Fallout76 -once in a blue archive-   作:egguimen

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ナイトレイン楽しすぎる……でもアパラチア行かなきゃ……核攻撃しなきゃ…
とかいう悲しき亡霊になりつつある今日この頃。
これを投稿するころには作者は深き夜にダイビングしていることでしょう。


というわけでパート3、地上戦開幕!

それでは本編をどうぞ!


Envoy ex machina part3 : Spear of Athena

 

 

先生たちがすでに用意しているというビナーを葬る術……

その一端が垣間見えたのは、ビナーが動き出してすぐのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

ズザザザザザザアアアアアーーーーー!!!!!

 

 

 

 

機が熟した時、ビナーがまっすぐこちらに向かって砂の上を波打ちながら突進を開始した。

猛スピードで迫ってくる中、ペスコフは双眼鏡を片手に標的を観察している。

緊張や焦りは微塵もなく、冷静沈着に盤面の駒を見据えている。

生徒がふとその視線に注意を向けた……寒気を感じながら。

 

 

「目標がポイント・アルファに間もなく到達、計測を開始する。」

「到達まで残り……3、2、1……」

 

 

 

バキイイイイーーーンッ!

 

 

 

強烈な破砕音を伴ってビナーの顎が胴を軸に飛び上がる。

 

刹那、生徒と先生たちは冷たい風がビュオッと吹きつけるのを感じる。

比喩ではない物理的な温度の低下。

 

カイザーから多額の負債を負っていたあの時、砂にまみれた校舎にはエアコンを設置する余裕すらなく、扇風機のぬるい風だけが頼りだった。先生が来て、初めて冷房が置かれた。…とても涼しかった。

 

ある時、好奇心からいたずらで温度を16度まで下げて風邪をひく寸前になった。

あの冷たい風を今、砂漠の中心で感じている。

 

「寒っ!」

 

「ここ昼間の砂漠なんだけど!?」

 

生徒の面々が寒さで肩を震わせるなか、アヤネが驚嘆の声をあげた。

 

「見てください、ビナーが!」

 

それもそのはず、なぜならさっきまで自分たちを轢き飛ばそうとした奴の体は今……

 

 

 

完全に凍結している。

 

 

 

「うわへ~、霜までついてカッチカチじゃんか…。」

 

「オズワルドお手製の冷却地雷!効果テキメンだな!」

 

「大量の液体窒素をわざわざブラックマーケットから盗んだ甲斐があった。」

 

「滑り出しは順調だな。」

「それでは、これより第2フェーズの準備に取り掛かる。」

 

 

「「「「了解。」」」」

 

 

 

 

それからの先生たちの動きには生徒たちは目を見張るものがあった。

長い付き合いからか、はたまた大人としての積み重ねによるものなのか…。

それは定かではないが、確かに彼らの間には軍隊に通ずる確固たる統率があった。

 

「C.A.M.P.を展開!」

 

段取りに沿って手際よくC.A.M.Pを設置。

起動し、登録された拠点のテンプレートを読み込む。設置された簡易拠点は最低限のリソース消費とあらゆる地形に対応したブロック型の建築用の土台によって数秒未満で構築された。

土台の上を四方を取り囲む半身程の高さのバリケード、そこに各用途に合わせたワークベンチがおかれている。

 

「よし、それではスキャナーをあそこに建てろ。」

 

ペスコフはpip-boyを頻りに伺いながら、各員に的確に指示を出す。

 

「重迫撃砲の位置はここでいいか?」

 

「うむ、砂岩の強度、接地面積、固定も十分。基準はすべてクリアだな。」

「パーフェクトだ。ではグーンズ、自動装填装置のメンテナンスを頼む。」

 

「承知した。」

「アーマーの整備はどうする?」

 

「目視できる範囲の点検で構わないが、詳細な内容の判断は委ねる。」

「緊急性を要するものでない限り、任務の進捗を優先するように。」

 

「了解した。」

 

時には進捗を自ら確認し、個人で完結できるタスクは任せる。

現場の指揮において、彼のリーダーシップは管理職に適していた。

その姿はまさに戦場で兵士を動かす指揮官だった。

 

「ターキン。」

 

「おう。」

 

将軍に呼ばれ返事は返す、しかし作業をする手は止めない。

慣れた手つきで生徒たちの武器を念入りに、丁寧に整備していた。

 

「生徒たちの武器の状態は?」

 

「たった今点検し終わったところだ。」

「手入れもさほど必要はなかったし、動作も問題なし。」

 

自分の身を守る武器を他人に預ける、それは命を預けるのも同じ。

先生への信頼の証でもあり、だからこそ慎重に扱わなければいけない。

 

