(あきづき しょうき)です。
オリ主はグゥレイト!な男ではありません。
様々な視線を感じながらもHRが始まる。緑髪の女性が教室に入り教壇に上がって挨拶をした。
「皆さん入学おめでとう。私はこのクラスの副担任の「山田 摩耶」です」
入るなり自己紹介してきたのは副担任の先生か・・・なんか先生とは思えない感じがするなぁ。学園の制服を着ていたら生徒と間違えるくらい若いとゆうか幼いとゆうか・・・まぁいいか。てか担任の先生は?
「じゃあ自己紹介をお願いします」
今度は生徒側の自己紹介ときた。「あ」から始まるからすぐに俺の順番が回ってきた。正直苦手だが当たり障りのない事を言って切り抜けよう。
「えーと、秋月勝輝です。趣味は昼寝とテレビゲームです。よろしくお願いいたします。」
それだけ言って着席した。普通?つまらない?ほっとけ。面白いことを言おうとして無理すれば空回りすることなんて目に見えてる。先生や周りも「え?それだけ?」みたいな視線で見てくるが知らん。
「では、次の方お願いします。」
沈黙が続いて気まずくなったのか先生が話を進める。・・・そして一人目の男性適合者である織斑一夏の番が来た。
「えーと、織斑一夏です。よろしくお願いいたします。・・・以上です。」
自己紹介が終わると同時に周りがズッコける。・・・普通に挨拶してはいけないのだろうか?一発芸でも期待しているのだろうかコイツらは?と考えていると織斑の後ろにいつも間にか黒いスーツを着た女性が立っていた。そして織斑の頭を殴った。
「痛ってぇ!」
「まともに挨拶もできないのかバカモノ」
「げぇ!!千冬姉!?」
ゴン
「痛ってぇ!」
「学校では織斑先生だ。」
いきなり現れたその人は織斑を2回も殴った。・・・痛そうだな。そして同じ「織斑」の姓とさっきの「千冬姉」の発言から察するにこの人があの「織斑千冬」か・・・テレビで見たまんまだな。
「先生、もう会議は終わられたんですか?」
「あぁ、山田君。クラスへの挨拶を押し付けてすまなかったな。」
なるほど、この人が担任か・・・。まともな先生だったらいいけど・・・まぁ期待はしないな。織斑先生が教壇に上がり振り向くと自己紹介をした。
「諸君!私が担任の織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物にするのが仕事だ。これから・・・」
とまだ挨拶が終わっていないのに・・・。
キャァァァァァァァァァァァァァァァ!!
「千冬様!!本物の千冬よ!!」
「私!お姉さまに憧れてこの学園に来たんです!!」
「お姉さまの為なら死ねます!!」
教室に響くとゆうか轟く大絶叫思わず耳を塞ぐ。殺人的な声量だ・・・。死ぬなぁこのままでは。
「はぁー毎年よくこれだけバカモノが集まるものだ。私のクラスにだけ集中させているのか?」
頭に手を当てながらため息をつく織斑先生。毎年こんな感じなんだ・・・。人気者は大変ですねぇ。
とまぁHRが終わり授業が始まった。予想はしていたが結構内容が難しい。基礎を半年で身につけなければならないから濃密なスケジュールになるのは分かるが・・・。織斑はまったくついていけてないようだ。なんでも入学前に貰った参考書を捨てたとか言って織斑先生に殴られていたなぁ。俺の方は・・・。まぁなんとかなる感じかな。ISの適性が発覚してから学園に来るまでの間に勉強したからね。
一限目の授業が終わり休み時間が来たが視線がすごい。他のクラスや上級生まで見に来ている。この学園で男子生徒は二人しか居ない。しかもここ一年一組の教室に居るから集まるのは当然か。
そんなことを考えていたらヤツが話し掛けてきたよ。
「なぁ秋月 勝輝だよな?」
「ん?」
「さっきのHRでも言ったけど俺、織斑一夏だよろしくな!」
そう言ってヤツは手を出してきた。握手のつもりか。しなくてもいいけどわざわざ印象を悪くする必要はないな。出された手を握り握手をする。
「ああ、知ってるぜ有名人。テレビやネットのニュースでよく見たよ。」
「有名人って・・・。」
照れているのかヤツの言葉が詰まる。勿論誉め言葉として言った訳ではない。イヤミとして言っただけだ。こんなところに来る切っ掛けを作ったコイツを好きにはなれん。てか嫌いだ。だが人としての礼儀ってものがあるし上っ面だけでも仲良くしておいて損はないな・・・。今のところは。
「ちょっとよろしくて?」
まだコイツに名前を言う前に違う奴が話し掛けてきた・・・。間の悪い奴だなぁ。
「「ん?」」
「まぁ!なんですのそのお返事!私に話し掛けられるだけでも光栄なのですからそれ相応の態度ってものがあるんじゃないかしら?」
なんだコイツは?いきなりやって来てこんな態度を取る奴はいな・・・いや、いるなぁ。特に女尊男卑になってからは女が男に対してデカイ態度を取ることなんざ当たり前だからな。とりあえず織斑にコイツの相手は任せよう。と言っても「代表候補生てなに?」とか「そいつはラッキーだ」とか言ってコイツの相手を勝手にしてくれるから黙って観ていよう。その方が楽でいいからな。会話を聞いてるだけで情報が入ってくれるなら尚よし。ほうほう。この高飛車な金髪女の名は「セシリア・オルコット」かぁ・・・。イギリスの代表候補生で貴族でエリートなのかぁ・・・。
「貴方もですわ!!先ほどから黙ってばかりでなにか言ったらどうなんですの!!」
あーあ。とうとう矛先がこっちに向いちまったよ。まったくこうなると厄介だ。なにか言えば「暴言を吐いた」だの「差別」だの言ってくるし何も言わなければ「日本語通じないのか」とか「無視するな」とか言われる・・・。適当に流すか。
「あぁ、ごめんよ。君が早口で喋るからよく聞き取れなくてさ・・・。」
「なっ!貴方、私をバカにしていますの!?」
あーあ(二回目)。やっぱこうなるよ。なに言ってもダメなパターン。こうなれば実害が出ない限り言わせておくしかないなぁ
「だいたい貴方のような・・・。」
キーンコーン、カーンコーン
「話の続きはまた改めて、よろしいですわね!」
チャイムが鳴りオルコットは席に戻っていった。次の授業が始まる。まったく休んでいない・・・。
「お前も戻れば?先生が来るぞ」
「え?あ、あぁ。それじゃまたな」
織斑も席に戻る。てか「またな」って・・・。もう来ないで欲しいんだが。一人になりたいと望んでも同じ男とゆうことで今後も織斑が絡んでくるだろうしさっきの奴みたいなのに目を付けられるだろう。ただでさえ自分のことで精一杯なのに更に困難が増えていく。初日からこれじゃ先が思いやられるよ。本当にどうしてこんなことになるんだろうか・・・。
原作通りに書こうとすると時間が掛かるので少し省略した方がいいですね。