闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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爆進化!ゴウカザル!

オーキド博士の研究所にモウカザル達を送ったのは正解だった。

オレが指示を出したりして特訓をしているからモウカザル達は強い、が限度がある。

既に色々な壁を越えているサンドパン達と数日触れ合うだけでモウカザル達は強いが上には上が居る、そしてそれはオレが鍛え上げたポケモンだと認識をし意識を切り替えた。

 

「ハゥ……ハォウ!」

 

ハヤシガメを鍛えていると眩い光に身を包む。原作では終盤で進化しても相変わらず役立たずだったドダイトスに進化した。

ポケモン図鑑を開いてドダイトスのデータを確認するとドダイトスは教えてもいないのに『じしん』を覚えていた。

やっぱりドダイトスとハヤシガメではここが大きく違う、ドダイトスに進化させる様に集中的に鍛えていた。レベル上げで進化するポケモンの進化は具体的に何時ぐらいになるか分からねえ。重点的に鍛えたりして精神を安定させねえと進化しない。

現にモウカザルはヒコザルだった頃、充分なまでのレベルがあったが『もうか』を出さなきゃいけねえってプレッシャーに押し負けていて力を発揮する事が出来なかった。

 

「『タネマシンガン』『ロックブラスト』『ぶちかまし』『じしん』『ストーンエッジ』『かみくだく』……『からをやぶる』は無しで『たくわえる』と『のろい』を組み合わせる……」

 

ドダイトスと言えば『からをやぶる』があるが無理に『からをやぶる』を覚えさせる必要は無い。

素早さが売りの物理『くさ』アタッカーは既にオーガポンが居る。特殊もジュカインが居てどっちも素早さを売りにしている。だからドッシリとした重量系の『くさ』アタッカーを用意する。それがいいだろう。

ポケモン図鑑を開いてドダイトスをどういう風に育てていくのか、ドダイトスの理想図を思い浮かべながらなにから会得させるか、ドダイトスに進化してやっと覚える事が出来る感じの技も幾つかあるからな。

 

「ねぇ、サトシ……あそこに居るのってシゲルじゃないかしら?」

 

「……シゲルだな……」

 

HGSSのグリーンの格好をしているシゲルをセレナは見かける。

シゲルもシンオウリーグに挑戦をしているのは知っているから驚きはしない……ただ、シンオウに来てから一度も顔を合わせてねえ。

原作じゃポケモンハンター関係でシゲルは何度か出てくるが、ポケモンハンターJは真っ先に倒しておいた。だから顔を合わす機会は無かった。

 

「やぁ、サトシじゃないか。久しぶりだね」

 

シゲルがオレ達に気付いた。久しぶりに出会ったのだと声をかけてきた。

割と久しぶりで感動の再会だ!と言うことにはならない、シゲルもオレも成長している……おちょくったりバカにしたりすることは無い。

 

「カントーでもジョウトでも何度か顔を合わせたがシンオウで顔を合わせるのは初だな……シンオウリーグに出る為のバッジ集めはどんな感じだ?」

 

「僕は君の先を行く男さ!ジムバッジも当然ゲットしている」

 

パカッとバッジケースを開くシゲル。

アニオリのジムもあるがクロガネジムのコールバッジ、ノモセジムのフェンバッジ等があり……ナギサジムでゲットすることが出来るジムバッジ、ビーコンバッジが入っていて7つ……相変わらず早えな。

 

「今回もジムバッジを9個以上集めるつもり……いや、集めないと僕の気が済まない」

 

「やっぱりサトシに負けたくないって思いから来るものなのか?」

 

「いや、違うよ。サトシに負けたくないって思いは確かにある。けど、その思いをぶつけてキッチリと清算するのはポケモンリーグで。サトシは最初からバッジを集める速度やゲットしたポケモンの数で競い合うつもりは無いからね」

 

ジムバッジを9個以上集めてやると燃えているシゲル。

同い年の同期で同じ町出身だからライバル心があるからかとタケシは聞くがオレはそういうところで勝負しねえ。

ジムバッジを集める速さやゲットしたポケモンの数に関してはシゲル達には絶対に勝つことが出来ねえ、そう認識している。

現に最初の第一歩であるカントー地方を旅していた頃、オーキド博士に連絡を取ればポケモンゲットしてねえバッジゲットが1番遅いと小言を言われていた……まぁ、あの頃はオーキド博士に孫のシゲルが旅立つからマサラタウンの期待の星はシゲル、オレは全くと言って期待されていなかった。今じゃ掌返しだがな。

