闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜 作:アルピ交通事務局
「サーナイト!」
クロガネジムを制したのでハクタイシティを目指すことになるが、コトブキシティ→ソノオタウン→ハクタイシティで行くことに。
無視してえがシンオウの劇場版はホントに洒落にならないからなと思っていると叫び声が聞こえた。
「こ、コレは!!」
「どうした?」
「悲鳴だ!コレはお姉さんの悲鳴だ!急いでいかなければ!」
タケシが叫び声が悲鳴だと言う。声的になんかワケありなのは分かるのだがそこまで見抜くとかどういう聴覚をしているんだと呆れる。
だが悲鳴である事には変わりはない、なにがあったのかを確認しに行かなければとタケシは興奮しているのだがグレッグルがボールから出ている事に気付いていない。
「グレッグル、一応はシリアスだから一旦ストップだ」
『どくづき』のツッコミをグレッグルは入れたいだろうが、一応はシリアスだ。
確実になんか厄介な出来事に巻き込まれる……何時ものことと言えば何時もの事だがシリアスだからストップだ。
グレッグルは右手に毒を纏わせて何時でもイケると言うグレッグルなりの威嚇をしているが一応は気持ちは伝わったので『どくづき』は無い。
「サーナイトォオ!」
「あの、どうかしたんですか?」
泣いている女性を見つけた……タケシは泣いているので何時ものナンパは無し。
なにを泣いているのかと聞いてみればサーナイトが誘拐されてしまったことを教えてくれる。
「ポケモンハンターにポケモンが」
「おいおい、トレーナーから奪うとか大分だな」
野生の立入禁止区域からポケモンを盗む密猟者なら何回か見たがポケモントレーナーからポケモンを奪うポケモンハンターは中々に見ない。とにかくポケモンを奪うことは普通に泥棒行為と思っているとバイクが走ってきた。アレはジュンサーさん……相変わらず顔が一緒なジュンサーさんだなと思っているとジュンサーさんがバイクから降りた。
「貴方達、大丈夫!?」
「あ、俺達は大丈夫です。ですがこの人のポケモンが盗まれて」
「ポケモンハンターJが近くに居るって噂があるの!」
「ポケモンハンターJね……」
アニポケの中でも中々に見ない憎めない悪役でないガチの悪役、ポケモンハンターJ。
コレから何度か出てくるから厄介な存在……早い内に仕留めておいた方が良い。何時ものロケット団と違ってギャグ補正は無い、むしろシリアス補正がある……だったらこっちも命を賭けてやろうじゃねえか。
「近くに気配を感じるな……ポケモンハンターJとやらが居るな」
「……ルカリオ」
「なんだ?」
「今回はちょっとガチで行く」
「……何時も真剣じゃないのか?」
ルカリオがポケモンハンターJの気配を探知するので今回はちょっとガチで行く。
何時も真剣にやっているんじゃないのかとルカリオは言うが今回はちょっとわけが違う。
ポケモンハンターJが居る方向に向かえば飛行船があった……飛行船にポケモンの銅像……いや、違うな。銅像化されたポケモン達が積み込まれており、積み込みが終わろうとして飛行船の入口が閉まろうとしている。
「タケシ、ルカリオ行くぞ!『こうそくいどう』だ!」
「ああ!」
「私は分かるがタケシは無理……なに、追いついているだと!?」
セレナを置いてタケシとルカリオと一緒に『こうそくいどう』で飛行船に乗り込む。
ルカリオはタケシは追いつけないと思っていたが甘いな、タケシは『こうそくいどう』を使うことが出来る……何故ならば『ギャグ補正』を持っているから!ルカリオが驚きながらも飛行船に飛び込むことに成功した……入口に銅像化されているポケモン達が居る。
「コレは……」
「この装置で銅像化されている……だから装置を正しく動かせばもとに戻る」
銅像化されているポケモンはカプセルに包まれている。銅像を置いている台座に色々とあるからそれを動かせばもとに戻る。
こういうのは構造自体が至ってシンプルな物だ……だから正しくやればいい、難しく考えなくてもいい。
「サァ……サァ!?」
「落ち着いてくれ……俺達はお前達を助けに来たんだ」
装置を操作すればあっさりと銅像化したサーナイトをもとに戻せた。
