闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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尚、アランがやった場合は黒子のバスケのZEROが流れる

ポケモンスマッシュ大会が開催される。

アランはレポート纏めたりとかで参戦はしない……スズナ曰く鍛えてるから運動能力は高いけどもスポーツのセンスがあるかどうか聞かれればまた話が別である。

 

「あ、ノゾッち!」

 

「先輩じゃないっすか!何時キッサキシティに」

 

「ついこの前だよ……サトシがジム戦に挑んでくるからね……」

 

「へぇ……じゃあ、先輩はサトシを」

 

「それは明日、今日はノゾッちと同じでポケモンスマッシュに参加したんだよ!」

 

ポケモンスマッシュのエントリーをしているとノゾミに遭遇する。

ポケモンコンテスト要素があんまり無さそうなのに参加をしてていいのかと思うが、ノゾミなりに色々と考えてるんだろう。

オレとジム戦をしてオレを叩きのめしたのかと期待しているがそれは明日、まだ試合が始まってすらいないのを分かれば複雑な気持ち。

 

「明日、めっちゃ応援しますね!神域の天才だかなんだか知らないけど勝ってください!」

 

「ノゾッち、今日はそういうの関係無しだから」

 

公式戦は明日キッチリとやる。それはそれコレはコレで割り切っているスズナ。

ノゾミは張り切りすぎてるなぁと大人な対応を見せるスズナ……取りあえずは試合を頑張ろう。

 

「1セットマッチ2ゲームか……」

 

試合の流れは2ゲームの1セットマッチの、マリオテニスとかでもよくある基本的なルールだ。

時間的な都合上6ゲームの1セットマッチは決勝戦しかやらない。オレはルカリオ、タケシはピンプク、セレナはリザードン、スズナはブリザポス、ノゾミはニャルマーで挑む。

 

「まさか早々にあんたと当たるなんてね……ポケモンバトルじゃ無敵かもしれないけど、こういうお互い畑違いな競技なら勝ち目はある」

 

「クククッ……んじゃ、やるか」

 

1回戦の対戦相手はノゾミだった。

いきなりであり、普通のポケモンバトルならば勝ち目は0だと素直に認めているが畑違いのポケモンスマッシュなら勝ち目はあると言う。サーブの権利はルカリオに渡す……ダブルスとは言え連続で試合がある。決勝戦だけは6ゲームだからスタミナを温存しねえといけねえ。

 

「一・球・入・魂!」

 

「っ!?」

 

「……」

 

ルカリオが中の人ネタとかをしているが超高速のサーブ、スカッドサーブ。

時速は200kmを越えておりノゾミが動こうとする前にサーブは通り過ぎた。

 

「速い……」

 

スピードガンが無いから正確な速さは分からねえが、バッティングセンターで出てくる野球のボールよりは遥かに速い。

200kmは余裕で超えているとは思う。ノゾミは速いの一言で済ませているが……焦っている……

 

「ニャオゥ!」

 

全くと言って反応する事が出来なかった。サーブを打ち返せなきゃテニスは始まらない。

至ってシンプル、特別な技術もなにもないただただ高速のサーブ。2m以上の長身から放たれるわけでもなんでもねえサーブ。

ニャルマーの番になるがニャルマーは打ち返せない。攻撃系の技もバフ系の技も使用禁止、純粋な運動能力等でどうにかしねえといけねえが……時速200km超えのサーブは速すぎる。速すぎて、来た!動こう!の時点でもう既に手遅れだ。目を動かすと同時に体を動かさなくちゃならねえ……高速のサーブ、至ってシンプルだがコレに対応が出来ねえとどうにもならねえ。

 

「1−0」

 

「っ……」

 

「おいおい、四連続サービスゲームって」

 

ルカリオのスカッドサーブに対応することが出来ず、四連続のサービスゲームで1ゲームを終えた。

ノゾミとニャルマー、どっちがサーブを撃つのかは分からない……だが、オレ達もなにもしていないわけじゃねえ。

 

「なっ!?」

 

「ルール上、最初に打ち返すのは交互ってのは変わりねえ……見せてやるよ、パイルミラージュを」

 

オレの前にルカリオが立った。ノゾミのサーブみてえでノゾミは驚く。

最初にサーブを打ち返す権利というか義務があるのはオレであり、ルカリオは打ち返しちゃいけねえルールだ。

見る人が見ればルカリオが邪魔をしているように思える……リターンに関してはルカリオが邪魔をしている様に見えるだろうがそれ以降のラリーは違う。オレとルカリオが被さっている。オレが打つのかそれともルカリオが打つのか全くと言って分からない。コレこそがテニプリに出てきたダブルスの技、パイルミラージュ。同調(シンクロ)能力共鳴(ハウリング)が起きないのでコレで誤魔化す。

