闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜 作:アルピ交通事務局
ニビジムを制覇し、次に目指すのはハナダジムがあるハナダシティだ。
ハナダシティに向かうにはおつきみやまを越えなくちゃいけねえ。ニビシティ側の麓のポケモンセンターでポケモン達を回復し健康診断をした後におつきみやまを登る。
「トキワの森がああだったからな、ちゃんとした正しいルートがある筈だ」
「確か……おつきみやまは月の石が取れるで有名な場所ね……じゃあ、採掘場を経由してハナダシティ側に」
「それを探す……と言いたいところだがな」
「ポケモンをゲットするの?」
「いや、此処には欲しいのは居ねえ……お前こそどうなんだ?この辺からはあんま見ねえポケモンが多いぞ」
ポケモンをゲットする為にルートを変更するのかと聞いてくる。
サンドをゲットしてなければイシツブテ辺りをゲットする為に動いていたが、既にサンドをゲットしているので満足だ。
同じ種のポケモンをゲットしておいてドクターストップが掛かった後に出すって言う裏技があるがそれをするには2体目も同じぐらいに育てなきゃならねえ。流石にそれはオレの性に合わねえ。
「この辺は…………う〜ん……………」
オレはいいとしてセレナはどうなんだと聞けばセレナはポケモン図鑑を開いた。
この近隣に居るポケモンをサーチして出てくる。ズバット、イシツブテ、パラス、ナゾノクサ、ピッピ、サンド。
他にも色々といるがこの6体が主で頑張ればゴルバット、ゴローン、ピクシー、サンドパンを探すことが出来るってところだろう。
「……ピンと来るのが居ないわね」
「じゃあ、さっさと目的果たしてハナダジムに向かうぞ」
「目的?」
「つきのいしを手に入れる」
おつきみやまはつきのいしが取れる……月の石なのに何故か月でなくこの星で取れる。
過去に隕石が落ちてきたとか色々とあるが冷静になって考えてみれば月から隕石が落ちてくるとかあるのか?まぁ、オレはその辺の成績はあんまよくねえ方だから気にしたって仕方がねえ事だがちゃんと地球に落ちた隕石の欠片を手に入れる……地球に落ちる前にほぼ全ての隕石が無くなるんだが、この世界は所々で隕石が落ちてる。この星にまでちゃんとしたかなり大きな隕石がそれなりに落ちている。大分魔境だ。
「ピッピ!ピッピ!ピッピ!」
「ピッピが踊ってる?」
「クククッ……コレがあるから此処で取りやすいんだ」
おつきみやまの頂上付近でピッピ達が大きな複数の岩を並べて踊っていた。
ピッピが踊ってる事に疑問を抱くセレナ、ピッピは踊り終えるとバイバイと去っていく。
「この岩がつきのいしだ」
「もっと、こう……手のひらサイズじゃないの?」
「中に埋まってるんだ……『いわくだき』で岩を砕いた際に中になにかが入ってたって言う話を聞いたことねえのか?ピッピはどういうわけだかつきのいしが眠っている岩を見つけることが出来るんだ」
ピッピが去っていったのでつきのいしを手に入れる。
セレナがイメージしていたのは手のひらサイズに納まるつきのいし、市場に流通しているアレならばその認識はそれはそれで間違いない。
「石の中に石が眠ってるとして…………どうするのそれ?」
「……二重の極み!!」
「サトシ、岩が粉砕したわよ!」
「……なんだ耐えれないのか」
大きな岩の中にあるつきのいしが目当てだがこの岩を担ぐわけにはいかない。
中にあるつきのいしをどうやって取り出すのか聞いてくるので二重の極みで破壊するのだが、中にあるつきのいしごと粉砕してしまった。
「サトシ、ダメじゃない。中にある石だけ取り出さないと……ピッケルとかどこかにないかしら」
「警棒ならあるからいける……ふん!」
二重の極みで岩を粉砕したら中のつきのいしまで粉砕したので呆れられる。
幸いにもつきのいしは複数あるから今度は大丈夫だと特殊合金で出来ている警棒で叩けば砕ける。生身の肉体で二重の極みは出来るが道具を経由しての二重の極みは出来ないのは修行不足だな。
「ニドリーノ、ニドリーナ、ピッピ、プリン……探せば見つかるのはピッピだけど誰に使うつもりなの?」
「まだ決めてねえ」
「決めてないって……ノープランなのに石が欲しかったの!?」
「つきのいしだけは貴重なんだ……他の石と比べて市場に出回らない……もっと市場に出回らない石もあるがな」
「それってメガストーンのこと?」
「なんだ知ってるのか」
「もう、サトシ……私はプラターヌ博士からポケモンを貰ったのよ。プラターヌ博士がポケモンのなにを研究しているかぐらいは知ってるわ!」
