闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜 作:アルピ交通事務局
ある日突然知らない人になっていた、と言うことはあるだろうか?
結論から言えばあるだ。なにを言っているんだ?と思うだろうが、私は知らない人間になっていた……いや、違うな。私は知っている人間になっていた。
大人から子供まで幅広い人気を誇るアニメのポケットモンスター。
そのポケットモンスターの主人公であるマサラタウンのサトシに憑依をしていた。
悪役令嬢モノで前世でゲームだった世界に転生していたやつのアニメ版だと素直に受け入れた。
私はオカルト的なものに関しては信じているが信仰するかどうかはまた話は別のタイプである。ただ存在や現象については信じている。海を割って渡ったモーセとかそういうオカルトなのは信じている。だが、実際に魔法や呪術が使えるかと聞かれれば使い方を知らない。
私の理解が及ばない超常的な存在が私をマサラタウンのサトシにした。
そういう風に受け入れて私はマサラタウンのサトシとして生きることを決めた。
「オダマキ博士の研究所は……あっちか」
カントー地方、オレンジ諸島、ジョウト地方を巡り次に来たのはホウエン地方だ。
オーキド博士にホウエン地方に挑みに行くことを伝えればおつかいだと新しいポケモン図鑑を貰う代わりにオダマキ博士に荷物を届けるようにと頼まれていた。
本来ならばピカチュウが帯電してしまいオダマキ博士にお世話になるサトシだが、私はピカチュウを貰っていない。
最初に貰ったのはヒトカゲだ。オダマキ博士の研究所に寄る理由は特に無かったのだがオーキド博士のおつかいを済ませる為にオダマキ博士の研究所を探して向かった。
「ああ、オダマキ博士なら近くでフィールドワークをしているよ」
「そうですか」
「っと、まずい。そろそろポケモンをもらう子が来る。オダマキ博士を呼びにいかないと」
「あ、じゃあ私が呼んできます」
「いいのかい?」
「構いませんよ」
オダマキ博士の研究所に辿り着けば助手の人が荷物を受け取った。
今日ポケモンを貰う新人トレーナーが居るのだと思い出して3つのモンスターボールを取り出して助手が慌てている。
あの3つのモンスターボールはキモリ、アチャモ、ミズゴロウが入っているんだろう。
後少しで新人のトレーナーに托す予定で最後のチェックとかあって色々と忙しいだろうと私はオダマキ博士を迎えに行くことを手伝う。新人にポケモンを渡す云々があるから気になる事があるから……一応は前例があるから確認はしておかないといけない。
「う、うわぁ〜!?と、止まらないかも!?」
オダマキ博士が居るであろう場所を目指していると美少女が悲鳴を上げていた。
なんだと思えば自転車がグラグラと揺れている。自転車の何処かがぶっ壊れたのではなく舗装されていない凹凸がある道を走っており、バランスを崩したんだろう。
「いけ、エーフィ!」
「フィ!!」
「『ねんりき』で止めてやれ」
このままだと大きな事故に繋がる可能性がある。
俺はモンスターボールからエーフィを出して『ねんりき』で美少女とバランスが不安定の自転車を止める様に指示を出した。
エーフィは直ぐに動き『ねんりき』を用いて美少女と自転車を止めた。
「え?え?」
「舗装されていない道を自転車で通るのはオススメ出来ないぞ」
「えっと……ありがとうございます?」
「お礼を言われることじゃない。エーフィ、もう大丈夫だから降ろしてやれ」
自転車から転げ落ちそうだった美少女と自転車を助けた。
お礼を言われたのでお礼を言われることじゃないと軽く対応をし、エーフィの『ねんりき』を終える。
「何処に向かうつもりだったんだ?」
「あ、うん。オダマキ博士の研究所よ!私、今日ポケモンを貰うの!」
「そうか……その肝心のオダマキ博士だがなんかフィールドワークに出ていて研究所に不在だ」
「ええっ!?」
「今から迎えに行くから来るか?」
「うん……えっと……」
「私はサトシだ」
「サトシね。私はハルカ、よろしくね!」
美少女もといハルカと互いに自己紹介を終えればオダマキ博士を迎えに行くことに。
オダマキ博士がいるであろう場所は分かっているのだと助手の人が言っていた場所に向かえば……オダマキ博士は木の上にしがみついていた。
「た、助けてくれぇ!!」
「オダマキ博士!?ポケモンに襲われてるわ!?」
