闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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天空決戦 ポケリンガ

7つ目のジムがあるキッサキシティを目指す……キッサキジムはシンオウでゲットしたポケモンだけで挑むぜ!な無謀な真似はしない。

アランがちゃんとしっかりと鍛えている氷統一パもしくは雪パは完璧に仕上げているのは簡単に予測が付く……アランはロクでナシだがその辺は割としっかりとしているからな。

 

「さて、お前等に言っておく……次のジム戦は今までのジム戦の中で1,2を争うレベルでキツい。ジム戦の有利な点を見ても少しでも相性の良いバトルをしてぇ……だからルカリオとゴウカザル以外は研究所に送る」

 

「ムクホ!?」

 

「ロトォ!?」

 

「ドォ!?」

 

「フォゥ!?」

 

とにかく今まででも1,2を争うレベルに危険なジム戦、因みにタケシ戦は3番目ぐらいに危険だった。

ゲームとしてのポケモンの知識はそこそこでオーキド博士のパソコンを借りてポケモンの技の動画とか見て頭に叩き込んでても駆け出しのトレーナーだった事実には変わりはない。ゲームのポケモンバトルと現実のポケモンバトルとの誤差とかその辺を認識することが出来ていなかったから意外と大変だったりする……まぁ、苦には感じねえが。

 

「……ウキャ?」

 

ルカリオはともかくどうして自分も?とゴウカザルは疑問に思う。

 

「次のジムはルカリオ、ゴウカザル、コノヨザル、リザードン、ヘルガー、コータスで挑む」

 

とにかく相性の点から有利にならねえと……『かくとう』と『ほのお』で攻める。

コータスの『ひでり』とメガリザードンYの『ひでり』とヘルガーの『にほんばれ』の徹底した雪対策、物理アタッカーのコノヨザル、特種アタッカーのルカリオ、特殊に偏りがちな『ほのお』タイプの中の稀少な高速物理なゴウカザル……コレで挑まなきゃいけねえが、おそらくはコレで7割ぐらい……アランが教えているのは才能の無い人間じゃない、ジムリーダーというある程度は才能がないとなることが出来ない立ち位置の人間だ。1から10まで全てを教えてない、オススメの論文を見せただけの関係性にあるシゲルも才能がある……才能がある人間が適切な環境で修行する、今回に至ってはアランがしっかり手解きしている。

『こおり』タイプに偏りがある、タイプ統一パの弱点が固まってるという弱点があるおかげで7割に持ち込めているからいい。こっちにはゴウカザルやリザードン、コータスなんかの優秀な『ほのお』タイプのおかげで勝率が上がる。相手が『でんき』タイプとかだったら確率が尋常じゃねえぐらいに下がってたぞ。

 

「オレの手持ちは20体以上居る。だからポケモンリーグに出る機会がありませんでしたは前回あった……対戦相手が弱すぎるって問題がある。激戦の為にドクターストップを手持ち全員が受けた、それを想定してバランスの取れた3つのパーティ構築を常に考えている」

 

ゲッコウガがエース、リザードンがエース、ジュカインがエース。これだけは絶対に変わらない。と言うか変えないようにする。

今回は特例と言うか別例、相手の持っているポケモンに偏りがある相手をピンポイントでメタるパーティだ……相手が相手……今回はセレナのコンテストとか無い。アランがギンガ団を先に排除してくれた。時間的に大きな余裕が生まれたもののジム戦は絶対に負けちゃいけねえ。『こおり』タイプのピンポイントメタパーティで勝率7割ぐらい……統一パとかなんかのカテゴリーとかじゃなくてバランス良く統率された厨ポケで構築されてたら負けている可能性が高い。

1回も負けちゃいけねえ試合、そんな試合でのスズナとのバトル……スズナはアランから色々と教えてもらっている……アランがポケモンバトルが強いってことは知っている。でも正真正銘マジのアランとぶつかったことは無い。ヨスガのタッグバトル大会はタッグバトルでスズナの顔を立てる為にフォローに回っていたし

 

「オーキド博士の研究所に行けば今までゲットしたポケモン達がお前等を鍛えてくれる……が、お前等もそれでも不満に思うことがあるだろう。特に今回と次にジム戦が無いムクホークは……特例だが面白い場所を用意した」

 

「ホゥ?」

 

「お前の能力を高める為に最適な場所だ……ポケモンバトルとはまた違うがそれはそれで楽しめる筈だ」

 

最後のジムは既に決めている、そこにムクホークは出さない。

終盤の3つのジムがムクホークと物凄く相性が悪い、キッサキジムは確定で『ふぶき』当てに来る可能性がある。

シンオウリーグ開催までの修行期間ではシンオウでゲットしたポケモンを集中的に鍛える。

 