市場に出回らない石の話をすれば、メガストーンを話題に出す。
セレナはなんでもかんでも知らないことだと思われていたことにプンプンと怒っている。可愛いがこりゃ失礼な事をしちまったよ。
「プラターヌ博士は戦闘中にだけ出来る現象を研究してるからメガシンカも耳にしてるわ」
「……プラターヌ博士はメガシンカの研究をしてるんじゃないのか?」
メガシンカは知っているのだと言うが、おかしいと言うか若干ズレている事を言う。
プラターヌ博士はポケモンが出来る一時的な進化であるメガシンカについて研究している。それは確かに戦闘中にだけ出来る現象だが、プラターヌ博士の研究テーマはメガシンカの筈だ。
「メガシンカの研究をメインにしてて、他の……なんだったかしら?……名前は忘れたけど2つの現象についても何れは研究してみたいって。プラターヌ博士の助手のアランさんが物凄い量のレポートを纏めてたけど、肝心のポケモンが居ないから研究することが出来なくてプラターヌ博士に頼まれてヒトカゲを連れてカントーで旅してるわ」
「…………クククッ………フフフ……………コイツは1本取られたな!」
「?」
別に疑うことをしなかったわけじゃねえが、自分以外にも同じ存在が居るとは思いもしなかった……セレナは何気無く語っているが間違いない。プラターヌ博士の助手のアランはオレと同じだ……アランの方が年齢が上だからオレより先に活動をしていたってところか。
コレはあくまでも持論だが玩具販売促進アニメ、分かりやすく言えばホビーアニメの世界では……世に言うところの転生者は無双する事が出来る。色々と理由があるだろうが1番の理由はインフレ・デフレを極力無くしているから価値を理解している。
遊戯王の世界では世界で1枚しかない公式戦で使えるカードとかがある。青眼の白龍とか4枚しか無いけれども公式戦で使えるカードだ。だが現実に存在しているカードはおよそ10000種類だ。社長の嫁はイラスト違いを含めてかなりの数を刷られている。アニメじゃ世界で1枚だけの神のカードも大量生産されており現実世界とアニメ世界のカードパワーが圧倒的なまでに差がつけられている。
その結果がカードのホント価値を理解することが出来ない奴が大勢居たり、原作社長が青眼の白龍の所持者から奪うためにマフィアを動かしたり破産に追い込んだりしている……そんな事態が起きたのならばカードを刷れと言うのが最もな意見だ。
アニポケの世界もホビーアニメ、転生者は知識の段階で大きなアドバンテージを得ており性格補正と努力値はともかくなにが覚えれるかなどを知ることが出来る。オレと同じ存在が居る、いや、オレみたいに惰性に生きている奴じゃないだろう。だがそれでも次元が1つ違うトレーナーが存在していることが分かれば笑みが止まらない。
「分かれ道ね、ハナダジム方面はって…………まだビリ……」
アランの存在が分かれば楽しみが増えたのだとおつきみやまを下山する。
分かれ道があったのでどっちの道がハナダシティに辿り着く事が出来る道なのかとセレナが立て札を確認すれば落ち込んだ。どういう事だと見れば立て札に【シゲル参上!ハナダシティへ一番乗り】と書かれていた。よく見れば下にアムとヤヒコも名前と日付を書いており、まだまだオレ達がビリな事には変わりは無かった。
「ビリで結構、ここから逆転する事が出来るのが面白いとこだ」
「でもやっぱりやるなら1番がいいじゃない」
「此処で無理に1位をとっても意味ねえんだ、多分だけどシゲル達には追いつくのは難しい。だが時間内にゴールする事は可能だ」
どういう理屈か、単純にマサラタウンのサトシが遅いのかサトシはジムバッジを集めるのが遅い。
他の原作キャラが何時の間にかジムバッジを8個ゲットしている中でサトシは物凄くゆっくりなペースだ……アランなんか異次元過ぎる速さでカロスリーグに出場する権利を手に入れたんだから、笑えねえよ。
「お預かりになったポケモンは皆元気になりました」
「……三つ子?」
「ああ、もしかして姉さん達の事を言ってるのね。私の方が胸は大きいわ!」
「…………………」
そんなこんなでハナダシティに辿り着いた。
ポケモンセンターに向かってポケモンを預けて回復させればボーイさんがモンスターボールを返してくれる。ここにもジョーイさんが居るのでセレナが三つ子なのかと考えたがジョーイさんは違うのだと写真を取り出す。ジョーイさんしか写ってないジョーイ一族の集合写真、一種の合成写真やコラ画像、ホラー写真を見せられる気分になる。
