闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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チューブクイーン!ポケモンバトル、運も大事

「お〜……来たか」

 

「……お前、なんで居るんだよ」

 

「休日を使ってるんだ」

 

4つ目の施設、バトルチューブに辿り着くというところでアランに出会った。

ホウエンまでのメガシンカするポケモンをゲットしているんだから次はシンオウ地方にでも行けよと呆れる。

 

「サトシ、コイツは誰だ?」

 

「お、喋るルカリオ……いや、波動で念話してるのか」

 

アランと出会うのがはじめてであるルカリオ。

邪悪な気配を感じていない……ルカリオはそういう悪意とかには敏感だが、アランには反応しない。

アランは……邪悪な存在、ではないのか?……クズと悪人は違うと判定が違う……英雄王ギルガメッシュが色々と酷いことをしているが混沌・悪でなく混沌・善……なにが善なる存在、なにが悪な存在なのかアレを見たら分からなくなるな。

 

「俺はアラン、ポケモン研究家の助手をしている……この地方では見かけない、と言うよりは随分と珍しいルカリオだな」

 

「…………劇場版」

 

「おい!それは反則だろ!」

 

喋るルカリオなんて珍しい、珍しいだけでなく強いルカリオだなとアランは見抜く。

こんなポケモンを持っていたのか?と疑問を抱いているので劇場版に出てくるルカリオを仲間にしたと言えば反則という。

 

「レックウザ」

 

「……あ」

 

劇場版に出てくるポケモンをゲットするなんて反則だと言うのだが、レックウザをゲットしたことを忘れたとは言わせない。

そう言えばレックウザも劇場版のポケモンだったなと思い出す……完全に忘れていたみたいだな……………

 

「で、お前はなにしに来たんだ?」

 

「やだなぁ……バトルチューブを応援しにきたに決まってるだろう」

 

レックウザの存在を思い出すと同時になにをしに来たのかを聞いてみればバトルチューブ戦を応援しに来たという。

オレの感覚が言っている……バトルチューブ戦を応援しに来たというのはホントだろうが裏になにかが潜んでいる。

ルカリオが害意を感じない……コイツは一切の迷いもなにもなく動いている、欲望に対して物凄く忠実に生きている……バカだな。

 

「ここがバトルチューブ…………ハブネーク?」

 

「ハブネークだな」

 

バトルチューブに辿り着けばハブネークの見た目をしている施設だった。

ポケモンの見た目にしている施設は多々あるがここまでどストレートにしているのか。

ハルカがハブネークなのを疑問に抱くがハブネーク使いだからだろうと思っているとエニシダさんが現れ、エニシダさんが4つ目の施設のバトルチューブだと教えてくれた。

 

「はじめまして!!自分はタケシと申します!麗しきお姉様、貴方の名前を」

 

「え、あ……アタシの名はアザミ……チューブクイーンのアザミだよ」

 

「……っふ」

 

あ……あ……あ……そういうことか。

アランがなにかを企んでいるなと思っていたらバトルチューブのフロンティアブレーン、チューブクイーンのアザミが現れる。

タケシは包容力がある綺麗な大人のお姉さんと認定した。オレとルカリオが反応することが出来ない速度でタケシは動いた……金の力でブーストした両津勘吉の如きパワーアップをしている。

 

「アザミさんですね!」

 

「ちょっと!」

 

「なにリーダーに粉かけてるのさ!」

 

「おいおい、別に良いことじゃねえか。こんな綺麗なお姉さんをナンパするのは男として普通のことだぞ?」

 

アザミをナンパすればアザミは顔を真っ赤にしときめいていた。

しかし……アザミの取り巻きがリーダーに粉をかけるな、ナンパするなと言っているがアランは愉悦に浸っている。

こんな綺麗なお姉さんをナンパするのは男として極々普通の事だと言い切れば……汚い笑みを浮かべあげている……セレナとハルカは……どういう反応をすればいいのかが分かっていない。

タケシが綺麗なお姉さんが大好きなのは知っている、いい女をナンパするのは極々普通の事だと言い切りやがったが……

 

「そうだ!こんな綺麗なお姉さんを口説かないといけない!それは男として失格なんだ!」

 

「………………」

 

「姉さんを口説くだなんて一億光年早いんだよ!」

 

「……でも、満更でもなさそうだぞ」

 

「え、ね、姉さん、そんな!?」

 

「ケケケ……分かってるじゃないか……」

 

取り巻きが口説くだなんて早すぎる!と言い切るが、アザミ自身は割と満足げだ。

確かタケシの糸目がどストライク……糸目は乙女の心を反応させる……だがタケシの中身はどうなんだろう。

いや、良いやつなのは分かってるんだ。女が絡まなければ最高のダチだよ……でも、女が絡めばタケシはバカになるんだ。

 

