ーsideシャルロットー
「嘘・・・」
撃墜した筈の福音が蘇った・・・いや、それだけじゃない。姿が大きく変わっていて背中の翼状のユニットが増えている・・・これが福音の
「シャルロット!避けろ!」
「え・・・?」
ラウラの警告とほぼ同時に福音の頭上に光の塊が生成されそこから渦のようなビームが発射された。幸い直撃はしなかったけどアレが当たったら・・・
「ッ!」
福音はさっきのビームをまた撃つつもりだ。止めようにも間に合わない・・・
バッシュ!!
≪!?≫
秋月君が撃った攻撃が当たり福音のビームは明後日の方向へ発射された。
「こっちへ来い!バケモノ!」
「秋月さん!どちらへ!?」
「逃げろ!!」
秋月君は僕達から遠ざって行く。福音も彼を追って行った。まさか・・・僕達を逃がすため囮に?
ーside勝輝ー
「くそっ!」
≪♪≫
何て奴だ・・・こっちが全力で飛行しているのに余裕で付いてきやがる。元々速度差があったが
≪♪≫
「!?」
ドオンッ!!
「くぅ!?」
≪♪≫
コイツ・・・追い抜き際にぶつかって来やがった。一体何のつもりで―――
ドオンッ!!
「ぐはっ!」
≪♪≫
ドオンッ!!
「ぐぅ!」
≪♪≫
福音はなぶる様に何度も俺を蹴り、体当たりしてくる・・・まるで遊んでいるようだ。装甲とシールドのお陰で致命傷にはならないが一方的に攻撃され徐々に追い詰められるこの感じは怖くない訳ではない・・・こんな事なら出るんじゃなかったなぁ・・・だがここまで来たなら後戻りは出来ない。今は耐えるんだ・・・止めを刺すために大技を使う筈・・・そこが狙い目だ・・・武装は狙撃砲のままリミッターを解除し備える。
≪♪≫
「がはっ!」
ギギギギギギ
福音が首を絞める様に掴んで来た。何か軋む音がするが大丈夫だ・・・装甲が守ってくれる。一般的な生身が剝き出しの機体より頑丈な筈だ・・・だよな?
≪♪≫
ドオンッ!!
福音は俺を放り投げ蹴り飛ばし距離を取った。そしてあの巨大なビームを撃つために一瞬動きを止めた・・・
「そこだぁ!!」
≪!?≫
最大出力で狙撃砲を撃ち福音の翼状のユニットを片方破壊する。ほぼ同時に向こうも撃ってきたが左腕を掠めただけだ。撃墜は出来なかったがバランスを崩して高度が下がっているのを見るともう機動力はないだろう・・・ここから反撃を―――
ババババババ!!
「え・・・?」
福音から大量のエネルギー弾が発射された。時間の流れが遅くなった感じがする。これは避けられない・・・ならせめて被害を減らさないと・・・両肩のミサイルを発射する・・・最後の一発を打ち切った瞬間光の雨が降り注ぎ機体を爆音と衝撃が包み込み何かが割れる音がした・・・
ーside箒ー
秋月と福音を追っていたら爆炎が二か所見えた。片方から黒い煙の尾を引きながら落下する物が見えたが・・・あれってまさか・・・もう片方が晴れると片翼のなく半壊の福音が現れた。
≪!≫
「ん!」
半壊状態の福音が私の方に来た。あんなにボロボロなのにまだ戦えるのか・・・こちらはエネルギーが限界だが後一押し・・・やるしかな―――
「待てぇっ!!」
「え?」
≪!?≫
突然聞こえたこの声はまさか・・・暗くなり始めた空でもハッキリと見える真っ白な姿。夢でも幻でもない・・・
「一夏ぁ!!」
「箒を・・・仲間をやらせねぇ!!」
≪!?≫
一夏は
「!」
福音が光の粒となり消え搭乗者が放り出された。私が受け止めたため海に落ちずに済んだ。
「箒!」
「一夏ぁ!」
「待たせたな」
「よかっ・・・よかった・・・本当に」
「なんだよ泣いているのか?」
「な、泣いてなんかない・・・」
「大丈夫か?動けるか?」
「平気だ・・・」
「そっか・・・帰ろう皆で」
「うん・・・」
「箒、大丈夫・・・って一夏!?」
「一夏さん!いつの間に!?」
「体はもういいの!?」
「心配したぞ!」
「ああ、もう大丈夫だ」
後から追って来た鈴達も合流した。これで今回の騒動は終わっ・・・アレ?
福音のセリフが分からないから適当に書いちゃった。これで合ってる?