闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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シンオウ編を終えるぐらいまで書いてから更新しようかなと思ったけど、多分他の作品に浮気するからとりあえず


親子喧嘩後ジム戦

 

「僕の方が化石が大好きだ!」

 

「いいや、わしの方が上だ!」

 

「……今日はもう帰るわ」

 

ミオシティのジムリーダーことトウガンが帰ってきたんだが、息子ことヒョウタとどっちが化石好きなのかを言い争っている。

ジム戦をしたいのに言い争っている……ホントになにしてんだかと呆れながらもミオジムを後にする。家族喧嘩を間に取り持つつもりは一切無い。

 

「あ、注文の商品が届いているわよ!」

 

「ありがとうございます」

 

ポケモンセンターに戻れば注文の商品が届いている事をジョーイさんに教えてもらった。

注文の商品、中身はロトムをフォルムチェンジさせるのに必要な家電……色々と考えたが定番のウォッシュロトムにしようと決めた。

ベタだが普通に強い。『でんき』『みず』の両立で『ハイドロポンプ』をしっかりと覚え『ふゆう』で弱点を1つ消している……ヒートとカットは覚える技が強いが長期戦に向いてないからな。カットは不遇な扱いの『くさ』タイプで使えば使うほどにパワーが下がる『リーフストーム』、ヒートは『オーバーヒート』……スピンはバトル論外……まぁ、この世界じゃボルトロスやサンダーは早々に捕まらないから代わりにカウント出来るが……その場合『ふゆう』が死に特性になるからな。フロストとどうするか悩んだんだよな。

 

「ロトトト!」

 

「む……話に聞いていたがコロコロと姿が変わるのだな……」

 

「オーキド博士曰く未来を生きるポケモンらしい」

 

電化製品に突っ込んでロトムはフォルムチェンジ……なんか電化製品と融合してるっぽい。

ルカリオは未知なるポケモンだと思っているが、未知でなく未来を生きるポケモン……パラドックスポケモンとかではない。と言うかパラドックスポケモンって前から思ってたがなんなんだ。パラレルワールドのポケモンじゃなくて過去のポケモン、未来のポケモンだ……ヒスイ種と似た感じだろう……古代の遺伝子、未来の遺伝子とかそういうややこしいのがあるだろうが。

 

「『10まんボルト』と『おにび』は覚えさせたから後は『シャドーボール』と『ボルトチェンジ』ぐらいか」

 

ポケモン図鑑を取り出してロトムのモンスターボールをチェック、ロトムは『10まんボルト』『おにび』『シャドーボール』『ボルトチェンジ』とかが使えその上でフォルム特有の技を合わせる感じ……シンプル過ぎるがこれぐれえが丁度いい。

『ボルトチェンジ』と『シャドーボール』は時間をかけて後日覚えさせるとして……対人戦、いきなりのジムリーダーか……まぁ、元からそれなりにレベルがあったしなんとかなるか。

 

「いや、昨日は見苦しいところを見せてすまなかった」

 

「大丈夫だ、醜いと思ったから即座に帰ったし」

 

「そうか……いや、ヒョウタの奴とどちらが化石好きなのか最終的には復元した化石ポケモンでバトルすることで決着をつけてな」

 

それって化石愛してるよりポケモンバトル愛しているに近くねえか?

まぁ、丸く収まってオレに被害が及ばねえのならばそれはそれで構わねえけどよ。

 

「これよりミオジムジム戦を行います!使用ポケモンは3体のシングルバトル!交代はチャレンジャーのみ可能とします」

 

「いけ、ドーミラー!」

 

「ここは……ベタだがゴウカザル、頼んだぞ」

 

「ゴウキャ!!」

 

「……今のサトシの手持ちって『はがね』タイプに対して滅茶苦茶強いわよね……」

 

「事前情報通りならトウガンさんのポケモンに対して強く出れる……そのおかげで本当ならばバトルの後半にまでとっておきたいゴウカザルを迷いなく出せる」

 

1体目に出てきたのはドーミラー、ベタだがこれでいくかでゴウカザルを選出する。

セレナが『はがね』タイプに強いパーティ構築になっていると言うが正確にはトウガンのポケモンに対して強く出れるとタケシが捕捉する。

 

「試合開始!」

 

