闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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シンオウリーグ・スズラン大会!決戦の刻!(その4)

 

……なにかがおかしい。

シンジの奴が出したギャラドス、よく育てられているギャラドスなのは分かるが……今まで対峙してきたギャラドスとなにかが違う。

そのなにかを持っているギャラドスとそのなにかを持っていないギャラドスを見たことがある。

 

「ラティアス、『はどうだん』」

 

「キュ!」

 

なにか分からないがとんでもねえのがある。

メガギャラドスになったことで『ひこう』タイプが『あく』タイプになった、コレで『エスパー』タイプの技は死んだ。だがまぁ、それだけなわけじゃねえ。『はどうだん』をラティアスは放つ。

 

「ギャラドス『りゅうのまい』」

 

「……硬えな」

 

「ギャラドス『りゅうのいかり』だ!」

 

「なに?」

 

ラティアスの『はどうだん』は命中した。

ルカリオの『はどうだん』程じゃねえが充分過ぎる威力がある……タイプ相性の上では有利ではあるがメガシンカパワーのブーストがヤベえ。硬さを売りにしているポケモンレベルに硬い。

 

攻撃を完全に耐えて『りゅうのまい』を使った。そこからなにが出てくるかと思えば『りゅうのいかり』

 

「どういう事だ?と言う顔をしているな……俺自身もこのシステムに気付くまでは初歩の技だと思っていた。だがこの場に、特にラティアスみたいな全てのスペックがバカ高いポケモン相手にはこの技は有効打になる」

 

「…………!……そういうことか」

 

『りゅうのいかり』を使ったことが分からないと思っていればシンジはなにかの仕組みを理解して『りゅうのいかり』を指示した。

『りゅうのいかり』がどういう仕組みの技なのかを思い出せば……確かにそれは有効打になる。ラティアスに『りゅうのいかり』が命中するがラティアスはケロッとしている。

 

「クククッ……コイツは厄介だな」

 

なんで『りゅうのいかり』を選んだのかが分かった……厄介だ。

入れ知恵したのはアランだろうが、そういう風に解釈出来るとは流石はポケモンバトル学のポケモン研究者だ。

 

「なんで『りゅうのいかり』を選んだんだ?……ギャラドスならば『りゅうのはどう』は覚えれるし『りゅうのまい』で上がったのは物理攻撃力と素早さだ。『こおりのキバ』辺りで」

 

「『りゅうのいかり』って技の性質はそこじゃないんだよ」

 

『りゅうのいかり』を選んだ事をこのスタジアムに居るトレーナー達の多くが疑問を抱いた。

このレベルのギャラドスならば『りゅうのはどう』を覚えさせていてもおかしくねえし、その前に使ったのは『りゅうのまい』だ。『りゅうのいかり』とは噛み合わない。

 

「どういう意味?」

 

「サトシのリザードンは無茶苦茶強え……当然だが『りゅうのいかり』を覚えている。んでもってヒトカゲも『りゅうのいかり』を覚える。さて、どっちの『りゅうのいかり』が強いでしょうか?」

 

「そりゃサトシのリザードン……じゃ、ないのか?」

 

「正解はどっちも同じ威力だ……チャンピオンのガブリアスが『りゅうのいかり』を放っても、そこらの『りゅうのいかり』を覚えたてのポケモンが放っても『りゅうのいかり』の威力は一切変わらない」

 

「誰が何をどうしてもずっと一定の威力ってこと?」

 

「そう。そしてそれは受ける側もだ……後は分かるだろ?」

 

「……っ!」

 

なんで『りゅうのいかり』を選んだのかがタケシとセレナは分からなかった。

アランが『りゅうのいかり』について問題を出す。シロナのガブリアスの『りゅうのいかり』とオーキド博士が新人の為に用意するヒトカゲの『りゅうのいかり』、どっちが強いって言われりゃガブリアスと答えるだろうが実は違う。

 

「ポケモン図鑑で『りゅうのいかり』を覚えてますよと判定されたらそれ以上は何もない。他の技ならバリエーションを増やしたり火力上げたりと色々な事が出来るが『りゅうのいかり』はどんだけ鍛えても何も成長しない、ただし退化もしない。当たった段階でその時のポケモンの状態とかそのポケモンの能力とか一切関係無く固定ダメージを与える……ラティアスは伝説のポケモンでサトシが鍛えた事でそれに相応しいスペックを持っている。基礎スペックがバカ高いからバカ高い火力で殴らなきゃダメージにならないが、この固定ダメージの『りゅうのいかり』が色々とややこしく揺らす」

 

シンジの奴がギャラドスに『こおりのキバ』を覚えさせていないわけがない。

それを踏まえた上での『りゅうのいかり』……当たった時点で確定のダメージがある。当たりどころとかそういうのじゃなくて当たらないで動かなきゃならねえ。

 

「ギャラドス『りゅうのまい』」

 

