闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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因みにここのサトシは神域サトシ、シゲルはグレイトシゲル、シンジはシンジマーク2です。
セレナはセレナです


開幕!ヨスガシティタッグバトル大会!

 

ヨスガシティにやってきたがヨスガジムのジムリーダー、メリッサが不在だった。

暫くすれば帰ってくるのでトバリシティにルートを変更するとしてヨスガシティでタッグバトル大会が開かれるそうだ。

タッグバトル大会は出なきゃ色々と損……優勝賞品がやすらぎのスズと割と便利な物だったりするわけで、コレは欲しい。

 

「今日から少しの間、全員敵同士だ……わかってると思うがくだらねえ情は見せるなよ」

 

「大丈夫、真剣勝負の場で手を抜くなんて失礼なんだから」

 

「俺も面白いバトルをしたいしな」

 

真剣勝負の場所である事には変わりはない、だから手を抜くなと釘を刺しておく。

セレナもタケシもこういうお祭りのポケモンバトルは楽しいから盛り上がる為にも参戦する。

見ているのも楽しいが、実際にバトルしてるのもそれはそれで楽しい。

 

「え〜っと……オレのコンビは……」

 

「お前か……っち……」

 

それぞれがコンビ探しに行くとの事で解散をする。

コンビになる奴はカードで決まりオレの持っているカードはJのカード、Jとはまた縁起が悪い。

誰がコンビなのかと探しているとシンジがオレのコンビだと言い……あからさまな舌打ちをした。

 

「お前、タッグバトル大会なのにコンビを見て舌打ちはねえだろ」

 

「……バカかお前は。俺はお前に勝てるようになるために特訓をしているんだ、お前と俺がコンビを組んだところで優勝するのは目に見えている。どうせならばお前が敵として立ち塞がってくれた方が意味がある」

 

いきなりの舌打ちにそりゃねえだろうと言えば、オレに勝ちたいからシンジは特訓をしている。

コンビを組んだところで結果は見えていることだと言う……一応はオレの実力を買ってくれている。

1人の挑戦者としてオレに勝ちたいという思いがあるからここでオレの力を借りてパワーアップするんじゃなくオレとバトルをして経験値にしたいと言うが……無理あるだろうな……。

 

「くじってちゃんと操作されてるのか!?」

 

「そう言われましてもちゃんと機械が出しましたので……こういうこともあると思いますよ」

 

アランが大会運営になんか抗議をしていた。

くじがちゃんと操作されてるのかと言う抗議であり運営の人は機械がしてくれていると教えてくれる。

運営がわざとなにかをしているわけじゃないのは分かるのだとアランは言葉を飲み込んで……落ち込んだ。

 

「まぁまぁ、こういう時もあるよ……折角ここまで来たんだし、どうせなら優勝を狙いましょう!」

 

「…………よりによってお前が出るのか」

 

「サトシか……聞いてくれよ。タッグの相手、スズナなんだ」

 

「ちょっと!私じゃ嫌みたいな事を言わないでよ!」

 

「普段とは違う奴と組みたかった……」

 

アランに声をかければアランはタッグの相手がスズナだという。

スズナが相手なのは嫌じゃないけども、タッグバトル大会なのに何時もと同じメンツ……普通に嫌だな……いや、それよりもだ

 

「お前、こういうの出るんだな」

 

自己鍛錬を怠るタイプじゃねえのは分かっているが、こういう大会に出るのは珍しい。

今までも何度かバトルの大会はあったがそういうのに出場していない……

 

「まぁ、今回はやすらぎのスズが欲しいからな」

 

「クククッ……なつき度か……」

 

「リオルゲットしたんだが、そこからなんだ」

 

メガシンカには絆の力が必要らしいので、なつき度を上げる事が出来るやすらぎのスズを求めている。

確かミミロップとかも居るからやすらぎのスズをなんとしてでも手に入れてなつき度を上げておかなきゃならねえ。

 

「アランが出てくる以上、勝って当然な大会じゃなくなったぜ」

 

シンジは自分とオレが組めば優勝して当然だと思っている。

実際のところはそうなんだろうが、ここにアランと言う1つのイレギュラーが発生した。

アランだけはホントに洒落にならないぐらいに強いから油断しちゃいけねえ。

 

「キッサキジムのジムリーダーと戦えるのは幸先がいい」

 

