闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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シンジ 再び

 

「ナァゥ」

 

ナエトルをゲットした。

野生のナエトルは色々と珍しいが色々とあって向こう側から気に入られてナエトルをゲットした。

 

No.0387 ナエトル わかばポケモン 特性『しんりょく』

 

『たいあたり』『はっぱカッター』『かみつく』『からにこもる』

 

ナエトルのステータスを確認する。初心者ポケモンに毛が生えた程度のナエトルだ。

最近までバトルフロンティアに挑んでたからレベルが高いポケモンや準伝説のポケモンを見たりで感覚が麻痺している。

元から強いポケモンとか色々と見ていたからホントに感覚が麻痺しており一般的な野生ポケモンはコレぐらいだというのを思い出す。

 

「さて、ナエトル……最初のジムは『いわ』タイプのジムだ。だから『くさ』タイプのお前に頑張ってもらわねえといけねえ」

 

「ナァウ」

 

クロガネジムの使用ポケモン数は3体、ナエトル、ムックル、ルカリオの3体で挑むとしてナエトルが鍵を握る。

勿論ルカリオも使うがナエトルにもある程度は戦ってもらわねえと困る。厄介なのはズガイトス……いや、原作通りだとラムパルドになるか?流石にラムパルドはナエトルでは厳しい、ルカリオを使って倒すつもり……ジムリーダーのエースは序盤はルカリオでどうにかする方向で行く。

 

「今のお前は『はっぱカッター』が使えるな……『はっぱカッター』のはっぱを1枚にだけ絞る練習をするぞ」

 

既に『はっぱカッター』をナエトルは覚えている。

本家本元、ダイヤスペシャルこと1枚だけの『はっぱカッター』をナエトルには覚えてもらう。

『エナジーボール』とか『タネばくだん』はまだいい、それをするのはハヤシガメになった後だ。

 

「アレが噂に聞く複数発ある技や高火力の技を一撃に留めた物か」

 

「有名なのか?」

 

「ちょっとな……俺も試してみたんだが、かなり難しくて実戦で使えるレベルにまで鍛え上げるのには時間がかかる」

 

噂に聞くあの技かとタケシは納得しているとルカリオは有名なのかと聞いた。

この技術は普通に真似をすることは出来るには出来るがかなり会得難易度が高い技で場合によっては自分を傷付ける。

結構難易度が高い技術……とは言えオレは既に何体か教えているし『くさ』タイプならば色々と分かっているつもりだ。

 

「……バゥ!」

 

ナエトルの『はっぱカッター』の特訓に勤しんでいるとルカリオが吠えた。

なんか厄介な事が起きるのかと思ったら……シンジが現れた。

 

「なんだお前等か」

 

「なんだとはなんだ、人の顔を見て勝手に落胆すんなよ」

 

「別に落胆していない……最初は何処のジムに挑むつもりだ?」

 

「クロガネジムだ……新しく加わったナエトルの出番だ」

 

「ナァウ」

 

人のことを見て勝手に落胆しているシンジだが何処のジムに挑むのかを聞いてくる。

クロガネジムに挑むと言い新しくゲットしたポケモン、ナエトルを紹介すればナエトルをジッと見つめる。

 

「お前、そんなレベルの低い使えないナエトルでいいのか?」

 

「ナァウ!?」

 

「使えるか使えないかで決めるのはお前じゃねえ、オレだ……少なくともオレはナエトルを選んだんだ」

 

「またポケモンに酷い発言をして……」

 

オレのナエトルを見て使えないと言い切ったシンジ。

ナエトルはいきなりの発言にショックを受けるがそれを決めるのはシンジじゃねえ、オレだ。

セレナがポケモンに対して酷いことを言っているとシンジに怒りそうになるのだが先に怒ったのはセレナでなくナエトルだった。

 

「ナァウ!!ナォウ!」

 

「自分は使えないナエトルなんかじゃねえ、そう言ってるぜ?」

 

「だったら試してみるか……ヒコザル、バトルスタンバイ!」

 

「ヒッコ!」

 

「お前……容赦なくヒコザルで挑むんだな」

 

「当たり前だ……弱点を突く……それとも信じてるやコイツなら出来ると激しい思い込みだけでポケモンに無茶をさせろと?それこそ三流トレーナーの証拠だ」

 

ナエトルに対してヒコザルで挑んでくるシンジ。

『ほのお』タイプのポケモンで来るとか容赦ねえなと言えばくだらない精神論で挑むのはただの無鉄砲と言い切る。

一応言っていることは間違いじゃねえ。言い方が色々とトゲがあるものの、シンジはシンジなりにバトルを極めようとしている。

 

「ナエトル『たいあたり』」

 

「ナゥ!」

 

「なに!?」

 

「クククッ……早えだろう」

 

