闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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ブイゼル 最強への道

 

シンオウ・ナウと言う番組がポケモンなりきり大会という大会が行われると告知していた。

オレは出なかったがセレナとタケシが出場し、まさかのタケシが優勝してポケモンのタマゴを手に入れた。

ニョロトノの姿にペイントしていただけなのにずっとニョロトノになっていたと褒めていた。ロケット団がタマゴを奪おうとしたので何時もの様にルカリオで撃退した。

 

「じ、ジグザグマ!」

 

「ん?」

 

ジグザグマを抱えて走り去っていく釣り人が居た……行先はポケモンセンターだろう。

ジグザグマがボコられたんだろう……見た感じレベルがそこまでだし仕方ねえだろうなと思っていると今度はマダツボミを抱えた奴が現れた。

 

「あの、なにかあったんですか?」

 

「ポケモンにやられたんだ!釣り竿も奪われて」

 

なんかあったんだろうなと思っているとセレナが聞いた。

ポケモンにやられたっていうのは分かったが釣り竿も奪われたのか……気になったので向かってみると大量の釣り竿が置かれていた。

 

「……なんだこの釣り竿の山は」

 

「そいつは勝利した証だよ」

 

「えっと……貴女は?」

 

「あたしはノゾミ、ポケモンコーディネーターさ」

 

「オレはサトシ」

 

「俺はタケシ」

 

「私はセレナ……釣り竿が勝利した証って?」

 

「釣りをしている釣り人にポケモンバトルを挑んでいるブイゼルが居るんだ。相当強いブイゼルみたいでね……ゲットしたいね」

 

「クククッ……そのブイゼル、お前が求めるブイゼルじゃないかもしれないぜ?」

 

「え?」

 

「まぁ、口だああだこうだ言っても仕方ねえ……『みず』タイプのポケモンは欲しいから釣るか」

 

ノゾミがここに腕自慢のブイゼルが居ると教えてくれる。

腕自慢のブイゼルが居るのならばオレもゲットしたいなとブイゼルを釣ることにする。

 

「さっき言ってた求めるブイゼルじゃないってどういう意味?」

 

「コンテストってことはパフォーマンスとかを磨くんだろ?そういうのよりもポケモンバトルが大好きだ!って思いが強いブイゼルの可能性もあるってこと」

 

「だったらポケモンコンテストの面白さを教えるまでだよ!」

 

いや、だからポケモンバトルが大好きな個体だから無理させるなよ。

ノゾミはコンテストは最高なんだ!と魅力を教えようとしているが人間向き不向きがあるようにポケモンにも向き不向きがある。

まぁ、無理なら無理で諦めるんだろうが…

 

「ルカリオ、来ているか?」

 

「折角の釣りなんだ、自分を鍛えてみろ」

 

噂のブイゼルが来ているかどうかをルカリオで確認してみるが自分を鍛えてみろとルカリオは教えてくれない。

探知ならば出来る……外に放つ波動は3回に1回失敗する……アーロンと違って修行期間が無いから仕方ないと言えば仕方ないが。

ルカリオが突き放すから真面目にやるかと頭のスイッチを切り替える。余計な雑念を取り払う、俯瞰になるわけでもない……世界と意識を切り離し、ただただそこにあるだけの物になる。

 

「…………アーロン様と同質の波動だけあって凄まじいな……」

 

「って、ルカリオが喋ってる!?」

 

「釣りをしている時は無闇に気持ちを乱す……おい、竿が引いているぞ」

 

オレの資質について驚いているとここでノゾミがルカリオが喋っていると驚いた。

この反応は何度もあったので余計な雑念を持つんじゃないと言うのだが釣り竿が引いていた。

ルカリオが喋っていると事を一旦置いて釣り竿を思いっきり引っ張り上げるノゾミ

 

「ブイブイ!」

 

「あんたが噂のブイゼルだね!」

 

「ブイ!」

 

ノゾミが釣り上げたのは腕自慢と噂になっているブイゼルだった。

戦う相手が現れたなとブイゼルは喜んだ。ノゾミはモンスターボールを取り出した

 

「いけ、ニャルマー!」

 

「ニャアル」

 