 

「じゃあ無理に9つ目のジムバッジをゲットする必要はないんじゃないかしら?ポケモンの育成に集中しないと……アレからサトシ、更にパワーアップしてるわ」

 

「おいおい、僕がデスクワークで鈍っていると?……僕が9つ目のジムバッジをゲットしたいのは腕自慢なジムリーダーと戦いたいからじゃないさ……このビーコンバッジが許せないんだ……」

 

「クククッ……引き分けでお情けのバッジでも貰ったか?」

 

「そうであったらどれだけ良かった事か……ビーコンバッジが手に入れる事が出来るナギサジムは最低のジムだよ」

 

最低のジム……いや、どういう感じのジムになっているのかは分かっている。

最低のジム発言するならばビーコンバッジを持って帰るなよ……他のジムに挑みに行けよ。

ナギサジムは最低のジム、それがどういう意味なのか深くは問わない……ただナギサジムを最高のジムだと言う三流トレーナーも居るからな。

 

「さて、サトシ……トレーナー同士、目と目が合えばどうなるのか分かっているよね?」

 

「お前を倒すのにはベストメンバーで挑まなくちゃ無理だ」

 

「僕も君を倒すベストメンバーで挑むつもりはない、軽いウォーミングアップ、準備運動や挨拶の様なものだよ」

 

色々とあるがシゲルは強いトレーナー、コレだけは認識を間違えてねえ。

サトシゲッコウガ、メガリザードンY、スイクンの3体を導入して勝てた非常に厄介な相手だ。

だから作業ゲーみたいになにも深く考えることをせずに勝つことが出来るほどに甘い相手じゃねえ。

シゲルもここで勝ったとしても勝ったとは思わない。トレーナー同士の軽い礼儀作法と言いポケモンバトルをすることになった。

 

「んじゃ……いけ、モウカザル」

 

「モウキャ!」

 

「モウカザル……相変わらず君は生息地が不明なポケモンをゲットしているね……特に新人向けの最初の3体は完全に生息地が不明と言われているのに」

 

「クククッ……業者の事を知らねえのか?」

 

サトシくんのピカチュウは例外だが最初の3体は御三家はポケモンリーグ協会がタマゴを独占している。

オレのジュカインみたいに野生の群れとかで稀に居るがホントに稀少……

 

「新人トレーナー向けに育てる業者だろ?知ってるさ……さて、頼んだぞカメックス!」

 

「ガァメェ!」

 

「……おい」

 

「安心したまえ、メガシンカはしない」

 

シゲルが出したのはカメックスだった。

カメックスナイトを装備しているから紛れもなくあのカメックス、軽い準備運動だなんだと言っていたがシゲルのポケモンの中で上澄み中の上澄みなエース級のポケモンじゃねえか。

 

「あのカメックス、物凄く強いな」

 

「ええ、シゲルがオーキド博士から最初に貰ったゼニガメがカメックスになったものだから特に強いわ……」

 

カメックスを見ればタケシはカメックスがこの中でも別格の強さを持っている事に気付く。

セレナはカメックスがシゲルのファーストポケモン、ゼニガメが進化したもので沢山のポケモンを持っているシゲルのポケモンの中でも別格の強さを持ち合わせていると言う……相性不利なサンダーを相手に鍛え上げてるから当然と言えば当然だ。

シゲルのエースであるカメックス、まともに対抗出来るポケモンは手元にいるのでルカリオぐらいだがルカリオも負ける可能性が高い。シロガネ大会以降に育成を怠ってないからレベルが高いのが分かる。

 

「モウカザル、やれるとこまでやるぞ」

 

シゲルはカメックスをメガカメックスにしないと言った。

メガカメックスじゃなくても、普通のカメックスの時点で充分過ぎる強さを持っている……その上でのシゲルだからな。

 

「カメックス『からをやぶる』」

 

「モウカザル『ちょうはつ』だ!」

 

予想通りと言うべきか『からをやぶる』を使おうとした。

『からをやぶる』を覚えさせている……アランが色々と教えたりしていた事があったらしいからシゲルは別格に強いのが分かる。

『からをやぶる』を使おうとするがそれを使われればカメックス相手に手も足も出ない。それはまずいからと『ちょうはつ』を使う。

 

「モウカザル『グロウパンチ』」

 

