~IS~好きな機体で駆け抜けろ   作:豆紳士

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第四十一話

ーside鈴音ー

 

「鈴!そっちに行ったぞ!」

 

「分かってる!」

 

「墜ちなさい!」

 

「当たって!」

 

「そこだ!」

 

 

 

福音に仕掛けてから数十分。五対一なのに機動力と火力の差があるのか致命傷を与えられない。シールドエネルギーが削られてきてこっち側が少しずつ追い詰められている。このままじゃ・・・

 

 

 

ドオンッ!!

 

「くぅ!!」

 

 

 

福音からの蹴りを喰らいバランスが崩れる。マズい・・・今追撃を喰らったら―――

 

 

 

バッシュ!!

 

≪!?≫

 

「え・・・?」

 

 

 

射撃しようとした福音が誰かの攻撃でよろめく。今のは位置的にセシリアでもラウラでも

ない・・・ってことは―――

 

 

 

「下がれ!!」

 

「「「「「秋月(さん)(君)!?」」」」」

 

 

 

アイツが・・・なんで?

 

 

 

「アンタ、今頃何しに来たのよ!!」

 

「死人を出したくないだけだ!誰か全員の状況を教えてくれ!」

 

「了解した。データを送るぞ」

 

 

 

ーside勝輝ー

 

 

 

ボーデヴィッヒから各機の損害状況が送られてくる。マズいな・・・シールドエネルギーが半分もない奴もいるな・・・もし誰かがやられるとそいつを担いで別の誰かが離脱しなくてはならないから事実上二人戦闘不能になってしまう。だとすれば誰かがやられる前に決着を付けるしかない。

 

 

 

「俺が動きを止めるから援護してくれ!」

 

「止めるって・・・どうするんだ?」

 

「組み付いて止める。後は頼むぞ!」

 

「組み付くって・・・ちょっとまっ―――」

 

「秋月さん、援護はお任せを!」

 

「頼む!」

 

 

 

援護攻撃で身動きが取りずらくなったスキに突進して組み付き福音を盾にするようにしてから関節をロックして動きを封じる。シールドと装甲が持ってくれることを祈ろう。

 

 

 

「今だ!撃てぇ!」

 

「すまん!」

 

「お見事ですわ!」

 

「恨まないでよ!」

 

「任せて!」

 

「でかしたぞ!」

 

 

 

全員の攻撃が集中し爆音と衝撃が俺と福音を包み込む。

 

 

 

ーsideラウラー

 

 

 

「やったか!?」

 

 

 

福音を狙い撃ったが組み付いていた秋月は大丈夫だろうか?タダでは済まないだろうがどうか無事であって欲しい・・・ん?海に落下する福音が見えた。如何やらやったようだな・・・だとすると秋月は?

 

 

 

「!」

 

 

 

爆煙が晴れると所々が焦げていたり損傷しているバスターが現れた。

 

 

 

「無事か秋月!?」

 

「ああ・・・なんとかな・・・」

 

「まったく、無茶をして・・・」

 

「仕方ないだろ・・・これしか思いつかなかったんだよ・・・」

 

 

 

そういえば学年別トーナメントでも同じことをしていたな。あの時はシャルロットに阻止されたがな・・・今思うと秋月が最初に来なかったのは本当に怖気づいていたからなのか?そうなら自分を顧みない戦い方が出来るとは思わないが・・・

 

 

 

「とりあえず・・・福音は仕留めたな」

 

「ああ、終わったな。後は回収して―――」

 

「待って!何かおかしいよ!」

 

「「なに!?」」

 

 

 

海上の方に目をやると福音が落下したところが渦を巻いておりその中心に強い光が見える。これってまさか・・・

 

 

 

第二形態移行(セカンド・シフト)か!?」

 

「「「「「え!?」」」」」

 

 

 

海面に巨大な水柱が立ちそこから姿を変えた福音が現れた。

 

 

 

 

 




ISって作中の時間経過が分かりにくいですよねぇ・・・
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