闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜 作:アルピ交通事務局
「お〜い」
「アランか……あの後どうだ?」
「いや〜……思った以上に難しい」
技教え名人をアランに紹介したらアランは『ガリョウテンセイ』について学ぼうとしている。
『ガリョウテンセイ』は伝説な技だけあってか会得するのに時間がかかるみたいだが順調そうにしている。
「でも、紹介してくれてサンキュー……『だんがいのつるぎ』と『こんげんのはどう』も近い内に……いや、今からか」
トクサネジムを目指しているが……一旦停滞した。
理由は……厄介な原作を解決する為にだ。何時もの様にハンサムさん召喚で終わらせるのかと思ったが黒いことをするつもりなので呼んでない。アランはゴージャスボールを取り出せば投げていないのにゴージャスボールからレックウザが出てきた
「ギャォオオオオオ!!」
「インパクト半端じゃねえな……」
「サトシ、トクサネジムに寄る予定なのにどうして周り道をしたの?」
「悪者退治」
アランが出したレックウザは吠えている。
レックウザのインパクトは強いなと思っているとトクサネジムを目指さずに寄り道をしている理由をハルカは聞いてくる。
なにをするのかと聞かれれば悪者退治としか言いようがなくレックウザはジッと海の方を見つめており……オレ達に頭を下げたので乗れと言っているんだなと理解しレックウザの頭の上に乗ればレックウザは海の上に飛んだ……そして1つの潜水艦が浮上してきて……『はかいこうせん』で撃ち抜いた……
「お前……躊躇いが無くなってきたな」
「誰のせいだと思ってんだ?」
おいおい、オレが原因で躊躇いが無くなってきたって人のせいにすんじゃねえよ。
レックウザが『はかいこうせん』で赤色の潜水艦を撃ち抜けばブクブクと音が鳴り天候が怪しくなってきた。
しかし……レックウザが吠えれば天候の乱れがなくなり……カイオーガが浮かび上がってくるのでアランはゴージャスボールを投げればカイオーガをゲットした。
「サトシ、俺はグラードンも行ってくるから玉の回収頼む……多分俺とお前じゃないと暴走する」
「ったく……お前、オレに何個貸し作れば気が済むんだ?」
「その内返すさ」
アランはレックウザのゴリ押しでマグマ団の潜水艦とアクア団の潜水艦を破壊した。
マグマ団に囚われているカイオーガを、アクア団に囚われているグラードンをゲットして俺はべにいろのたまを、アランはあいいろのたまを回収するが回収する過程で体内に入ったりした……頭の中が喧しかった。
「まさかまた君に世話になるとはね……」
「いや、今回はアランがやったから」
「彼か……チャンピオンの間では噂になっているよ」
2つの玉をコッソリと盗みグラードンとカイオーガをゲットした。
コッソリとマグマ団に潜入していたポケモンGメンことワタルがお礼を言ってくるのだが今回はアランが『はかいこうせん』のゴリ押しでやっただけに過ぎない。アランを称えるべきだと言えばワタルはアランを見た
「メガストーン発掘で名高い冒険家だ……ホウエン最強の自分を倒したとダイゴは言っていたよ」
「いやだから俺はポケモン博士の助手だってば」
やはりアランは知る人ぞ知るトレーナー……しかし……ガチでやってるところを見ていない
6vs6のフルバトル、絶対的なエースであるメガリザードンXや『グラスメイカー』ゴリランダーなんかの夢や希望も無いガッチガチのパーティとバトルをしたい……と言いたいが今のところアランに挑んでも勝てない可能性が高い。今の段階じゃアランにはまだ勝てない……アランの仕事の為のポケモンは見ているが、アランが個人的に育てている本気のポケモン、それはリザードンとゴリランダーしか分かってねえがその2体が尋常じゃねえぐらいに強いからな。
「え〜っと……お、ミクリカップがある」
マグマ団とアクア団を例の如く豚箱にダンクシュートを叩き込んだ後に旅を再開する。
トクサネシティ行きの船に乗っており次のルート、オレはトクサネジムを制覇したら後はルネジムに挑めばいいだけだがその間にポケモンコンテストが開催されている場所を探さなければならないが……ミクリカップが開催されているところがあった。