とは言っても、装備を預ける彼女たちから心配するような素振りは微塵もなかった。

アヤネに至っては整備のコツについてレクチャーを頼んできた。

自分で手入れをするより出来が良いらしく、参考にしたいのだとか。

そう頼まれてやぶさかではないが、俺から言わせてみれば手入れの腕は十分ある。

それは分解されたパーツを一つ一つを見れば一目瞭然。

 

「武器をどれだけ大事に使ってたことがよくわかる。」

「本当、よくできた子たちだ。」

 

この手がオイルまみれじゃなければ今頃めいっぱい撫でていたと思う。

一方で生徒たちは生暖かい視線を向けられたことに気づいて少し照れくさそうだった。

さっきまでの修羅場のような雰囲気は、気づけば和やかになっていた。

この数百メートル先で巨大ロボット蛇が氷漬けになっているのも相まってか俯瞰してみると一帯の絵面はかなり混沌としている。

 

「うむ、では生徒たちの弾薬の補充も今のうちに済ませてしまおう。」

「エドワード、そこの作業台で今送った設計図のデータと同じものを、必要なリソースは共通のスタッシュにあるからそれを使ってくれ。」

 

「あいよ、出来たらそのままスキャナーに繋げておく。」

 

「ああ、よろしく頼む。」

「……さて、準備は順調に進んでいるな。」

「いいだろう。」

 

ペスコフの言葉に淡白な感情が籠る。

他の教師たちが各々作業を進める間に、生徒たちを自分のもとに集めた。

 

 

「現在作戦に少し猶予ができたため、只今をもって質疑応答の時間を設ける。」

「この合間に各自質問があれば遠慮なく言ってくれたまえ。」

 

 

一時的に拘束できているからとは言え、強敵を前に着々と準備を進め、なおかつ質疑応答の時間を設ける余裕を見せるところはある意味、凄まじい胆力があるともいえるだろう。

 

 

「はい!」

 

ある生徒の手が一番早く挙がった。

ペスコフとしては意外な生徒だった。

 

「ホシノか、どんな質問かね?」

 

「いや~質問てほどでもないんだけどさ。」

「この時間って……なんなの?」

 

「……ビナー討伐の準備だが?」

 

「だったらさ、装備も武器も整った今、カチコチに凍ってるアイツに今ある最大の火力をありったけぶつけて沈めたほうが良いんじゃないかな?また動き出したら今度こそどうなるかわかったもんじゃないしさ。」

 

「…鋭い指摘だ。流石だな。」

「だが先生らと既に話し合ったことでもある。」

「そしてNOと結論付けられている。その理由を今説明しよう。」

「まず、その作戦は確実と思えて実はかなり危険な賭けをしている。」

 

「賭け?」

 

「その通り、なぜならビナー、もっと言えばセフィラという存在は全くもって未知の存在。」

「ありとあらゆる危険性を持った未確認存在なのだ。」

 

「うーん……でも先生たちは一度アイツと戦ってるわけでしょ?」

「素性とかはさておき、相手の立ち回りぐらいなら把握してるんじゃない?」

 

「君の言う通りだ。我々はすでにビナーと戦闘し、生還している。」

「…が、私の推測が正しければ地下遭遇時のビナーはまだ全力ではなかったと思われる。」

「根拠としては簡単な話、何年も地下に封じ込められていた巨大兵器にしては攻撃手段が体当たり、小規模の爆撃のみというあまりにも単純な戦法だったことが挙げられる。」

 

そう話す彼は「あれだけでも凄まじい被害を出していたが…。」と付け加え、説明を続けた。

 

「なにより我々が遭遇した場所、天井には鋭利な鍾乳石、地面はマグマで満たされた地下空間。そんな制限された空間でする戦闘のリスク。それをビナー理解し、慎重に機能を制限していたのだと思う。」

「目視での確認のため精確さに欠けるが、事実としてビナーの背面には使用されていないハッチらしき構造があった。このことからも我々もしらない手札が隠されているのは明らかだ。」

「何をしてくるかわからない巨大な脅威。」

「そんな相手にもしも我々の総攻撃を突破されればどうなるか…。」

 

「…………。」

 

子供とはいえ、彼女たちは幼くはない。

考えうる最悪のパターンは、簡単に想像できた。

だからこそ、ホシノは口を固く噤んだ。

 

「……敵が持つ「武器」がわからない今、無暗に火力を投入することは更なる危険を生む。」

「よって我々が必要とすべきは先ず、ビナーの手札を覗き見ること。」

 

「手札を…覗く?」

 

「そう、地雷による凍結で奴を拘束した今、その内部を徹底的に調べ上げ、搭載している兵器を分析、行動を予測し、ヤツの手札を全部暴いた上ですべてを叩き落し沈める!」

「これこそが本作戦、名付けて…スピア・オブ・アテナ(Spear of Athena)だ!」

 

神話の女神の名を冠した作戦名を、彼は高らかに称した。

 

