闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜 作:アルピ交通事務局
短編集のバクマン。の方でチラッと出てきた魔法少女なんかを取り締まる警察みたいな話を膨らませてオカルトに関する事を対応する部署の話にしました。そっちの方を書くのを優先してこっちが疎かになる可能性があるんで勘弁してください。
ナギサシティに辿り着いた。
ポケモンセンターに立ち寄りポケモン達をメディカルチェック、問題はなにもないと診断された。
ならば向かうべきはナギサジムだろうとナギサジムに向かった…………
『チョウセンシャデスネ。ナギサジムノジムバッジノビーコンバッジデス。ゴジユウニオウケトリクダサイ』
「む?」
「え…………どういうこと?」
「そのままの通り……だな」
ナギサジムに立ち寄ればセンサーかなにかが反応し、機械が動く。
ナギサジムのジムバッジが数え切れないぐらいに入っている容器の蓋がウィーンと開いた。
今までの様にジムリーダーが何かしらの形で本日は挑めません!とかでなく、ホントにどうぞご自由に持っていってくださいとジムバッジを渡している。
「そんなバカな!ジムリーダーはトレーナーとバトルして試すのに何もしていないのにバッジを渡すのか!?」
『ドウゾゴジユウ二オトリクダサイ』
「…………ルカリオ…………少し手荒に行くぞ」
「……ああ」
「『はどうだん』だ」
タケシがどうしてジムなのにジムリーダーがバッジを手に入れる為の試練であるジム戦をしないのか?と戸惑っていた。
理由は知っているが色々と気に食わない。少し手荒な真似をするのは好みじゃねえが、コレが1番の薬になる。ルカリオに『はどうだん』を使ってもらいナギサジムの入口を破壊する。それと同時に警報音が鳴り響いた……が、気にしない。
中になんか高性能なロボットが入っていたりするが、ルカリオの『インファイト』等で全てを破壊していき……ロボットの残骸の山の上に座った。
「……っな!?」
「貴方は……もしかしてこのジムのジムリーダーですか?」
「何故こんな真似をしているんです!ジムリーダーはチャレンジャーであるトレーナーにバトルを」
「なにをしているんだ!!」
「クククッ……暇潰しだ……」
ロボットの残骸の上で座っていれば1人の男が現れた。
この男こそがナギサジムのジムリーダーでシンオウ最強と言われているジムリーダー、デンジ。
デンジは機械を弄くるのが得意な理系の人間……俺がロボットを粉々に壊しているのを見て明らかに怒っている。
「暇潰しだと……」
「ああ、折角最後のジムだと楽しみにして来たのにな」
「ジムバッジが欲しいなら、入口のを」
「オレが欲しいのはジムバッジじゃねえ……真剣の味だ……ジムリーダーって言う他よりも秀でたトレーナーとのバチバチのバトル、それこそがオレの求める物だ……」
「……オレはもうジム戦はしない……ポケモンバトルに対して熱を入れられなくなった……ポケモンバトルが退屈になったんだ」
「クククッ……見え透いた嘘をついて、大抵の奴はそれで騙せるがオレは騙されねえ」
ナギサジムのジムリーダーのデンジはやる気を失った。
ポケモンバトルに対するやる気を失ったと言っているのだが、オレから見れば見え透いた嘘だ。
「……なんだと?」
「ナギサジムのジムリーダー、デンジ。過去にポケモンリーグ優勝経験を持つシンオウ地方最強と言われているジムリーダーで四天王の次に強い…………だが、そこまでだ」
「なにが言いたい?」
「ジムリーダーとしてチャレンジャーを相手にし勝ってしまう。だからポケモンバトルを退屈に感じる。ここまでならまだ良い……だが、そこから動こうと思えば簡単に動ける筈だ。ジムリーダーなんて堅苦しい役職を脱ぎ捨てれば、四天王やチャンピオンを目指せばいい……そこが出来ない……お前は負けるのが怖いんだろ?」
「違う!!オレはポケモンバトルを……このままいけばホントに楽しめなくなるから」