「クククッ……相手が強いほど燃えるってか」

 

スズナがキッサキジムのジムリーダーであることを知ったのか、ここでキッサキジムのジムリーダーと戦えるのはデカいと笑みを浮かべる。相手が強ければ強いほどに燃える……ただ……アランと一緒ってのがちょっと引っかかる。色々とあってスズナと一緒に冒険をしているみてえだがおそらくはアランはスズナに『こおり』タイプの使い方を教えている。

扱いがちょっと難しい少し不遇な『こおり』タイプ……アランの知識ならばそれを達人の域に至るまでに使いこなすことが出来る筈だろう……アランから知識を得て強くなったトレーナー、シゲルと言う一例をオレは知っているからな。

 

「これよりタッグバトル大会1回戦第2試合を行います!使用ポケモンは各自1体ずつ!」

 

そんなこんなでタッグバトル大会が開幕した。

オレとシンジは最後であり最初に出番が回ってきたのはセレナ。

セレナはメガネ系男子、コウヘイとタッグを組んでいる……どういう感じでいくか

 

「ゆきますよ、ヤドキング!」

 

「頼んだわよ、ウーラオス!」

 

「いけ、ストライク!」

 

「頼んだぞ、ドガース!」

 

コウヘイが出したのはヤドキング、セレナが出したのはウーラオス。

対戦相手はストライクとドガース……相性の上ではという話は無しだ。レベルだけ見ればコウヘイとセレナが上だ。

 

「ドガース『えんまく』」

 

「ウーラオス『アクアジェット』よ!」

 

「ほぉほぉ……そのウーラオスと言うポケモン、『みず』タイプですか。でしたらヤドキング『かえんほうしゃ』」

 

『えんまく』で撹乱しようとしているドガースに『アクアジェット』で攻め入るウーラオス。

コウヘイはウーラオスに対する知識が無かったが使った技で『みず』タイプだと分かればウーラオスに向かって『かえんほうしゃ』を放てば『かえんほうしゃ』の炎を纏った『アクアジェット』が完成する……即興でこの技を作り上げるとはコウヘイのポケモントレーナーとしての技量の高さが伺える。

 

「コウヘイ、さっきのまだ使える?」

 

「ええ、勿論です……今度はストライクにですね」

 

「さっきの攻撃の時に『つるぎのまい』を使っていたから早いところ倒さないと」

 

コウヘイにさっき連携がまだ使えるかの確認を取るセレナ。

コウヘイは勿論可能だと言いセレナの次の狙いがストライクに定まっているところに気付く。

さっきの攻撃の時にストライクが完全にフリーだった。ストライクは攻撃をあえてせずに『つるぎのまい』を使っていた。

ポケモンバトルに対して熱くなっているかと思ったが俯瞰して冷静に見ることが出来ている

 

「『つるぎのまい』を使っていたのですか?」

 

「ええ……え?見てなかったの?」

 

『つるぎのまい』を使っていた事にコウヘイは気づいていなかった。

セレナはコレぐらいならオレならば簡単に気付くがオレを基準にものを考えたらダメだろう。

 

「すみません……」

 

「後、広範囲に『アクアジェット』を使うから……ヤドキングは『みず』タイプのポケモンだから多少のダメージがあるかもだけど少し我慢してね」

 

「……はい?」

 

「ウーラオスその場で『アクアジェット』よ!」

 

ウーラオスは水を纏った。

グルリグルリと回転をすればフィールド全体に及ぶ円形の水のサークルが展開されていき水しぶきを上げておりドガースとストライクに水を当てる。

 

「コウヘイ、今よ!」

 

「は、はい!ヤドキング、ウーラオスに向かって『かえんほうしゃ』」

 

『アクアジェット』の水がドガースとストライクを襲う。

的確にダメージを与えている中でヤドキングがウーラオスに向かって『かえんほうしゃ』を放つ。

強烈な水流がドガースを襲う。強烈な火炎がストライクを襲う。逃げる場所は何処にもなくウーラオスの回転する『アクアジェット』のカウンターシールドに耐えきれずに戦闘不能になった。

 

「……あの女、相当出来るな」

 

「クククッ……そりゃオレが色々と教えてるからな」

 

