闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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A それはシンジです

 

「何処だ……何処にいる……」

 

「探し出せ!!」

 

「ゲットしたって噂はトウカシティのハルカが証明したぞ!!」

 

ナギサシティに向かう道中にクラウンシティに立ち寄った。

物凄い物騒な感じ……FGOの殺したかったけど死んでほしくは無かったと言っている奴等の狂気を感じる。

いやぁ……うん……

 

「ラティアスとラティオスもこんな感じになるって考えたら血の気が引くわね……」

 

「クククッ……まぁ、そうだな……」

 

「奴等は何を求めているのだ?邪な波動を感じるが……」

 

ラティオスとラティアスも下手したら同じ目に遭っていたかもしれない。

セレナがそう考えれば少しだけ血の気を引いており、ルカリオが何をしているのかが気になっている。

必死になってる姿はまるでKANENOMOUJA……まぁ、仕方ねえと納得するしかない。この世界はそういう世界だと認識しているから。

 

「スイクン……は、ハルカがゲットしたからエンテイとライコウを探してるんだろう」

 

「何処にいるのかが分からない伝説のポケモンに会える!ってのはポケモンをゲットする身としてはスゴく便利だからな……」

 

奴等の狙いはクラウンシティに住んでいる色違いの三犬。

既にクラウンスイクンはハルカがゲットしている。だから残すはクラウンエンテイとクラウンライコウだ。

何処に行けば会えるのかが分からねえ伝説のポケモンにここに来れば確実に会える。

 

「ちゃんと使えるって証明しちまったからな……」

 

伝説のポケモンは気品に満ちているとかプライドが高かったりとか高い知能を宿している。

伝説と言われるだけの価値がある、ただただ珍しいだけじゃねえ伝説に相応しい実力もしっかりと持っている。

ただまぁ、この世界はゲームと違ってゲットしたら即座に言うことを聞くとは限らねえ。オレのスイクンはなんか知らねえがオレを選んでいて最初から言うことを聞いてくれる。だがハルカのクラウンスイクンはゲットしてすぐには暴れていたらしい。

純粋な実力でなくマスターボールというチートアイテムを使った。ハルカというトレーナーとクラウンスイクンが明らかに釣り合いが取れてねえように見えるしクラウンスイクン自体も自分に相応しくないとか思っていたりした……が、それでも心を開かせた。

ハルカの人間性のおかげだろう。

オレの場合?……オレの人間性で従えるよりも純粋な実力とかで示す。少なくともリザードンにはそういう風にして認めさせている。

 

「サトシ、鞄が光っていないか?」

 

「……にじいろのはねだな」

 

伝説のポケモンをゲットするぞ!と血眼になって探しているトレーナー達を無視してポケモンセンターに向かった。

ポケモン達の回復をしてもらっていればタケシがオレの背負っている鞄が光っている事に気付いた。

なんだと思いながらも鞄を開いてみれば……にじいろのはねが輝いていた。クラウンシティの三犬って絶対ににじいろのはねのホウオウと関係ねえポケモンだが……それでもホウオウはなにかを伝えたがっている……。

 

「とりあえずスイクンを呼ぶか」

 

なにかを伝えたがっていると言われてもイマイチ、ピンと来ねえ。

ポケモン達の回復はあっという間に終わったのでオーキド博士に連絡を入れてフローゼルとスイクンを入れ替える。

 

「クォオオン!」

 

ヘビーボールからスイクンを出した。たまに思うけれども出てきた瞬間に遠吠えを上げるのはやめてくれねえかな。

スイクンは自分がまた呼び出されたから戦いやなにかしらの重大な事があるのか育成かと聞くためにオレを見る……オレの手には輝いているにじいろのはねが握られている。輝いているにじいろのはねを見てそれで自分を呼び出したのだなとスイクンは直ぐに納得する。

 

「クォウ!」

 

「ふむ……どうやら近くにライコウが居て語りかけているらしい」

 

「語りかけている?……なにに?」

 

「クォウ」

 

「それは流石に分からないが、ライコウはにじいろのはねに選ばれるほどのトレーナーに対して語りかけているそうだ」

 

ハッキリとなにを言っているのかが分からないのでルカリオが通訳してくれる。

ライコウがにじいろのはねを持っているトレーナーに対して語りかけている。なんでそんな事をしてるんだ?と言う理由はスイクンにも分からねえ。ただライコウ側が語りかけている……スイクンはこっちをジッと見てくる……

 

「オレは……その権利をお前以外は放棄したぞ?」

 