「ゴウカザル『ほのおのパンチ』だ!」

 

そんなこんなで試合が開始した。

ドーミラーと言えばドータクンに進化するポケモンで足が遅い、足無いけども機動力は無い筈だとゴウカザルに『ほのおのパンチ』を指示して近付き『ほのおのパンチ』を叩き込む……

 

「嘘、効いてないの!?」

 

「『はがね』タイプのドーミラには『ほのお』タイプの『ほのおのパンチ』は効果は抜群、トウガンさんが指示らしい指示をしたわけじゃないから……特性か!」

 

「……『たいねつ』個体か」

 

「その通り!わしのドーミラーは特性が『たいねつ』の個体!『ほのお』タイプは効かん!ドーミラー『じんつうりき』」

 

「ウキャア!?」

 

「ゴウカザル、とりあえず逃げろ!光線浴びなきゃ問題ねえ!」

 

ドーミラーで『じんつうりき』を決めてくるトウガン。

『じんつうりき』は謎のビームなのでそれを浴びなければダメージ判定が無い。ゴウカザルは激しい頭痛を抑えて『じんつうりき』を突破した…………

 

「今の流れ、滅茶苦茶スムーズ……クククッ、何百回も練習でなく何百回も経験してきたってところか」

 

「その通りだ……よく分かったな」

 

「そりゃそこまで迷いないなら気付くさ」

 

「……どういうこと?」

 

「トウガンさんが何百回もドーミラーの『たいねつ』で受けて『じんつうりき』で攻撃するのを経験してきたって話さ……」

 

一連の動きに一切の無駄らしい無駄を感じず練度が高い。

『たいねつ』のドーミラーで『ほのお』が効かないのか!?と驚かされている間に一手で強力な『じんつうりき』をお見舞いする、悪くないどころか物凄くいいコンボ……ドーミラーの特性って1つは『ほのお』半減、1つは『じめん』無効化だから普通に強え。

 

「ゴウカザル『マッハパンチ』だ」

 

「フハハハ!甘い!ドーミラーは『エスパー』タイプのポケモンだと言うのを分からないのか!」

 

「クククッ……『はがね』があるから通りは普通だ。なによりもドーミラーは対応出来ない」

 

『たいねつ』のドーミラーならば仕方がねえと受け入れる。無理に同じ事をしても意味は無いと『マッハパンチ』で攻める。

他にも色々と技、なんだったらポケモンを交代するという選択肢がある中での『マッハパンチ』は血迷ったのかと笑うが『はがね』タイプのポケモンなのは同じ、『マッハパンチ』の通りは普通であり『マッハパンチ』で殴り飛ばす……

 

「……ドーミラー、遅いな……サトシはコレを見越してのゴウカザルなんだろうか?」

 

「どうかしら……でも、ちゃんと攻撃が通じる武器があってよかったわ」

 

さて、どうするか……2体目はハガネールが出てくる。仮に出てこなくてもトリデプスが出てくる。

どっちも物理攻撃に対して滅法強いポケモン『グロウパンチ』で積んでいって3タテは……ゴウカザルじゃ鬼門だな……硬く無ければリザードンなら物理か特殊かの問題で解決したんだがな……リザードンはゴウカザルじゃないしゴウカザルはリザードンじゃないから。

 

「ゴウカザル『マッハパンチ』軽めに入れてからの『インファイト』だ」

 

「ゴォ!ウキャキャ!!」

 

2体目次第で色々と変わるが、とりあえずドーミラーを倒すことにだけ集中する。

ゴウカザルは『マッハパンチ』を入れるがかなり手加減した『マッハパンチ』だがドーミラーには効果がある……柔道の投技を決める前の当身みたいな感じでそこから『インファイト』に繋げる。『インファイト』で乱打するゴウカザル、一通りの乱打を叩き込めば最後の決め技だとゴウカザルはドーミラーを殴り飛ばした。

 

「ドーミラー、戦闘不能!ゴウカザルの勝ち!」

 

「むぅ……いかんな……よし、次はお前だ!ハガネール!」

 

「ネェエエ」

 

「ゴウカザル、戻れ。いけ、ロトム」

 

「ロトトト!」

 