「なら、引退試合をやってやる……ホントにポケモンバトルに飽きて楽しめなくなって別の道に行くっていうなら止めはしない。でも、ポケモンバトルがつまらないと感じているならば、それは嘘だ。何故ならばお前はジムリーダーを引退していないから……少なくとも、オレはジムリーダーとして生きるよりもポケモンブリーダーとして生きてえって思いを持った奴を知っている。そいつには家族の鎖があった。だがお前には無い筈だ。鎖に引っ張られることは無い筈だ」
ポケモンバトルが大好きだ、だからこそポケモンバトルがホントにつまらないと感じる前に辞めた。
もしホントにつまらないと思っているのならば、ジムリーダーなんて役職はとっくの昔に捨てている。ジムリーダー以上、チャンピオンの中で最強と言われているチャンピオンマスターになり5回チャンピオンマスターの座を死守しなければつまらないと言えない。
「金、権力、名声、女、そういうのを一通り味わっても尚満たされない。それなのにも関わらず自分は老いて朽ちていく……そういう状況になってはじめてつまらないと言える……確か相撲の世界では安心安全を取ろうとするのは大関病って言うんだったか?」
横綱になれば引退するまでずっと横綱だ。
大関以下が位が変動するもので、横綱は皆がイメージしている相撲取りにならないといけない。横綱らしさが無いならば引退を迫られる。成功しなくてもいいから大関で良いと甘えてしまう。
「違う!オレはそんな思いは持っていない!」
「だったら証明してもらおうじゃねえか……………お前はお前を賭けろ」
「オレを賭ける?」
「お前の心の何処かで熱いバトルをしたいという思い、これ以上ポケモンバトルを続けていればポケモンバトルを本気で嫌いになるから辞めよう……デンジ、お前の胸の内にあるのはその2つ。求めているのは熱いバトルだ……この熱いバトルの熱いってのはなんなのか?それはスリルだ。人は刺激を求める生き物だ。普通や平凡が良いと言っているが、心の何処かでスリルを求めている。そのスリルを求める理由は自分がしっかりと生きている、生を感じるから……」
「……………」
「なにも言わねえって事はここ最近自分は何をしているんだ?って疑問を持っていたんだろ?……だから安心しろ、死ぬか生きるか……ジムバッジと同時にジムリーダーの資格を賭けての勝負だ」
「なっ!?……サトシ、それはいくら何でも無茶があるんじゃないのか!?」
「いいえ、無茶じゃないわ!!」
「ジョーイさん……あ、もしかして!」
ジムリーダーの資格を賭けてのバトルだと言えば流石にそれは暴論だとタケシは慌てる。
そんな中で現れたのはジョーイさんだった。セレナはジョーイさんを見て、さっきのナギサシティのジョーイさんじゃないの?と一瞬考えたが直ぐに違うジョーイさん……嘗てポケモン取扱免許を剥奪したジョーイさんだと気付いた。
「私はポケモン監査官のジョーイ!……ナギサジムのビーコンバッジをバトルもせずにタダで配っていると聞いて調査に入っていたわ!噂通り、ジムリーダーである貴方はジムバッジをなにもせずにタダで渡していた!コレはジムリーダーとして失格よ!!」
「…………」
「デンジくん、そもそもで貴方は勘違いをしているわ。ジムリーダーはただ単に強いトレーナーじゃない、勿論強さも大事だけれどもバトルを通じてなにかを教えないといけないわ!教える側であって教えられる側じゃない、チャレンジャーじゃないのよ!チャレンジャー側としてバチバチとした熱いバトルを求めたり勝つことにのみ徹するのはジムリーダーとして間違いなの!……貴方がホントにポケモンバトルに対して冷めたのならば私はポケモン監査官としてトドメを刺します!!」
「熱いバトルにはスリルが必要……負けたら全てが終わる不条理があってこその真剣勝負だ……文字通りジムリーダーの資格をジョーイさんに渡せ」
「………………いいだろう……ちょうどポケモンバトルに飽き飽きしてた頃だ」
飽きているのならば潔く引導を渡してやる。
デンジの引退試合、まだまだ現役として最前線で戦うことが出来るだろうがデンジの熱が冷めたのならばそれは仕方ない。
誰かに言われて熱を込み上げることがあるだろうが……停滞している。おかしな方向に向かっている。だったら終わらせてやる。
「サトシ…………また随分と無茶を言ったわね……」