コウヘイ的には自分がアシストしてリードしてって考えだったろうが、セレナが思っていたよりもバトルが出来ていた。

まぁ、開幕ウーラオスで自分の知識に無いポケモンが出てきた時点で詰みだろう……知識を武器には理外の相手にはとことん弱えからな。

 

「これよりヨスガシティタッグバトル大会1回戦第3試合を始めます!」

 

今度はタケシの番が来た。タケシのコンビは綺麗なお姉さん、ホノカ。

鼻の下を最初は伸ばしていたが何時もの様にグレッグルが制裁をくだせばもとに戻りしっかりとなる。

 

「いくぞ、グレッグル!」

 

「グー」

 

「頼んだわよ、キャモメ!」

 

「キー!」

 

「いけ、ヤンヤンマ!」

 

「頼んだぞ、タツベイ!」

 

タケシはグレッグル、ホノカはキャモメ。

それに対して出てきたのはヤンヤンマとタツベイ……空を飛べるポケモンが居るのは強い。

 

「タツベイ『ずつき』だ!」

 

「グレッグル『かわらわり』だ!」

 

「ヤンヤンマ『ソニックブーム』」

 

「キャモメ『みずのはどう』よ!」

 

四者四様の動きを見せる……ダブルバトルじゃないから即興のコンビネーションは無理……そう考えるとさっきの連係はコウヘイのトレーナーとしてのレベルの高さが分かる。

タツベイの『ずつき』に対して『かわらわり』で真っ向勝負するグレッグル。そのグレッグルに向かって『ソニックブーム』をぶつけようとするヤンヤンマの攻撃を防ごうとしているキャモメは『みずのはどう』で攻撃を防ぐ。

 

「ホノカさん、ただ闇雲に技を撃ってはタッグバトルの意味が無いです。コンビネーションと行きましょう!」

 

ただ単に普通のバトルをしているのだとタケシは気付いた。

これじゃあタッグバトル大会に出た意味が無いのだとタケシはコンビネーションで行くという。

 

「でも即興のコンビネーションなんて出来るの?」

 

「自分にお任せあれ!」

 

即興のコンビネーションなんて普通は出来ないがタケシは一応は元ジムリーダーだ。

その辺のトレーナーよりレベルは高い……本職はポケモンブリーダーだが。即興のコンビネーションは出来ると頷いたタケシはどうするのか

 

「キャモメ、ヤンヤンマに向かって『つばさでうつ』」

 

「グレッグル『がんせきふうじ』だ!」

 

ヤンヤンマに向かって攻撃することにしたホノカは『つばさでうつ』で攻撃する。

タケシはそれを見て思い浮かんだ即興のコンビネーション、『がんせきふうじ』でヤンヤンマの退路を防いでキャモメの『つばさでうつ』を命中させた後に『がんせきふうじ』で挟み込んでヤンヤンマを撃墜した。

 

「ヤンヤンマが落ちたか。だったらタツベイ『りゅうせいぐん』だ!」

 

「グレッグル『どくづき』だ!」

 

一気に相手を倒せる広範囲な大技に出たな。

だがそれよりも先にグレッグルが動いた。グレッグルは『どくづき』をタツベイに叩き込み……タツベイを一撃で戦闘不能にした

 

「すごい!すごいわよ、タケシくん!これなら優勝も夢じゃないわ」

 

「ふっ、自分に掛かればこれぐらいどうとでもないことです……それよりもバトルをしていたホノカさっ」

 

「……ッケ」

 

タケシの何時ものバカが発動しかけたところでグレッグルは『どくづき』を入れる。

やっぱりと言うべきかグレッグルはタケシに『どくづき』を入れることに快感を得ている……Sではなくボケに対してツッコミを入れるあの感覚がグレッグルにとってとても楽しい事なんだろう。

 

「これよりヨスガシティタッグバトル大会1回戦第4試合を行います」

 

次に出てきたのはアランとスズナ……シンジが注目しているのはスズナだろう。

実際のところオレも気になるところ……アランがなにかを教えている場合はホントに洒落にならない。

 

「いけ、クレベース!」

 

「いけ、ハピナス!」

 

「いけ、ウツドン」

 

「いけ、デンリュウ」

 

強化が入ってんなコイツは……スズナが出したポケモンはクレベースだった。

シンジがポケモン図鑑を開いてクレベースのデータを確認しようとするがクレベースのデータが載っていない。

 

