「はぁ・・・はぁ・・・」
2対1という不利な状況でもなんとか退ける事が出来たようだな。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
「「「!?」」」
アリーナ全体に悲鳴が響いた。声がした方を見るとボーデヴィッヒが黒い塊に取り込まれている。一体なんだアレは・・・塊がISの形になったがあの機体とその搭乗者は・・・
「織斑先生?」
「「え!?」」
もちろん本人ではない。現れた全身が黒いISのデータ照合してみる。なんて事だ・・・あれはモンド・グロッソ戦で織斑先生が使っていた機体である「暮桜」じゃないか・・・識別信号はボーデヴィッヒのシュヴァルツェア・レーゲンと同じとゆう事はコイツはまさか―――――
「VTシステムか」
「そんな・・・まさか・・・」
「VT?なんだよそれ?」
「詳しいのは後だ。要は織斑先生のコピーだ」
「千冬姉のコピーだと、ふざけんな!!」
「あ、待って!一夏!」
織斑がデュノアの制止を聞かず黒いISに突進していった。斬りかかろうとしたら相手の刀で雪片を弾き飛ばされ切り伏せられてしまった。その際にエネルギー切れを起こしたのかISが解除された。いかん今ここで追い打ちをかけられたら・・・
「一夏!!」
「ッ!」
刀を振り上げた
「ボーデヴィッヒ!聞こえるか!応答しろ!」
「・・・」
「生身の人間を攻撃するとか正気か!返事をしろ!」
「・・・」
ダメだ返事がない。ボーデヴィッヒの意志ではないのか?とにかく
≪非常事態発生!来賓、生徒は速やかに避難を!鎮圧のため―――≫
試合中止のアナウンスが鳴る。鎮圧の為に先生方が来てくれるが到着まで時間を稼がなくてはならないな。爆煙から
「・・・!?」
「!」
ピットの出入り口から複数のISが出て
「行くぜ偽物野郎!」
「は?」
「一夏!」
「シャル!」
「無事でよかったよ!」
「シャルが信じてくれたからだ」
「うん・・・本当によかった・・・」
「ああ、俺もラウラも無事だ」
「うん・・・」
・・・なんだこりゃ。まるで学園ドラマを観ているような感じがするが・・・まぁいいか。ISを解除しその場にへたり込む。疲れた。とにかく疲れた。試合は中止になったがこの後は事情聴取とかでまた永いだろうな・・・帰りたいよマシで。