闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜 作:アルピ交通事務局
サン・ムーン編は基本的にはギャグ回や日常回だらけなんだよ。薄々読者の皆も感じてるけれども作者、日常回苦手なんだよ。
そして強いサトシをどうやって立ち回らせるかと色々と考えに考えた。その結果があの後書きです。
なんのこっちゃとなってる人達も多いのと作者の執筆意欲がサン・ムーン編まで続くか不明なので……箸休め感覚で書いちゃいます。
※
「アローラ……って、なんか暗いですね?」
エーテルパラダイスに呼び出された。
なにか重大な発表がある……と言うとアレしかないなとエーテルパラダイスに向かい重役の会議室に通された。
そこにはルザミーネさん、ククイ博士、ウラウラ島の島キングのクチナシさんが居たのだが……なんか全体的に暗かった。
「ど、どうしたんですか?
「いや、違うんだ」
「すまねえ……………ホントにすまねえ…………オレが余計な事を口走らなきゃ……」
「え〜っと……え〜っと……クチナシさん、どうしたんですか?何時もの気だるそうな雰囲気無いですよ」
「クチナシさんは悪くは無いわ」
「いや、オレのせいだ。オレがサカキに余計な事を言ったばかりにこうなっちまったんだ」
ルザミーネさんがクチナシさんは悪くないと言っているが全貌が全くと言って掴めない。
ただ……サカキと言う不穏なワードが出てきた。クチナシさんがらしくない感じなのでホントになにがあったのか?まったくとって読めない。
「アラン、サトシとお前をこのアローラに招待した……全てはアローラ地方でポケモンリーグを開催させる為に」
「ええ……ですから俺はポケモンスクールでポケモンバトル学の講師として色々と……サトシも挑戦したいなら何時でも来いって……もしかしてポケモンリーグダメなんですか?」
ククイ博士が俺とサトシをアローラでポケモンリーグを普及させる為に呼んだトレーナーだとおさらいする。
全てはポケモンリーグで俺はポケモンバトル学の講師として、サトシはジムリーダーみたいな仕事をしている……最近はサトシが強すぎるせいで暇だと愚痴ってたな。
アローラ地方でポケモンリーグを開催させるのにポケモンリーグ優勝経験者の俺とサトシを呼んだ……ポケモンリーグ開催に必要な手続き云々はククイ博士がやってくれる。サトシは外の世界の住人の強さを教えたりする役割、俺はアローラのトレーナー達を外の地方に行っても問題無い様に講師として学ばせる役割だ。それなのにここまで来て開催されないは無いだろう。
「いいえ、アローラポケモンリーグは開催されるわ……カプ・コケコ達島の守り神もアローラポケモンリーグに賛同しハラさん達島キング島クイーンもアローラポケモンリーグに賛成した」
「そ、そうですか……え、じゃあなんでクチナシさんが落ち込んでるんですか?もしかしてポケモンリーグ協会に申請したら通らなかったって感じですか?」
「いや、ポケモンリーグ協会に申請したら先ず何回かは試験運用でなんでもありなルールで試した後に頃合いを見てチャンピオンリーグに出場する権利を手に入れる正真正銘本物のポケモンリーグになる」
「………………………問題点、無さそうなんですけど」
何時になくシリアスなククイ博士達。聞いた限りだと何処にも問題は無い。
ただしここまでという意味で……多分ここから何か厄介な事を抱えているのだと思えばルザミーネさんが口を開いた。
「アローラポケモンリーグのスポンサーが……ロケットコンツェルンになりそうなのよ」
「……は?いや、エーテルパラダイスじゃないんですか?」
「それがよ、サカキの奴がポケモンリーグ協会に根回ししてアローラポケモンリーグのスポンサーにロケットコンツェルンがって話が浮上してるんだ」
エーテルパラダイス出資って感じだったのに何故かロケットコンツェルンが出るってなんでだよ?
