闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜 作:アルピ交通事務局
エイチ湖でのフルバトルを終えた。
レイジさんはぶつかればなにかが生まれるのだと感じていたのだが、特にオレとしてはなんら変わらない。
特別なスゴい特訓!とか意識を改める!とかそういうのは無い。勿論、特訓せずに、そう、例えるならばご飯を食べる時にいただきます、家に帰ってきた時にただいまと言うように当たり前に染み付いているかの様に勝利するわけでもない。
ちゃんと自分自身を研いていて、それを武器にしてしっかりと戦っている。
「洞窟内だとクソ暑いな」
「シンオウは寒暖差が激しい地域だからな」
エイチ湖のフルバトルを終えたのでテンガン山を降りる。
テンガン山の洞窟内を歩いているのだがクソ暑いと言えばタケシはシンオウは寒暖差が激しい地域だから仕方ないで通す。
防寒具がクソ暑いと感じたのでとりあえず脱いでいく。
「最後のジムは何処だ?」
「ナギサシティだ」
ルカリオが最後のジムが何処なのかを聞いた。
最後のジムはナギサシティのナギサジム……だが……そこは色々と問題点がある。まぁ、その問題点に関しては色々と言うとして、ナギサジムはシンオウ地方で1番強いと言われているジムリーダーがいる。ただまぁ……スズナがな……勝ったオレが言うのもなんだけど、一般的な地方リーグ出場者レベルのトレーナーで勝てる奴居るのか?伝説のポケモン除いても必中『ふぶき』で『オーロラベール』の壁とか普通に強えぞ。
「ここか」
「……遺跡、っぽいわね」
テンガン山を降りる過程でやりのはしらに向かった。
既にアランがアカギや他のギンガ団の団員を刑務所にぶち込んでいるからイベントは起きない。
けども、一応は見に来てみるかと思いやりのはしらにやってきた。アグノム、ユクシー、エムリットのUMAが居ないからディアルガやパルキアは出てこない……と、思っているとなんか空間が歪んだ。
「ギュィ!」
「お前は……あの時のギラティナか?」
以前に出会ったギラティナが空間に穴を開けて干渉してきた。
あの時のギラティナかと聞けばその通りだと頷いた。普段は反転世界に引きこもっているのに何故かコチラの世界に干渉してきた。
あの時のギラティナはなにをしにきたんだと思えば反転世界で歩ける道を作った。
「ついてきてくれ、ということか……サトシ、なにやら大変な事になる気がする。もし行くのならば準備は怠るなよ」
「なんだその、ここから先はラスボス戦だから準備万端ですかの問いかけは…………」
「でも、なにかはありそうよね」
ギラティナがわざわざ顔を出したってことは行くしかない。
ルカリオが居るから通訳することも容易なのに説明をしてくれよと思いながらも反転世界を歩く。
道中に厄介な事が起きたらどうするかと考えながら歩いているとギラティナはここだと1つの水晶の塊に連れてきた。
コレがなにかあるんだろうなと思い触れてみれば……反転世界からオレ達が普段暮らしている表の世界にやってきた……。
「ここは……テンガン山のやりのはしらじゃないな……えっと」
「そこでなにをしているのですか!!」
ここがテンガン山のやりのはしらでないことを理解すればタケシはポケギアを取り出そうとする。
ここがどこなのかと確認しようとすると1人の女性が現れ、何故ここにいる!と少しだけ怒りを含んでいる感じで声をかける。
「あの、ここは何処なんですか?私達、ギラティナにここって言われて連れてこられたんです」
「ギラティナが貴方達を……反転世界の主であるギラティナが?貴方達、何者なのですか?」
「美しいお嬢さん!私はタケシ……っは!」
綺麗な女性なのでタケシは何時も通りバカになった。
何時も通りの事だと思ったが今回は違う、直ぐに冷静になった……と言うか何時でも『どくづき』で攻撃出来るぞとグレッグルが構えていた……グレッグルはタケシに対して『どくづき』をすることを快感に覚えているみてえだからか……うん。
「何者って言われてもな……ここは……なにかの遺跡だが?」
「……ご覧の通り遺跡です。ミチーナの遺跡と言います……私はシーナ、この遺跡の管理者で時空間の異変を監視者です」
「…………どういうこと?」
シーナが時空間の監視をしている者と言えばセレナがポカンとなった。
時空間の監視者ってまた凄いのが出てきたな。さすがは劇場版だなと思いながらも話を聞いた。
「この世界以外にもギラティナが住む反転世界、パルキアが住む空間の世界、ディアルガが住んでいる時間の世界等があります。時折その世界で異変が起きて本来は干渉しない世界や干渉してはいけない世界が干渉します」
