠ノ之を庇うことが出来たお陰で怪我する事も無かったが本当に危なかった。

 

 

 

本来なら篠ノ之を連れて避難するべきなんだろうが遮断シールドを破る火力を持った相手を放置する訳にもいかなかったのでそのまま参戦した。コイツは一体何なんだ?ISなのか?よく分からないまま破壊してしまったが動かないところを見ると無力化は出来たようだ。

 

 

 

「ん?」

 

 

 

アリーナにISを纏った教師や恐らく三年生らが入って来て破壊された敵機を囲む様に展開した。ようやくお出ましか・・・狙撃砲の連結を解除し武装を背中に懸架する。

 

 

 

≪織斑君、凰さん、秋月君、聞こえますか!≫

 

 

 

山田先生から通信が入った。どうやら回線が復活したようだな。

 

 

 

「はい、聞こえます」

 

≪大丈夫ですか!怪我とかしていませんか!≫

 

「俺は大丈夫ですが織斑が気絶しています。」

 

≪え!?・・・分かりました。至急救護班を向かわせます!≫

 

 

 

通信が切れてスグに救護班が織斑を運んで行った。ISを解除した俺と凰も医務室へ向かっている。まったく飛んだことになったもんだ。クラス対抗戦の最中にテロに遭うとは・・・なんとか切り抜けたが今回限りにして欲しいものだな。検査の後で色々と取り調べがあるだろうからまだまだ永くなるだろう。今日はもう帰って寝たいよマジで・・・。

 

 

 




連休で時間があるのとお気に入りの登録者数が増えたのが嬉しくて短期間に連続で投稿

することが出来ました。そろそろ仕事が始まるので更新が空きますが完結まで頑張って

いきたいと思いますのでどうかよろしくお願いいたします。
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