闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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ナエトルvsハヤシガメ

「ナエトル『のろい』ムクバード『つばめがえし』だ!」

 

モミと別れたがまだハクタイの森に居る。

ナエトルとムクバードをバトルさせており、ナエトルには攻撃を受けきってもらう。ムクバードはその受けきる耐久力に負けないパワーを得てもらう。ムクバードの『つばめがえし』をナエトルは受け止める……

 

「そろそろ『ブレイブバード』の練習をさせるか」

 

ムクバードはもう自由自在に『つばめがえし』を使うことが出来るようになった。

ならば最強の『ブレイブバード』を覚えさせる……『ブレイブバード』を使えるようになればムクバードの『すてみ』が生きる。

 

「は!ナエトル発見!!」

 

「おぉ、そういう貴女は何処のど、しびれび」

 

「ナイス、グレッグル」

 

ナエトルが叫べば現れたのは……なんだこの格好は?

ともかくハクタイジムのジムリーダー、ナタネが現れたと思えばタケシが何時もの様にバカになるがグレッグルが秒殺した。

オレがロケット団を秒殺しているのを見て学習したんだろう。グレッグルもタケシを秒殺するという事を学んだ……と言うかそうじゃないとタケシが俺にはアザミさんが!と言う思いで留まりかねないからな。その時に制裁の『どくづき』をくらわせる事が出来ればそれはそれでいいけれども。

 

「えっと……貴女は?」

 

「アタシはナタネ、ハクタイジムのジムリーダーのナタネだよ!そういう君達は旅のトレーナーかな?」

 

「クククッ……まさかこんなところで今目指しているジムのジムリーダーに出会うことが出来るだなんて光栄だな」

 

「セレナです。こっちはサトシで今倒れたのがタケシです」

 

「ほぉほぉ……そっか……ジムチャレンジャーか。いいね……どう、コレから1つ勝負を」

 

「ああ、頼むわ」

 

『どくづき』をくらって倒れているタケシは放置してポケモンバトルをすることに。

タケシはポケモンバトルを゙する頃には回復している……相変わらずギャグ補正は凄まじい。

 

「ナエトルでお願い!」

 

「いや、あんた『くさ』タイプのジムリーダー……まぁいいか。いけ、ナエトル」

 

「ナァ!」

 

「きゃ〜さっきも見たけれど中々に可愛い子よねぇ!じゃあこっちはチェリンボ、頼んだわよ!」

 

「チェエ!」

 

「む……『くさ』タイプ同士の対決、『ひこう』タイプのムクバードの方がよかったんじゃないか?」

 

「きっとサトシなりに考えがあるのよ」

 

「チェリンボ『たいあたり』」

 

「ナエトル『しねんのずつき』だ!」

 

試合開始となればチェリンボが『たいあたり』で攻撃してきた。

『しねんのずつき』でそれに対抗する……が激しく動かない。あくまでもこちらに向かってくるチェリンボに対して『しねんのずつき』で対抗するだけだ。『しねんのずつき』で対抗すれば……チェリンボは一撃で戦闘不能になった。

 

「ありゃ……コレは少し読み間違えてたみたいね……だったら頼んだわよ!ナエトル!」

 

「ナァウ!」

 

「お!ナエトルvsナエトル!コレは熱いバトルだな!」

 

ナタネのチェリンボはあっさりと負けた。

明らかに手を抜いている、どれくらいのレベルなのか確認するためのチェリンボだったが予想以上に強かったみたいだ。

ナエトルが出てきて対抗心を燃やすオレのナエトル。

 

「ナエトル『たいあたり』」

 

「ナエトル『はっぱカッター』だ!」

 

ナタネのナエトルは『たいあたり』をしてくる。

こっちは『はっぱカッター』で対抗するのだがナタネのナエトルが予想以上の素早さを持っている。

オレのナエトルもどっちかと言えば早いナエトルだが、それよりも素早く動いている。素早さを売りにしているポケモンを基準にしても素早い動きで『はっぱカッター』を回避していきオレのナエトルに対して『たいあたり』をぶつける。

 

「ナエトル、『はっぱカッター』の種類分けで撹乱するぞ……同じナエトル同士、負けていたら笑えねえよ」

 

「ナァウ!!」

 

同じナエトル同士だ!負けていられない!