「…なるほどねぇ。」

「敵の戦い方を知っていればあとはそれを一つずつ潰して追い詰めるだけ。」

「確実に仕留められるやり方…だね。」

 

「納得できたか?」

 

「うん、十分わかった。ありがとう…。」

「……。」

 

理解を示す一方、どうしても拭い切れない不安もあった。

 

「……まあ、心配する気持ちはわかる。」

「しかし今一度、我々を信じてほしい。」

「なにせ地上で自由に暴れられるようになったのはビナーだけではないのだから。」

「必ず、我々でヤツを討ち取って見せよう。」

 

ペスコフが元気づけようとすると後輩たちもそれに乗じて言葉をかけた。

 

「そうだよホシノ先輩!先生たちは本当に強いんだから!」

 

「はい!それはもうキヴォトスの実力者たちと大差ないくらいだと思います。」

 

「それに補給も万全、きっと勝てるよ。先輩。」

 

後輩たちが自分を励まそうとするのを見て、彼女ははっとした。

こんなにも頼りになる人たちがいて、先輩である自分一人が不安がっては示しがつかないと。

 

「うん、勝とう…必ず。」

 

彼女が気を取りなおしたのを見て、ペスコフは彼女の頭にそっと手を置き微笑んだ。

 

「くくく…君はターキンが言った通りの子だ。」

「一見は怠惰に見えて実際は、学校の年長者としての実力、そしてリーダーとしての責任感を持って仲間のために尽くすことを惜しまない。」

「とても立派な子だ。」

 

「え、えへへ……先生、私の事そんな風に言ってたんだ。」

 

これを伝えることはないが、それ故の脆さを持った子でもあると聞く。

立派で、そして労しい子。

どことなくヒナに似たものを感じる。

 

 

「さて、それではまだ他に聞きたいことがある生徒はいるか?」

 

「はい!」

 

「セリカか…うむ、話したまえ。」

 

彼女は尻尾を、黒板の指し棒のようにしてあるものを指した。

 

「ずっと気になってたんだけど……」

「あの丸いアンテナがついた機械は一体何なの?」

「あそこにある以上、作戦には必要なんだろうけど…。」

 

M.I.P.S(Multiple Information Processing Scanner)だ、まだ試作品だが…。」

「あれは様々な観測装置を多数搭載した、汎用性が高い…いわばクソ便利な偵察機器だ。」

 

「クソ便利って…。」

 

「一部を上げるとそうだな…赤外線レーダー、バイオメトリックセンサー、気象観測レーダー、金属探知機、X線、磁気スキャン、音波探知機に……」

 

「多すぎじゃない!?ちゃんと動くのそれ?」

 

「日々の業務の合間を縫い、寝る間も惜しんでテストを繰り返してきたんだ。設計上は問題なく動くはずだ。」

「更にこいつは半径20㎞圏内のあらゆる物体を観測し、分析できる。」

「つまりこの機械が一つあれば敵の正確な位置も武装も仕組みも全部筒抜けになる!」

「偵察部隊に割くコストも大幅カット!どうだ、素晴らしいマシンだろう?」

 

「確かに凄いみたいだけど……うーん。」

 

どうやらイマイチぴんと来てないらしい。

エンジニア兼科学者、そして一軍人としてこれは嘆かわしいことこの上ない。

しかし学びこそが学生の本分、ならばこれからじっくり教えていけばいいだろう。

是非とも授業の機会を設けたいところだ。

 

「凄いなんてものではないぞ。」

「キヴォトスの技術レベルが定かではないため断言はできないが。」

「少なくとも故郷のかつての技術を上回っているのは確かだろう。」

「これほどの小型化に成功したのだ!見たまえこのコンパクトさ!」

 

「コン…パクト……?」

「先生二人分くらいの大きさあるけど……。」

 

これもまた空振りであった。

嗚呼、なんと嘆かわしい!

これがどれだけ厳しい挑戦だったか!

 

「何を言うか!」

「本来であれば春葉原のオフィスビルにも相当する大掛かりな装置だぞ!?」

 

それを聞いたセリカもようやくか、流石に驚いたようだ。

 

「ええ~!?」

「それを最初に言ってよ!だったらめちゃくちゃ凄いよそれ!」

 

「そうだとも!めちゃスゴだとも!」

 

この例えでようやく生徒たちはこの凄さを理解したらしい。

よかった、満足だ。

 

 

 

終始楽しそうに機械について語っていたペスコフだが、

質疑応答を終えていざ起動となったその時。

 

「……!」ガクガク

 

緊張から手が震え額から汗が滲み出ていた。

 

 

 

 

M.I.P.Sを開発できたのはアロナの協力が大きい。

 

シッテムの箱内部にある教室を模した亜空間。

 