「あのポケモンはクレベース、『こおり』タイプのポケモンで物理防御力に関しては右に出るものはいないポケモンだ」

 

「知っているのかあのポケモンを」

 

「ああ……とてつもなく強いポケモンだ」

 

クレベースはホントに強い。

特殊攻撃で攻めればそれで大体は片付く……だがもし、物理攻撃を主に育てているポケモンだったらその時点で詰んでるとも言う。

どんな物理攻撃が売りのポケモンでもクレベースは1回は攻撃を耐える。テラスタルしてようが問答無用で耐える。弱点の『かくとう』『ほのお』『はがね』『いわ』の物理技『フレアドライブ』とか『もろはのずつき』とかを使っても落ちないんだよ……

 

「ハピナスって……」

 

アランが出したのはハピナスだった。相変わらず容赦がねえポケモンを持ってやがるな。

 

「ハピナス、デンリュウに向かって『どくどく』だ!」

 

「ウツドン、受けるんだ!」

 

「クレベース『ボディプレス』でウツドンを押さえて!」

 

アランは早速仕掛けてきた。

『どくどく』を使ってデンリュウを『もうどく』状態にさせる。

『どく』タイプのウツドンが盾になろうとしたのだがクレベースが飛んできて『ボディプレス』で叩きつけた。

 

「ハピナス、『めいそう』だ!」

 

「クレベース『てっぺき』だよ!」

 

「ウツドン『はっぱカッター』」

 

「デンリュウ『10まんボルト』だ!」

 

「ハピナス、『10まんボルト』を受けて『めいそう』」

 

「クレベース、『はっぱカッター』を受けて『てっぺき』」

 

「……あの2人は能力を上げるのに必死になっているのはいいがアレで間に合うのか?」

 

「よく見てみろ、『10まんボルト』なんかの特殊攻撃はハピナスが、『はっぱカッター』なんかの物理攻撃はクレベースが対処してる」

 

攻撃に転じず能力を上げるのに集中している。

シンジは攻撃を受け続けても大丈夫なのかと気になっているが、ハピナスは特殊攻撃をクレベースは物理攻撃を受けている。

 

「ハピナスは特殊攻撃に対して滅法強いポケモンだ。クレベースは物理攻撃に対して滅法強いポケモンだ……Zワザクラスの一撃を受けても耐えれる」

 

「耐えれると言ってもダメージにならないわけじゃないだろう」

 

「あの技があるから問題は無い」

 

「クレベース『じこさいせい』」

 

『じこさいせい』をクレベースは覚える。

何度も何度も微小なダメージを与えていったのだがそれでも『じこさいせい』で全てがリセットされた。

コレは割と心に来るものがある……ならばとハピナスに対して攻撃をするのだがハピナスもなにもないわけない

 

「『タマゴうみ』」

 

「っ、そんな……」

 

「ダメージが……」

 

攻撃の通りが悪く何度も何度も攻撃して少しずつダメージを与えていっている。

そんな中で『タマゴうみ』……『タマゴうみ』と『じこさいせい』が備わっている。この回復技が地味にバカに出来ねえ。

ダメージを必死になって与えているのにコレで全てがリセットされる。コレが割と心に来る。

 

「ハピナス、ウツドンに向かって『かえんほうしゃ』」

 

「クレベース、デンリュウに向かって『ボディプレス』」

 

準備万端だとハピナスは『かえんほうしゃ』をウツドンに当てる。クレベースは『ボディプレス』をデンリュウに当てる。

今まで積み上げてきた物がしっかりとしておりこの2体でしっかりと倒した……

 

「コレがキッサキジムのジムリーダー……ここ最近挑んだジムリーダーとは別格だな」

 

「クククッ……こりゃキッサキジム戦だけは手持ち呼び出さねえといけねえか」

 

スズナのバトルを見たシンジはジムリーダーとは別格と見た。

おそらくは他に色々ととんでもない手持ちを隠し持っている……リザードンとかを呼び寄せてバトルしないとキッサキジム戦は怪しい。

アランの奴は迷いなく自分の知識を教えてるな……一応はそれで飯を食ってる立ち位置の人間なのにいいことなんか……だが、コレで余計にアランがヤバさが際立つ……廃人の知識はおかしい。

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