闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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オーキド庭園 全員集合!

 

ピピピと目覚まし時計の音が鳴った。

ビリリダマの目覚まし時計じゃない色気もクソもないデジタルタイプの目覚まし時計、五月蝿いなとカチャッと押した

 

「ん…………ん〜………」

 

一応は料理人やってたので、早起きだけはなれている。物凄くやる気が出ない時があるが今日はやらなきゃいけない事が沢山ある。

眠い体を無理矢理起こしてゆっくりと意識を覚醒させ顔を洗いミント味の歯磨き粉で歯を磨いてスッキリとし……意識を叩き起こす。

 

「おぅ、朝ごはんならもう出来てるからな」

 

「………………さて…………何処から聞けばいい?」

 

ゆっくりと意識を叩き起こしてキッチンに向かえばタケシが朝ごはんを用意してくれていた。

ホントになんでこうなっているんだ……色々と疑問を抱いたがとりあえず何処から聞けばいいのか……

 

「彼ね、家の前で倒れてたの。だから拾ってみたんだけど家事がバリちゃんと同じぐらいに凄まじくて、オーキド博士の手伝いもしてくれたのよ!」

 

「いや〜ママさんのおかげでなんとか立ち直れましたよ!」

 

「……貴方、ニビジムのジムリーダーだったわよね?なんでここに居るの?」

 

「ああ、アレからジムは親父に、親父から弟に代替わりをしたんだ。今は弟のジローがニビジムのジムリーダーをしてる……いきなりのジムリーダーデビューだがジローは数える程度しか負けてない。弟ながら立派にやってるよ」

 

「そうなの……じゃなくてタケシはなんで?」

 

「俺、ポケモントレーナーよりもポケモンブリーダーを目指してるんだ……そして運命の相手と出会う……ポケモンブリーダーの方は順調だが運命の相手に出会えなくて行き倒れているところをママさんに助けてもらってな……ブリーダーとしての腕を磨くならばとオーキド博士を紹介してもらってサトシのホウエンリーグを裏でサポートしていたんだ」

 

ああ……オーキド博士が今回のホウエンリーグに来ることが出来たのはタケシがケンジと一緒に留守番をしてくれてたからか。

その気になればクルーザーすらも操縦出来る何気に色々とチートな男、タケシ……そりゃオーキド博士も安心して応援に駆け付ける事が出来るわな。

 

「ホウエンリーグ、見させて貰ったよ……圧倒的だったな」

 

「オレのポケモン達とも触れ合ってるのか」

 

「ああ!どのポケモンも物凄く高いレベルにまで育てられている。新しい技を下手に覚えず技の練度を上げる、技を応用する、面白い育て方をしている……神域の天才と呼ばれているだけの事はあるよ」

 

なんかオレが知らんところで色々な事が勝手に動いているな。

でもまぁ、なんか害意とか悪意とか下心とかは特に感じない。女性に対してダラシない以外は基本的には完璧でアニポケのヒロインと言われているだけの事はある。朝ごはんを食べ終えればバリヤードが食器を洗う……ホントにしっくりした感じでタケシが馴染んでやがる。なんて違和感の無さだと思っているとインターホンが鳴ったので玄関を開ければハルカとオダマキ博士が居た。

 

「ハルカ!?それにオダマキ博士も!」

 

「やぁ、久しぶりだねセレナちゃん」

 

「どうして……」

 

「なに、オーキド博士にちょっと用事があってね。ハルカちゃんもマサラタウンに向かいたいと言っていたから一緒に来たんだよ」

 

久しぶりに会ったオダマキ博士。

どうしてここに居るのかを聞けばオダマキ博士が用事できたからついでにハルカも一緒になってやって来た。

オーキド博士に用事ってまたなんかの議論が交わされるんだろうが……その辺はオレの専門外だ。

とりあえずオーキド博士の研究所に行かなきゃならないのでオーキド博士の研究所に向かった。

 

「やぁ、待ってたよ」

 

オーキド博士の研究所に向かえばケンジが出迎えてくれた。

ケンジはオレの事を待っていた……いや、オダマキ博士の事を待っていたんだろう。

オダマキ博士はオーキド博士の研究所にやって来るのがなんだかんだではじめてみたいで、オーキド博士が預かっているポケモン達が放牧されているオーキド庭園をみたいと言う。