あの亜空感がいわば、pip-boyのインベントリのような物質をデータ化し収容するストーレージとなっていて、その仕組みを利用し、スキャナーの大部分を占める処理装置を設置させてもらった。

最初はどんな負荷がかかるかと不安だったがアロナいわく、通常の仮想空間とは仕組みが様々な点で違っていて、

OSへの負担はほとんど無いに等しいのだそう。

 

しかし、あの幻想的な海辺が広がる空間が丸々機械だらけになった様には圧倒されたものだ。

アロナも見たこともない機器を直に触れることにワクワクしていたようだし。

その期待に応えるためにも、このアダプターが機能することを祈るばかりだ。

もしシッテムの箱のシステムとロブコ社のUOSが干渉してエラーでも起きようものならどうなるか……。ターキンはpip-boyと接続した際も問題なく使用できていたと言っていたが、UOSを搭載したマシンそのものをシッテムの箱内部で動作させた場合では話が変わってくるからな……。

だがアロナも問題ないと言っている以上、これ以上考えるのは無駄か。

 

「えーい、ままよ!」カチッ!

 

『接続開始』

『……通信安定…「M.I.P.S」…起動します!』

 

アロナが嬉々とした様子で成功を伝える。

 

ゴォォォォォォ……

 

M.I.P.Sは正常に動作し、直ちにビナーへのスキャンが行われた。

 

「……ふぅ。」

「よぉしここからだ……さぁビナーは何を持ってる?」

 

『……ビナーの構造分析完了、搭載兵器の一覧を表示します。』

 

「ほほう…。」

 

ペスコフは興味深そうに唸ると、勝利の旗がはためくのを感じた。

 

「あとは掴み取るだけだな…。」

「天候からして、ビナーはあと数十秒で凍結から脱する。」

「総員直ちに装備を整え、戦闘配置につけ。」

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアア!!!

 

 

 

氷が解けだし、ついに解き放たれた蛇は怒り狂うように激しく咆哮する。

視界が揺れるほどの騒音と同時に、周囲に砂埃が舞い始めた。

 

「前兆か……来るぞ!」

 

ビナーを中心に舞い上がる砂煙が渦を巻き始める。

渦は広がり、ついに我々も飲み込んだ。

 

 

あっという間に視界は劣悪となって、日の光も遮られた。

不浄なものであろうとなかろうと、全てを砂粒に還さんとするその様は…

 

まさしく浄化の砂嵐だった。

 

しかし……その程度で怯むレジデントではない!

 

「バカめ!砂嵐を消せるのは確認済みだ!」

 

「貴様が気象を操るならば、こちらもそうするまで!」

 

「電源ケーブル接続完了!」

「天候管理施設起動!」ポチッ

 

バチッ……バチバチバチバチバチバチッ!!

 

スパークを散らせながら動き始めた機械は荒れ狂う砂を忽ちかき消していく。

 

「あっ、それうちの校庭にも置いてあったやつだ!」

 

「あの機械、こんな使い方もあるのね。」

 

「こんな戦術的な使い方は初めてだがな。」

 

「それより見ろよあいつのポカンとした顔wwまさしくあほ面ってやつだぜwww」

 

エドワードはビナーの目が点になったのをゲラゲラと嘲った。

 

 

…………! ビキビキビキビキッ

 

 

心なしかビナーの金属の表面から青筋が立っているように見える。

あからさまにキレているのがわかる。

嘲笑の腹いせだとでも言わんばかりに、体を丸めるように背を見せつける。

左右のうろこに配置された6つの円…例のハッチだ。

 

 

「ミサイル来るぞ!」

 

 

ペスコフが声を発するのと同じ瞬間勢いよく開かれたハッチから飛翔体が火を吹いて飛び出した。

強力な爆薬を搭載した弾頭を備えた誘導ミサイルは、螺旋を描きながら彼らに目掛けて飛来した。

空を裂き宙を舞うその弾頭部にはヘブライ語が記されていた。

 

 

 

 

 

שריפה בכבישים(大道の劫火)

 

 

 

 

オズワルドがその大層な名前に唾を吐きかけた。

 

「蚊トンボが、地に堕ちろ。」

 

スーツの懐から徐にサーキット・ブレーカーを抜き取ると、

 

 

 

- ジィーーーッ… -

 

ミサイル:85%

 

 

「十分だ。」

 

V.A.T.Sを起動してそのまま引き金を引いた。

 

 

バシュンッ………!

 

その一連の所作は、ただただ鬱陶しい羽虫を叩き落とすようにあっさりとしていた。

先頭を飛ぶ一発のミサイルの弾頭部に一筋のレーザー光が交差し……

 

 

ドッカアアアアアアアアアアアアアアン!!