ブイゼルに対して出したポケモンはニャルマー。

どういう戦いが繰り広げられるのか……先に動いたのはブイゼル『みずてっぽう』を使ってきた。

『みずてっぽう』をニャルマーは軽々と回避した……可憐な見た目かと思ったが結構鍛え上げられているニャルマーだな。

 

「ニャルマー『シャドークロー』」

 

「ニャル!」

 

「ブイ!」

 

今度はこちらから攻撃だと『シャドークロー』で攻めようとするニャルマー。

しかしブイゼルは『アクアジェット』で激突してニャルマーを突き飛ばした。

ニャルマーは起き上がるが今の『アクアジェット』は結構良い感じのダメージになっている。急所に当たったところだろう。

 

「ニャルマー『アイアンテール』」

 

「ブイ!」

 

ニャルマーがなにかをしようとする前に『アクアジェット』を使っている。

『アクアジェット』は移動と攻撃を両立することが出来る稀少な技、『アイアンテール』を叩き込もうとしているニャルマーを前に『アクアジェット』で対抗し勝負の結果、弾かれた。技の威力だけ見れば『アクアジェット』の方が下だがレベル差なんかがある。

 

「あのブイゼル、相当に強いね……でも、そういうのを待ってたんだ!」

 

「ブイブイ!」

 

「ニャルマー、隠し玉行くよ!『でんげきは』」

 

「おぉ『でんき』タイプの『でんげきは』か!コレならば」

 

「ブイ!」

 

「なっ!?」

 

お、上手い。

『でんげきは』を放ってきたニャルマーに対して『ソニックウェーブ』をぶつけた。

特殊『でんき』タイプの攻撃技の対策はしている……『でんげきは』を封じられて動揺をしている。

 

「ブイ!」

 

「ニャアァ!?」

 

「ニャルマー!?」

 

「クククッ……自分の予想外の事が起きたから思考が一瞬フリーズしたな?ポケモンバトルをする上で一瞬のフリーズは命取りだぞ」

 

『でんげきは』を『ソニックウェーブ』で防がれた。

そこから思考が一瞬だけ停止してしまいブイゼルは『みずてっぽう』をニャルマーにぶつけた。

ニャルマーは戦闘不能になった……一瞬の思考がフリーズ、そこから次なる手に移行されて負ける。よくあることだ。

 

「他にもポケモンを持ってるだろうが、今度はオレの番だ……いけ、ムクバード」

 

「ムクバー!」

 

ルカリオで挑んでもいいのだがムクバードで挑む。

ムクバードはブイゼルを見つめる……次は自分が相手だと言うのを認識してくれた。

 

「ブイッ!」

 

「ムクバード、避けながら『でんこうせっか』だ!」

 

ブイゼルは『みずてっぽう』を使ってくる。

ムクバードはそれを軽々と避けて『でんこうせっか』で突撃していきムクバードは激突して『でんこうせっか』を決めた。

ブイゼルは吹き飛ばされるが起き上がる……さっきまでの奴と相手が違うとブイゼルは笑みを浮かび上げている。

 

「ブイッ!」

 

「ムクバード『ブレイブバード』だ!」

 

ブイゼルが『アクアジェット』で突撃してきた。

それならばこの技があると『ブレイブバード』で突撃する。ぶつかり合う『ブレイブバード』と『アクアジェット』

オレのムックルの特性は『すてみ』で『ブレイブバード』は『すてみ』の効果が適用されるポケモン……ぶつかり合うムクバードとブイゼル、勝負を制したのはムクバードだった。

 

「ブィッ……」

 

「いけ、モンスターボール!」

 

ブイゼルが戦闘不能になったのでモンスターボールを投げた。

モンスターボールの開閉スイッチに触れてボールが開いてモンスターボールにブイゼルが入り、地面に落ちてから右に左にモンスターボールが揺れて……ブイゼルをゲットした。

 

No.418 うみイタチポケモン ブイゼル 特性『すいすい』

 

『みずてっぽう』『アクアジェット』『ソニックウェーブ』『みずびたし』

 

「……腕自慢だが……出てこい」

 

「ブイ!」

 