「クククッ…………最後に華を持たせたと言ってもらいてえな」
ホントならばジョーイさんに問答無用でジムリーダーの資格を奪われる。
セレナがオレが結構な無茶を言っていてそれを可能にしていると呆れられたが、最後に華を持たせたと言って欲しい。
「コレより、ナギサジムジム戦を行います!使用ポケモン3体のシングルバトル!交代はチャレンジャーのみ可能です!」
「……いけ、エレキブル!」
「レェブゥ!!」
「んじゃ……頼んだぞロトム」
「ロトト!!」
「っ!?」
「なにも調べてねえわけねえだろうが」
デンジが1体目に出してきたのはエレキブル……シゲル以下、シンジ以上のエレキブルだ。
コレは強いが上はしっかりとある。エレキブルに対してウォッシュロトムを出せばデンジは驚いた。
『でんき』タイプのエキスパートである自分に対して『でんき』タイプのシンオウじゃメジャーなロトムを使うのか?と。
「エレキブルって事は『でんき』タイプのジム……『でんき』タイプのエキスパートに『でんき』タイプのロトムか……一見突拍子も無い様に見えるが、ロトムは悪くないな」
「じゃあ」
「ちょっと待て……ジョーイさん、もしこのバトルでデンジに変化があったからジムリーダー資格剥奪は無しにするは無しだ。このバトルで負けたのならばキッチリとジムリーダーの資格剥奪だ」
人情物でよくあるようなオチは要らねえ。デンジが負けたのならば負けたでちゃんと破滅してもらう。
今回はデンジにとって不条理だ。だが、デンジもそういうのを求めている……だから、そこはキッチリとする。
ジョーイさんは心の何処かで気持ちを入れ替えるかもと思っているが、そういう展開は不要……心の生死と闘争に情けは要らねえ。
「……………………………………ええ、勿論よ。バトル開始!」
結構、間があったから勝負が賭けが無かったことにする展開も想定していたみたいだがそうはいかねえ。
ジョーイさんからしっかりと言質を取ったのでジム戦の開始の合図が告げられた。
「エレキブル『かみなりパンチ』だ!」
「ロトム『おにび』だ!」
「トォ!」
『かみなりパンチ』で殴りかかってくるエレキブルの攻撃を回避し『おにび』を当てた。
やはり『でんきエンジン』が発動していないエレキブルの足は遅い……ウォッシュロトムよりも遅い。
「だったら『れいとうパンチ』を地面に当てろ!」
ウォッシュロトムで速度で勝てないと分かれば『れいとうパンチ』を地面に当てた。
『れいとうパンチ』でフィールドは凍りついた……が、ウォッシュロトムは『ふゆう』なのでバトルフィールドに作用されない。
「エレキブル『かみなりパンチ』だ!」
「コレは……氷を滑っている!地の利を得たか!」
『れいとうパンチ』で氷のフィールドに変えれば、滑る。
セルフの『でんきエンジン』以外にもパワーはあっても素早さが無いエレキブルを速くする方法もあると見せる。
タケシはコレでエレキブルの欠点である足の遅さを補った。『かみなりパンチ』をロトムは受けるが倒れない。
「戻れ、ロトム。いけ、ドダイトス」
「ドゥ!」
ロトムの仕事はまだまだあるのでロトムを一旦戻す。
文字通り『でんき』タイプが通じない『じめん』タイプのドダイトスを出した……が、特に焦りは見せない。
「『れいとうパンチ』だ!」
「ドダイトス『ぶちかまし』」
『れいとうパンチ』を覚えているからそれで倒せる。
『れいとうパンチ』で殴りに来るエレキブルに対して『ぶちかまし』を使う……その結果……
「エレキブル、戦闘不能!ドダイトスの勝ち!」
ドダイトスが勝利をした。
技のタイプ相性的にもドダイトスが不利だったがドダイトスのパワーは軽々とエレキブルを上回った……『やけど』状態でエレキブルは本来の攻撃力じゃなくて耐えれた。
「っ、ロトムの『おにび』か……だったらお前だ!シビルドン!!」
「ビィ!」
「……クククッ……文字通り全力か……ドダイトス『タネマシンガン』だ」
「シビルドン『かえんほうしゃ』だ!」
イッシュ地方のポケモンが出てきた。
ここでイッシュ地方のポケモンと言うことはデンジは文字通り全力……そうだったら最初にフルバトルを要求した方が良かったか?