 

 

光は爆発物の群れを巻き込みながら辺りに炸裂。強烈な爆発が大気を激しく揺らす。

そ爆炎は瞬間的に突風を吹き、発せられた熱はここからでも容易に感じることができた。

もしも直撃してしまった時を想像すると、少々寒気がする。

 

 

スン……

 

 

立ち上る煙に周囲が固唾を飲む中、オズワルドだけが平然としていた。

 

「ビナーめ、やっぱり地下じゃ加減してやがったな。」

 

「ウルトラサイト・テラーとは比較にもならん凶悪さだな。」

「さあ諸君、そろそろ反撃に出るぞ。」

 

ペスコフが親指を横に倒し首元でスライドさせて合図を送る。

それは首を撥ねる、転じて「標的の殺傷、破壊」を意味していた。

 

合図を受け取るなり戦士たちはすぐパワーアーマーに身を包む。

 

「T-51起動!」

 

「T-60起動!」

 

「T-65起動!」

 

「X-01起動!」

 

「チャールストン・スパーク起動!」

 

 

順番に乗り込み起動!と叫ぶ様子は生徒たちにニチアサの特撮番組を連想させていた。

 

 

「なにあの物騒な戦隊!?」

 

「こんなイカツイヒーロー、そうそうないですよ?」

 

「ん、なんかターキン先生のアーマーだけ名前長いね。」

 

「決めポーズまで取っちゃってるよぉ…はしゃいじゃってまぁ…。」

 

「先生たち、すごく楽しそうですね。」

 

 

さあ前置きもここまで、今こそ決戦の時!ここからが本当の総力戦!

戦の火蓋は既に切られて久しい!

 

弾丸とレーザーとプラズマと火炎と電撃が空中をひっきりなしに飛び交い、金属と金属の激しいぶつかり合を繰り広げる空前絶後の世紀末総力戦がついに佳境に入る!!

 

勝つのは我らが「アパラチアン」か、最強格とまで謳われるセフィラ「ビナー」か!

 

 

 

「「「「「おおおおおおーーーーーー!!!!」」」」」

 

 

 

ヘルムを通して勇ましく吠える彼らの喊声は、巻き上がった砂を蹴り飛ばしていく。

鋼鉄製のソールの重厚な足音が、砂地を抉り駆け抜ける。

2基のジェットパックの排気煙は、弧を描きながらビナーへ向かって伸びていく。

 

 

数秒と立たずして、生徒の見つめる先は混沌を極めた。

爆発とレーザーとプラズマ、電流と火花が、極めて科学的な銃声を発しながら飛び交っている。

時折、威勢のいい喊声と金属を激しく打ち据える音が向こうから聞こえてくる。

たまにその声が「アド・ヴィクトリアム」になったり「イーハー!」になったりまたある時は「アーメン」になったりする。

 

 

激しく光が瞬き煙がモクモクと立ち昇る戦場の向こうに映るビナーの微かな巨影は前後左右に激しく揺れ、時たま身じろぐように痙攣しのたうち回っていた。

 

時間がたつごとに影からは破片が飛び、融解し、気化していく。

 

そんな様子を生徒たちは茫然と見つめていた。

 

 

それでは先生たちの視点からビナーを粉砕するパワー先生たちのバーサーカーっぷりをご覧ください。

 

 

「AAAAMMMMEEEEEEEENNNN MOTHER F*CKEEEERR!!!!!」

 

 

足を洗ったアウトロー神父という摩訶不思議なジャンルに足を踏み入れているオズワルドa.k.aダイハーズはそれはもうとっても楽しそうに武器を振るってビナーを嬲っていた。

ジェットパックの匠な操縦技術で味方の射線を避けながらビナーに肉薄し、豪快ながら狡猾に渾身のパワーアタックを叩き込んでいく。

 

そんな彼のT-65パワーアーマーが両手に握るのは、

Vault63の居住者から貰ったV63ツヴァイハンダー

そしてイプシロンから剝ぎ取ったHF-2000高周波ブレード

 

その組み合わせは思わぬ相乗効果を発生させていた。

 

グサァ…ギギギギギギ

 

…ザンッ!

 

一撃目に高周波ブレード差し込み敵の煤けた装甲切り開き、無理やり弱点を作る。

 

ギーーーーーーーーーーーッッッ!!!

 

引き抜いたブレードを勢いのまま、十字を作るように重ねたなら…

ツヴァイハンダーの刀身に擦り合わせ、摩擦の高周波による原子の振動で刀を赫く熱する。

 

 

ブンッ…!

 

ベストに仕上がった重く分厚い刀身をPAの剛腕を使って全力で振り下ろす。するとどうなるか。

 

 

ズゴッシャアアアーーー!!