「断ればいいじゃないですか!?エーテル財団、アローラポケモンリーグに全面的に出資してくれるって聞いてますよ!?」
「ええ、エーテル財団は全面的にサポートをしたいわ……元々その事もポケモンリーグ協会に言ってあるのよ……それなのに裏でなにをしたか分からないけれどロケットコンツェルンがスポンサーになってアローラポケモンリーグをと言う話に」
「そんな話、今の今まで全くと言って聞いてないですよ!ククイ博士どういうことですか!俺とサトシは確かにそっち系の仕事を任されてませんがロケットコンツェルンが出るって……」
「アラン、落ち着いてくれ……正直な話、俺も混乱してるんだ。この前までエーテルパラダイス全面協力のもとでとなってたんだが……急にロケットコンツェルンが出るって……」
ククイ博士もエーテルパラダイスが全面的に協力してくれると思っていたのだが、話が拗れた。
抗議文の1つでも送るべきかと考えているとククイ博士は口を開いた。
「アラン、お前は色々な地方を巡りポケモンリーグを見てきただろ?」
「ええ……基本的にはサトシが優勝したとこばっかでしたけど」
「ポケモンリーグはどの地方でも一大イベントだ……1番はポケモンリーグに出て最強という称号を手に入れる名誉の為にトレーナー達が競争する……」
「その戦いが熱いって……ここに居る人達なら分かるはずですよね?」
「ああ……だが、その裏で莫大な金が動いていることが知っているか?」
「…………ポケモンリーグ開催中、大会出場者と大会出場者関係者は施設全て無料で……でもポケモンリーグ出場者は300名は超えない。序盤の方で敗退した人は会場から去っていくケースもあります……」
「その通りだ。多くても8回戦まで出来る人数ぐらいしかトレーナーが集まらない……対して集客力は凄まじい。何百何千人と来訪する。そしてその地方の有名なラーメン屋なんかが大会の為に出張して店を出してくる時もある」
「それはホウエンリーグで知ってます」
ハルカがホウエンリーグであの名店が勢揃い!って目を輝かせていた。
ポケモンリーグは金になる……確かに借金まみれのロケット団が借金返済して自社ビルを建てるかとか言い出すぐらいにお土産屋だけでも儲かっている。そんなになのかと思っているとルザミーネさんがタブレット端末を動かしてポケモンリーグの売上表を見せた。
「ジョウト、ホウエン、シンオウ……どのポケモンリーグでも1日で1億円以上の利益を叩き出しているわ」
「そんなに……いやいやいや、アローラ地方ですよ?他の地方と違って小さな地方なのでそこまで利益が」
「今の段階だと3000万行くか行かないかだ……だがな、俺は近い将来アローラポケモンリーグの優勝者もチャンピオンリーグに参加する事が出来るようにしたいと申し出た。アローラには他にもZワザがある……なにもないのどかなアローラに腕自慢のトレーナー達が続々と現れる」
「そいつらとバチバチやりあって盛り上がるのがポケモンリーグでしょ?」
「ああ、そうだ……だが、そこまで行けばアローラポケモンリーグの規模は拡大する……ロケットコンツェルンの狙いはアローラ地方に企業進出を果たすこと。将来的に規模が大きくなったアローラポケモンリーグは通常のポケモンリーグ並にお金を生み出す、ポケモンリーグにそういう興行的な一面があるのは認めている……だが、このままだとポケモンリーグが金儲けの道具に利用されかねない」
「いや、サカキがそんな甘っちょろい奴なわけあるかよ。アローラで開催されるイベントのスポンサーにも名乗り出る……経済面でアローラを支配しようと企んでやがる」
俺達のポケモンリーグがと悔しそうにするククイ博士。
クチナシさんはそんな甘い考えを持っていない、アローラで開催される様々なイベントのスポンサーに名乗り出て経済面でアローラを支配しようと企んでやがると恐ろしいことを言う。
「でも、当初の予定だとエーテルパラダイスが全面的にで……その辺は?」
「勿論抗議文は送ったわ……でも、ロケットコンツェルンが裏工作してて……最終的にタマランゼ会長がどっちがスポンサーになるのか決める方法をポケモンバトルで決めることになったのよ!」
「ポケモンバトル…………」
なんというかホビーアニメのお約束的な展開になってきたな。
ルザミーネさんがポケモンバトルで決着をつけることになった事を教えてくれる……なんだ……
「余計な事を考えなくて済んだ……いや〜……ポケモンバトルで全て丸く納まるならば喜んで力を貸しますよ」
「そう言ってくれるのはありがたいわ……けど、今回は代表を何人か用意しないといけないの……生半可なメンツじゃ太刀打ち出来ない……ロケットコンツェルン、スポンサー契約をしてるからってガラルチャンピオンのダンデを代表の1人で呼び出したわ」