『ちょうはつ』を使われた事で『からをやぶる』を失敗するカメックス。

続いて『グロウパンチ』で殴る……モウカザルも結構いい感じのレベルにまで仕上がっているが、カメックス硬い……ぼうぎょもとくぼうもどっちも高い攻撃よりも防御寄りのポケモンだったな。

 

「成る程、シンオウ地方でゲットしたとは言え流石は君のポケモン。レベルが充分に高い」

 

「モウカザル、間合いを詰めて下から攻撃しろ。カメックスの『ハイドロカノン』や『ハイドロポンプ』『みずのはどう』は背中の大砲から出てくる。懐に入り込めば攻撃は当てられない」

 

「確かにその通りだ……でも、それについては対策してある!カメックス『こうそくスピン』だ!」

 

カメックスの『みず』タイプの攻撃技が背中の大砲から撃たれるものだ。

下から懐に入り込むように攻撃をすれば『グロウパンチ』の追加効果もあり攻撃力が上昇する。だがこの程度の対策はされて当然だと『こうそくスピン』をする。モウカザルが『グロウパンチ』で殴ろうとするが弾かれてカメックスはモウカザルとの間に間合いを開く。

 

「カメックス『ハイドロポンプ』だ!」

 

間合いを開き『こうそくスピン』を止めるカメックス。

頭を下げる姿勢をとって背中の大砲をモウカザルに対して平行になるようにし『ハイドロポンプ』を放つ。

『ハイドロポンプ』はモウカザルに命中する……シゲルのカメックスの『ハイドロポンプ』は当たれば大抵のポケモンは沈む。

こういうしょうもねえ所で負けちまうのはムカつくが、相手がシゲルだからなんとも言えない……今のシゲルのレベルがどれくらいなのか、シゲルのエースであるカメックスからシゲルのポケモンのレベルが予測が付くからこういう時もあると割り切らねえといけねえ……

 

「モウ……キャ……」

 

「っ……『ハイドロポンプ』がまともに直撃したのに立ち上がるのか!?」

 

「クククッ……コイツは儲けもんだ!モウカザル『がむしゃら』だ!」

 

カメックスの『ハイドロポンプ』が直撃したがモウカザルは立ち上がった。

『こらえる』+『きしかいせい』のコンボがあるから『こらえる』+『がむしゃら』のコンボも使える。

モウカザルはカメックスを倒すことが出来なくとも追い詰める事は出来る……モウカザルに『がむしゃら』を指示するがモウカザルは足をふらつかせる。

 

「サトシ、モウカザルは限界なんじゃないのか?これ以上は無理に戦わせるのは」

 

「どうなんだ、モウカザル」

 

『がむしゃら』を使わないモウカザル。『こらえる』を使っていない、つまりは確実に攻撃を耐えるわけじゃない。

モウカザルは立っているのもやっとなんじゃないのかとタケシは心配する。モウカザルは戦えるのか戦えないのか、ここで『がむしゃら』をカメックスに使えるのならばまだ戦える。モウカザルは膝を付く……無理があったか?

 

「ウキャ………」

 

「相手は格下とは言えサトシのポケモンだ!『こうそくスピン』」

 

無理があったかと思っているとシゲルは動く。オレのポケモンだからここからの逆転も普通にありえること。

『こうそくスピン』を用いてモウカザルを倒そうとした、その時だった。

 

「モウ、キャアアアアアア!!」

 

「なっ……なんだコレは!?」

 

「モウカザルの特性の『もうか』よ!」

 

「コレが『もうか』だって!?こんなに火力が上がる『もうか』が存在しているのか!?」

 

モウカザルの『もうか』が発動した。普通の『もうか』じゃない、シンジの心を揺れ動かした『もうか』だ。

それを見るのが初なシゲルは明らかに『もうか』の範囲を超えていると驚いている。

 

「シゲル、試合は中止だ。こうなったらモウカザルは言う事を聞かない。『もうか』のパワーに振り回される」

 

まだこの凄まじい『もうか』を使いこなすことが出来てない。

モウカザルはまた暴走状態に入っている。ルカリオの『いやしのはどう』で『もうか』の発動圏内の体力から脱出させる

 

「……以前よりも更に火力が増しているぞ!」

 

「そりゃあん時はヒコザルで今はモウカザルだ、火力は嫌でも上がる」

 

「っく、この状態で『いやしのはどう』を当てるのは難しいな」

 

前回発動した時よりも『もうか』のパワーが桁違いに違う。

前回はヒコザル、今はモウカザル。パワーは嫌でも上がるものでルカリオはモウカザルのパワーを感じ取ったのか『いやしのはどう』を当てるのが難しいと言う……あんまやりたくねえが『はどうだん』を当ててモウカザルを倒すという手段もある。