 

 

ビナーの巨体が抉れる。

 

「今だ、ぶち込めー!」

 

「了解したぁ!」

 

間髪入れずにグーンズがさらに追い打ちをかける。

BOSの印が施されたT-51はガトリングレーザーを抱え、オズワルドが破壊した個所をヘルムに搭載されたV.A.T.S.マトリクスオーバーレイで精確に捉える。

 

ターゲット・・・補足

命中率・・・85%

クリティカル・・・準備完了

 

「スタンバイ……!」

 

バイザーに浮かぶHUDを確認し、モーターを回す。

バレルの回転数を上げ、スピンアップが完了すると……

 

「ファイアッ!」

 

 

ドルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!

 

 

レーザー兵器独特の激しいマズルフラッシュが周囲を脅威で彩る。

これでもかとレーザーを叩き込まれた結果、高熱でパーツの金属が融解し、溶鉄の飛沫を飛ばしながら蒸発、ビナーの体は益々ボロボロになった。

 

ギアアアアアアアアアッ!!!

 

ビナーもただではやられまいと身をねじり、長い極太の胴を振り回し払い退けようする。

 

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

「ハハハハハッ!のろいのろい!いつまでも当たらんぞ!」

「所詮はその程度か根性なしめ!」

 

…………ッ!

 

挑発に乗るように首を高く持ち上げると周囲を飛ぶ彼らを視界にとらえ睨みつけた。

 

ボォン!

 

殺気が宿った視線から放たれる爆発、しかし……。

 

 

「歩く戦車を舐めるんじゃねぇ!」

 

装甲をかすっただけで戦局を覆すような一手にはならなず、寧ろ倍返しを受けることになった。

 

ビナーは既にまともに戦えるような状態になかった。

だからっと言ってレジデントは容赦せず追撃の手を緩めない!

 

 

「メインディッシュの爆弾だ!受け取れーーー!!」

 

「デザートにプラズマもサービスだ、たっぷりと味わえ!」

 

「アーハハハハハハハッ!アアアアアハッハアアアアアア!!!」

 

矢継ぎ早にターキン、ペスコフ、エドワードが畳みかける。

 

ポンッポンッポンッポンッポンッポンッポンッ

 

ドッカアアアアアアアアアアアアン!!

 

新生ファイヤーブリーザー用のPA、チャールストン・スパークもとい…

彼の愛機であるMike-7が持っていたのはクアッド★と迅速★★、

二つのレジェンダリーMODを取り付けた40㎜オートグレネードランチャー。

こいつでありったけの榴弾を叩き込めばビナーのボロボロの装甲は容易く砕け散る。

 

 

ピチュン!ピチュン!ピチュン!ピチュン!

 

X-01の爆発プラズマキャスターが小気味よい射撃音で破損個所を更にドロドロに溶かしていく。

一見可愛らしい銃声でも、その効果はとても恐ろしい。

ペスコフはにやけ顔を堪えられなかった。

 

そこからT-60を操るエドワードが繰り出すのは、テスラキャノン。

テスラライフルのヘビーガンバージョンとも言えるこの武器は見た目に違わない高威力、高電圧の電撃を浴びせる実に革新的なエネルギー兵器だ。

こいつを散々痛めつけて露出させた回路にぶち込めば…。

 

 

 

ビリリリリリリリリリリリリリ!!!

 

 

 

ガアアアアアアアアアアアアアッ!?!?!?!

 

 

 

ビナーに、電流走る(物理)

 

 

電撃が駆け巡り、ビナーは音を上げる間もなく身悶える。

しかし、まだ奴には切り札が残っていた。

破壊的な波状攻撃になすすべをなくし窮地に追いまれたが、皮肉にもその体に流れる電流が最後の抵抗の後押しになった。

 

 

「仕留めたか…………?」

 

 

普通、コンピューターや精密機器をどうさせる為の電力は制限がある。

それを上回れば、膨大なエネルギーに耐え切れず破損する恐れがあるからだ。

 

しかしセフィラは違った!

 

莫大な電力を消費するその巨体は、エネルギーを取り込むためなら手段を選ばない。

つまり、レジデントたちの電撃すらも、疲弊し衰弱していくビナーにとっては砂漠に現れたオアシスだったのだ!

 

体の破損は増す一方、破壊も時間の問題……しかし、目的だけは必ず果たす。

 

ビナー最期の意地だった。

 

 

グ…ググググ……

 

 

「…まだ、動くか!」

 

 

ターキンがとどめを刺そうと武器を構えた時だった。

 

 

ガコッ

 

 

 

ビナーの顎から現れた「なにか」

 

 

「!?」

 

 

金属製の筒をより機械的にしたような装置。

 

 

 

…………―――――――

 

 

 

 

 

――――――ィィィイイイーーー……!!!