「あ〜……………………その……………なんだ……」
「えっと……理解が出来ませんでしたか?」
「いや、そうじゃなくてよ……ここから20年以内の間にタイムマシン作れるから」
「……え?」
「あ、そう言えばホウエンを旅していた時にタイムマシンで未来からハルカが来たわね」
私達は時空間をしっかりと管理している監視者です!!となってるのいいけど、なんか未来からハルカ来たからな。
タイムマシンに乗ってオレの不治の病を治す薬を無理矢理飲ませてきて……タイムパラドックスとかでその世界線のハルカは消えたけれども、ハルカ自身が自力でタイムマシン作ったわけじゃない。過去に行くからついでに乗せてもらったとかそんな感じだった。
あの見た目から逆算して20年以内の間にタイムマシンが作れるというのは証明しているし、SVとかで普通にタイムマシン出てきたぞ。
「ポケモンの力を使わずに時空間を移動できる技術が!?」
「なんやかんやで実用化されるどころか過去の自分に研究資料を渡してその時点の自分じゃ体のあちこちに限界があるから過去の自分により研究を深めてくれって」
「そ……そんな事をしたらタイムパラドックスが」
「高次元宇宙論とか多重次元宇宙論とかそういうのを考えないといけねえから……世界ってのは……予想以上にいい加減に出来ているから管理者になろう!とかしなくてもいいと思うぞ」
「サトシ……もう少しなにかあるだろう……」
既に過去を改変したりしていたりタイムパラドックスとか並行世界が生まれたりとか色々と起きている。
ハルカがそれを起こしてしまっているし……そもそもで世界は物凄くいい加減な感じで出来ていたりする。
なんでって?オレとアランがそれを現している。オレとアランが住んでいた世界から見てこの世界はフィクション、物語の世界だ。それなのにオレとアランはこの世界に1つの命として宿している。
結局色々とあったけど、オレがこの世界に居る理由は分からねえ。オレは成り上がるチャンスが来たと前向きになっている。アランもアランで第二の人生だと割り切っている。でも、それこそ神様みてえな存在が暇潰しになんかしてた可能性が0とも言い切れねえ。
だから言えることは世界はいい加減で雑に出来ている。世界の監視者や管理人なんて作っても意味は無い。
きっとこの光景を見ている読者みたいな人間が何処かの時間軸の高次元、並行世界、そんなところに居るだろう。
「……私の……私の今まではなんだったのですか?」
「知らん」
「サトシ、いくら初対面でなにも感じないとは言えもう少しだな」
「そういう紳士的な対応は出来ねえから」
ルカリオがもうちょっと優しい対応をしろと言うのだが、少なくともタイムマシン作れちゃったりしている。
時間を司る神様とかエターナルソードみたいな超常的な存在や道具でなく科学技術でしっかりとタイムマシンを作れている。
シーナは今まで色々とやってきたのに人生を捧げてきたのに既に時空間を移動する科学技術が作られている事がショックでしかなかった。
「で、なんかあるだろ?」
ギラティナが来てくれと言っているからなにかしらの出来事が起きる筈だ。
もし暇潰しとかならばアイツをゲットしてやろうかと考えながらも何かあると聞けばシーナは綺麗な宝玉を取り出した。
この宝玉はアルセウスからシーナの先祖が与えられた物でこの宝玉の力のおかげで人類は発展したらしく、間もなく宝玉をアルセウスに返す時がやってくる。アルセウス側からコンタクトを取ってくるのでシーナは返さないといけない。
「シーナよ……それは…………」
「なんも感じねえな」
「……え?」
心底大事そうに抱えているアルセウスに返さないといけない宝玉。
ルカリオは少し難しい顔をして言うべきか悩んでいるのでオレはハッキリと言った。
にじいろのはねとかと違って宝玉からは神秘的な力を全く感じねえ。ルカリオも波動で探知出来るが、宝玉は見せかけだけの綺麗な神秘的な石であってそれ自体にパワーが宿っていねえ。
「そ、そんなことは」
「とりあえず、さっさと解決するか」
そんなことはない!と言いたそうだが力を感じねえ。
アルセウス側がなにかしらのコンタクトを取ってくるだろうと待ち構えているとアルセウスが現れた。
シーナは自分がアルセウスが嘗て宝玉を貸し与えた男の末裔だと言い……宝玉を差し出した。
「一度ならず二度もか!!」
そしてアルセウスはブチギレた。アルセウスがブチギレたのでビクッと反応したシーナは宝玉を落とした。
落ちた宝玉はパリンと割れた。オレやルカリオが感じたように偽物だったと思っていればギラティナが現れた。
