~IS~好きな機体で駆け抜けろ   作:豆紳士

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やっとルビが振れるようになりました。


第二十三話

ーsideシャルルー

 

 

 

・・・正直に言ってここまで上手くいくとは思っていなかった。

 

 

 

幾つか予想外な事はあったけど隙を突いてボーデヴィッヒさんを無力化する事が出来た。後は秋月君を倒せればこの試合は僕達の勝ちだけど彼はまだ諦めてはないみたいで散弾銃を構えている。ここは一旦彼の出方を見て―――――

 

 

 

「シャル!」

 

「え?」

 

「また俺が前に出るから援護頼むぜ!」

 

「え!?・・・待って、一夏!」

 

「行くぞ!!」

 

 

 

一夏は零落白夜で一気に決めるつもりで瞬間加速(イグニッション・ブースト )をしようとした時・・・

 

 

 

「「え・・・?」」

 

 

 

秋月君が一夏の目の前に居た。

 

 

 

ドオンッ!!

 

「ぐはっ!」

 

 

 

一夏が蹴りを喰らいよろめいたところに秋月君は散弾銃を連続で叩き込んだ。まさか彼も瞬間加速(イグニッション・ブースト )が使えるなんて・・・でもここで負けてはいられない!一夏に追い打ちをかけられないために射撃しながら突進する。彼は後退しながら連結を解除した武装をこっちに構えて来た。撃ち合いなら負けないと思っていたけど・・・

 

 

 

バッシュ!!

 

バンッ!!

 

「くぅ!」

 

 

 

秋月君は僕の動きに合わせて一定の距離を保ちながら撃ち合って来る。なんて火力だ・・・被弾するたびにこっちのシールドエネルギーが大きく削られる。このままじゃ押し切られるかもしれない・・・でもまだ終わりじゃない!

 

 

 

「シャル待たせたな!」

 

「一夏!」

 

「うぉぉぉぉ!!」

 

 

 

復帰した一夏が僕の陰から飛び出し秋月君に突進していった。これで零落白夜が当たれば相当なダメージになる。咄嗟の事で彼は反応出来ていない・・・これなら行ける!

 

 

 

「もらったぁ!!」

 

「ッ!」

 

 

 

一夏が秋月君の間近に迫り雪片を振り下ろした瞬間・・・

 

 

 

「あれ!?」

 

 

 

刃から光が消えていて虚しく装甲に弾かれた。まさかエネルギー切れ!?

 

 

 

ドオンッ!!

 

「ぐはっ!」

 

 

 

秋月君は蹴りを喰らわせ距離を取りながら武装を散弾銃に連結して構えている。まずいなぁ・・・一夏も僕もエネルギーが心許ない・・・どうしよう・・・

 

 

 

ーsideラウラー

 

 

 

・・・私は何をやっているのだろうか?

 

 

目的(織斑一夏を倒す事)を果たす事も出来ず

 

旧式と侮った相手にやられ

 

ペアであるアイツは2対1でも善戦している・・・

 

 

 

自分の現状と目の前の光景が信じられなかった。体を起こそうにも重くて動かない。私はこのまま何もできないまま終わるのか・・・いやだ、こんなところで終りたくない・・・なんだ?"「強化システム起動準備完了」"のメッセージが出ている。いままでこんなものはなかったはずだが・・・力が手に入るなら何でもいい。実行のコマンドを選ぶ。見せてやろう!私ノチカラヲ・・・

 

 

 

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