 

「水質や気候といい、野生のポケモンが暮らすのに最適な環境だね」

 

「マサラタウンはなにもないのどかな田舎だってバカにされるけど、それはそれで野生のポケモンが住みやすい土地なんですよ」

 

「僕の研究所じゃこうはいかないな……ミシロタウンもここに似た感じだけど……」

 

オーキド博士の研究所に隣接されている庭、通称オーキド庭園。それをケンジが説明する。

オダマキ博士が見てみればポケモンが住みやすい環境が作られている……マサラタウンは田舎でなんも無いがなんも無いからこそ、ポケモン達にとって住みやすい場所を作れる。オダマキ博士もミシロタウンは似た感じの町で庭園を再現出来るかと考えたが無理だと考える。このオーキド庭園は何年も掛けて生態系が築き上げられてきた場所だから設備だけは真似できても生態系は真似出来ねえ。

 

「ベト、ベトォ〜」

 

「ぬぅお!」

 

「オダマキ博士、大丈夫ですか!?」

 

「ああ、大丈夫だよ!このポケモンは、ベトベトンか。普通なら物凄い悪臭を放っているのに全然臭わない。人間に馴れたベトベトンだね!」

 

「そのベトベトン、サトシのベトベトンですよ」

 

「ベェトォ」

 

オダマキ博士にベトベトンがのしかかった。

ベトベトンなりのコミュニケーションなのだがタケシは驚く。だがオダマキ博士は害意を特に感じずベトベトンが優れたベトベトンであることを理解しセレナが教えてくれる。ベトベトンは久しぶりだと言ってオダマキ博士の上から降りてこっちに近付いてくる。

 

「ベェトォ」

 

「ベトベトン……色々とあるが、他の奴等を集めてくれるか?」

 

「ベトォ」

 

ベトベトンはオレに会えたことを喜ぶがオレもはいそうですかで流さない。

ベトベトンにオレが今までゲットしたポケモン達を呼び出してくれと言えばヘドロな体の何処にそんな素早さがあるのかと聞きたくなるぐらいに素早く動いているとドドドドと音が鳴る。

 

『「「ブモォオオオオ!!」」』

 

「やれやれ、手荒い歓迎だな」

 

「け、ケンタロスがいっぱいかも!」

 

「アレはサトシのケンタロス……30体全部な」

 

こっちに向かって突撃してくるケンタロス達。

相変わらずパワフルな奴等だと思いながらも高くジャンプしてケンタロスの背中に乗る。

オダマキ博士、ハルカ、セレナ、タケシの4人もオレが乗ったケンタロスとは別個体のケンタロスの背に乗せられる。

ケンタロスがただひたすらに力に任せて走っている……と見えるがちゃんと目的地があってケンタロス達は動いている。

 

「ここは……バトルフィールド?」

 

「ああ、オレが作ったバトルフィールドだ」

 

ケンタロス達がゴールに辿り着けば止まってくれた。

オーキド庭園の隅っこにあるポケモンバトルが出来るバトルフィールド……セキエイ大会に出る時に作ったバトルフィールドだ。

ポケモンを徹底的に鍛え上げるにはこういう場所が絶対に必要になるから作り上げたもので……今でもポケモン達の戦いの跡がある。

 

「ベトォ」

 

今でもここで自主的にバトルの特訓をしているから良かったと思っているとベトベトンがポケモン達を呼びに行ってきた。

ポケモン達がこっちに向かって走ってくる。

 

「出てこい」

 

コレは出さなくちゃいけねえなとモンスターボールに入れているポケモンを出す。

右を見てもポケモン、左を見てもポケモン……こうして全員が集う光景を見れるのはオーキド博士の研究所だけだろう。

 

「サンドパン、トゲキッス、ジバコイル、ゲンガー、ゲッコウガ、リザードン、ベトベトン、ケンタロス、コノヨザル、オーガポン、ラプラス、カビゴン、ヘラクロス、ヘルガー、エアームド、スイクン、マニューラ、バンギラス、ラティアス、ジュカイン、ミロカロス、コータス、メタグロス……サトシのポケモンが一同に見れるだなんて、圧巻かもぉ!」

 

「クククッ……まぁ、こういう時しか見れねえからな」

 