そう言うナエトルは体を眩い光に身を包みこんだ……この状況で進化の光、キャンセルしたいが何時進化するか分かったもんじゃねえから仕方ねえと受け入れた。

 

「ハゥ!」

 

「アレは……ハヤシガメね!やったわ!ナエトルが進化してハヤシガメになったから、コレで」

 

「いや、そう上手くいかないのがポケモンバトルだ……サトシが少し焦っている」

 

流石は元ジムリーダー、見抜くところはしっかりと見抜いているな。

ナエトルがハヤシガメに進化した事は嬉しい……そこは否定しないがナエトルからハヤシガメになったから色々と切り替えないといけない。元々進化するのを想定して育成してあるからオレの戦闘スタイルとナエトルの戦闘スタイルも問題は無いと思うが、いきなり10倍近く膨れ上がっている……四足歩行のポケモンが二足歩行になったのとはちょっとわけが違う。

 

「ナエトル、『たいあたり』」

 

「ハヤシガメ『のろい』」

 

ナエトルの時みたいに動けるようになろうぜと原作のサトシは言っていたがそんな甘い考えはしない。

ただハヤシガメになってハヤシガメの感覚を掴まないといけない。ナエトルはハヤシガメになったばかりで感覚を完全に掴むことが出来ていない。ナエトルの感覚を抜け出さないといけない……ナエトルを鍛えていたからそろそろハヤシガメに進化してもおかしくないと思っていたが進化してくれてよかった、コレが実戦だと洒落にならない。

 

「ハァゥ」

 

「ハヤシガメどうだ?ナエトルの時と比べて違和感は?」

 

ナエトルの『たいあたり』を受けても大したダメージは無い……防御の方に関しては現時点では問題無し。

『のろい』を使えるっていうのはホントに大きいなと感じながらもハヤシガメに進化してからの違和感を聞けば微妙な顔をしている。

まだ体を動かすタイプの技を使っていない……

 

「ハヤシガメ『かみつく』」

 

「ナエトル、避けて」

 

「ハァゥ……ハゥ!?」

 

やっぱこうなるか。

ハヤシガメに『かみつく』攻撃で攻めさせてみるが一気に10倍近い体重になったハヤシガメは遅かった。

遅かっただけならばまだ受け入れれるがハヤシガメになった事で追加された重さに耐えることが出来ずにハヤシガメは倒れた。

 

「やっぱり……それは通る道みたいね。ナエトル『たいあたり』」

 

「ナァウ」

 

「ハゥ!」

 

「ハヤシガメ、まだいけるか?」

 

「ハウ」

 

ナエトルの『たいあたり』が直撃したがハヤシガメは倒されていない。

ハヤシガメになったことで素早さは減ったが防御力は上がっているその上で『のろい』を積んでいる……元から受け寄りの育て方をしていたからコレはいい感じだな。

 

「ナエトル『はっぱカッター』」

 

「ハヤシガメこっちも『はっぱカッター』だ」

 

ナエトルは『はっぱカッター』を使ってくる。

こちらも対抗して『はっぱカッター』を放つのだがナエトルよりもハヤシガメの方がパワーが上だ。

『はっぱカッター』は特に鍛えている方だ。ナエトルの『はっぱカッター』とハヤシガメの『はっぱカッター』たぶつかりハヤシガメの『はっぱカッター』がナエトルの『はっぱカッター』を切り裂く。

出している葉っぱの数も威力も速度も全てにおいてナエトルの『はっぱカッター』よりハヤシガメの『はっぱカッター』の方が上だ。最初は拮抗している様に見えたが徐々にハヤシガメの『はっぱカッター』の方が押していきハヤシガメの『はっぱカッター』はナエトルに当たりナエトルは倒れた。

 

「あちゃ〜……進化先と同じ技で勝負したのは間違いだったか……いいハヤシガメだね……でも、ここからだよ」

 

「んなの分かってる」

 

ナタネは面白いバトルだった。ハクタイジムではもっと面白いジム戦をしようと言い残して去っていった。

あの感じからしてかなり手を抜いている……だがまぁ、こっちにもまだポケモンは残っているのでなんとも言えない。

 

「アレが次のジムリーダーか……侮れん相手だな」

 

「ああ、綺麗なお姉さんでアグレッシブなところが……っは!いかん!俺にはアザミさんが……っぐぅ!……オレハ……マケナイ」

 

「グレッグル、『どくづき』を処方してやれ」

 

「っけ」

 

「しびれび!?」

 

煩悩に負けかけているタケシ。

グレッグルに『どくづき』を処方されてもらえば何時もの様に倒れるのだが、数秒後には何事もなかったかの様に起き上がった。

タケシはグレッグルに見苦しいところを見せたなと言うが割とマジで見苦しいところだった。

 

「ハゥ……ッ……ハゥ……ッ!!」

 

「ハヤシガメ、なにをしようとしているの?」

 

「ナエトルだった頃の動きが出来ないかを試みているんだ……だが、無理だろう」

 

ハヤシガメは横に動こうとするが横に動けなかった。

体重の重さに負けて足を崩してしまいコケておりもう無理なのかと落ち込んでいる。

 

「いけ、ムクバード」

 

「ムクバ!」

 

「ハヤシガメ……ここでハヤシガメに進化したことはいいことだ」

 

「ハゥ?」

 