開幕で動いたのはナエトルだった。

『たいあたり』で突撃するのだが目にも止まらない速さ……通常のナエトルよりも速いナエトル……とは言えそれを生かす事が出来るのはナエトルの頃だけだ。ハヤシガメに進化して以降は戦闘スタイルを大幅に変えねえといけねえからあんまりこの戦法はしたくねえ。

 

「ヒコザル『かえんぐるま』だ!」

 

「ナエトル『からにこもる』だ」

 

今度は向こうの番だと『かえんぐるま』で攻めてくる。

コレは回避不可能だからと『からにこもる』で攻撃を受けるが……やっぱりと言うべきか『ほのお』タイプなので通りが良い。

レベルは向こうの方が上だしどうしたものかと考えているとシンジが次の手に移行する

 

「『あなをほる』」

 

「ナエトル、ひっくり返って『からにこもる』」

 

「…………ヒコザル、手前に出て『かえんほうしゃ』だ!」

 

「ヒッコォ!!」

 

ありゃ……色々と読まれていたか。

ヒコザルはナエトルの真下でなくナエトルの真正面に出てきて『かえんほうしゃ』を放った。

『からにこもる』で上げれるのは物理防御力だけ、特殊防御力は上げれることは出来ないと『かえんほうしゃ』がナエトルに直撃し、ナエトルは戦闘不能になった。

 

「ナァウ……」

 

「ヒコォ!ヒココ!」

 

「ヒコザル、こんな勝って当たり前のバトルで喜ぶな!」

 

ナエトルは戦闘不能になって自分が勝ったのだとヒコザルは大いに喜んで。

だがシンジはコレは勝って当たり前のバトルだと認識しており、それで勝てても意味は無い……シンジの視線の先にはルカリオが居る。

この前のバトルでルカリオとの圧倒的なまでのレベルの差に関して痛感している。おそらくは自分が持っているポケモンで1番レベルが高いポケモンよりも高い。

 

「………リザードンは、ゲッコウガは、他のポケモンを入れて指導しないのか?」

 

「シンオウではルカリオ一匹でスタートだよ……ここで勝てたとしても一番大事なところで勝てなきゃ意味はねえ、それはお前が1番理解しているだろ?」

 

もっと強いポケモン、リザードンやゲッコウガ等の代表的なポケモンは何処に居るか聞くがシンオウではルカリオ一匹スタートだ。

そいつらを倒さなきゃオレを倒したとは言えない。ここで勝てたとしてもシンオウリーグという場所で勝つことが出来なきゃ意味がねえ。練習で100戦100勝しても実戦で1敗すりゃその時点で全てがダメになる。

 

「…………ヒコザル、ポケモンを探しに行くぞ」

 

「探しに行くね……お前なんか目当てのポケモン居るのか?」

 

「居ないな……しいて言うなら使えるポケモンだ」

 

「そういう強さだけを見ても意味ねえだろう。このポケモンをどういう風に育成したいとかのイメージ図が完成してねえと……クロガネジムは『いわ』タイプのジム、それに合わせてポケモンを持っていく」

 

「…………ムックルで挑むつもりの奴がそれを言うか?」

 

「なにも殴るだけがポケモンバトルじゃねえよ」

 

「……す、スゴくバチバチだわ」

 

オレの言っていることは一応は理解できるとポケモン探しに行くシンジ。

なにか目当てのポケモンでも居るのかと聞けば強くて使えるポケモンだが強さだけを求めるならば伝説のポケモンでもゲットしに行けっつーの……ラティアスとスイクンをゲットしているオレが言えた義理じゃねえか。

 

「目星のポケモン、とっととつけとけよ……お前もオレも1人のトレーナーだ。育てれるポケモンに限界がある」

 

シンジに良いポケモンが見つかればいいなと言えばシンジはフンッと背中を見せて去っていく。

特にコイツが欲しいって言う目当てのポケモンが居ない……地味に厄介だぞ、それは……まぁ、原作のサトシも行き当たりばったりで欲しいと決めているポケモンをゲットしようって事をしなかった奴だからなんとも言えねえがな

 

「大丈夫か、ナエトル?」

 

「ナァウ……」

 

「………………」

 

「どうしたんだ?」

 

「あ、うん……サトシが負けるところ、久しぶりに見たかなって」

 

ナエトルが大丈夫かどうか確認すれば酷く落ち込んでいた。

使えないと思われていたから見返してやろうと思ったがその結果負けた……負けたという事実は変わりはねえ。

オレの指示が間違ってたところもあるしナエトルがまだ出来なかった事もある。負けても仕方ねえところがあると思っていればセレナは珍しい物を見ているという顔をしていた。タケシがどうしたのかを聞けばオレが負けるところを久しぶりに見たと言う。

 

「そう言えばバトルフロンティア挑戦中は一度も負けていなかったな……」

 

「負けたのってホントに数える程度で、負けた相手も今はチャンピオンのダンデさんとかで」

 