オダマキ博士の真下には数匹のポチエナがいた。
グルルとオダマキ博士を威嚇しており、オダマキ博士が襲われている事にハルカは直ぐに気付いた。
「ど、どうしよう……助けたいけど、私ポケモン持ってないからなにも出来ないかも。サトシ、エーフィで」
「いや、エーフィは『エスパー』タイプのポケモンだ。『あく』タイプのポチエナとは相性が悪い」
「そんな!?」
「問題無い。私には頼れるポケモンはまだ居るから……軽く脅かすにはお前が一番だな。いけ、キングラー!」
「キコキコ!」
オダマキ博士を助けてあげたいがポケモンを持っていないのでなにも出来ないハルカ。
私ならばポケモンを持っているとエーフィでと言うがポチエナ相手はまずい。目に見えて落ち込むのだがなにも私はエーフィしか持ってきていない。こんなこともあろうかとで何体かは持ってきている。
「エーフィと違ってワイルドなポケモンかも!」
「キングラー、ハサミを鳴らしてやれ」
「キコ!」
キングラーの巨大なハサミをジャキンジャキンと音を鳴らせばポチエナ達はビクッと反応する。
ハルカが言うようにキングラーはワイルドな見た目をしているのでポチエナ達がキングラーのハサミを鳴らした音に怯えて去っていった。
「あ、危なかった……いや〜助かったよ!」
「オダマキ博士、フィールドワークが仕事なら自衛のポケモンぐらい持たないと……あのポチエナ、かなり低レベルですよ」
「研究所も直ぐ側だし、パッと行ってパッと終わらせる予定だったんだけど……ところで君は?」
「私はマサラタウンのサトシです。オーキド博士に頼まれたので荷物を届けに来たのですが……助手の人がそろそろ新人が来るとか言ってましたので迎えに」
「あ、それ」
「そうだった!もうすぐ新人トレーナーが来るんだった!こうしちゃいられない!」
隣に居るハルカがその新人トレーナーなんだが、オダマキ博士は気付いていない。色々とあって視野が狭くなっているな。
オダマキ博士は研究所がある方向に向かって走り出していった……流石はフィールドワークを主体に研究しているポケモン博士、足腰が強くて足は物凄く速い。
「オダマキ博士、私に気付かないまま行っちゃったわ……」
「まぁ、どうせ数分後には顔を合わせるんだから……キングラー、ありがとう」
「コキ!」
「見たことが無いポケモンね……サトシってやっぱりポケモントレーナーなの?」
「ああ。ホウエンリーグに挑みに来た」
「……ポケモンバトルって楽しいの?」
「……どうだろうな?」
「え?」
「普通の人と感じ方が違うから。面白いや楽しいと思えていても、他とは違っていることが多いんだ」
この世界は言い方を変えればホビーアニメの世界だ。
ホビーアニメの世界でその世界で流行っている玩具は世界中で熱狂されている。ただでさえ日本はeスポーツを中々に認めようとしない雰囲気を出している中でプロリーグやそれ専用の学校があるぐらいだ。
私自身、ポケモンバトルは楽しいと思っている。
だが、この世界の人達と熱量が違うという事ぐらいはなんとなくで分かっている。少しだけ話をして分かったことだがハルカは私やシンジとは違うこの世界の人間だ。だったら楽しいや面白いの感じ方は異なるだろう。
「まぁ、とにかく私自身は楽しいと思っているし充実している。こう見えてジョウトリーグを優勝してるんだ」
「それってスゴいかも!」
サトシが出来なかったセキエイ大会準優勝やシロガネ大会優勝なんかの功績は残している。
セキエイ大会は世界の広さを教えられ、シロガネ大会はシンジとの激闘が……昨年の地方リーグで一番の試合だって言われているからな。
「あ、君達は」
「オダマキ博士、ハルカが今日ポケモンを貰いに来る新人ですよ」
「そうだった……いやぁ、すまない。慌てていたよ」
「ははは……それでオダマキ博士!ポケモンをください!」
「ああ!この3体の中から選んでくれ!」
「……3体?」
ハルカが改めてポケモンをくださいと言えばオダマキ博士は3つのモンスターボールを出した。
この中から1体選んでくださいと言われたハルカはキョトンとした顔をしている……もしかして……
「新人は3体の中から1体を選ぶことを知らないのか?」
「え?そうなの?」
最初の3体からポケモンを1体貰う。それが新人トレーナーの登竜門と言うかスタートだがまさかまさかのハルカは知らなかった。
ホントに初歩も初歩なところなのに知らない。オダマキ博士は思わず苦笑いをしていた。