最初のリターンはオレが打つかルカリオが打つかは分かる。だがそれ以降のラリー、どっちが打つかが分からない。何らかのアイコンタクトかなにかがあるのかとかを探ろうにも時間が無い。データを採取している暇はない。

 

「ゲームセット!2−0」

 

ノゾミ&ニャルマーペアはパイルミラージュの前に敗れ去った。

一見ギャグにしか見えない動作だがこのパイルミラージュ、地味に強い……ダブルスの技能としては充分にこの大会で使える。

相手に1ポイントの与えずに颯爽と試合を終えたので他の試合はどうなっているか……1番の敵はタケシ……昨日、なんだかんだで決着が付かなかったからなと思っているとタケシがマッチポイント……されている側だった。

 

「追い詰められてるぞ!?」

 

「対戦相手は……誰だ?」

 

昨日戦ってハッキリとタケシは強敵だと分かったはずなのにタケシが追い詰められていた。

対戦相手は誰かと思えばビキニ姿のアザミ……いや、なんでだよと思っているとルカリオは鋭い眼差しを向ける。

 

「なんだ、あのポケモンは!?」

 

「……タケシの弱点をピンポイントに突いてやがるな……」

 

ビキニ姿のアザミの正体はゾロアークだった。

ゾロアークの能力で変身している。『へんしん』で変身しているわけじゃないのでセーフらしく、タケシの弱点である綺麗なお姉さんを見せつけられる。タケシは鼻の下を伸ばして使い物にならない。ゾロアークが変身してるビキニ姿のアザミ、乳が揺れねえ偽乳だな。

 

「ゾロアークなんて反則級なポケモン持ってきたの、誰だ?」

 

「ルール上、なんも問題ないぜよ」

 

おい、公式チートじゃねえか。

ゾロアークを引き連れているトレーナーもといテニヌプレイヤーは誰かと思えば仁王雅治似の男……天上院明日香似の女性とかが居たからそういうのに対しては今更驚かねえけども見た目からしてコイツ絶対に公式チートなコピーキャラじゃねえか。

ゾロアーク以上の反則級の奴を引っ張ってくるんじゃねえよ、コイツ、一応はプロに勝利してる公式チートでチート過ぎるから適当な理由付けてチート辞めるわと言わせたんだぞ。

 

「プク!!」

 

「まったく、色香に惑わされるとは精進が足りないぞ」

 

「アザミさんのビキニ姿なんて惑わされないほうがおかしいんだ!!」

 

ピンプクがちゃんと試合をしてたら勝てたのにと怒っている。ルカリオは色気に負けたことに呆れている。

しかしタケシは両想いの関係性に近付いているアザミのビキニ姿で惑わないほうがダメという……でも、さっきのゾロアークの動きを見ればアザミのビキニ姿、主に乳は揺れてなかったから偽乳なんだよな。本人が盛ってるんじゃなくて単純にゾロアークがイリュージョンしてねえ感じだが。ともあれ強敵が登場してきた。

2回戦でスズナを倒す。準決勝でセレナを倒す。どちらもストレート……ルカリオのスカッドサーブがエグいぐらいに便利過ぎる。時速200km超えだからしっかりとテニスやテニヌが出来る人じゃねえと先ず対処出来ねえ。

 

「んじゃ、いかせてもらうぞ」

 

そんなこんなで決勝戦を迎えた。決勝戦は6ゲーム、5−5以上になれば7ゲームにならなきゃいけねえめんどうなルールだ。

ここまでルカリオのスカッドサーブとパイルミラージュだけでどうにか出来たがコイツだけはどうすることも出来ない。

今までルカリオにサービスエースを取ってもらい確実に1ゲームを取っていたが今回は違う、この相手だけは真面目にやらなきゃならねえ。この大会で初のサーブを打つ。

 

「もらい──っ!」

 

「クククッ……そいつはルール上返せねえぜ」

 

ボールは激しく弾むことをせずに転がって戻って来る。

最強と名高い技巧のサーブ、零式サーブ。使われればルール上返すことは不可能。え、新テニスの王子様で返した奴が居た?気の所為だよ気の所為。零式サーブを決めれば仁王やゾロアークはオレを睨む。