読み通りというべきかハガネールが出てきた……昔なんか見たがシンオウ地方のジムやたらとハガネールに依存してるとか言われてたな。ゴウカザルをボールに戻してウォッシュロトムに切り替える。それを見てムッとなるトウガン……流石にロトムを知らないというわけではない。ちゃんと対策を練ってロトムを用意している。

 

「成る程、ハガネール対策を用意してきたか……」

 

「クククッ……どうだろうな……ヒートにしてねえ凡ミスかもよ?」

 

「ヒートにしては長期戦に向かない……ハガネール『あなをほる』だ!」

 

「なに?」

 

ハガネールが初手に打ってきたのはまさかの『あなをほる』

流石にウォッシュロトムを知らないという事は無い……ロトムは何処だと探しオレにどうすりゃ良いのか指示を貰いたそうにする。

ゴゴゴと地中を掘り進んでいる音が聞こえる……この感じだと長い穴を作られてて『ハイドロポンプ』を『あなをほる』の穴に流し込んでもハガネールに届かないか届いても『みずてっぽう』ぐらいの威力に留まるだろう……ちゃんと考えているが……

 

「その状態で出来ることなんてあんのか?」

 

「当然ある!『すなあらし』だ!」

 

「……それは器用だな」

 

地中に潜っているハガネール……『りゅうのいぶき』とかを覚えるが一応はブレス系の技だ。

当てるには地上に出るとかをしないといけない……ハガネールが覚える技の殆どが物理技……地中に潜りながらも『すなあらし』を使う。ロトムは『ふゆう』持ちだから使えねえがここから『あなをほる』攻撃があるから普通に強い……今度バンギラスに……いや『りゅうのまい』の方が強いか?

 

「ハッハッハ!どうする!このままだと『すなあらし』のダメージで倒れるぞ!」

 

「まだ1ダメージも受けてねえよ……とは言え、このまま盤面待ちはただ死ぬだけか」

 

多分だがトウガンの狙いは『あなをほる』の穴の中にロトムを誘い込むこと。

穴に入ってロトムがハガネールを追いかける前に地上に出て『じしん』を撃つもしくは『アイアンテール』辺りを当てる準備に入る。

『ふゆう』のポケモンが地中に入れば『じしん』とかが効くとかは聞いたことがねえから分からねえからなんとも言えねえが明らかに誘っている。

 

「クククッ……心理フェイズか……」

 

トウガンは地中『すなあらし』……コレは何かしらの手で突破される。

1番ベタだがやりやすい方法としては穴の中に入って追いかける、そうすれば何処に潜んでいるか分からないハガネールは即座に地上に出る。そしてなにかしらの手を撃ってくる……トウガン『すなあらし』待ちの盤面、こちらが動かなければただただ死ぬだけ。しかも厄介な事に待ちの盤面でありながら考えることが出来る……

 

「……ロトム、一列に並べて『おにび』だ」

 

「『おにび』だと?」

 

「そいつ、意のままに操れるだろ?穴の中に入れて奥に掘り進んでこい」

 

「な、なにぃ!?」

 

『おにび』は自分の意思である程度は動かせる……弾幕ゲーみたいな感じにするのはセンスが居るがただ単に追いかけるだけなら今のロトムでも可能だ。ロトムは『おにび』を出して一直線に並べて穴の中に入れる。道中でぶつかれば『おにび』のルート変更が出来る。

 

「ロトム、1個消えたら1個出せよ」

 

「ロト!」

 

「相変わらず技の使い方と精度が凄まじいな……」

 

『おにび』は巨大な火の塊でなく無数の火を放つ感じ……このタイプの『おにび』は全弾当てないと確定で『やけど』にならない。

『はがね』タイプみたいな『ほのお』タイプに弱いポケモンでも全弾当たらないとあっつ!?の感覚だけで終わっちまう。ダメージにもならねえ。

 

「っく……まさか『ハイドロポンプ』以外にそんな手が」

 

「言っとくが結構特訓したからな」

 

ただ技を覚えるだけならばいいが、そこから発展させるのが大事だ。

シンプルな技はどうやって敵に当てるか、敵以外に当てたらどうなるかとか色々と検証しなきゃならねえ。幸いにもロトムを鍛える時間はトウガン自身が作り出した。この数日でロトムを集中的に育成してきたからな……おかげさまで『おにび』をそこそこ操れる。ゲンガーには程遠い。アイツ、弾幕ゲーレベルで『おにび』展開出来るからな……んな事をするよりも殴ったり道連れしたりした方がいいが。