「だったら、レクチャーしよう。サトシくん、君もホウエン地方の初心者用のポケモンを見たいだろう?」
「ええ」
「先ずはキモリ。カントーで言うところのフシギダネと同じ『くさ』タイプのポケモンだ」
「キャモ!」
「可愛い!」
「キャ?」
「うっ!?」
ハルカがキモリのことを可愛いと言えばキモリは見つめ返す。
鋭い目であるキモリが見つめ返せば自然と睨む形となってしまいハルカは怯えている。
「次にアチャモ。カントーで言うところのヒトカゲと同じで『ほのお』タイプだ」
「チャモチャーモ!」
「可愛いかも!」
「そして最後にミズゴロウ。カントーで言うところのゼニガメと同じで『みず』タイプだ」
「ゴロ?」
「ミズゴロウも可愛いかも!あ〜もう!どっちにしましょう!」
いきなりサトシになっていきなりポケモンを選ばないといけなくなった私はともかく、お前は考える時間があっただろう。
キモリに対して苦手意識はあるのかキモリは自然と除外しており、アチャモとミズゴロウのどっちがいいのかで悩んでいる。
「サトシは最初になにを選んだの?」
「俺はこの地方のポケモンは持ってない……アチャモにしたらいいんじゃないか?アチャモもお前を気に入ってるみたいだし」
「チャモ」
「……キッ!」
自分は選択肢に入っていないと察したキモリは少しやさぐれる。選ばれないのならば仕方がないことだから受け入れるしかない。
ハルカはオダマキ博士にアチャモを貰います!と言えばオダマキ博士はアチャモはいいぞと第三世代のホウエン図鑑とアチャモのモンスターボール、空の5つのモンスターボールを貰った。
「サトシくん、君はホウエンリーグが目的だったね。ここから一番近いジムはトウカシティのトウカジムだ」
「うっ!……」
「ハルカちゃんがトウカシティまでの道のりを知っているし、どうだい?見たところハルカちゃんは新人だし、先輩として色々と教えてあげたりするのは」
「ハルカがジム戦を挑むつもりがあるのならば構いませんが」
「それは……」
ハルカの旅が出来ることに対する喜びは伝わるがそれに伴う装備というか、知識が無い。
ポケモンを貰うことが出来ればそれでいいというスタンスであり原作知識からして知っている。
「ポケモンブリーダーとかポケモンコーディネーターとか色々とありますので……ハルカ、ポケモンや冒険に関する基礎的な事ならば教えるぞ。ポケモンを貰って色々なところに行けるがその反面、危険地帯や立入禁止区域に足を踏み入れることもある……旅は面白くて楽しいだけじゃない。さっきの光景見てたら危ないから教えるぞ?」
「……じゃあ、お願い!私に色々と教えて!」
「ジム戦は?」
「う〜ん……それはちょっと。でも、ポケモンバトル以外にも色々とあるなら試してみたいかも!」
ポケモンバトル以外にも色々な道がある。
それを少し知ることが出来たのでハルカはその他の業種について色々としてみたいとなった。
こうして私とハルカの冒険が始まった。
この世界線のサトシ
1人称が「私」だが中の人はしっかりと男のサトシ。なんでサトシになったかはわからないがなった以上は一番を目指す。
ピカチュウは要らないと選ばずにヒトカゲを貰った。
この時点では
リザードン エーフィ ゴローニャ ラプラス マルマイン(ヒスイ) ルカリオ(劇場版個体)
ケンタロス キングラー ベトベトン トゲキッス カビゴン
ヘラクロス ヘルガー スイクン ラティアス マニューラ ヨーギラス
を持っている。
セキエイ大会3位入賞とシロガネ大会優勝をしている。
この世界線のシンジ
なんでシンジになったのかが分からないがアニポケならば楽しめると楽しむことを決めた転生者。
ホウエンから巡らずカントーから順番に巡っており、サトシとはリーグのフルバトルでバチバチと戦っている。
この時点では
ドダイトス ニドキング リザードン(ダイスケの) キングドラ フーディン ジバコイル
ギャラドス ハピナス ハガネール プテラ
バクフーン(ヒスイ) ハッサム マンムー ドンカラス ルギア ハバタクカミ
を持っている。
セキエイ大会準優勝とシロガネ大会準優勝をしている。
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これはあくまでもボツったやつだから続かないったら続かない。
でも、一応は公表だけはしておく。ハルカヒロイン物も悪くはないのだと