ポケモンコンテストが開催されている地方ならば1つのリボンとしてカウントしてくれる万能なミクリカップのコンテストリボン、トクサネジムを終えたらちょうどいい感じに行われている事に気付く。コレは旅のルートに入れとかなきゃならねえなと他にもイザベラ島でもポケモンコンテストがある……グランドフェスティバルまで残りのコンテスト回数も限られてるしグランドフェスティバルが終われば即座にポケモンリーグだ……やらせておいてなんだがハルカは1年目でかなりハードな道を歩んでやがるな。
「「ジャンケンポン!ポン!ポン!ポン!」」
新しいルートを選出してそんなこんなでトクサネジムに辿り着いた。
トクサネジムをどっちが先に挑むのかの恒例のジャンケンをするのだが……珍しく決着がつかない。
何時もだったらどっちかがあっさりと勝つってのに珍しく決着がつかなかった。
「ねぇ、2人は一緒に旅をしてるの?」
「そうだけど……どうしたの?」
「だったら私達とタッグバトルをしようよ!」
中々にジャンケンで決着がつかないとジムリーダーのフウが1つ提案をしてきた。
トクサネジムは変則ダブルバトルだ、ジムリーダーのフウとランvsチャレンジャーのダブルバトルなのだが……中々にジャンケンで決着がつかないのでタッグバトルで勝負を決めないかと言ってくる。
「タッグバトルねぇ……ま、オレはバトル出来るなら構わねえぞ」
「…………タッグバトル…………」
タッグバトルでバトルしないかという提案に対してオレはアリだと頷いた。
元々ダブルバトルで挑もうがなにで挑もうが文句は無い……んだがハルカがダブルバトルと聞いてどうすべきかと悩んでいる。
「サトシ、冷静になって考えて……タッグバトルの腕なら」
「相手が格上だから諦めるって最低な理由だろ?」
セレナがタッグバトルの腕前ならばフウとランの方が上だと言うが相手が格上だから諦めるってのは戦う人として最低な理由だ。
格上で上等、勝てる相手に勝って当然なバトルをしてもなにも面白くはねえんだよ。
「ハルカが嫌だって言うなら無理強いはしねえ……けど、それならオレに出番を」
「……うん!タッグバトルで行くわ!」
「じゃあ、決まりだね!」
「私達とタッグバトルでジム戦をする!」
ハルカはタッグバトルをするのだと首を縦に振って頷いた。
タッグバトルでのジム戦はなんだかんだではじめてだがなんとかなるだろう……ハルカとコンビを組んでのバトルの経験は無い。
だが、互いにある程度は手の内を知っている間柄だ……ハルカは今回のジムが『エスパー』タイプのジムである事を知っているので
「いけ、ソルロック!」
「いけ、ルナトーン!」
フウがソルロックを、ランがルナトーンを出した。
どちらもゲームでは厄介だったポケモンだがこっちにも色々とある。
「『エスパー』タイプのポケモンには『ゴースト』タイプにポケモンよ!サマヨール、頼んだわ!」
「サァッ!」
「オレはお前だ、メタグロス」
「メタァ!」
『エスパー』対策に『ゴースト』タイプのサマヨールで挑む。
オレは『エスパー』タイプ相手ならば相性が最高に良いメタグロスで挑む。
「試合開始!」
「メタグロス、ルナトーンに『バレットパンチ』」
「サマヨール、ソルロックに『シャドーパンチ』よ」
試合開始の合図が告げられれば『バレットパンチ』でルナトーンに攻め込む。
ハルカはなにかしらのフォローを入れるのか?と思ったがハルカはソルロックを狙っている…………アドバイスをするのは禁止だから一緒になってルナトーンもしくはソルロックを撃退しようと言うことは出来ねえからな……。
『シャドーパンチ』も『バレットパンチ』も普通に当たるが伊達にジムリーダーのポケモンじゃねえ、ピンピンしている。
「ソルロック、メタグロスに向かって『かえんほうしゃ』」
「ルナトーン『にほんばれ』」
「メタグロス、サマヨールを盾にしろ」
「え、サ、サトシ!?」
『にほんばれ』で晴れ状態にして『かえんほうしゃ』の威力を上げる。
普通にいい戦術を取ってきた、流石に『かえんほうしゃ』を直撃するわけにはいかねえとサマヨールを盾にすればハルカは驚いた
「ちょっとサトシ、なに勝手な事をやってるの!?なんでサマヨールを盾にするのよ!」
「クククッ……なっちゃねえな……」
「え?」