「……なぁ、サトシ……純粋に応援してやらないか?」

 

「……本音は?」

 

「あの手のタイプが失敗でなく成功する姿を俺は見たいんだ……どうせこれからギャグの流れとしてタケシがやられる一連のやり取りが待ち構え続けてるだろう……不憫だしさ……こういうので成功する時に限って何かしらのイベントが発生する。そこから吸える空気の味を俺は食いたいんだ」

 

ホント、こいつクソ野郎だな。

タケシを純粋に応援しているかの様に見えたけれども、タケシとアザミから発するイチャラブのオーラから更に生まれるイベント……イチャラブのオーラを堪能するだけじゃダメなのか?

 

「サトシ……力になってあげましょう」

 

「そうよ……男同士の友情よりカップルの愛かも」

 

男同士で熱い友情を酌み交わすよりも、カップルの愛を見せつけたい。

高校生クイズで男子校の友情はカップルに勝つことが出来ないとかいう名言を残したのを思い出す……うん、まぁ……

 

「とりあえず、バトルさせてくれ」

 

俺のバトルフロンティア制覇の為に今回はカントー地方を巡っている。

バトルがしたい、バトルする為にここまでやってきている……だからバトルをさせてくれ。

1番の目的を忘れてしまったら元も子もねえと言えば顔を真っ赤にしていたアザミはハッとなる。

 

「いいよ……あたしとのバトル、使用ポケモン2体の勝ち抜き戦だよ!」

 

さっきの姿を見ていたから情けねえと思いながらもバトルチューブクイーンとのバトルが開幕する。

勝ち抜き戦……めんどうな試合だが向こうが先にポケモンを出してくれる。ラティアスという一例があるから油断はあんま出来ねえ。

 

「ハブネーク、出てもらいます!」

 

「頼んだぞ、ゲンガー!」

 

「ハヴァ!」

 

「ゲンゲロ!」

 

「試合開始!」

 

施設と同じポケモン、ハブネークが一番手に出てきた。

過去に何人かハブネークを相手にしてきたのだが今までのハブネークで1番強い。

 

「ハブネーク『かみくだく』」

 

「ハヴァ」

 

「………『サイコキネシス』だ」

 

「ゲンゲ!」

 

「お、モロに入った……けど……直ぐに起きたか」

 

純粋に試合を応援するということに関してはマジなアランは試合を見ていく。

ハブネークは真正面から突撃してきた、中々に速いが動きがあまりにも単調過ぎる。

ゲンガーが『サイコキネシス』を使って弾き飛ばすが……ハブネークは普通に起き上がる。

 

「ハブネーク『かみくだく』よ!」

 

「ゲンガー『サイコキネシス』」

 

「さっきと同じ展開!……あ、また起き上がったわ!」

 

「ゲンガーの『サイコキネシス』を受けて起き上がるだなんてタフね……でも…………もう少し……」

 

「アレがアザミの戦闘スタイルなのさ」

 

再び『かみくだく』で攻撃してこようとするハブネーク。

最短距離で攻撃しにくるがそれよりも早くにゲンガーは動く、ゲンガーは早く動けるポケモンだからハブネークより先に動ける。

厄介なのは『サイコキネシス』で相手を捉えないといけないこと、その厄介なのが『かみくだく』で突撃してくる。

ハブネークの『かみくだく』がゲンガーにとって最高打点なんだろうとセレナは分かるがもう少しあるんじゃないのかと疑問を抱く。

 

「アザミは攻撃系の技しか使わない……それだけでフロンティアブレーンにまでなった猛者だ」

 

「……ハブネーク『かえんほうしゃ』」

 

2連続で『かみくだく』を使ってきたが流石に『サイコキネシス』があると分かれば手は変える。

『かえんほうしゃ』を撃ってきた。ゲンガーは体を浮かして回避しようとするが

 

「『かみくだく』」

 

回避した先にハブネークが居た。ゲンガーが回避した先にハブネークが居る……早い……早すぎる。

ハブネークがゲンガーよりも足が遅い、ゲンガーがハブネークの『かえんほうしゃ』を見てから回避したが……

 

「ゲンガー、大丈夫か?」

 

「ゲン」

 

予想以上に素早い……ではない、コイツは仕掛けがある。ゲンガーが『かみくだく』を受けた仕掛けは大体は想像がつく。

こっちには色々と武器があるが使うのは『サイコキネシス』一択、ゲンガーはまだ動けるぞと言っている……

 

「ハブネーク『かえんほうしゃ』」

 

「……クククッ……ビビらせた者勝ちってか」

 