「ジョ、ジョーイさんってこんなに居るのね……」
「因みにだがジュンサーさんもこんな感じだ」
「どうなってるの!?」
どうなってるんだろうな。
タケシの弟妹も親父さんもタケシに瓜二つだったからホントにDNA濃い……アニメのお約束、ボルトがナルトに似ている……いやでも、ミナトとクシナ要素少ないんだよなナルトの容姿は。
「流れで来たけど、大丈夫なの?……サトシの事だから事前に情報収集はしているだろうけど」
「今回は大丈夫だろう」
ニビジムの時は1日使ってニビジム目当てだったりするトレーナーを倒していた。
今回も今の自分はどれぐらいなのか見てからジム戦に挑むものだと思っていたのだが、今回は勝てる自信はある。
ハナダジムに辿り着いたのでジム戦に挑もうとジムの入口を開けば……水中ショーを行っていた。
「水中ショー……ポケモンってあんな風にも動けるのね」
ポケモンバトルばかり見ていたセレナは目を輝かせている。
ポケモンをあんな風に使えるのだと思ってもみなかったのか心が動かされている。オレはと言えば観客達を見る。ポケモン達の水中ショーよりもハナダの美人三姉妹目当てで野郎しか居ねえ。裸婦が見れるからと美術館に行く小学生かこいつ等は。
まぁ、水中ショーは割とマジでやっているので面白いのだと見ているのだがこの様子だと……残念な結果になる。
「すみません」
「なにかしら?サインはお断りよ」
「いえ、ジム戦に来たのですが」
「あ〜…………………あ〜………………」
ハナダジムの美人三姉妹の長女にジム戦を申し込みに来たことを告げる。
ジム戦に来たトレーナー、時期的に居てもなんらおかしくはないことだが長女のサクラさんはタイムと言って2人の妹と会議をする。
会話の内容はまたジム戦目当てのトレーナーがやってきたけど現在ポケモンが居ないからどうしようという作戦会議だ。
「ごめんなさいね……ジム戦を挑みたいのは山々なんだけど、貴方が来る前にマサラタウンの3人のトレーナーに挑まれて私達のポケモンがボロボロで入院中なのよ」
「そうですか。では、日を改めて来ますね」
「え?」
「戦えないなら戦える時になるまで待ちますよ。今はカントー中のトレーナーがジム巡りの冒険をしているから、ポケモン達が傷付いてジム戦が出来ないのは最もな理由、だったら退院してから挑みに来ます」
戦えないと言われたのならば、仕方がないことだと受け入れる。
ポケモン達がドクターストップをくらっているのに戦ってくれと言うほどにオレは強情じゃねえ。
「それなんだけど……正直、もうハナダジムがどうでもいいかなって思ってるのよ」
「水中ショーで生計立てれるしお客さんが連日連夜で大量に来るし」
「私達、ポケモントレーナーの腕を磨くよりも女を磨いた方がいいかなって」
「…………」
「そう睨まないで、貴方の目的は分かっているわ……パウワウ」
三姉妹はハナダジムに対して興味を抱いていない。トレーナーよりも女磨きがしたいなのだと言い切る。
それじゃあ折角ここまで来た意味が無いのだと視線を送ればサクラさんがパウワウを呼び出してパウワウは口からブルーバッジを出す……何処にバッジを入れてやがる。
「はい、ブルーバッジ」
「…………こんな事をしてジムリーダーをクビになっても知らねえぞ」
「その時はその時よ」
ブルーバッジをもらったが一言言っておく。
ジム戦を挑んでないのにお情けですらないジムバッジを貰った。ハッキリと言えばムカつくので敬語で喋るのをやめようと思う。
一応は色々と対抗策を練ってハナダジムに来たが……ポケモン監査官に通報、しなくても向こう側から勝手にやって来るか。それをカスミが上手い具合にフォローをする。
「よかったの……そんな形でバッジを貰って」
「…………まぁ、ムカつくとしか言えねえな……あの場でジムバッジを握り潰しても別によかったが貰えるのなら貰うしかねえ」
セレナも現場に居たのでジムバッジを貰えたことを見ているが、前回と違って激闘を繰り広げてのジムバッジじゃない。
不本意極まりないジムバッジで握り潰すことは可能だが、貰えるのならば貰う……後でこの事が上にバレて怒られるのは向こう側だから知ったことじゃねえ。
「次はクチバシティだ」
「…………距離的に言えば、ヤマブキジムの方が近いけど」
「ヤマブキジムはクチバジムに行ってからだ……っと、その前に買い物だ」
「ポケモンフーズとかは補充してるから買い足すものってあったかしら?」
「なに、ちょっと値段はするが先行投資だ」
オレはモンスターボール専門店に向かい、ヒールボールを1個購入した。