 

 

 

 

 

 

『異常なエネルギー増加を検知!注意してください!』

 

アロナが箱を揺らすほど差し迫った様子で声を上げた。

その瞬間、ビナーの口元に黄金の光が集まりだしていた。

 

 

「「「「「!?!?」」」」」

 

 

今際の際、消えかかるビナーのヘイローは最大の輝きを放ち、今にも崩れそうな体をユラユラと持ち上げた。

(ひろ)がった口元から今にも零れ落ちそうな装置にエネルギーが次々に収束していく。

 

「…あの形状…球状に収束しているプラズマ……まさか!」

 

「粒子加速器だ!M.I.P.Sの分析結果に出ていた!あの状態で撃つ気か!?」

 

それは、過去にビナーを回収するためカイザーが派兵した部隊が痕跡残すことなく壊滅に至らしめた大量浄化兵器。

すべてを清め、焼き払うアツィルトの光だった。

 

 

 

 

あのエネルギーが完全に充填された時、レジデントたちに勝ち目はないだろう。

その光はきっと、彼らを消し炭にし、生徒たちへと向かい最後には…………

 

 

 

アビドスの街が崩れ落ちる。

 

 

 

「使わせまいとかなりのダメージを与えたってのに!」

 

「ああ、だが無駄になったわけじゃない、あの損傷でチャージするにしても相当の時間はかかるだろう。」

 

「アロナ、アレの発射までの時間を予測できるか?」

 

『まさか止める気ですか!?』

 

「他に道はない。」

 

『えーと、えーと……結果出ました!およそ5分です!』

 

「あまり余裕はないな。」

 

「本当は呼びたくなかったが」と零しながらターキンは応援を呼ぶ。

「対策委員会、出番だ!」

 

呼び出してすぐに万全に備えてきた生徒たちが集まった。

 

「問答をしてる暇はない。簡潔に言うと―――「アビドスが滅茶苦茶になる前にビナーを完全にぶっ壊せ!以上!」

 

「………ということだ。」

(エディ、後で覚えてろよ。)

 

 

生徒たちは咄嗟の指示に少し戸惑うも、つかんだ内容は目標の破壊。

今はそれのみに注目し専念することにした。

 

 

「よくわかんないけど…とりあえずあいつをやっつければいいのね!何だかヤバい状況になってるみたいだけど上等よ、やってやろうじゃない!」

 

「はい、全力でやりましょう!」

 

「ん、任せて。」

 

「最後の一押し、思いっきりやっちゃいましょう☆」

 

「それじゃ最後の一仕事、ぱぱっとやっちゃいますか~。」

 

 

ペスコフが腕を振り上げ号令を飛ばす。

 

「撃ち方よーい!」

 

 

ミニガン、アサルトライフル、ショットガン、マシンガン、ピストル、サブマシンガン、グレネードランチャー

ありとあらゆる種別の火器の銃口がビナーに向けられた。

 

 

「………ってぇえええーーーーい!!!」

 

 

 

 

 

 

 

声が響いたその瞬間、皆が一斉に引き金を引いた。

絶え間なく銃声が鳴り、銃口が光り、弾丸が飛ぶ。

凄まじい放火にビナーは目を白黒させている。

よろよろと蠢き、それこそ「苦しそう」にもがいていた。

 

 

しかし、それでもビナーは頑として立ち、エネルギーを蓄積し続ける。

 

 

「だめか…スモーク点火!砲撃要請!」

 

 

スモークが昇る方へ、拠点に設置された砲台が動き出した。

狙いを定め、砲口から榴弾を勢いよく撃ち出す。

 

 

ズドンッ!

 

 

大口径の砲弾はビナーの根元に向かって着弾。

 

 

ドゴオオオーーーーーーン!

 

 

激しい爆発がビナーの体を揺さぶる。

 

「命中!どんどんいくぞ!」

 

「まだまだ攻撃の手を緩めるなよ!」

 

一斉射撃が止むより先に、装填された二発目の砲弾がすぐに発射された。

 

 

ドゴオオオーーーーーーン!

 

 

 

…………

 

 

 

その後の何度も砲撃を続けるが、ビナーは依然として立ち尽くしている。

気づけば口元の光球は最初より二回りも大きくなっていた。

残された時間がもう僅かなのを見せつけるようだった。

 

「全弾直撃だぞ!?いい加減ぶっ倒れろよふざけやがって!」

 

「もうボロボロの癖になんでまだあんな硬いのよ!意味わかんない!」

 

「ええいだったらこれでも食らいやがれー!」

「軌道ミサイルいくぞー!」

 

根元に多角形の立体物を投げ込む。

衛星攻撃用ビーコン、大気圏を超えるほどの超長距離レーザー光を用いた誘導装置。

作成に未処理のイエローケーキ溶剤を要するためコストが高いが、その分衛星から投下される軌道ミサイルはミニ・ニュークも上回る強力な破壊力を持つ。

 

 

 

 

 

 

ミサイルを誘導する赤い光が回転し、空に向かって一本に向かって収束した瞬間。

 

 

「直ちにミサイルが投下される、総員直ちに退避せよ!」

 

ギリギリまで攻撃を続けた末にペスコフは攻撃範囲を出るよう指示。

全員それに従って一目散に急いで距離を取った。

 

その数秒後、見上げる空に落ちる一筋の閃光。

シロコは不思議そうにしていた。

 

 

「……流れ星?」

 

 

それが断じて違うことを次の瞬間に知った。

 

 

 

チュドオオオオーーーーーーーーーーン!!!