銅像になっていた頃の意識が無くなっているのかサーナイトはここは何処なのかと慌てており、タケシが助けに来たと言えばなにがあったのかを思い出した。
「ニャ!おミャー等は!」
「お前はロケット団のニャースか!?なんでここに」
「そ、それは」
「そのニャースは世にも奇妙な人間の言葉を喋る特別なニャースだ……かなりの値で売れる」
「ニャア!あいつニャ!あいつがニャーを!」
銅像から元の状態に戻す方法が分かったのでタケシは手当たり次第にポケモンを元に戻す。
そんな中でニャースが元に戻ればロケット団のニャースでどうしてこんな所に居るのかと聞けば……ポケモンハンターJが現れる。
「この女……なんと禍々しい波動だ!!」
「ほぉ、人間の言葉を発するルカリオか……ルカリオ自体が稀少なポケモン、オークションに出せば……」
「他人のポケモンを奪って売るだなんて……お前は人間じゃねえ!」
「タケシ、落ち着けよ……今すべき事はポケモン達を助けることだ。ニャース、緊急時だ。タケシの指示通りに動いてくれ」
「なんでジャリボーイに、と言いたいところにゃが仕方ないニャ」
「クククッ……ルカリオ……ちょいと本気でやるぜ!」
「なっ!それは!」
オレの体から禍々しい闇が発生した。
ホウオウを手に入れ世界を支配しようとしたが逆にホウオウに滅ぼされたポケランティス王の邪悪な魂が発する闇の力。
ポケランティス王の邪悪な魂、邪悪な意識を喰らい飲み込んで手に入れた闇を発生させてルカリオとポケモンハンターJとオレを包み込む。
「サトシ!」
「タケシ、ニャースと一緒に突破口を切り開け!」
なにが起きているのか分からないが危険は察したタケシが手を伸ばすが不要だ。
闇がオレ達を包んだ。さっきまでは飛行船の内部に居たはずなのに真っ暗な暗闇の中にいる。
「貴様、なにをした!」
「使用ポケモン1体!シングルバトル!Zワザ等は禁止!オレの使用ポケモンはルカリオ!」
「答えろ!なにをした!」
「クククッ……決まってんだろ、闇のポケモンバトルだよ」
「闇のポケモンバトルだと……出てこい、ボーマンダ!『はかいこうせん』だ!」
「ボァアア!!」
Jはなにを言っているか意味が分からないとボーマンダを出して『はかいこうせん』を指示する。
闇を切り抜けようとするが『はかいこうせん』は闇を突破しなかった。Jはここで違和感を感じる。闇の中と飛行船の中の空間がおかしいと。
「お前が出したポケモンはボーマンダ、ルカリオ……やれるな?」
「あ、ああ……サトシ、何時の間にこんな技術を」
「悪党対策の1つや2つ、してるもんだ」
「ボーマンダ、奴に向かって『はかいこうせん』だ!」
ルカリオが何時の間にこんな技術を会得したのかと困惑しているがオレだって厄ネタに対する対抗策は用意している。
ポケモンハンターJはオレに向かって『はかいこうせん』を撃ってくる。だがオレに当たる直前に『はかいこうせん』は見えないなにかに捻じ曲げられた。
「コイツは闇のポケモンバトルだ!ポケモンバトルで決着をつけなくちゃ外には出れねえ……オレにダイレクトアタックをくらわせてなんて考えても無駄だ。お前はボーマンダを出した。オレはルカリオを選んだ。このままバトルだ」
「……いいだろう!」
「いくぞ、ルカリオ!」
「ああ!」
「ボーマンダ、『はかいこうせん』」
「ルカリオ『しんそく』だ!」
闇のポケモンバトルは成立した。
ボーマンダが『はかいこうせん』を撃ってくるがルカリオは簡単に回避し『しんそく』で突き飛ばす。
今まで見た悪党のポケモン達の中でも上位に入るレベルだが、ルカリオならば余裕で倒すことが出来る。
「ルカリオ『りゅうのはどう』だ!」
「バゥッ!!」
ルカリオは『りゅうのはどう』をボーマンダに叩き込む。
こうかはばつぐんの『りゅうのはどう』を受けたが倒れない……600族は飾りじゃない、だが確かなダメージはあった。
Jもポケモンハンターをやっているからポケモンの良し悪しが分かっている。ルカリオが強いというのは瞬時に察しただろう。
「ボーマンダ『ドラゴンクロー』だ!」
「ルカリオ、避けろ」
『ドラゴンクロー』で攻めてくるボーマンダ。
右に左にとルカリオは回避していくとオレの方まで向かってくる。Jはそれを待っていたと笑みを浮かべていた。