ブイゼルのゲットが出来たのでポケモン図鑑を取り出してデータを確認する。

腕自慢だから色々な技を覚えているかと思ったがそこまで技を覚えていない……3つの技だけでここまで鍛え上げていたのか。

 

「ブイゼル、お前はオレがゲットした……オレはポケモンバトルの頂点を目指している。そこで聞くがお前はフローゼルに進化するつもりはあるのか?」

 

『フローゼル うみイタチポケモン ブイゼルの進化系 水中の獲物を追いかけるうちに浮き袋が発達した。ゴムボートのように人を乗せる』

 

「フローゼルは育てれば強力な水物理アタッカーになる……進化する意思はあるか?」

 

「ブイ、ブイブーイ」

 

「強い奴と戦っていたらそのうち進化する筈だ!と言っている」

 

ブイゼルはフローゼルに進化する意思はあり……フローゼルは水物理アタッカーとして育てる。

ゲッコウガとスイクンはともかく、普段使いのミロカロスとラプラスは特殊寄り……ラプラスは物理攻撃も出来なくないが物理アタッカーよりも特殊寄りに育てているからな。その点フローゼルは高速物理アタッカー。

ゲッコウガとスイクンが居る時点で『みず』タイプはホントに豊富……でもまだ高速物理アタッカーはいない。

 

「お前が覚えるのは『ウェーブタックル』『アイススピナー』『かわらわり』……既に『アクアジェット』は覚えている……お前が目指すのは物理アタッカー、近距離で攻撃するのがお前の戦闘スタイルになる」

 

「ブイブイ?」

 

「……『みずてっぽう』無しでそれ以外を主体で戦う……お前をゲットしたオレを信じろ」

 

『みずてっぽう』とか『ハイドロポンプ』とかの特殊技を覚えられるぞと言うが、そっち系は無しだ。

ブイゼルの進化系のフローゼルは高速物理アタッカー……『すいすい』だから『あまごい』を使えば同じ『すいすい』か『かそく』持ちのポケモンじゃねえと追いつくことが出来ねえ……レジエレキはどうだろうか。

 

「はぁ、参ったよ……狙ってたんだけどな、そのブイゼル」

 

「クククッ……オレはちゃんと後に挑んだから文句はねえだろう」

 

「うん、文句は無いよ……よし、ポケモンコンテストに向かっていかないと!」

 

ブイゼルをゲットすることが出来た……ポケモンバトルを好んでやってくれるブイゼルだ。

次のジムはハクタイジム……厄介なのはロズレイドだがそいつはムクバードで倒せなかったらルカリオで倒す予定だ。

ブイゼルをゲットし、ブイゼルを育成する……

 

「お、四天王防衛戦が放送されてるぞ」

 

道中に立ち寄ったポケモンセンターでタケシが四天王防衛戦が放送されているという。

四天王防衛戦かと誰がバトルをしているのかを確認してみれば四天王のゴヨウがチャレンジャーを相手にバトルしている……

 

「明らかにレベル差があるな」

 

チャレンジャー側のポケモンのレベルも相当に高いがゴヨウのポケモンの方が上だ。

一応はゲームでは四天王の最後を務めていて、相手にするのがややこしい対抗策を連れてこないと倒せない『エスパー』タイプ……『エスパー』タイプのポケモンはホントに相手にするのが厄介なんだ。

 

「ブイ!ブイ……ブイブイ!」

 

「そこ!そこ!そこ!って考えるな……自分ならどうするか頭を働かせてみろ」

 

バトルを゙一緒に見ているブイゼルは拳を振るう。

そこだ!いけ!となっている。熱くなっているのは良いことだがその考えを持つならば自分ならばどうする頭を働かせるように言う。

熱くなっていたブイゼルはコレじゃダメだと両頬を叩く。今度はブイゼルは拳を振るうのでなく右に左に体を捻る。自分ならばこういう風にやるんだと……そう、そのイメージ図だ。

 

「純粋に熱くなるのでなく自分ならではの考えを持たせる……実に良いことです」

 

「あ、貴方は!?」

 

「気配を消して近づくのやめてくんねえ?」

 

考えさせているのは実に良いことだと褒めてくれた……四天王のゴヨウが。

テレビは生放送のポケモンバトルでなく録画されているものであり自分のポケモンバトルを見ていてくれて感激ですと微笑む。

 