アランやオーキド博士曰く伝説のポケモンは自らで試練を与えてくる時がある。

その試練に突破した者やその伝説のポケモンより上位に君臨するトレーナーに認められた奴には心を開いている。

過去にエンテイと遭遇した。エンテイはにじいろのはねを持ってるトレーナーか……と興味深そうにこっちを見ていた。ライコウもライコウで遭遇しにじいろのはねを持っているトレーナーかと興味深そうに見ていた。

何度も何度も積極的にコンタクトを取ってきたのはスイクンだけ、スイクンはオレの何処に惹かれてるのかは知らねえが……オレは少なくともエンテイに挑める時はしっかりとあった。ライコウに挑める時もしっかりとあった。だけどその権利を放棄した。

スイクンはスイクン側が勝負を仕掛けてきた……もし仮にエンテイやライコウにバトルをしろと言えばあの時は承諾しくれてただろう。

 

「今さら求められても困る…………」

 

「とりあえずは行ってみないか?」

 

「……」

 

めんどくせえな……いや、行くけれども……既にアランが劇場版の犯人を逮捕している。

だから劇場版に出てくるイベントは特に発生しねえ。ゾロアークも脅されて動いてた感じがあるからゾロアークとゾロアは居ない。

スイクンをヘビーボールに戻す。周りから羨ましいという視線を向けられている。交換しようなんて馬鹿げた事は言わねえ……つーか、通信交換ってホントに意味あるのか?他人とポケモンを交換して交流しようってテレビとかYouTuberの企画でしか見たことねえぞ。

 

「グルル……グゥオワ!!」

 

にじいろのはねが導いてくれると直感を信じた。

ここに出たあそこに出たと色々と言っている中でこっちだなと噂の中の真実を見抜く。

その結果、見つけることが出来た。かつて見たライコウとは異なる色違いのライコウ……ライコウは1体しか見たことがねえからコイツが色違いって言われてもあんまりピンと来ねえな。

 

「待て、私達はお前と戦いに来たわけではない」

 

「コレが見えるか?」

 

威嚇しているライコウ。何処か疲れている姿にも見える。

攻撃されるのは洒落にならねえよなとにじいろのはねを見せた。にじいろのはねを見ればライコウは反応する。

にじいろのはねを持っているのか!?と驚いている。仕方がねえなとヘビーボールを取り出してスイクンを出した。スイクンは色違いのライコウと顔を向ける。スイクンはオレ達が大丈夫だとクラウンライコウに教えている。

 

「…………グォウ」

 

「ああ、安心しろ……と言いてえが……ある意味原因を作ったのはオレなんだよな……」

 

警戒心を解いてオレ達は大丈夫だと分かるライコウに対して気まずい。

なんでかって元を辿ればオレがハルカにスイクンを見せた。ハルカはスイクンに魅了された。クラウンシティには通常とは異なる色違いのスイクンが居る情報を教えた。ハルカは堂々とクラウンスイクンを使っている。オレもスイクンを使っている。

その結果、伝説のポケモンは一般的なトレーナーでも頑張ればゲット出来ると認識されちまった……まぁ、なんだかんだでオレが悪い。

謝ったとしても意味が無いしどうしたもんか。

 

「ライコウ、疲れているみたいだな……そうだ!出てこい、ラッキー!」

 

「ラキ!」

 

「ラッキー『いのちのしずく』だ」

 

タケシもクラウンライコウが物凄く疲れているのだと分かった。

ピンプクが進化したラッキーを出して『いのちのしずく』を使う。クラウンライコウは心地良さそうな顔をしており溜まっていた疲労が取れていく。

 

「クククッ……休んでる暇はねえか……」

 

「ライコウ!お前をゲットしてやるぜ!!」

 

ラッキーが『いのちのしずく』で回復を終えた頃に1人のトレーナーが現れた。

オレ達が尾行された、と言うことはおそらくはないだろう。このクラウンシティに伝説のポケモンが居るから血眼になって探している。

数に物を言わせてゲットしようとしており現れたトレーナーは先ずは弱らせようとモンスターボールを取り出した。

 

「いけ、ダグトリオ!」

 

「ダグダグ!」

 

『でんき』タイプのライコウに相性の良い『じめん』タイプのダグトリオ。

フィールドに出れば突風が吹き荒れる……逃げられないように『ありじごく』個体のダグトリオを用意した。

流石に徘徊系のポケモンの徘徊行為に関しては知名度が上がっている。そもそもで何処に居るのかすら分からないのでなく何処に居るのかが分かるから後はポケモンを用意して対策する。

 

「……っ……」

 

「…………ノブレス・オブリージュ、なんて事は無い。オレはそういうのは嫌いだ……でも、そういう事を自然とする」

 