ディアルガとなんか喧嘩していると思えば俺達の目の前に穴が開いた。この遺跡がある街が見えるが……古代のギリシャ風な街だ。
古代のギリシャっぽい遺跡が残っている場所であってここは古代のギリシャ風な街じゃねえ……コレは過去に繋がる場所だなと中に入れば過去のシンオウ地方、おそらくはヒスイ地方と呼ばれる時代よりも前の時代にやって来た。
「ったく、ドラえもんの大長編じゃねえんだぞ」
「あの宝玉が偽物でここがシーナさんの先祖、ダモスさんが居た時代ならば本物の宝玉が何処かにある……そんな感じか」
「…………」
「どうした?」
「早いところ探さないとね」
タケシとセレナはどうすればいいのかを察する。ドラえもんの映画みたいな冒険をそこそこすればホントに人間は馴れてしまう。
具体的になにをすれば解決するとかそういうのを分かっちまう……馴れって恐ろしいなと思いながらも事件を解決した。
アレだ。山寺宏一ボイスの男が欲にまみれて宝玉返さないようにしてダモスを失脚させてアルセウスの逆鱗に触れかけてた。原作知識があるからとりあえずそいつをボコって普通にダモスに宝玉を返還させれば……タイムパラドックスが起きた。
オレ達の体は光になって自然消滅、記憶はしっかりと引き継いでいる。どうやらダモスが宝玉を返還した後にまた託してそれでもう1回返還しないといけなくなってシーナが返却した。アルセウスはあの時の!と驚いてたぐらい…………………………。
「おい、ギラティナ。これ世界線とか大丈夫なんだろうな?」
オレとセレナとタケシが居る世界、歴史を改変した後の世界だ。
なんかこう厄介な事とか世界線とか本来は混じり合わないものとかそういうのがあったりタイムパラドックスとか色々とある。
時間の管理者とか居てもこの世界じゃタイムマシンは普通に作れる。
「ギュウイ」
「……よく分からないそうだ……」
「……マジで世界っていい加減に出来てるな……とりあえずコレで終わりなら元の場所に返してくれ」
世界線云々はギラティナも実際のところはよくわかっていないで終わった。
世界は予想以上にいい加減に出来ているなと思ったがコレで終わりなら終わりで元の場所に帰りたい。
ギラティナはこっちだと反転世界を経由していけと道案内をしてくれるのだが
「ギュルゥアアアア!!」
「うお!?」
ディアルガが怒って攻撃してきた。
時間改変と言うかタイムホール的なのを作り出すのに無理矢理協力させられたからそのことについて怒っていた。
迷いなく『ときのほうこう』をぶっ放して来やがった。反転世界は足場や重力が色々とおかしなことになっており、オレが立っている場所が破壊されオレは落ちていく。何時もみたいに空中を蹴って歩こうにも反転世界のせいで上手くいかず
「ギュゥアアアアア!!」
ディアルガが放った眩い光に包まれた。
眩しいなと思いながらも意識を失った……そして直ぐに目を覚ました。
「サトシ、大丈夫か?」
「……ああ、怪我らしい怪我はねえと思う…………テンガン山……だよな?」
ルカリオがオレが無事かどうかを確認した。大丈夫かどうか身体に違和感を感じないかと確認するが特に違和感も痛みもねえ。
さっきまでテンガン山に戻ろうとしていたしテンガン山っぽい場所に戻ってきた……そう考えたので聞いたらルカリオが黙った。
「どうやら目を覚ました様だな」
「タケシか、悪いな。心配させちまって」
「…………」
「ん、どうした?」
目を覚ましたオレを見て目覚めてよかったと安堵するタケシ。
迷惑をかけたなと思えばタケシが少し口を開いたまま固まった……まるで眼の前に居るオレがおかしいと感じているぐらいに。
なんだ?と思っていると…………直ぐにその違和感の正体が理解出来た。
「タケシ、目を覚ましたみたいだけど」
「大丈夫なの?」
「……クククッ……そういうことか……」
タケシはなにをどういう風に説明すればいいのかを考えているみたいだが、直ぐに答えが分かった。
タケシの背後に現れたのは……マサラタウンのサトシ……そしてフタバタウンのヒカリ……どうやらまた別の世界線に移動した。
「ギラティナ!何処だ!!ディアルガをさっさと倒したりして迎えに来てくれ!!」
「見た目だけじゃなくて声もサトシと一緒なんて……貴方、何者なの?」
「…………………………」
本来の世界線っぽい世界線に来ちまった。
どっちにしよう
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でんきテラスタルヌケニン
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メガリザードンX