「ゲンガーに『かえんほうしゃ』が届いてない!?」

 

「あ〜そういうことか……」

 

再び『かえんほうしゃ』を撃ってくるハブネークだがゲンガーに避けないようにしてもらった。

ゲンガーはオレの事を信じてくれて『かえんほうしゃ』を回避しなかった……その結果、仕組みが判明した。

ゲンガーに『かえんほうしゃ』が届いていない、タケシはその事に気付けばアランは仕組みを理解した。

 

「『かえんほうしゃ』途中でキャンセルして突っ込んでるのか」

 

『かえんほうしゃ』が来たら回避する、回避した先を読む。

ハブネークは『かえんほうしゃ』を放ちゲンガーが回避するよりも前、動こうとしている時に『かえんほうしゃ』をキャンセル。そのまま突撃して回避先に先回りして『かみくだく』を当てる……『かえんほうしゃ』を途中で止めるタイミングとかがかなりシビアになってくる……攻撃系は最大の防御でなく最大の攻め、それを現している。

 

「ハブネーク『かえんほうしゃ』」

 

「仕掛けさえわかってれば怖くないかも!」

 

「そんな甘くねえだろ」

 

『かえんほうしゃ』で攻めるハブネーク。

ゲンガーに届くか届かないかの距離で『かえんほうしゃ』を止める……と言うタネは見抜かれた。

ハルカが今度も動かないでいればいけると言っているのだがアランはそんなに甘くないと言い切り……『かえんほうしゃ』がぶつかった。

 

「当てる『かえんほうしゃ』か当てない『かえんほうしゃ』なのか……それがどっちなのか、運が必要になるよ」

 

「クククッ……ここはラックシンボルだったな」

 

攻撃が当たる『かえんほうしゃ』と当てる様に見せかける『かえんほうしゃ』

ハブネークがどっちを放つか選ぶことが出来る……が、途中で変えることが出来ないと言っている。

バトルチューブを攻略すれば貰えるフロンティアシンボルはラックシンボル、ラックとは運を意味している。

『かえんほうしゃ』が当たるならば避ける、当たらないのならば避けずに『サイコキネシス』で攻撃する……当たる『かえんほうしゃ』を避ければそこで終わる。当たらない『かえんほうしゃ』を避ければ避けた先を先読みされる……。

 

「上手いな……だが……まだ選択肢はあるぜ?」

 

「ハブネーク『かえんほうしゃ』」

 

「『シャドーボール』をぶつけろ!」

 

「っ!?」

 

『かえんほうしゃ』に対して真正面から『シャドーボール』をぶつける。

タイプ不一致の『かえんほうしゃ』に対してタイプ一致の『シャドーボール』をぶつける。『シャドーボール』は押していきハブネークに命中した。

 

「そうか……2つに1つと選択肢を迫っている、この認識自体が間違いだったのか!」

 

「運ゲーも悪くはねえがこういう感じのパワー勝負、真っ向勝負と運ゲーを挑むって言うならば真っ向勝負が好みだね……ビビらせたもん勝ちだが倒したもんが勝つんだよ」

 

「ハブネーク、戦闘不能!ゲンガーの勝ち!」

 

ハブネークを無事に倒せた……2つに1つの心理戦をやれば何処かの段階で大痛手を負っている。

2体目のポケモンがなんなのか、それ次第で色々と変わる……『みちづれ』と『ほろびのうた』を使うつもりは無い。

この2つは便利だが依存していたら意味が無い。なによりもオレの成長に繋がらねえ。

 

「戻れ……相手をビビらせたら、そう思ってたけど間違いだったみたいね!」

 

「……サトシ相手にそういうの無理よ」

 

「だったら純粋なパワー!ポケモンバトルの原点、力と力のぶつかり合い!ギャラドス、出てもらいます!」

 

「ゴォオオオウ!」

 

「……お……」

 

2体目に出てきたのはギャラドスだった。

ギャラドスならばどうにかなるなんて甘い考えは持っていない、それよりもより危険を感じる。

何故ならばギャラドスの額にギャラドスナイトが装備されており……アザミはペンダントを取り出した。

 

「メガシンカ!!」

 

「グゥ、ゴォオオオオウ!!」

 

ギャラドスがメガギャラドスにメガシンカした…………

 

「『おにび』だ」

 

「『かみくだく』」

 

『おにび』を使うがアザミの手は迷いが無かった。『おにび』の炎に当たっているにも関わらず『かみくだく』で噛みついてきた。

ダメージが蓄積されていたゲンガーは戦闘不能になった……

 

「ただでさえ強いギャラドスがメガシンカするだなんて……」

 

「で、でも『おにび』を当てることに成功したわよ!コレで攻撃力は下がるわ」

 