『もうか』の圧倒的なパワーを制御出来ずに苦しんでいるモウカザル、トドメを刺して楽にするのは決して悪いことじゃねえ……

 

「モウキャ!モウキャ!モウキャァア!!」

 

「モウカザル、なにしてんだ?」

 

『もうか』で暴走をしている筈のモウカザルは地面に向かって『ずつき』をしている。

『ずつき』を教えた記憶は無いしなにかをしろとも言っていない……ただ、モウカザルは『かえんほうしゃ』なんかを撒き散らす事はせずに地面に向かって頭をぶつけている。

 

「まさか……サトシ、モウカザルは『もうか』をコントロールしようとしているんじゃないのか!?」

 

「『もうか』をコントロールってそれらしい素振りは見せてねえぞ」

 

ただただ地面に向かって頭をぶつけている。なにかしらの特別な技を使ったりとかを一切していねえ。

タケシはモウカザルが『もうか』をコントロールしているんじゃと考えるがそれっぽいことはしていねえ。

 

「……いや……少しずつだが安定してきているぞ」

 

ただ頭を地面にぶつけているだけで目が充血したりして暴走している。

早いところなにかしておかなきゃならねえと思っているとルカリオがモウカザルの波動を感じ取ったのか、モウカザルが安定してきている事を言う。

 

「確かに……前はただただ暴れていただけなのに、今は頭を地面にぶつける事に集中しているわ」

 

セレナも前とは違うと思った。

ただモウカザルが自傷行為をしている……どうしたもんかと思えば……モウカザルは眩い光に身を包んだ。

 

「ウ……キャ……」

 

「ゴウカザル…………」

 

モウカザルはゴウカザルに進化した……そして倒れた。

『もうか』の炎をコントロールするかと思ったが『もうか』の炎は消えた。ゴウカザルに進化したことで体力の最大値が増えたのかと思ったがゴウカザルは大ダメージで動けなくなっている。どうなってるんだコイツは。

 

「あの尋常じゃない『もうか』のパワーを進化のエネルギーに使ったんだね」

 

「そう、なのか?」

 

「ああ、ポケモンの蓄えている強い力が進化のエネルギーになるという一例は多数ある。モウカザルもあの『もうか』のパワーを進化のエネルギーに変えてゴウカザルになった……だがそこが限界だったみたいだ」

 

シゲルがモウカザルがどうしてゴウカザルになったのか見解する。

『もうか』のパワーを進化のエネルギーに変換した、ゴウカザルになれたのはそのおかげだと言う……怒りの感情で進化するポケモンも居るからその考えは間違い、じゃねえか……

 

「ここがポケモンセンターに隣接しているフィールドでよかったな」

 

カメックスから受けたダメージは大きい、キズぐすりとかもいいがジョーイさんに見せた方がより治る。

ゴウカザルをボールに戻してポケモンセンターに入ってゴウカザルを見せる。ゴウカザルは予想通り大ダメージを受けており、直ぐに治療にあたる。幸いにも後遺症は無い治療を施せば問題はねえダメージだった。

 

「ウキャ……」

 

「ゴウカザル、目が覚めたか?」

 

意識を失っていたゴウカザルは2時間ほど眠れば目を覚ます。

ゴウカザルは意識がぼんやりしており体を動かそうとするがシゲルのカメックスの『ハイドロポンプ』のダメージは凄まじく痛みが走った。痛みが走ったことで逆に意識が覚醒し……ゴウカザルはなにかに気付く。自分自身の両手を見ている。

 

「ウキャ……キャァイ?」

 

「お前はモウカザルからゴウカザルに進化したんだぞ……その事にすら気付いていないのか?」

 

ゴウカザルは自分がモウカザルからゴウカザルに進化したことを気付いていなかった。

ルカリオがモウカザルからゴウカザルに進化したことを言えばゴウカザルは喜ぶのだが直ぐに浮かない顔をしている。

 

「どうした、折角ゴウカザルになれたんだぞ。オレは1人のトレーナーとして嬉しいぞ?」

 

そろそろ進化させるポケモンは進化させておかないといけない。

サトシくんと違って未進化ポケモンでポケモンリーグに挑むという暴挙には挑まない。しっかりと進化させてから挑む。

モウカザルからゴウカザルになれば技のレパートリーが物凄く広がるとかそういうのは殆ど無いがゴウカザルに進化する事が出来たことは普通に嬉しい。

 