 

「ゲーム、ルカリオ・サトシ1−0」

 

「ふ〜……コイツはキツいな……」

 

零式サーブの四連打、ここに来るまでの試合の中でそこそこ体を動かしていたがそれの比にならない程に腕が痛い。

手塚国光の伝家の宝刀、最強の必殺技である零式サーブは無敵だが簡単に会得する事が出来る技じゃねえのが思い知る。

オレのスペックですら零式サーブはキツい……6ゲームをストレートで取るにしても、もう1回はサーブ権が来る。もう1回サーブ権を会得した状態での零式サーブ。

 

「やるのぅ、素人とは思えん技じゃい……じゃがこっちもそう簡単に負けられん……ゾロアーク」

 

零式サーブ4連打で心が折れるかと思ったが零式サーブ4連打で心はおれなかった。

こんな感じだが胸に熱い物を秘めている、メンタルは中々に強いなと思っているとゾロアークに声をかけてテニスボールを託す。

ゾロアークは『イリュージョン』を使う……ゾロアークは巨大化する……

 

「デカすぎんだろ……」

 

『イリュージョン』の応用で巨大化したゾロアーク。

頭上を見上げなければならない、大きくデカい……見た目だけのハリボテかと思いたいが現実はそう上手くいかない。デカすぎるゾロアークはサーブを打ってくる。『ドラゴン』タイプの『りゅうせいぐん』ぐらいの威力を普通に出している。軽量級のオレはサーブが地面に当たった瞬間に巻き起こる衝撃波で吹き飛ばされる。

 

「0−15」

 

「コイツは厳しいな……サーブの衝撃波で吹き飛ばされるとは」

 

「……お前、意外と身軽なんだな」

 

「お前は見た目に反して50kg以上あるからいいだろ。オレ、鍛えた上で44kgだからな」

 

おそらくだがサーブは打ち返す事は出来る、だがサーブがコートについた時に発生する衝撃波で飛ばされる。

ぶっちゃけルカリオよりも体重は軽い、サーブを打ち返すパワーはあるがサーブの衝撃波は受け止められない。

衝撃波の余波で吹き飛ばされねえ方法は無い……シンプルに体重が増加しねえと出来ねえ世界だからな。

 

「バゥッ!」

 

ルカリオはりゅうせいぐん級のサーブを打ち返す。

あのサーブを打ち返せるのは流石のルカリオ、しかしそれは読まれていると仁王は打ち返す。

 

「悪いが貰うぞ」

 

「なにっ!?」

 

「クククッ……やっぱり出来るか」

 

仁王がイリュージョンを使った……再現したのは手塚国光だ。ルカリオが打ち返した球を打ち返せば手塚ゾーンを使ってくる。

センターラインに戻ってきたってことは手塚ゾーン。衝撃波の余波を氣にしなくても済むならばとこっちも手塚ゾーンを使う。

 

「ゾーンに対してゾーンで対抗するのか」

 

「ルカリオ、オレの後ろに居ろ」

 

手塚ゾーンに対してこちらも手塚ゾーンで対抗する。

ボールを内側に引き込む手塚ゾーン、逆に外に出す手塚ファントムを入れる……が仁王は分かっている。俺も分かっている。

手塚ゾーンですらかなり不自然な回転をかけている。ファントムは更に負荷をかけることになる、だが決まればその時点でポイントが取れる。しかしいきなりのファントムは使ってはいけない。

 

「ゾーンは特定の回転を入れ計算等をリアルタイムで処理をしないといけない最高難易度の技、破り方に関しては至ってシンプル。打ち返した時と逆の手で打ち返すだけぜよ」

 

「それは分かっている。だが、それを何時にするかだ」

 

手塚ゾーン同士での対決、手塚ゾーンの回転と逆の回転だけでなく更に力を加えないといけない。

手塚ゾーン同士の対決ならばと思っていると仁王がオーラを纏う。

 

「百錬自得の極みか」

 

「コイツは威力や回転を倍に出来る……コレだけで本来のゾーンの回転をバグらせれる……おまんの負けぜよ」

 

百錬自得の極みを使うことで手塚ゾーンの回転数や威力をおかしくする。

確かにそれは手塚ゾーン破りの1つ、だがそれ以外にも手塚ゾーン破りは存在している。

例えば手塚ゾーンが掛けられているのが分かっているのならばあえてボールをアウトさせる、手塚ゾーンで引き寄せられてギリギリのコート端でボールが弾み手塚ゾーンを解除しねえといけねえ。