 

 

 

弾頭部がビナーの脳天を貫き、炎が花開く。

 

 

 

「はっはー!今度こそアレで……」

「!?!?」

 

 

安全圏に間一髪滑り込み、咄嗟に振り向く。

爆炎の焦げる匂いがヘルムを介しても臭い立つのを感じた時、煙の奥に黄金の輝きを見た。

 

 

 

全てが決着する寸前、予言者が脳裏で囁く。

 

 

 

……お前はいずれ……愛する全てに火を灯す。

燃え盛る炎が、何もかもを蝕む。

 

 

声に憎しみはなく、哀れみが向けられていた。

 

 

その時になれば悟るだろう……己が何も救えぬと。

過ちを繰り返し…打ちひしがれるだろう。

破壊の歩みを……止められぬまま。

やがて途方もない…孤独がやってくる。

 

後悔と反省、虚無と痛みのみがお前に応える。

戦争も、未来も、何も変わらない。変えられない。

 

しかし……その前に…せめてもの慈悲を…今…与えん!

 

 

 

 

セフィラは最期まで偽りなく、デカグラマトンの忠君であった。

不動の忠誠は、アツィルトの光によって伝えられる。

 

 

 

 

 

ドオオオオオオオオオオオオオオーーーーーン!!!!!

 

 

 

 

轟音が大気を激しく揺らし、浄化の光が駆け巡る。

光の通過点はもはや跡形もなくなるだろう。

 

不吉な言葉だ。

セフィラは「なにか」を知っている。

何れにせよ、俺は無事ではすむまい。

ああ、またやらかしてしまった。

生徒は無事でいてくれるだろうか。

俺など、消えても構わないから。

そうであってくれ。

 

…………。

 

 

痛みはない、苦しみもない。

瞳に暗闇が張り付いている。

心臓が脈打つのを感じる。

まだ生きてる?

なら立たて。

なぜ生きてる?

目を開け、確かめろ。

 

 

「…………。」

 

 

目の前に立つ影は小さく、影が構える壁はそれよりも大きい。

壁から透き通った幾何学模様が見える。

これは…………。

 

 

「うっへ~、間一髪間に合った~!」

 

「ホシノ…。」

 

 

ビナーが放った光にレジデントたちに勝ち目はない。

しかし、生徒に向かった時どうなるかは、考えもしなかった。

いや…考えたくなかった。でもそうならかった。

子供であることばかりに目が行き過ぎていた…そう、この子たちは強い。

我々よりも、ずっと。

 

「皆、大丈夫?」

 

彼女が周囲の仲間の安否を確認している間も、俺は目が離せなかった。

あれを防いでいた事実に、喜びよりも驚きが勝って、思考に全神経が向かい、体に力が入らなかった。

 

パワーアーマー以上に強靭で堅牢な盾、そこから展開されたバリアも背後の面々を覆うことはできなかったものの一本の光を遮り、仲間に伸びるのを食い止めていた。

 

あの一瞬、彼女はすべて守り切った。

 

「先生、立てる?」

 

褒めるべきだろう、だが俺の内心はそれどころではなかった。

 

彼女の手を取ろうとしたとき、彼女の後ろにあるビナーに目を向けた。

奴は…もういなかった。

 

後に、攻撃の制御が不可能になり、内側から跡形もなく消滅したことがわかった。

奴との戦いは何も残らず…生々しい恐怖だけが焼き付いた。

 

結局俺が聞いたあの言葉は何だったのだろう。

何を思って、それを伝えたのだろう。

わからないが、鳥肌がずっと止まらない。

背中に大きな蛾が止まっているような、そんな悍ましい嫌悪感が漠然と存在している。

 

 

 




やっとおわった……。
……はああああああ~~~~(クソデカため息)

読者の皆様方もここまで付き合って下さりありがとうございました。
それでは次回の章でお会いしましょう。


ビナー戦も終わったので次の章のアンケートも締め切り間近になりました。
今夜の12時まで募集しています。良ければ回答お願いします。

面白かったら感想もまたお願いします!モチベーションになるので!

ビナー戦が終わったら何から読みたいですか?

  • アビドス復興編
  • ゲーム開発部編
  • ペスコフのゲヘナ出張日誌
  • エドワードとヴァルキューレ
  • [もう過ぎてるけど]先生達のバレンタイン
  • オズワルドの便利屋勤務録
  • 先生達の日常
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