「この事についてはオレは想定内だ……その為に重量級の受ける戦いを学んだ……勿論やろうと思えばお前をナエトルだった頃以上の速度で戦わせることも可能だ。だが素早い『くさ』タイプにはオーガポンとジュカインが居る。お前には重量級の動かないポケモンバトルで行く」

 

『からをやぶる』をハヤシガメは覚える。

それを会得さえすれば素早さは簡単に取り戻すことが出来るだろうが、それをしても攻撃手段が『はっぱカッター』とかのままだ。

別に『はっぱカッター』が悪と思っていない。変幻自在の『はっぱカッター』は充分な武器になる。『からをやぶる』を使って素早さを増したとしても出来ることが攻撃回避ぐらいだ。

 

「さっきまでは『つばめがえし』でやっていたがハヤシガメに進化したからには段階を上げる……ムクバード『ブレイブバード』の特訓をするぞ」

 

ナタネと戦ったがナタネのエースであるロズレイドと戦っていない。

ロズレイドは強力なポケモン、油断することは出来ない……一撃で沈める為にムクバードに『ブレイブバード』を覚えてもらう。

『ブレイブバード』の会得のさせ方は知っている。ムクバードにこういう風にすればいいんだぞとアドバイスを送り『ブレイブバード』の特訓、ハヤシガメはその『ブレイブバード』を受ける特訓をする。

 

「ハヤシガメ『たくわえる』だ!」

 

「ハァゥ!」

 

そして技のレパートリーも変える。今までは『のろい』で誤魔化していたが『のろい』は素早さを下げてしまう。

ハヤシガメに進化したことで鈍足が増したし積み技を変える。『ぼうぎょ』と『とくぼう』を一度に上げる事が出来る『たくわえる』……コレで攻撃を耐え続けてダメージが蓄積されたら『のみこむ』を使う。

『たくわえる』で積んで隙あれば『はっぱカッター』近付いてきたら『しねんのずつき』、体力が少なくなれば『のみこむ』で体力を回復させる。コレがハヤシガメのバトルスタイルだ。

他にも色々と技を覚えさせたいところだが、ハヤシガメじゃダメだ。ドダイトスになってからじゃねえと技のレパートリーが増えない。特にドダイトスになれば自動的に覚える『じしん』がデカい。今の段階で『だいちのちから』を覚えれなくもないが、それを覚えさせるよりも今のバトルスタイルを物にする。

 

「……む……」

 

「なんだ?オレのやり方に不満でもあんのか?」

 

「逆だ……コレがハヤシガメにとって最も理想的なバトルスタイルだろう」

 

「じゃあ、なにが言いたい?」

 

「……サトシ、お前はしっかりと考えているのだな」

 

「クククッ……なんだ、その話か」

 

「オーキド研究所に居るポケモン達は素早いポケモンが多いイメージだ。あのカビゴンですら素早い……明らかに自分と方向性が違うと言うのに使いこなせている」

 

「当たり前だ……自分が気に入ったポケモンをゲットして中途半端な育成をするのは半人前以下の証だ」

 

マサラタウンのサトシは自分から自主的に勉強して事前に学習し対策を考えたり云々は物凄くヘタクソで試合の流れを掴んだり勢いに乗ったり奇策を考えたりする技術は超一流だと認識している。

その反面、新しい技を覚えさせたかったんだ!とか考えてる割にその新しい技をどうすれば覚えれるか以前にその新しい技がなんなのかすらも決めてない。

 

「……オレはトレーナー、頭担当だ。知識を蓄えておくもんだ……本気で上目指してるなら、何処かの段階で座学の壁にぶち当たるもんだ」

 

ブラッククローバーのアスタとかNARUTOのうずまきナルトとか実戦強いけど座学は残念系が頂点を目指すとかあるがああいうのはあんまり良くない。

本気で上を目指しているのならば何処かの段階で座学が必要になる……まぁ、サトシは色々と過程をすっ飛ばして世界最強のトレーナーになったが相変わらず座学がからっきしでしょうもねえところで星を落としてるけども。

 

「根性だ気合いだは全部は否定しない、だが座学も否定したらいけねえ……コレはオレの個人的な主観だが、それに逃げがちのトレーナーは割と多い」

 

特に若い世代は精神論が多い。

 

「ポケモンバトルには座学も必要で、その上で厄介なものもある……なんだと思う?」

 

「……ジムチャレンジか?」

 

「そう、ジムチャレンジだ……ポケモンジムに挑む為に移動したりする、その時間を修行に費やせばもっともっと上に行ける。でもコレばっかりは変えることが出来ない決まりだ……限られた時間の中でどうするか?気合いや根性を見せてぶっちぎっても今度はそれでぶっちぎった奴等と相手になる。そうなりゃ根性だ気合いよりも座学を納めていた方が良い……オレより後にトレーナーになった奴に聞きたいよ。旅をしている中で一度でも机に向かって本と向き合ったのか……」

 

少なくともマサムネ辺りは見ていないだろう。

 

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