ゲンガーが倒されたよりもギャラドスがメガギャラドスになった事に言葉を失うセレナ。

ハルカが『おにび』を当てることに成功したから攻撃力が下がると言ってくれるのだが安心は出来ない。

 

「いけ、ジバコイル!」

 

「ジバァ」

 

「…………そいつしか居ないのがな……」

 

メガギャラドスに対抗して出したのはジバコイル、それを見たアランはオレが『でんき』タイプがジバコイルしかいないことについてボソリと呟く。自分でもそのデメリットは理解している、理解した上でジバコイルにしている。

 

「ジバコイル『エレキネット』」

 

「ジィ!」

 

「ゴォウ!」

 

「『でんき』タイプの技を耐えた!?」

 

「メガギャラドスはギャラドスと違って『みず』『あく』タイプのポケモンだ……『でんき』の通りが悪くなるし、なによりも特殊攻撃に対して強い……ジバコイルのパワーでも厳しいが……狙いはそこじゃないか」

 

『エレキネット』を被せる……メガギャラドスサイズのエレキネットだから大きいがしっかりと捕まった。

『エレキネット』に苦しむが力技で振り解こうとする。その間に青色のオーラを放出する……『エレキネット』の追加効果であるすばやさダウン……残りのポケモン云々を考慮しないからこの1回で良い。

 

「『10まんボルト』だ」

 

「ギャラドス、抜け出すんだ……っ『エレキネット』」

 

『エレキネット』から抜け出す事にメガギャラドスは成功する。

だがメガギャラドスは『10まんボルト』を回避することが出来ずに直撃した……が、ピンピンしていた。

……『リフレクター』は使えるがどっちにせよ一発は確定で耐える……ジバコイルのレベルは相当高い、カントーでゲットしたポケモンはチャンピオンリーグ優勝者と同格の四天王クラスのレベルにまで至っている。それなのにも関わらず『10まんボルト』を耐えた。

『エレキフィールド』……いや……

 

「『きんぞくおん』だ!」

 

「ギャラドス『こおりのキバ』」

 

「『はがね』タイプのジバコイルに『こおりのキバ』?」

 

「おそらくサトシくんのジバコイルが『がんじょう』の特性だと見ているんだろう、メガギャラドスは『じしん』を使うことが出来るが『がんじょう』を残した状態だと確実に耐える。ほんの僅かでもダメージを与える。それがアザミの狙い……そしてサトシくんも勝負を決めに来ている。『きんぞくおん』でギャラドスの特殊防御力を大幅に下げた」

 

ジバコイルに対して『こおりのキバ』で攻撃したことを疑問に思うタケシ

エニシダさんがジバコイルの『がんじょう』を潰すために使った一撃、対するオレも勝負を決める為に『きんぞくおん』を使った。

 

「『じしん』」

 

「『10まんボルト』」

 

ギャラドスは『じしん』を使った。

ジバコイルは『10まんボルト』を放った……先に攻撃を受けたのはギャラドスだったがギャラドスは既に『じしん』を発動済みで『じしん』の衝撃波にジバコイルが命中してジバコイルは吹き飛ばされ……ギャラドスが倒れてメガギャラドスから普通のギャラドスに戻った。

 

「ギャラドス、戦闘不能!ジバコイルの勝ち!」

 

「…………相手のスタイルのおかげで命拾いしたな」

 

「……ああ」

 

ギャラドスが戦闘不能になりジバコイルが勝った。

勝利を大きく分けたのはゲンガーの『おにび』で半減した攻撃力、『エレキネット』で遅くしたすばやさ、『きんぞくおん』で下げた特殊防御力……この3つの内のどれか1つが欠けていたら負けていた。更に言えば相手が攻撃以外の技を使ってこなかった。

ギャラドスに定番の『りゅうのまい』がある、これさえあれば攻撃と素早さを上げれるがアザミは使用しなかった……

 

「ラックシンボルだけに文字通り運が良かったか……」

 

何処かズレていたら負けていた。ラックシンボルの名前の通り運が良くて命拾いをした。

準伝説のポケモン出てこないとかで感覚が麻痺してきている。強いトレーナー準伝説のポケモンレベルの筈が準伝説のポケモンを出しているからか、それとも現実だと当たり前の如く準伝説使われているからか……ともあれ感覚が麻痺った。

 

「タケシ、行くんだ」

 

負けたアザミをフォローして好感度を稼げ!アランは己が愉悦に浸りたいが為にタケシを送り出した。

なんか若干良い感じの雰囲気になっており、取り巻き達が色々と言ってくるので……先ずはお友達から始めましょうで落ち着いた……タケシのアイデンティティが崩れるが、1人の友人として応援はしたい。

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