「以上となっております」

 

「……ガキでも動かせるんだな」

 

「意外と簡単な仕組みね」

 

「気流を読むとかそういうレベルじゃない低い高さだから俺達の腕でも問題無いみたいだ」

 

次も出番が無いムクホークに対してなにかないのかを調べた結果、ポケリンガと言う競技があった。

空中に浮かんでいるデコイの中に入っているリングをゴールに引っ掛けるだけのシンプルな競技だがシンプルが故に難しい。

イカサマなんかで誤魔化したりすることが出来ない純粋なポケモンの飛行技術が物を言う……普段ならばあんまり興味を抱かねえが、ムクホークの成長に繋がる……と思う。バトル漫画とかで空中に飛んで殴り合いとかあるから感覚がおかしいが、ガチの空中戦って如何にして相手の背後を取って相手を撃ち抜くかの世界だからな。

 

「色々と柄があるわね」

 

そんなこんなでポケリンガに出ることに。セレナはリザードン、オレはムクホーク、タケシはプテラでだ。

気球に色々な柄がある……ポケモンの顔とかじゃないシンプルなのでいいからシンプルなのにしようと思い探しているとペルシャ絨毯みたいな柄なのがあった

 

「「コレでお願いします……」」

 

コイツはいいなと思い決定すれば被った。聞き覚えがある声だなと思い振り向けばそこにはシンジが居た。

 

「お前、こんなところに居たのか」

 

「……そういうお前こそこういうのには興味ねえかと思ってたんだがな」

 

「ふん、ヌルいな。確かに純粋な殴り合いが起きないが貴重な空を飛べるポケモン同士の対決が出来る場所だぞ?出場したほうが確実に経験値になる」

 

「いや、実際の生のバトルの場じゃ気流を読むとかそういうの無しだからな」

 

お互いに何度もポケモンリーグに出場しているから知っているだろう。

スタジアムの構造上なんか変わった気流が発生するとかそういうのは無いのを。バトルフィールドが異なるだけで基本的には空中はなんのギミックも無い。

 

「それでもコレは価値がある……俺には俺のやり方がある。口出しするな」

 

「クククッ……あいにく、オレはお前に対して老婆心は無いんでな」

 

ポケリンガから得られる経験値は確かにある。だからポケリンガに参加するのは間違いだなんだ言わねえ。

仮に間違いだったとしてもオレにはシンジに優しくする理由は特に無い。取りあえずはジャンケンでどっちがペルシャ絨毯柄の気球にするかを決めてオレが勝ってシンジはピカチュウの柄の気球にした……似合わねえな。

 

『さぁ、はじまりました!年に1回の空中大決戦!ポケリンガ!大空を制する鳥ポケモン達の夢の祭典!』

 

「いけ、プテラ!」

 

「ギャォウ!」

 

「ふっ、見せてやるぜ!メガヤンマ!」

 

そんなこんなでポケリンガが開幕した。

優勝までには4試合しなければならず、1回戦の第一試合はタケシvsコージィー……コジロウだ……毎度のことながら妙なところでロケット団と関わる。一応は優勝賞品のきのみの詰め合わせとかがあるがムサシでなくコジロウが出ている。出したポケモンはメガヤンマ……コレはロケット団としての仕事じゃなくて完全にプライベートとして出場してるな……。

 

『さぁ、リングがついたデコイが浮かび上がりました……5,4,3,2,1,0!試合開始!』

 

「プテラ、リングに向かって飛んでいけ!」

 

デコイについたリングが空中に浮かび上がった。実況の人がカウントし試合開始のブザーが鳴り響く。

タケシはプテラにリングをキャッチするように言う……プテラは動く。如何にも怪獣な見た目だが素早さはとても高い。

種族として素早いポケモン、タケシが鍛えているだけあってレベルも相当高い……純粋なポケモンバトルならばタケシが余裕で勝つ。

 

「ふっ!ポケモンのスペックだけで勝てるほどポケリンガは甘くはないんだよ!」

 

メガヤンマとプテラがレースをしたらプテラが勝つ……それはコジロウも理解している。そしてそこからひっくり返す方法もだ。

メガヤンマは風に乗った……ポケリンガが開催される場所だけあってが気流が不安定だ……不安定が故に、読み切ればそれに乗って行くことが出来る。プテラは純粋な自分のスペックだけで動いている。メガヤンマは自分のスペック+気流の流れに乗っている。

最初はプテラ優勢に見えたのだがあっという間にメガヤンマはプテラに追いつく。

 

「成る程、コレがポケリンガか」

 