「なっ!?……そんなのありなんですか!?」
「ポケモンリーグを広めるのならばポケモンリーグチャンピオンが出るのは普通だって……色々と無茶苦茶を言ったけど通されたわ」
ダンデさんはまずい。
ガラルチャンピオンになってから一度も負けなしの無敵のチャンピオン、アローラ地方で太刀打ち出来るトレーナーが思い浮かばない。
少なくともゲームみたいな実力者が居ない。クチナシさん達島キングでさえ四天王とジムリーダーの中間ぐらいだ。
「こちらも何名かの代表者を用意しないといけない……アランにはその代表者の1人になってもらうわ」
「ええ、それは構いません……ただ……流石の俺もダンデさんだけならいけますけども他にもチャンピオンや四天王クラスの実力者が出てきたのなら負けますよ」
「大丈夫だ、アラン……こっちにはそのダンデを相手に勝っているサトシが居るんだ」
「…………あの、サトシは?」
流石の俺もダンデクラスを何人も相手に出来ないと言えば、ククイ博士がこっちにはサトシが居ると言ってくれる。
割と重大な話なのにサトシが一向に現れない。どういうことかと思っているとクチナシさんが教えてくれた。
「あのあんちゃん、数日前にアローラを出たぜ」
「…………はぁ!?あいつ、なにやってんだ!?」
「トレーナーのレベルも上がってるし挑戦者全然来ねえからなんか挑戦しに行くって言ってたな」
「挑戦しに行くって…………まぁ、いい……とにかくサトシが居なきゃ……ロケットコンツェルンがダンデさんを呼び出したがこっちにはサトシとサトシに勝った俺が居るのを理解している……多分、もう何名かとんでもねえのを呼び出してますよ」
サトシならば捕まえようと思えば何時でも捕まえることが出来る……オーキド博士経由で連絡入れれば捕まえれる。
暇を持て余したサトシだからこの話を聞けば喜んで引き受けてくれる……
「…………俺とサトシは確定だ……だけど、問題は残りのメンツだ……この感じだとクチナシさん達島キング、島クイーンは審判ってところか?」
「ああ……すまねえな。もとを正せばオレが余計な事を口走ったせいでこうなっちまって……」
「クチナシさん、あんまり気を落とさずに…………」
「アラン……サトシくん以外なら誰がいいかしら?その……グラジオ辺りが聞けば参加したいというけれど今回ロケットコンツェルンはガラルチャンピオンを引っ張ってきたわ……親バカな一面で見ても、グラジオじゃまだまだ届かないわ」
「正直な話、ポケモンスクールの皆もだ……カキが聞けば参加したいと言うが出場条件に手持ち6体以上と決められている……アローラ地方の人達はポケモンを6体以上、しかもバトルに特化したポケモンを持っていない……留学していたイリマでも厳しい」
「……代表者は何名で?」
「6人+補欠1人だ」
「俺とサトシで2人……なら他の4人は決まりだ」
「そんなにパッと思い浮かぶの!?流石ね!」
「1人は俺の弟子、トバリシティのシンジ……コイツはチャンピオンリーグ優勝経験がある。1人はトウカシティのハルカ、チャンピオンリーグ出場経験は無いが四天王がジムリーダー代理を務めているジムを制覇した実力がある」
「おぉ!ホウエンの舞姫か!トバリシティのシンジも若手のトレーナーの中じゃトップクラスだ!」
先ずはと名を出せばククイ博士は納得してくれる……もっと他にあるだろうとか言われなくてよかった。
「そして残り2人、1人は俺が優勝したカロスリーグ3位のミシロタウンのショータ、そして最後にサトシのライバルであるマサラタウンのシゲルだ……この2人はどちらもサトシを追い詰める強さを持っている……全員顔見知りの関係だ」
奇跡的か顔見知りの関係で数珠つなぎをすれば連絡を取れる関係性にある。
ショータはオダマキ博士、シゲルはオーキド博士、シンジはレイジ、ハルカはセンリさん。
「相手はチャンピオンリーグに居てもおかしくないレベルの実力者を揃えてくる……今言ったメンツで勝てるかどうか……アローラポケモンリーグなのにアローラの人間が出てこないとか言われたら困りますので補欠枠にルザミーネさんかククイ博士のどっちかを」
「だったら俺が……ポケモンリーグの為なら喜んで戦う」
ククイ博士が代表者、と言っても補欠枠の1人になった。
……とにかくこの4人、そして何処ふらついてるか分からないサトシを捕まえる……ロケットコンツェルンの事だから、とんでもねえのを連れてくるだろうな。
こんな感じの事が起きます。
この後、シゲルとショータには断られるどころか敵陣営に行くという厄介な展開になります。
東西交流戦的な感じの代理戦争です。