「コイツはお前だけのステージじゃないんだよ……少しは頭を捻れ」
サマヨールを盾にした事をハルカは怒るのだがオレからすればまともな行動だと思っている。
タッグバトルだ、1人でしているバトルじゃねえ……だから連携云々を考えないといけない。しかしオレとハルカは切磋琢磨に鍛えているが一緒に連携をしているカップルじゃねえんだ。
「タッグバトルだ……この場においては真面目であることは悪癖だ、少しは捻くれた手を見せなければ……ホウエンリーグの予選を勝ち抜けない」
「えっ……」
「ホウエンリーグの予選は使用ポケモン3体のダブルバトルだ、今回はフォローに回ってやるがそこでは自力で考えろ」
ホウエンリーグに関する情報は一応は集めている。
ホウエンリーグの予選は3試合で使用ポケモン3体のダブルバトル、原作だと普通のダブルバトルだろうがオレの影響かなんかだろう。
ハルカもオレも数える程度にしかダブルバトルをしていない、現実世界じゃシングルバトルよりもダブルバトルの方が主流だったりする。その点ならばアランは最強だろうな。
「…………サマヨール、大丈夫?」
「ヨォ」
「…………サマヨールには素早さとパワーが足りない。でも、防御力はある……メタグロスはパワーもスピードも兼ね備えてる。でも『にほんばれ』と『かえんほうしゃ』の強力なコンボがある……」
サマヨールがダメージを受けていないかどうかの確認をするがサマヨールはあまりダメージを受けていなかった。
少しずつ、少しずつだがハルカの頭が冷静になっていく。初のタッグバトルで戸惑っていたように見えるがシャキッとしてきた。
「ソルロック『かえんほうしゃ』」
「ルナトーン『サイコフィールド』」
「……コンビネーションは向こうの方が上、でもパワーなら負けないかも!サマヨール、盾になって!」
「サァ!」
「メタグロス、ルナトーンに向かって『コメットパンチ』だ!」
「え、ソルロックじゃないの?」
『サイコフィールド』を貼ってきたので厄介な事になってきた。
『バレットパンチ』がコレで使えなくなっちまったから倒さなきゃいけねえのはルナトーンだ。
ソルロックの『かえんほうしゃ』は強力だがそれは今は無視することが出来る……ルナトーン目掛けて『コメットパンチ』を叩き込めば吹き飛ぶルナトーン……仕留めきれない……
「ソルロック『ソーラービーム』」
「サトシ!」
「コイツは受ける!」
「じゃあ『シャドーパンチ』よ!」
「まだチグハグなところがあるけど、2人共コンビネーションが凄いわ!」
『かえんほうしゃ』は盾になるのだと分かれば『ソーラービーム』に切り替える。
速射の『ソーラービーム』をサマヨールで受ければいいのかを聞くのでコレはメタグロスで受けることが出来る。
『ソーラービーム』が速射されたがメタグロスが盾になって『ソーラービーム』を受けて余裕で耐えて横から『シャドーパンチ』で殴る。
「くそ……即席なチームの筈なのに……」
「……まだだよ!ルナトーン『サイコキネシス』フウ!」
「うん!ソルロック『かえんほうしゃ』」
「サマヨール、盾になって!」
「無駄だよ!ねじ曲げて!」
「嘘!?」
一直線に飛んでくる『かえんほうしゃ』をさっきまでのように盾になって防ごうとする。
しかし『かえんほうしゃ』が曲がった。炎をねじ曲げる事じゃない、技じゃない……。
「『サイコキネシス』で『かえんほうしゃ』を捻じ曲げたか……」
この世界のダブルバトルだからタッグバトルだから出来る技を使った。
本来ならば動くことはない『かえんほうしゃ』を無理矢理捻じ曲げた……本来であれば実体が無いに近い炎が動いたのだから威力は弱まるが『はれ』状態なので『かえんほうしゃ』の威力はそのまま…………
「ど、どうしよう……あんな連携なんて無理かも!」
「んなもんは最初から求めてねえ……こりゃハルカ単騎なら負けてたな」
『かえんほうしゃ』を『サイコキネシス』で捻じ曲げて当てるというコンビネーションを見せられた。
ダブルバトルの経験が少なすぎるハルカが仮にこの双子に挑んだのならば負けていた可能性がとてつもなく高い。
それだけダブルバトルの世界は奥が深いなと思いながらも考える。メタグロスの『コメットパンチ』を真正面から受けても耐えきるレベル、もう1発+αを当てる事が出来れば倒すことが出来るだろう。だが…………