タケシは直ぐに自分がプテラのスペックにのみ頼り細かな技術を使っていない事を理解する。

風の流れを読む……プテラの圧倒的なパワーならば不安定な気流も力技で突破出来る。本来ならばぶち当たるべき壁にぶち当たらない、それはそれで問題だ。タケシは考える……今の自分じゃ気流の流れを完璧に読み切ることは出来ない、ならばどうすればいいのか。

 

「そういう競技ならこの技がある。プテラ『おいかぜ』だ!」

 

「……あんま見ねえな……」

 

風を完璧に読み切れないならば自分で作り上げるだけだ。

プテラは風を身に纏う……プテラと言うポケモンは元から速えから『おいかぜ』を使って更に倍加させようとかフォローするタイプはあんま見ねえ。コジロウは風を完璧に読み切る。タケシは自力で風を作り上げる。

 

「もらった!!」

 

結果として言えばタケシは勝った……が、あんまり気持ちのいい勝ちじゃなかった。

リングを手にしたのはメガヤンマだったがプテラはメガヤンマからリングを奪ってゴールにリングを入れた。

プテラってポケモンが近距離戦物理攻撃に特化していたから出来たが仮に同じ条件下ならば同じポケモンを使っていたのならばタケシは負けていた。トレーナーとしての技量をポケモンのスペックで誤魔化した、そんな感じだった。

 

「まさかいきなりなんて」

 

「ウォーミングアップにはちょうどいい」

 

3試合目はセレナvsシンジだった。気球で浮上していき、定位置につけば先ほどと同じ感じの流れになり試合が開始する。

シンジがポケリンガに出すポケモンはドンカラス、対するセレナが使うのはリザードン……共に良く育てられてるのが分かるポケモン達だ。

 

「……クククッ……」

 

空中でリングを奪い合うリザードンとドンカラス。

リングがぶっ壊れた場合は引き分けだったりするのだがコイツが中々に強い。セレナがバトルする場所は無いが自衛手段+オレのポケモンバトルの練習相手をしてくれたりするおかげか、嫌でもポケモンバトルの腕がある。唯一の欠点がオレ以外のバトルの経験値が圧倒的に少ない。それでもその辺の地方リーグ出場者よりは遥かに強い。

セレナのリザードンと互角に渡り合うことが出来ているとか流石だが……セレナのリザードン以上のリザードンは何体も居る。それと互角は……まだまだ伸び代がある。

 

「ドンカラス『ゴッドバード』」

 

「リザードン、正面からの戦闘に付き合わないで!行っちゃって!」

 

「しまっ」

 

「アホか」

 

空中で殴り合いになっている中、リザードンがリングをゲットした。

ここらでドカンと大きな一撃を与えたいというところ、それはシンジも分かったようで『ゴッドバード』を指示するが『ゴッドバード』は少しの間パワーを溜めないといけない。真正面から純粋に相手を倒す戦いじゃない、リングをゴールに入れれば勝ちの戦いだ。

熱くなって大事な事を見落としている。『ゴッドバード』を撃つ体勢に入ってしまった。リザードンはドンカラスを相手にせず……ゴールにリングを入れた。

ポケモンバトルならば勝つことが出来ただろうがポケリンガと言う競技ならば負けた……シンジは選択肢をミスった。その事をポケモンのせいにせずに自分がミスを犯したのだと受け入れて会場を去っていく。その後はロケット団が介入とかねえだろうなとなり、順調にオレも勝ち進んだがセレナに負けセレナvsタケシになった。

 

「意外だな……こういう勝負は負けるのか」

 

「人間向き不向きがあるから仕方がねえよ。向いてねえ事は合わない……ただそれだけだ」

 

何時もはサクッと爽快に勝っているところを普通に負ける。

ルカリオは意外そうにするが……オレからポケモンバトルという勝負を取り上げた場合、ホントになんにも残らねえ。

我ながら人格的に破綻している。アランもクソだがオレもオレで破綻している部分はあるからな。

タケシvsセレナは物凄く盛り上がった……数試合こなしたおかげでなんとなくでお互いに風の流れが読める様になっている。しょうもねえミスを犯さず……タケシが優勝した……最後にものを言うポケモンの基礎スペックで勝った……テッカニンとかなら無双してただろうな……

 

「サトシ、私はコレに出場したい」

 

「……ええ……」

 

そんなこんなでタケシの優勝で終わったポケリンガ。

ルカリオはポケモンバトルやコンテスト以外にも色々な世界があるのだと知りなんか勝手に調べており、ポケモンと一緒にダブルスを組んでテニスをする大会があるのを知る。何処からこんなのをと思ったが、めんどくせえことにキッサキシティで開催するみたいだ……嫌でもそうなるのかよ……




というわけで次回はテニヌ回で
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