オレのポケモン達が一同に集まっている。

物凄くレベルが高いポケモン達がコレほどまでに多く集まっている姿は見る人が見れば圧倒される。

1匹1匹がチャンピオンリーグに出ていても問題は無いレベルの理不尽な強さを持っている

 

「ェァウ!!」

 

「…………言いたいことは分かる……だがコレが結果だ」

 

エアームドが今回の一件について抗議してきた。

エアームドだけでなく何名かのポケモン達も同じ事を思っているがコレが変わりようがない結果だ。

オレはホウエンリーグ・サイユウ大会を優勝した証であるトロフィーを出せばポケモン達は喜んでくれるが……不満を抱いているポケモンがいる。

 

「思ってた以上に歯応えが無かったんだから仕方がねえだろう」

 

「…………なにを文句言ってるの?」

 

「エアームドやカビゴン達は呼び出されたのに出番が無かった事に不満を抱いている……コレだけのポケモンを使いこなすのは難しいとは言え……一応は全員が出れるようにはしていたみたいだが」

 

文句を言っているのは分かるが文句の内容が分からない。

なにを言っているのかを聞けばタケシが出番が無かったことについて言ってくる。

一応は全員に出場機会は与えたが、相手が試合放棄したり思ってたよりも弱くてバンギラス1体で6タテしたりとかしたし……アランの言うように既に地方リーグレベルじゃねえのは確かだ。

 

「まぁ、そう不満は抱くな……戦いの時はしっかりとやって来るからその時を待てばいい」

 

「そうだな。チャンピオンリーグまで残り少し、その間に徹底的に鍛え上げないと」

 

「……そういえばオダマキ博士はオーキド博士に用事で来たけどハルカはどうして?」

 

「サトシがチャンピオンリーグまでの間ポケモンを育成するから、一緒にって……まだまだサトシから学ぶことが多いし」

 

「…………それなんだけどよ、今年のチャンピオンリーグは蹴るぞ」

 

ハルカがマサラタウンにまでやってきた理由はチャンピオンリーグに向けて鍛えるオレと一緒にポケモンを鍛えること。

今回のホウエンリーグは運に恵まれていたところもあるから実力を高める為にオレと一緒にポケモンを鍛えるのは良い考えだがオレはもう既に腹は決めてある。

 

「チャンピオンリーグに出場しないって、どういうこと!?」

 

「トキワシティでバトルフロンティアって言う施設を経営してるエニシダさんに出会った。フロンティアブレーンは四天王クラスの実力者で7人も居る……オレは今年のチャンピオンリーグを蹴ってバトルフロンティアに挑戦する」

 

「折角、サイユウ大会を優勝したのに……勿体無いな」

 

「地方リーグ優勝は何時でも出来る……わざわざ来てくれたのに悪いな」

 

チャンピオンリーグに出場しないことをしれば計画が色々と破綻するハルカ。

タケシは折角優勝したのにその権利を放棄するのかと、素直に勿体無いと言ってくれるが地方リーグは何時でも優勝出来る。

ハルカにわざわざ来てもらった事に関して謝りながらもそれについて考える。

 

「あれ、でもサトシがチャンピオンリーグを辞退するんだったら……準優勝者のハルカに権利が回ってこない?」

 

「まぁ、タマランゼ会長にオレはでないって言ってハルカを推薦すればいけるだろうが……個人的にはオススメ出来ねえな」

 

チャンピオンリーグ出場権の放棄、次点のハルカにお鉢が回ってくる。

チャンピオンリーグクラスがどれほどなのか、中にはチャンピオンクラス、四天王クラスと別格なトレーナー達が居る。

今のハルカが挑んだところで結果は大体見える……今回のホウエンリーグもそうだがハルカは色々と恵まれて準優勝が出来た。

ハルカ自身が頑張ったってところもあるだろう、だがそれでも運がハルカに偏っていた。そういうところがある。

 

「無理だから、ここに来たのに……」

 

「鍛えてほしいなら鍛えてやるよ……と言うかそれでいいのか?確かカントーのポケモンコンテスト、まだやってるぞ?」

 

「うん……1シーズンで1つの地方にするって決めたの、今は足をしっかりと固めておかないといけないから」

 

「賢明な判断だ」

 