「ボーマンダ『だいもんじ』だ!」
「オレは気にするな」
「ああ!」
「なっ!?」
「おいおい、トレーナーを狙うだなんて無粋な真似をするなよ」
オレに『だいもんじ』が当たるからルカリオは避けない……そう思っているだろうが、この闇のポケモンバトルの中ではトレーナーは殴れない。それが可能ならばとっくの昔にオレはポケモンハンターJに対して牙突零式をやっている。
「ここではポケモンバトルで勝つ以外で出ることは不可能だ……ルカリオ『りゅうのはどう』」
「バォウ!!」
「ボァッ!?」
オレに向かって『だいもんじ』を当てることを計算して動いていたんだろうがそれらは無駄だ。
ボーマンダの背後を取ったルカリオは『りゅうのはどう』をボーマンダに叩き込めばボーマンダは戦闘不能になる。
「ボーマンダ……ッ!」
「闇が晴れていく」
「ニャア!お前等、無事だったかニャ!」
ボーマンダが戦闘不能になった。戦闘不能になったことで闇が晴れていき、外には解放されたポケモン達とタケシとニャースが居た。
2人がポケモン達と協力してポケモンハンターJの部下達を撃退してくれた。
「闇が晴れたならこちらの……う、動かない」
「おいおいおい、聞いてなかったのか?ただのポケモンバトルじゃねえ、オレがお前に対して挑んだのは闇のポケモンバトルだ!勝者には栄光を敗者には罰を与える!栄光なんて厄介な物はオレには不要だがお前には罰を与える」
闇から抜け出せればこちらにも色々と出来る事があると考えたが、オレが挑んだのはポケモンバトルじゃない闇のポケモンバトルだ。
負けた方にはそれ相応の罰が待ち構えている……今回オレがチップインしたのはルカリオ、波導の勇者の相棒だったポケモンだ。
それ相応の代価を与えると言えば被っている帽子のモンスターボールっぽい絵柄のところが光り輝きJの額が光り輝いた。
「ぐっ、ぬぅ、がぁああああああ!!」
パタリとJは倒れた。闇の罰ゲームを受けた……マインドクラッシュはしていない。
クラッシュしたらJが知っているヤバいルートとかを聞き出すことが出来ねえからな。
知っていることを何でも喋る。その上で自分の持っているポケモン達が入っているモンスターボールがピシリとヒビが入り粉々に砕け散った。中からポケモン達が出てきた。暴れるかと思ったが船体が傾いた。
「ニャア!これ何処かにぶつかったっぽいニャ!」
「
何処かに操縦席がある筈だ。
操縦席がある所を探せばあっさりと操縦席を見つけた。自動操縦機能的なのにしていたがポケモンと言う障害物にぶつかってしまった。そのせいで操縦がおかしくなっている。
「ここはニャーにお任せニャ!」
「運転できるのか!?」
「こんなの朝飯前ニャ!」
ルカリオはどうすればいいのか分からないとなっているがニャースは迷いなくレバーを操作する。
はじめての飛行船なのに使い方が分かるとかホントに戦闘以外では色々と反則的なニャースだ……ロケット団じゃなければゲットしてたところだ。ニャースは飛行船を操縦し緊急着陸させた。
「ニャース、無事か!って、ジャリボーイ!」
飛行船を緊急着陸させればロケット団の気球が飛んできた。
ニャースが無事かどうかをコジロウが心配しておりニャースを見て安堵するが直ぐにオレの存在に気付く。
「ちょ、今回はあたし達は」
「分かってるよ……今回は見なかったことにしてやるよ」
ポケモンハンターJと自分達は無関係だとムサシが言おうとしたが今回は見なかったことにしてやる。
ニャースが居たから色々とスムーズに行った。特に最後の飛行船操縦に関してはニャースじゃないと出来ないことだった。
「今からジュンサーさんに通報する……お前達は見なかった……それでいいか?」
「……ムサシ、コジロウ、行くニャ……」
「ああ」
「ええ……貸し借りなんてしてないんだからね!」
「安心しろそんな事は思ってねえ」
ロケット団はニャースを気球に乗せて飛んでいった。
飛行船なので通信設備の1つや2つ、あるだろうと思い調べてみれば電話があった。
タケシが最新機種のポケギアで現在地を割り出して自分達が何処に居るのかを伝え、数十分後にはジュンサーさんがジュンサーさんを引き連れてジュンサーさんがJを逮捕した……ジュンサーさんだらけだな……。