「……セレナ……シンジは強え……今はどうしようのない壁にぶち当たってるが、シンジは強えんだ。同じ条件下、いや、今回はオレの方が不利だった。負ける可能性は普通にあってその通りになったんだ」

 

タケシはバトルフロンティア中のオレを思い出し、セレナも今まで負けたトレーナーを思い出す。

こんな野良試合で負けるのが意外と思っているだろうがその認識は危うい。シンジは強え、壁にぶち当たっているが間違いなく強えトレーナーだ。負けない可能性よりも負ける可能性が大きい戦いだった……負けたら負けたであっさりと受け入れる。オレがオレの意志で決めた事で失敗したら、それはオレが悪いことなんだ。

 

「ナエトル、悔しいか?」

 

「ナウ」

 

「そうか……だったら立ち上がれるな?」

 

タイプの上では不利だった。強力な攻撃技『かえんほうしゃ』を覚えている。

負けた理由を色々と言い訳に使うことが可能だが、そんなのは並べない。オレは勝負が負けなら負けだと受け入れる。

ナエトルに立ち上がれるかどうかを聞いた。ナエトルは負けるよりも顔がしっかりとしている……負けから得るものがあったか。

 

「……サトシ、わざとなのか?」

 

「本気で勝つつもりだったぞ」

 

ナエトルがさっき以上にやる気を出している、コレは狙ってやったことなのかとタケシは聞いてくる。

だがオレは本気で勝つつもりだった……そもそもでシンジと会う予定は無かった。ナエトルの鼻っ柱を叩き折るとかそういうのは思ってない。

 

「ナエトル…………やる気は充分みたいだが、ここからが問題だ」

 

「ナゥ?」

 

オレはポケモン図鑑を開く。ナエトルの進化系のハヤシガメ、そして最終進化系のドダイトスを見せる。

ナエトルには進化する意志がある。それは事前に確認している。だが問題はここからだ。

 

「お前がハヤシガメやドダイトスになればその素早さは無くなる……お前はナエトルの中では速い方だ。だがあくまでもナエトルと言うポケモンの中で速いだけだ……素早さが売りのポケモンが相手になれば先ず勝てねえ」

 

「ナゥ!」

 

「努力の世界じゃ無理な世界だ……だからお前に対しての最適解を出さなきゃならねえ」

 

素早さで負けると言われても素早さに自信があると言う。

今はまだ素早さに自信があるかもしれないが、ハヤシガメになれば一気に鈍足になる。

重さが何倍にもなる……何倍にもなるがパワーが一気に何倍にもなるという展開は無い……。

 

「ルカリオ……ナエトルと駆けっこをしてくれ……全力で頼む」

 

「ああ」

 

ナエトルは素早さに自信があると言うがそれでも直ぐに天井は見える。

ルカリオに現実を見せてどういう風に向き合うのかを考えさせる……

 

「どうした!まだ私は4分の1しか力を出していないぞ!」

 

ナエトルとルカリオの駆けっこは一瞬で終わる。かなり手加減した状態でもナエトルの速度を上回っている。

グルリグルリとナエトルの回りを回転するルカリオ。ナエトルはどうすればいいのか、視線で追おうとしているが間に合わない。

 

「ナエトル……無理なら無理だと言え……出される問題以外のトラブルの問題が起きて解決する、それは一見良いように見えるがトラブルの問題を起こしたという時点でマイナスだ。出される問題に対してお前なりの柔軟な発想で行くならいいが、無理なら無理で構わねえ……お前はもうただのナエトルじゃない、オレのナエトルだ」

 

「…………ナァウ……」

 

「……認めたみたいだな」

 

「……スゴいな、サトシは……」

 

「こういうのを普通にするからサトシはスゴいのよ」

 

グルリグルリと回っていればナエトルは降参した。

今はオレのナエトル……自分だけが勝手にやればいいわけでもなく問題に対して正しいか80%の答えを出さないといけない。

ナエトルがギブアップ宣言をしたのでルカリオは足を止めた。力技でもあり熱い説得力がある行動で示す。

タケシはあまり見ないやり方だがスゴいと言ってくれる。セレナはこの光景に見慣れている

 

「ナエトル、最初のジム戦はお前が鍵だ……『ギガドレイン』を覚えさせるという手段はあるにはあるが、それよりもオンリーワンタイプの『はっぱカッター』の方を会得して欲しい」

 

『はっぱカッター』を自由自在に使いこなす、そこが重要だ。最初のジム戦はナエトル……次はムックル……3番目はルカリオ。

ナエトルは『はっぱカッター』を自由自在に使いこなす。ムックルは『つばめがえし』の会得……ルカリオは……どうなんだろな。

『バレットパンチ』はメタグロス、『ラスターカノン』はジバコイルが出来る。ルカリオは稀少な特殊『かくとう』ポケモンで『はどうだん』が使える……コレはホントに大きい……コノヨザルとヘラクロスは物理特化だからな。

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