ポケモントレーナーがポケモンを使ってバトルを挑みポケモンをゲットする。

極々普通の行い、セレナもオレも手は出さない。クラウンライコウが物凄く疲れているとタケシは言いたい、挑むのならば別の時にしてくれと言いたい。でも、タケシだって1人のトレーナーだった頃はある。弱っているポケモンがゲットのチャンス、強いポケモンは弱らせてゲットする。トレーナーとしては極々普通の基本だ。だからそれを妨害する行為はしてはいけない。トレーナーとしての1つのマナーだ。

 

「グゥ!」

 

「なっ!?……『ねっとう』だって!?」

 

「…………覚えたのか」

 

クラウンライコウがダグトリオに『ねっとう』を浴びせる。

ライコウが『ねっとう』を覚えることは知っている。だがクラウンライコウは『でんじほう』『しんそく』『ウェザーボール』『はどうだん』を覚えていて『ねっとう』は特訓しないと覚えない。クラウンライコウは……最近覚えた、自分の弱点である『じめん』タイプで攻めてくるポケモントレーナーのポケモンの対抗策として。コレはクラウンライコウが戦い続けた証だ。

 

「っく、もっと強いポケモンを用意しないと……」

 

負けた奴は負けを認めて去っていく。

クラウンライコウは……少し腰を下ろしている……ラッキーが『いのちのしずく』で回復をさせたが、おそらくは回復系の技では回復出来ない自然治癒能力でほっとけば治るけれども逆を言えば放置しないと時間をかけねえと治らないものがある。

ハルカがクラウンスイクンをゲットし、ミクリカップで使用してから3ヶ月以上は経過している。その間にクラウンライコウをゲットしよう!と必死になって挑んでくる……クラウンライコウはクラウンシティを離れない、のか?もう悪人を倒したんだが。

 

「っ……こうなったら……」

 

タケシはモンスターボールを取り出し、クラウンライコウに投げた。

クラウンライコウは回避することをせずにモンスターボールが当たり……クラウンライコウはタケシにゲットされた。

タケシはこうするしかないとモンスターボールを拾った。

 

「サトシ、急いでポケモンセンターに戻ろう!ライコウはもう限界だ!」

 

「ああ、そうだな」

 

急いでポケモンセンターに戻った。クラウンライコウが入っているモンスターボールをジョーイさんに渡す。

クラウンライコウは酷く疲れているからポケモンセンターで適切な治療を受けて回復をしよう

 

「ゴォオオオウ!!」

 

「キャアア!?」

 

「っ、ジョーイさん!!」

 

ジョーイさんに預けておけば問題はねえと思ったが別の問題が発生した。

クラウンライコウが暴れた……体力が限界に近いがそれでも伝説のポケモン、まだまだ戦うことが出来る。

バリバリと電撃を出してジョーイさんに対して威嚇をしていればタケシがジョーイさんとクラウンライコウの間に立った。

 

「ライコウ、ジョーイさんはお前を助けようとしているんだ!お前は酷く疲れている、だから」

 

「ゴォ……」

 

「なにか……なにかアドバイスは出来ないかしら」

 

「つってもなぁ……」

 

タケシがクラウンライコウに大丈夫だ!と言っているがクラウンライコウは威圧感を出している。

ジョーイさんを信じることが出来ない。流石のジョーイさんでも伝説のポケモンに対して心を開かせるのは至難の技か。

クラウンライコウを心を開かせないとなんにも出来ねえ。セレナがアドバイスを送れないか考えたが……ホントにスイクンとラティアス達とオーガポンはすんなりと治療を受けてくれるんだよな。多分、スイクンはオレが任せているから信頼出来るとかそういうので。

 

「スイクン、とりあえずなんとか出来るか?」

 

本日何度目かのヘビーボールからスイクンを出した。

スイクンを経由してジョーイさんならば安全だと教えてくれればいいと思った……が…………

 

「ライコウだ!クラウンシティのライコウがゲットされたぞ!」

 

「クソ!エンテイもこの前やられたし、もうここにはなんにもねえ!!」

 

クラウンライコウの噂を聞きつけた……クラウンライコウが軽く暴走したから悪目立ちした。

ポケモンセンターに居るという事はクラウンライコウはゲットされた事だとショックを受けている一般トレーナー達。

こんな姿を見せられて……クラウンライコウはジョーイさんを信じる事は不可能だろう。

 

「……ジョーイさん、どうすればいいですか?」

 

「え?」

 

「ライコウの治療を……ライコウ、俺なら信頼してくれるか?コレはお前をゲットしたモンスターボールだ」

 