 

「まだまだだな」

 

「………!?」

 

「審判、コールを」

 

「え、あ……15−15」

 

百錬自得の極みを用いての手塚ゾーン破り、それは面白いがタダで負けてやるほどオレは優しくねえんだ。

イリュージョンは見事なまでの技術……だが、限りなく近く再現しているだけであり100%の再現は出来てねえ。そして再現出来ねえ部分もある。

 

「そいつは……天衣無縫の極み!」

 

「ただの天衣無縫の極みじゃねえ。愛しさの天衣無縫の極み、切なさの天衣無縫の極み、心強さの天衣無縫の極み、この3つの天衣無縫の極みを組み合わせた愛しさと切なさと心強さを持った最高品質の天衣無縫の極みだ」

 

「っ……」

 

「クククッ……コイツは真似する技じゃねえからな」

 

天衣無縫の極み、コレは必殺技と言うよりも超サイヤ人みたいな形態変化に近い。

技術でなくメンタル的なところがあり、仁王はコレは真似できないとなる。巨大化しているゾロアークのサーブの衝撃波は凄まじいが来ると分かっているのならば離れて衝撃波に対して空中を蹴って突撃してサーブを打ち返す。

 

 やる時はやる俺なんだぜ 頼りにしろよ

 

 懲りないんだぜ!絶対めげないんだぜ!一昨日来やがれ(ヘイヘイヘイ)

 

 空気読めないってか空気読まない 空気は入れるもの どこまでだって未来膨らむぜ(はーどっこい!)

 

 みんな違ってみんないい それが自分と胸を張れ 情熱満タンばっち来い!エンスト起こして歩いていけ!

 

 PONーPONコツでいいじゃないか(ポンポン!)PONーPONコツロード爆走だ(ポンポン)

 

「待て待て待て!チョイス!チョイス!色々とツッコミを入れたいけど先ず1つ目になんでそれを選んだ!」

 

「あ、アラン……仕事は?」

 

「終わったから見に来たけど、なんでテニヌ?なんでその曲チョイス?」

 

天衣無縫の極みで無双をしているとアランが現れた。仕事についてスズナが聞けば終わったから見に来たと言う。

そして脳内に流れている曲に関してツッコミを入れてくる

 

「んだよ、声的には間違ってねえだろう」

 

「間違ってないけど色々と間違ってるだろう!もっと他の曲あるだろ!なんでそれなんだ!」

 

「分かったよ」

 

 朝焼けに包まれて 走り出した 行くべき道を

 

 情熱のベクトルが僕の胸を貫いていく

 

 どんな危険に傷つくことがあっても

 

 夢よ踊れ この地球()のもとで

 

 憎しみを写し出す 鏡なんて壊すほど

 

 夢に向かえ まだ不器用でも

 

 生きている激しさを 体中で確かめたい

 

「日アサから離れろ!お前はサトシなんだ!佐藤志穂じゃないんだ!スパートとかチャレンジャーとか色々とあるだろう!」

 

「お前、人のやり方にケチつけやがって……どっちも立派な処刑用BGMだろう」

 

「オープニングとエンディングの処刑用BGMなんて聞いたことねえよ!」

 

「めざせポケモンマスター、タイプ・ワイルド」

 

「あっ……あったな、うん」

 

挿入歌でなくオープニングやエンディングを処刑用BGMにしていることをツッコまれるがそれを言い出すとサトシくんは結構な割合でオープニングやエンディングを処刑用BGMや最終決戦BGMに使ってる。その事を言われれば流石のアランも返す言葉はない。

 

「ゲームセット!ルカリオ・サトシ!6−4」

 

アランが人の処刑用BGMに文句を言ってきたりするから天衣無縫の極みの状態が途切れたりした。

ストレート勝ちをしたかったが、天衣無縫の極み状態無しに仁王&ゾロアークペアを倒すのは無理、天衣無縫の極みはマジで強い。

技というよりもメンタル的な感じだから仁王はイリュージョンそのものが出来なかった。

 

「……お前、ホントにポケモンバトルに能力特化してんな……」

 

「当たり前だろ……」

 

優勝賞品は無事に貰えた。アランはオレがポケモンバトルに能力が特化している事を呆れていた。

ルカリオはテニヌを満喫できた。明日は久しぶりの全力のガチバトル、相手はアランが鍛えたスズナ……燃えるな。

どっちにしよう

  • でんきテラスタルヌケニン
  • メガリザードンX
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