「四天王のゴヨウさん!」

 

「ええ……まさかこんなところで出会うことが出来るとは思えませんでしたよ……マサラタウンのサトシくん」

 

タケシが四天王のゴヨウさん!と反応すれば頷いた。

幸いにもトレーナーがオレ達以外には居ないから大丈夫だが悪目立ちしちまう……成功を積み上げ過ぎたら厄介なのが分かる。

ゴヨウはオレに出会うことが出来て良かったのだと言うのだがブイゼルがオレとゴヨウの間に立った

 

「ブイブイ!」

 

「随分と血気盛んなブイゼルですね」

 

「ゲットしたばかりで今の自分がどれだけ出来るか試したいんだよ」

 

「ならば1つ、お手合わせを」

 

ブイゼルはコイツは強いトレーナー!と認識しているので勝負を挑む。

ゴヨウは血気盛んなブイゼルだと言うがゲットしたばかりで今の自分がどれだけ出来るか……オレが鍛えているから育っていると言う実感を得ている

 

「ブイゼル……負けるぞ?」

 

「ブイ!?」

 

「そこらのトレーナーなら確実に勝てる。腕自慢なトレーナーならば工夫すれば勝てる。ジムリーダーならチームとしての勝ちを手に入れれる……だが相手は四天王、今までとは別格だ」

 

過去に何度か四天王と戦ったが四天王のポケモンは格が違う。

オレが育てていて才能とやる気があるからブイゼルは頭角を現しているがそれでもまだまだだ。

『がむしゃら』+『がんじょう』のクソゲーコンボとかそういうのをしない限りは今のブイゼルじゃ絶対に勝つことが出来ない。

 

「オレとしてはルカリオで行きてえんだが」

 

「私か?……まぁ、アレほどまでの猛者、相手にするのは嬉しいが」

 

「ブィ!ブイブーイ!」

 

ルカリオで挑んでキッチリと決めるところは決めたいところだがブイゼルはどうしてもゴヨウとバトルをしたいという。

1体のポケモンとしての闘争本能が戦いたいという意思を止めてくれない……ルカリオはポンとオレの肩に手を置いた。

 

「サトシ、構わない……四天王へはブイゼルで挑むんだ」

 

「え〜……」

 

「チャンピオンリーグに勝てば四天王に挑める。だからそこで私を使ってくれ」

 

「いや、相手『エスパー』タイプのエキスパートだからお前出さないぞ」

 

そんな初歩的なミスをすると思うなよ。

使える技が『はどうだん』なのも相まって仮にチャンピオンへの挑戦権を賭けたバトルでもルカリオは出さない。

その事を伝えられるとルカリオはショックを受けた。相性不利のポケモンを出すなんて真似は今は早々に出来ねえよ。

 

「私としてはブイゼルとバトルをしたいのですが」

 

「……ったく、仕方ねえな……」

 

ブイゼルとバトルをしたいというのでブイゼルで挑むことに。

勝つと分かっているバトルと同じで負けると決まっているバトルほど面白くないものはない、せめて何かしらの戦果を上げようにも使用ポケモン1体だけのシングルバトルだからどうしようもない。

結果から言ってキリンリキが出てきた。ブイゼルは『アクアジェット』で突撃していった。キリンリキに『アクアジェット』を当てることに成功はしたがダメージらしいダメージは全くと言って無かった……そして『サイコキネシス』の一撃で飛ばされ戦闘不能になった。

色々と作戦は考えたが相変わらず四天王は別格の強さを持っている……まだフローゼルに進化していないブイゼルじゃ限界があった。

 

「ブイ、ブイブイブーイ!」

 

「……そうか」

 

「なんて言ってるの?」

 

「あんなに強い奴が居るなんてはじめて知った……オレもあいつを倒せるぐらいには強くなってみせる!ってよ」

 

ブイゼルは負けた……圧倒的な大差で負けた。

落ち込んだりスランプに陥ったりするかと思ったがブイゼルの闘争心が逆に燃えた。

セレナがなにを言っているのかが分からないので答えればブイゼル頑張れとセレナはブイゼルを応援した。

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