タケシがクラウンライコウの治療を自分でやると決意した。

クラウンライコウの前にクラウンライコウをゲットしたモンスターボールを置いた。何時でも破壊できると教えている。

その上で自分に治療させてくれと頼み……ジョーイさんは分かったと認めた。自分では治療そのものを受けてくれない、タケシには少し心を開いているのでタケシにどういう風に処置すればいいのかを指示。クラウンライコウは思っていた以上に疲れていたみたいだ。

 

「これでいいわ……後はライコウの回復を待つだけよ」

 

「ありがとうございます…………あのっ……ライコウが起きるまで見ていていいですか?」

 

「ええ……それにしても私の指示があったとは言え適切に処理するだなんてタケシくん、ポケモンドクターの才能があるんじゃないかしら」

 

「ポケモンドクターですか……考えたこともなかったな……」

 

「まぁ、何事も試してみねえとな……ライコウは後は寝ればいいだけなんだろ?だったらちょっと出るわ……」

 

「あ、私も……タケシ、側に居てあげてね」

 

……なんだ……気付いてたのか。クラウンライコウは後は寝ればいいだけの状態だったら治療室に用事は無い。

タケシを置いて治療室をでていこうとすればセレナも一緒に出ていく。勿論、ルカリオもだ。

 

「ルカリオ……邪悪な波動はどれくらい感じるかしら?」

 

「む……それなりにだが、どうした?」

 

「……タケシがゲットしたライコウを奪いに来る。ライコウをモンスターボールに閉じ込めれば……逃げれないわ……」

 

「バゥ!?……まさか……そんな事を……」

 

「クククッ……人間の善性を信じるのは構わねえ……だが、悪性も疑え……目当ての為ならばどんな事でもする……悪い方向で。追い詰められれば人は本性を現す……今回は大した底も信念も無いマヌケがな」

 

クラウンライコウを奪いにちょっと過激な奴らがやってくる。

タケシにはそれを知らなかったで通してボコボコにしておくかと思っていればセレナに見抜かれた。

まぁ、ラティアス達が辿るべき末路を辿った……アランがそこにポケモンがいるという情報だけで物凄いお宝だと言っていたからな。

予想通りと言うべきか、ポケモンハンタースレスレかどうか怪しいグレーな奴等がクラウンライコウを盗みに来た。スイクンを呼び出しておいて正解だったとセレナと一緒にポケモンハンタースレスレなグレーな奴等を倒した。

 

「ゴォウ……」

 

「…………気にするな」

 

タケシはクラウンライコウを安心させる為にずっと側に居る。

気付けば眠っているのだがクラウンライコウの方が先に目を覚ましており、夜通しで戦っていたオレに気付く。

色々とあるがもとを正したりすればクラウン三犬の情報を言ったことにも原因がある。クラウンライコウは助かると言ったが、クラウンライコウを傷つける原因を作ったのは紛れもなくオレだ。

 

「ゴォオオウ!!」

 

翌日にクラウンライコウは全快になった。

昨日とは纏っている雰囲気や空気が異なっている……明らかに強者な風貌をしている。

どうやら無事に回復する事が出来た……………そう思ったタケシはモンスターボールに1回クラウンライコウを戻してからクラウンライコウを逃がす青色の光線を出した。

 

「ライコウ、これ以上はクラウンシティには居られない……安住の地を探して旅立つんだ……」

 

「……」

 

「ライコウ!?」

 

安住の地を探して旅立てとクラウンライコウの背中を押したタケシ。

クラウンライコウはそんなタケシを見つめた後……さっきまで入っていたモンスターボールの開閉スイッチを自らで押した。

モンスターボールが激しく揺れることはなく、直ぐにカチリと音が鳴った。

 

「クククッ……認められたみたいじゃねえか……」

 

タケシの献身的な思いがクラウンライコウの心を開かせた。

もともとクラウン三犬は相応しいトレーナーを探している感じがあって……クラウンライコウはタケシについていこうと決めた。

再びクラウンライコウをモンスターボールから出すタケシ。クラウンライコウはタケシを見て頷いた……

 

「まさか……ライコウをゲット出来るとは……それにしても……ポケモンドクターか……」

 

クラウンライコウは再びモンスターボールに戻った。

タケシはまさか自分がライコウをゲット出来るとは思わなかったとライコウをゲットした実感が湧かない。

それよりもジョーイさんに言われたポケモンドクターに関して興味を抱いていた……………………

 

「エンテイは既にゲットされた、か……」

どっちにしよう

  • でんきテラスタルヌケニン
  • メガリザードンX
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