「ゴォウ、ゴウキャ」

 

「どうやらリザードンを見て焦っているみたいだ」

 

刺激を与える為にシンオウのポケモン達をホウエン以前のポケモン達と顔合わせさせた。

ゴウカザルはオレの持っているポケモンの強さに驚いた。自分もその中に入れるのか自信が無いとかではなくリザードンを見て焦っている。ルカリオはゴウカザルが落ち込んでいる理由というよりは焦りを教えてくれた。

 

「ま……焦るだろうな……」

 

オレの持っているポケモンで一番強いのはゲッコウガだがその次がリザードンだ。

普通のリザードンとして戦っても強く、メガリザードンYになれるという武器を持っている。メガシンカ枠を使うし天候を変えるからゲッコウガとの併用が地味に難しいところがあるがそれでも世界でもトップクラス、ダンデのリザードンとアランのリザードン以外のリザードンには負けることはまず無いと思う。

最初の3体の炎枠でオレの持っているポケモンで信頼できるエースの一角……ゲッコウガをエースのパーティ、ジュカインをエースのパーティ、リザードンがエースのパーティ、エースだけのパーティ、とにかく強いので固めたパーティが今のところオレのパーティ編成である。『ほのお』タイプとしてゴウカザルはリザードンより優秀じゃねえと言ってるに近い。

 

「けどよ、ゴウカザルになれたんだぞ?少しずつリザードンクラスに近付いてるんだぞ?」

 

「ゴォウ」

 

「リザードンはメガシンカがあり空を飛ぶことが出来て全距離で戦闘出来る、それに負けない武器が必要で自分にはそれがあると言っている」

 

「クククッ……なんだ、お前自身が求めるのか」

 

リザードンに負けたくないがリザードンに勝る武器を持っていないといけねえ。

ゴウカザルは自分の中にあるリザードンに負けるところがないリザードン以上の武器はなんなのか知っている。

シンジを魅了する魔性の『もうか』だ。あの『もうか』をコントロールすることが出来れば純粋な『ほのお』タイプの攻撃はゴウカザルはリザードンをも上回る。メガリザードンYと互角以上の『ほのお』タイプの技を使える……まぁ、それ以外がどうしても低いが。

 

「ゴォウ……モウキャ……」

 

「……そうなのか?」

 

「なにがだ?」

 

「ヒコザルの頃は暴走していたがモウカザルの時に発動した『もうか』は朧気ながら意識があったらしい……進化したことで力を制御する力が上達したのかもしれんな……」

 

「……ヒコザルにあの『もうか』は不釣り合いだろう。ゴウカザルみたいな最終進化形でも扱えるかどうか怪しいレベルの力だぞ」

 

ヒコザルの頃は使えずモウカザルの頃には意識が朧気だがあった。

だから意識をハッキリとさせようとした。自分の中にある『もうか』を従えようとした……が、結果的に『もうか』のパワーはゴウカザルの進化のパワーに変換された。そもそものオレの見立てが正しいならばヒコザルと言う器に対して『もうか』がデカすぎる。モウカザルでもデカすぎる。ゴウカザルに進化させてからじゃねえとどうにもならねえ。

シンジの奴は焦っているからヒコザルの『もうか』を出そうとしたがやっぱりと言うか『もうか』を引き出すには時間をかけてゴウカザルに進化させてからじゃねえとダメみてえだ。

 

「モウカザルの時点で意識が朧気ながらあると言うのならばゴウカザルになれば『もうか』をコントロールすることが出来る体が出来ている…………」

 

「ゴウキャ……」

 

「クククッ……まぁ、その『もうか』を使いたいなら使えばいい……ただゴウカザルになったからってお前の『もうか』はまだ使えない。ここからもっと地盤を固めておかねえと『もうか』は使いこなせねえ……ゴウカザルに進化した。ここからが本番だ……今は体を休ませておけよ」

 

ゴウカザルは才能がありまだまだ伸びる。

とはいえシゲルのカメックスに与えられたダメージが大きいのは事実、リザードンを見て焦っているのは分かるが休む時は休んでもらわねえと困る。

 

「……後2体か……」

 

そういえばグライオンとかゲットしてねえなと思ったがそれは何時ものこと。

シンオウ地方のポケモンでゲットしたいのは残り2体、どっちもゲットしやすいからいいが……どっちも強いことに定評のあるポケモンだからな。

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