 

「っく……ハガネール、地上に出ろ!」

 

『おにび』が当たるのも時間の問題『おにび』が当たれば物理技は実質半減だ。

流石に無理があったかとハガネールは地上に出るが……『すなあらし』はまだ消えていない。

 

「ハガネール『うちおとす』だ!」

 

「ロトム、避けろ!」

 

ロトムに対する有効打が殆ど無い……いや、あるにはある。特性の『ふゆう』さえ無ければどうにかなる『じしん』と言う強力な武器を持っている。だから『ストーンエッジ』じゃなくて『うちおとす』を使う。だがロトムは軽々とハガネールが出した岩を回避した。

 

「ロトム『ハイドロポンプ』だ」

 

「ハガネール、上空から『うちおとす』だ」

 

ロトムは『ハイドロポンプ』を放つ。ハガネールはそれに対抗して攻撃をせずに別方向からの攻撃をする。

上空からの『うちおとす』コイツは厄介だがいけるかと思った……結果として言えば『ハイドロポンプ』は命中したがハガネールを倒せなかった。ロトムのレベルが低い、特性が『がんじょう』、フィールドが『すなあらし』、理由は色々とあるだろうが落とせずに逆に物理的に地面に叩き落され

 

「今だ!『じしん』だ!」

 

『じしん』をくらう。

 

「ロォ……トォ!!」

 

「なっ、なんだと!?」

 

「クククッ……ハガネールってポケモンはよ、圧倒的な防御が売りだ。物理攻撃に対して滅法強え……だが、フォルムチェンジしたロトムもロトムでそれなりに耐久力ってのがあるんだよ……ハガネールはパワーが若干だが物足りねえ……」

 

「だが、コレで『じめん』タイプの技が通じるようになった!」

 

「なら互いにやることは同じだ!」

 

「真っ向勝負か!悪くはない!」

 

「ロトム、『ハイドロポンプ』」「ハガネール『じしん』だ!」

 

ロトムは『ハイドロポンプ』を撃ちハガネールは『じしん』を打つ。

 

「……ロトム、戦闘不能!ハガネールの勝ち!」

 

「……いい仕事をしたな」

 

結果、ロトムは負けた。色々と鍛えたがデビュー戦がジム戦なのが荷が重かったか……だが問題はねえ。

ハガネールには『ハイドロポンプ』が命中していて今にでも倒されそうな気配を醸し出している……どうするかと思っているとトウガンはモンスターボールでハガネールを戻した。

 

「……限界だ……なにで挑まれてもハガネールは負けている。ハガネールを戦闘不能扱いにしてくれ」

 

「あ、はい。ハガネール、戦闘不能!」

 

「『すなあらし』もう1回ぐらいは出来たんじゃねえの?」

 

「いや、地中を掘り進むならともかくハガネールは遅いポケモン。先に攻撃を受けて負けていただろう」

 

ハガネールをただただ痛めつけるだけだからこれ以上は無理させないとトウガンはボールに戻す。

消えている『すなあらし』をもう1回展開させるぐらいは出来ていただろうがそれは難しい事と認識している。

 

「いくぞ!3体目はお前だ!トリデプス!」

 

「…………んじゃ、頼んだぞルカリオ」

 

「ああ、任せろ!」

 

3体目に出てきたのはトリデプス、如何にも防御な見た目をしている。

こっちも3体目で応戦だとルカリオで挑む。相手が強いと認識しているのでルカリオは燃えている。

 

「ルカリオか……トリデプス『ガードシェア』だ」

 

「抜け目ねえな」

 

「当然だ……君がどう感じているかは知らないがルカリオは『はがね』タイプのポケモンでもある。だから当然基礎的なノウハウ等は知っている」

 

ああ、それもそうか。

ルカリオが物理でも特殊でも攻める事が出来るのを知っているので迷いなく『ガードシェア』を使う。

コレで物理も特殊もいける……

 

