「ここか・・・」
ボーデヴィッヒとの一件が終わった後、俺は医務室まで来た。オルコットと凰が怪我をしたため治療を受け入院中らしいが幸い意識もあり面会可能のようで見舞いにと思ったがなんだか少し緊張するなぁ。人の見舞いなんて行った事がないからね。だがここまで来たなら行こう・・・伝えたい事もあるしな。
コンコンコン
「はい、どうぞ」
ノックすると中から声がした。オルコットと凰ではなくデュノアの声だ。
「失礼する」
医務室に入るとオルコットと凰と恐らく見舞いにきた織斑とデュノアが居た。全員が少し驚いた顔をしている。俺が見舞いに来るとは思わなかったんだろうな。
「秋月さん・・・」
「アンタが来るなんて意外ね・・・」
「そうか?それより大丈夫か?」
二人を見ると体のあちこちに包帯が巻いてあった。思った以上にダメージがあったのか・・・
「怪我の方はそこまでではないのですが・・・」
「その・・・ISの方がちょっとね・・・」
「ISが?」
俺が来る前に山田先生が来たらしい。彼女曰く二人のISはダメージが酷く修復に専念しなくてはならないみたいだ。無理に動かすと後々で故障する可能性があり今度の学年別トーナメントには出場させられないと言われた。
「そうか・・・」
「はい・・・」
「まぁ、悔しいけど仕方がないわね」
「こんな事になるとはな・・・」
あの短時間でここまでやるとはな・・・ボーデヴィッヒの奴はいたぶる様にやっていたが直ぐに復帰出来ない位のダメージを与えているとはな。抜け目のない・・・敵にはしたくないがもう遅いだろうな・・・なんだがIS学園に来てからどんどん平穏とかけ離れている気がするな・・・
「そう思うんだったらなんでもっと早く助けなかったんだ?」
「ん?」
憂鬱な気分になっていると黙っていた織斑が言った。
「お前がもっと早く来ていれば二人のダメージだって軽く済んだはずなのにどうして来なかったんだよ」
「い、一夏・・・それはちょっと―――――」
「それは確かに織斑の言う通りだ」
「え・・・?」
理由はいろいろとあるが結果的に俺は出遅れた。もう少し遅ければ二人は更に危険な状態になっていたのではないかと思うと心苦しくなる。だからこそ俺は・・・
「すまなかった」
ただ、謝りたかった。
「あ、頭を上げてください!秋月さん」
「そうよ、なにもアンタが謝らなくたって・・・」
頭を下げ謝罪する俺に二人は戸惑っていた。チラッと横目で織斑とデュノアを見たが唖然としていた。室内が気まずい空気に包まれた時足元から揺れを感じた。地震か?
バンッ!!
「「「織斑君!デュノア君!大変!」」」
勢いよく扉が開けられ大勢の女子生徒がなだれ込んできた。何事だ?
「どうしたの皆・・・?」
「「「これ!」」」
戸惑いながらデュノアが聞いた後に女子生徒達が一枚のプリントを見せてきた。なんか凄く嫌な予感がする・・・
モチベーションの維持の為にも一話を短くし更新の頻度を増やした方がいいのかもしれない