カントーでも現在ポケモンコンテストが開催されている。

二刀流のハルカならば喜んで参加するかと思ったがそれよりも手持ちを鍛えていた方が良いと判断した。

1つのシーズンで1つの地方、まだ1つのシーズンを終えていないので足元を鍛えようとポケモンの育成に時間を使う。

しっかりと足元を鍛えようとしている……ジムリーダーの娘は伊達じゃないか。

 

「いや〜サトシくんのポケモンはどれもこれも鍛えられているね……っと、そろそろオーキド博士と顔を合わせないと」

 

「……なんかの論文の発表ですか?」

 

「見てほしいものがあると言われてね」

 

オレのポケモンを堪能したのでそろそろオーキド博士に会わなければとなるオダマキ博士。

なんかの論文の発表でもと思っていたが見てほしいものがあると言われている……なんだ見てほしいものって。

とりあえず巨大なテレビ電話もあるから今回のチャンピオンリーグの辞退をポケモンリーグ協会に言っておかねえとなとケンタロスに乗って研究所に戻る。

 

「と言うわけでバトルフロンティアに挑戦しますので今年のチャンピオンリーグは辞退します」

 

『そうかそうか……サトシくんなら優勝出来そうじゃったんだが残念じゃ……しかしバトルフロンティアもそう簡単に制覇は出来ぬから気をつけるんじゃ』

 

「ええ……とりあえず制覇はしますよ」

 

過去にバトルフロンティアに挑んで多くのトレーナーが制覇に失敗した。

四天王と同格の実力者達が潜んでいる化け物の巣窟に突かないといけねえからタマランゼ会長は気をつけろと言ってくる。

だがそれぐらいじゃねえと、今の生温い環境だとオレは弱くなっちまう。弱くなっちまったら面白味に欠ける。

 

「う〜む……」

 

「コレはポケモンの力ですよ」

 

タマランゼ会長に今年のチャンピオンリーグの辞退を伝えた。

残念そうにしてたけども受け入れてくれたのでオーキド博士にも言っておかねえとなとなりオーキド博士のところに向かえばオーキド博士は頭を抱えておりオダマキ博士はポケモンの力と言っている。

 

「オーキド博士、なんの研究に滞ってるんですか?」

 

「おぉ、タケシか……実はの、台風が明日にでもマサラタウンを直撃しそうなんじゃ」

 

「オーキド博士、それって大変な事じゃ……今直ぐに台風に備えないと!」

 

「そこなんじゃよ」

 

「え、どういうことですか?」

 

台風が間もなくやってくるという話を聞けばセレナやハルカが台風用に備えないといけないという。

過去にマサラタウンに台風が直撃した事は何度かあるし、それに備えることぐらいは極々普通のことだ。

それならば何時も通りに台風に備えておけばいいだけの事だが今回は今までと一例が違うみたいでオーキド博士がパソコンを操作し巨大なモニターに映し出す。

 

「気圧の急な変動もなにもなく急に台風が発生したんじゃ……ワシの考えが正しければと思ってオダマキ博士に来てもらったんじゃ」

 

「私の考えが正しければ台風をポケモンが発生させている……それも並大抵のポケモンじゃない、かなり強力なポケモンだ」

 

台風が起きる前の気圧のデータと起きてからの気圧や気温のデータを確認するが台風が発生する予兆が無かった。

自然的に発生したと言うよりは誰かが意図して作り上げた台風でありそれが誰かと言う話になればオーキド博士はポケモンをピックアップする。台風が起こせるポケモン、それは限られている……台風に乗って移動することが出来るポケモンならば……。

 

「オーキド博士、台風が誰が巻き起こしたかは気になりますけど台風用に補強とかしなくていいんですか?」

 

「おぉ、そうじゃった。サトシ、すまんがタケシやケンジ達と協力して補強を」

 

オレ、バトルフロンティアに挑むつもりなんだが。

台風用の補強工事をしてくれとオーキド博士が言ってくる。オーキド博士にはなんだかんだで世話になっている身なので逆らわず、台風に備えての研究をする。翌日ホントに台風がやってきた。今までと段違いの台風で人為的に起こされている台風、もしかしたらあのポケモンかと淡い期待を抱きながらもオーキド博士と共に台風を巻き起こしているポケモンを調べ

 

「ラブトロス、ゲットかもぉ!」

 

ハルカが台風の原因であるラブトロスをゲットした。

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