「ルカリオ、向こうの決定打は『ボディプレス』だ……アイツはラムパルドの対になっている。ラムパルドが圧倒的な攻撃力を持つが他の能力は劣っている。トリデプスは圧倒的防御力、他は疎かでお前レベルで危険なのは『ボディプレス』だけだ」

 

「む……分かった……近距離戦は極力控えた方がいいな」

 

「お前の十八番を見せてやれ!『はどうだん』だ!」

 

「バゥッ!」

 

「トリデプス、受けろ!」

 

「嘘……ルカリオの『はどうだん』を簡単に耐えた?」

 

「防御が売りと言われているポケモンなだけあるな」

 

ルカリオは十八番の『はどうだん』を使った。

トリデプスはそれを避ける事はしない。『はどうだん』を顔で受け止めた……大きく後退する事なども無かった。

セレナはルカリオの強さを知っているからありえない物を見るような目で見ているが、タケシはオレが警戒しているのを納得していた。

ジムリーダーでこのクラスは早々に居ない……エースのポケモンを使っているだけの事はある。

 

「十八番が通じないか……近距離戦は『ボディプレス』が怖えからな……」

 

「言っておくが中距離戦も可能だ!『ラスターカノン』」

 

「『はどうだん』で押せ」

 

ルカリオの代名詞、十八番を平然と受けるトリデプス。

近距離戦で『インファイト』の乱打やビクトリーエンドを使えばと思うが、恐らくはそれでも耐える……とりあえず間合いは開いておく。この間合いだけは詰められたらいけねえ間合い。そう思わせて中距離戦も可能だと『ラスターカノン』を使ってくるが『はどうだん』で押し返す……パワーが足りない防御特化なポケモンと言っているも同然の証だな。この手のポケモンは『ボディプレス』とかが確実に必須……相手を倒す火力が足りねえからな。

 

「パワーでは勝てている……だが、防御力ではトリデプスの方が上……どうやって『ボディプレス』を当てるか、それを受ければルカリオでもただではすまない。運が悪ければ戦闘不能になる」

 

「けど、足が遅いのよね……」

 

ルカリオの『はどうだん』に耐え『はどうだん』に『ラスターカノン』を押し返されてでどういう盤面なのかをタケシは理解する。

セレナも理解するが向こうが攻撃する為の足が遅い。こっちは近付かれれば死ぬのは分かっているので絶対に近付かない。

『メタルバースト』はあるが……トリデプス硬すぎて受けるダメージが少なすぎるからあんま効果的じゃねえ……

 

「泥沼試合か……」

 

耐久特化の相手になんざ当たった経験が殆ど無い。ジムリーダーで耐久特化のポケモンは初だろう。

オレがカビゴンで仕掛けている耐久クソゲーがこんなにも厄介とは思いもしなかった。コレを突破したシゲルは別格だな。

泥沼試合化してるが……焦る必要は無い。焦らないといけないのはオレでなくトウガン、『メタルバースト』を撃ってこない。覚えてねえ可能性か実戦で使ってねえ可能性がある。オレも覚えさせたのはいいが実戦でほぼ使ってない技とかあるからな。

 

「あの頭に『はどうだん』を当てるのが厄介かもしれねえ……ルカリオ、トリデプスを中心に円形に回ってスピードで撹乱しろ」

 

トリデプスの特徴的な頭に今まで『はどうだん』を当てている。

胴体の部分に装甲らしいものが無いところがある……もしかしたらそこは攻撃の通りがいいかもしれない……多分だがアラン辺りはその辺の知識があるだろうな。ルカリオは円形にグルグルと走る、トリデプスは体を動かして追おうとするが直ぐにルカリオの方が速度を上回った。

 

「落ち着け、トリデプス……ルカリオの決定打は『はどうだん』……撃つのに」

 

「残念だがそれは克服している!ルカリオ『はどうだん』だ!」

 

動きながらの攻撃は出来るのがオレのルカリオだ。ルカリオは『はどうだん』を作りながら走る。

普通のポケモンならば『はどうだん』作るのに一旦止まったりしねえといけねえが、はどうポケモンのルカリオならばそれは不要、動きながら的に対して『はどうだん』を当てるなんてルカリオにとっては朝飯前だ……ルカリオはトリデプスの胴体の装甲が無い部分に当てればトリデプスは戦闘不能になった。6つ目のジムバッジ、マインバッジをゲットした。

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