「まだまだいくよ!ソルロック『おにび』」
「ルナトーン『サイコキネシス』」
「メタグロス、避けろ!」
「無駄だよ!」
今度は『おにび』を『サイコキネシス』で操ってきた。
普通ならば回避することが出来たはずの『おにび』だが追いかけてくる
「ルナトーンに『シャドーパンチ』よ!」
だが『シャドーパンチ』がルナトーンに命中した。
追いかけてくる『おにび』はピタリと止まってソルロックがガラ空きになった。
「メタグロス、ソルロックに『コメットパンチ』だ!」
「メタァ!」
今度はソルロックに『コメットパンチ』を叩き込んだ。
ルナトーンもソルロックも何度かパンチを受けている……硬いとは言わないがそろそろ終わりが見えかけている。
『サイコキネシス』でなにかを操る系は特殊攻撃系は大丈夫だが『おにび』みたいな補助技は向いてねえみたいだ
「クククッ……仕留めきれなかったな」
「…………っ………」
「フウのソルロックもランのルナトーンも『コメットパンチ』と『シャドーパンチ』を受けてる、かなりのダメージを負ってるから後一撃ぐらい…………それでこの状況………」
『にほんばれ』の効果が切れた。『はれ』状態からもとの普通の天候にフィールドは切り替わった。
セレナは冷静に盤面を見る。『サイコキネシス』+『かえんほうしゃ』の弾道を弄るコンボは強力だが『かえんほうしゃ』を『サイコキネシス』で干渉しているから若干の威力が落ちてて『にほんばれ』でそれを補っていた。
『はれ』状態の『かえんほうしゃ』を余裕で耐えるサマヨール、威力が低い『かえんほうしゃ』ならば確実に耐える。まだまだピンピンしている。『お゙にび』を『サイコキネシス』で追尾させて操っても1体しか狙えない、オレだったら『お゙にび』の複数の鬼火を分散させて例え『やけど』のなるのが確定じゃなくなったとしてもぶつける。
普通に『かえんほうしゃ』を撃てばサマヨールに盾にされる。『おにび』は分散させることが出来ないから片方を狙っている間にもう片方が攻撃追撃してくる。『にほんばれ』を使えばその1手で『コメットパンチ』を使わせる隙が生まれる。ルナトーンは……『シャドーボール』なんかを使ってこない、それを使うだけで充分な武器になっているが……今回はダブルバトルでメタグロスとサマヨールが相手でソルロック主体で戦っている感じか。
「終わり、ね……」
ここからの逆転の一手は無い。いや、無いと言えば嘘になるのだが今回は使えない。
ソルロックかルナトーンのどっちかが『じばく』を使い使わなかった方が『まもる』を使う。
フィールドをリセットする感じの技だが、色々と詰みに近い盤面では『じばく』の様な一手が生きる……場合によっては勝てる。
だが今回は『はがね』タイプのメタグロスと『ゴースト』タイプのサマヨール、『じばく』を使ったとしても効果は薄いどころか下手したら無いに等しい。この中である意味、一番冷静に試合を見ることが出来ているセレナは分かった。ソルロックとルナトーンが八方塞がりなのを。
「曲がる『かえんほうしゃ』や追跡してくる『おにび』は充分な脅威だ……なのになんで途中まで出し惜しみした?」
「……それは必殺技だからとっておこうかなって」
「まだまだだ……メタグロス『だいばくはつ』だ!」
「メタァ」
必殺技とかとっておきだったりするからとっておいた、気持ちは分からなくねえが必殺技は必ず殺す技だから必殺技なんだ。
必ず勝てる技にまで昇格していないのならばそれをベースに揺さぶりをかければいい……まだまだ子供のジムリーダーにはその辺の揺さぶりがダメだったか?いや、違うか。
「ハルカが負けかけてた可能性が高かったがオレもオレで負けかけかけてた可能性もあったか」
メタグロス1体で挑んでいるから色々と冷静になることが出来ている。
フウとランのコンビを相手に1人でダブルバトルを挑めばパニクる可能性もあった。
「ソルロック、ルナトーン、メタグロス、戦闘不能!よって勝者、チャレンジャーチーム!」
ダブルバトルは奥が深い……シングルバトル以上に頭を使わなきゃならねえ。
こっちの方が戦術性が色々とあって面白いが……この世界はシングルバトルが主流だ……現実の世界大会とかダブルバトル主流なイメージが滅茶苦茶強いんだがな。