ドダイトスは『タネマシンガン』で攻撃するがシビルドンの『かえんほうしゃ』に焼き払われる……が、まだまだは動ける。
「ドダイトス『タネマシンガン』……オンリーワン!」
「ドゥ!」
「なに!?」
威力は低いが大量の数はある『タネマシンガン』でなく威力が高くて一発しか無い『タネマシンガン』を撃った。
一発しかないが速射するのでシビルドンが『かえんほうしゃ』を使う前に手を封じる事が出来る。
「まだだ!『とんぼがえり』」
「ビィ!」
「クククッ……まだだって言っている割にはか細いな……」
「奥が大きいんだ!……コイツはオレのファーストポケモン!いけ、ライチュウ!!」
「ライライ!」
『とんぼがえり』で帰った事は戦術的撤退だ。
少しだけ煽っておき、3体目に出てきたのはライチュウで……レベルが違うライチュウだが、そこじゃない。
シンオウ最強、そして『でんき』タイプなのが相まって強いというのはマジだ……オレのトレーナーとしての勘が危険と言っている。
「ライチュウ……『ふわふわフォール』だ!!」
「っ!」
この前、本来の世界線のサトシに言った3つの技の1つ、『ふわふわフォール』を使ってきた。
オレのトレーナーとしての感覚は確かだった……………
「ドダイトス、戦闘不能!ライチュウの勝ち!」
「よくやった!ライチュウ!」
「ライ!」
「戻れ……頼んだぞガバイト!」
「ガァ!!」
「……あくまでも『でんき』対策はバッチリか」
「偉そうな事を自分で言ったんだ、それはしている」
本来の世界線のサトシにどうすれば成長するのかを言ったんだ、それを実戦して成果を出さなきゃ口先だけの人間だ。
ガバイトはライチュウを見れば笑みを浮かべる……フカマルの時は表情が読みづらかったが、コイツもコイツでバトルが好きか。
「ガバイト」
「ライチュウ『しんそく』だ!」
「受け止めろ!」
ガバイトに何か指示を出す前にデンジが動く。
『じめん』タイプのガバイトには『でんき』タイプは通じないからと『しんそく』を使う……が、それは読めている。
デンジが読まれていたのか!?と驚いていたが、オレの嗅覚を舐めてもらっては困る。『ふわふわフォール』を使えたのならば『しんそく』の1つも使える
「っ、『さめはだ』個体か!」
「それだけじゃねえ!ガバイト『じしん』だ!」
「『ふわふわフォール』だ!」
ライチュウが苦しそうな表情をしている。
特性が『さめはだ』個体のガバイトだと見抜いたがそれだけじゃない。『じしん』を覚えていると使えば『ふわふわフォール』で空を飛んだ。頭上から落ちてくる……が、気にしない。
「『ドラゴンクロー』だ!」
『ドラゴンクロー』と『ふわふわフォール』がぶつかり合う。
だが、ここで隠し玉を用意している……仕掛け自体は至ってシンプルだから隠し玉とは言えないが……ガバイトは左腕の『ドラゴンクロー』をしている。ライチュウは『ふわふわフォール』で突撃してきた……
「もう片方の手で『ドラゴンクロー』だ!」
1度『ふわふわフォール』を『ドラゴンクロー』で弾く!
ガバイトのパワーとライチュウの重さならばそれが可能だと『ドラゴンクロー』で『ふわふわフォール』のライチュウを弾き、もう片方の手で『ドラゴンクロー』を当ててライチュウを怯ませて
「『じしん』だ」
終わりだと『じしん』を使った。
地面に落ちたライチュウに『じしん』の衝撃波を当てた……
「ライチュウ、戦闘不能!ガバイトの勝ち!」
「っ…………いけ、シビルドン!!」
「いけるな?」
「ガゥ!!」
ウォッシュロトムでも戦えるがガバイトの戦闘経験を積んだ方が良いと判断をした。
ガバイトもまだまだ戦えると頷けば眩い光を放つ……意識して集中的に鍛えていた甲斐があった。
「ガヴァ!!」
「ここで、ガブリアスっ……」
フカマルをゲットして間もないがガバイトになった。あっという間にガブリアスになった。
『ふゆう』で『じめん』タイプの技は通じない。圧倒的な力…………………………ガブリアスの『ドラゴンクロー』が炸裂し、シビルドンは一撃で戦闘不能になった。
「負けたのか……」
「ええ……シビルドン、戦闘不能!ガブリアスの勝ち!よって勝者、チャレンジャー!」
デンジは負けた……自分が負けたのかと戸惑っている。ライチュウのくだりは熱くて燃えているが、あっさりと熱を冷ました。
ジョーイさんが判定を下した……オレはガブリアスのもとに近づく
「クククッ……流石はポケモン界の主役……」
ガバイトの時点で強かったが、ガブリアスになって一気にパワーアップした。
集中的に鍛え上げているからそうなってもなんらおかしくはないが、ライチュウを倒した事で一気に経験値を会得した。
そりゃ誰もが愛用するポケモンだ……進化したばかりのガブリアス、かつて見たシロナのガブリアスよりも何段階も劣っているがそれでも強い。
「ジョーイさん……オレは……なにも出来ませんでした……サトシに対してジムリーダーとして立ちふさがることもなにも……悔しいです」
「そう……でも、もう手遅れよ……貴方が犯したジムバッジをタダで渡したことは消えないわ……」
「……もう一度初心に帰ります……次の何処かの地方リーグに出場します」
「……そう、でも二度とジムリーダーにはなれないから……貴方は貴方の勝手な意思でジムリーダーの使命を放棄した。それは許されざることよ」
デンジはナギサジムのジムリーダーの資格を剥奪され二度とジムリーダーになれなくなった。
だが、デンジは気にしていない。それどころか憑き物が落ちたかのようにリフレッシュをしている。ジムリーダーとか言う肩書が邪魔をしていたか。
次は一気にリーグに行きますのでよろしく!
どっちにしよう
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でんきテラスタルヌケニン
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メガリザードンX