「さーて、どうする?『りゅうのまい』は素早さと物理攻撃力が上がる、速度が上がれば必然と『りゅうのいかり』が当てやすくなる。ラティアスは特殊攻撃主体のポケモンでメガギャラドスになったことで『エスパー』が無価値……『りゅうのいかり』に意識を向けていたら徐々に上がっていくスピードからの物理攻撃、『こおりのキバ』が待っている」

 

シンジがオレを揺さぶってくる……じゃねえな。シンジは淡々とオレを追い詰めようとしている。

『りゅうのいかり』と言う特別な作戦は使っているが、追い詰める為の技は『りゅうのまい』だ……上げてるのはパワーとスピードで、それ以外の攻撃も可能……徐々にこっちを追い詰めてきている。

 

アランはここからオレがどういう風に突破するのかを楽しみにしている。

 

「『みわくのボイス』だ!」

 

「っ……」

 

「クククッ……どうする?」

 

ラティアスに『みわくのボイス』を使わせ、ギャラドスに聞かせれば『こんらん』状態になる。

ここでの『でんじは』とかじゃなくて『みわくのボイス』……

 

「これで『りゅうのまい』は使いづらくなったし、『りゅうのいかり』は頼れない」

 

一定数のダメージを与える性質上『りゅうのいかり』での大逆転だけはありえない。

『こんらん』の自傷は能力値の変化にも対応をしている。ギャラドスは2回『りゅうのまい』を使っていて尚且つメガギャラドスだ。一発の自傷ダメージがデカい。

 

「っく……ギャラドス『こおりのキバ』だ!」

 

色々と作戦を考えたがまだまだ背中は刺されるつもりはねえ。

自分の作戦をひっくり返されて運に頼らなきゃいけねえ状況になったがシンジはパニックを起こさねえ。一瞬だけ悩んだが直ぐに『こおりのキバ』を選んだ……素早さはラティアスを既に上回っている。

 

「こういう時に、サトシは勝つわよ」

 

「ゴォオオオ!」

 

ギャラドスに対して『こおりのキバ』を指示したが、ギャラドスはただひたすらに暴れていて自傷ダメージを受けた。

セレナがこういう時にオレが負けないのは知っているので驚かない……ギリギリのラインを歩いている。

 

「『みわくのボイス』受けた時よりもか」

 

『みわくのボイス』で攻撃してダメージは入っている筈なのにギャラドスの自傷ダメージの方が大きい。

メガギャラドスのパワーが強えって証拠で、一発でも物理攻撃を受けたら終わり……このパワーが恐ろしい……このパワーを活かせる勝負をしてきたら負けるし、活かせない様にバトルを展開すれば固定ダメージの『りゅうのいかり』で積み上げていく。

シンジは確実にクレセリアを登録している、そしてまだクラウンエンテイが残っている。その2体に挑むまでにオレのポケモン達に確かなダメージを与えておけば確実に何処かで飛んで負ける。

 

「ゴォウ!」

 

「もう充分に仕上がった!素早さもパワーも!ギャラドス『こおりのキバ』だ!」

 

自傷ダメージを与えてはいるが、倒すまでには至らない。

 

「ラティアス『りゅうせいぐん』一点集中で突っ込め!」

 

ここで必要なのは下手な小細工勝負じゃねえ。

ラティアスに『りゅうせいぐん』のパワーを溜め込ませる……その上で『りゅうせいぐん』のエネルギー弾を作り出してそれを持った状態でギャラドスにぶつかる。

 

「ゴォオオオウ!!」

 

「お前の『りゅうせいぐん』で意識を取り戻したか!『こおりのキバ』をぶつけろ!」

 

だがそれでもギャラドスは倒れない。『りゅうせいぐん』で意識を覚ます。

ギャラドスは『こおりのキバ』をラティアスに当てる……ラティアスは倒れた。

 

「ラティアス、戦闘不能!ギャラドスの勝ち!」

 

『き、決まった!伝説のポケモン、ラティアス!メガギャラドスに戦うも一歩及ばず!そしてここでサトシ選手のポケモンが3体戦闘不能になったので5分のインターバルです!』

 

ラティアスは倒れた……当然と言えば当然の結果だがなにか違和感を感じる。

このギャラドスは1回、戦ったことがある……その時と比べれば段違いのレベルになっている。ただそれ以上の力を感じる。

『りゅうのまい』を積んだ事で得たパワーもあるし、シンジが徹底して鍛えているから無駄らしい無駄も無くて洗練されている……

 

「ゴオォオオウ!」

 

「落ち着け」

 

「…………成る程な、全く……とんでもねえ育て方してんな」

 

「あら、気付いたのね」

 

ギャラドス自体がハイスペックなポケモンだし『りゅうのまい』も使っている。

パワーも素早さも上がっているが振り幅が何となくの違和感を感じていたがその正体に気づいた……多分それはこのフィールドに立っているシロナ、シンジ、オレ、そしてそれを作り上げたアランしか気づいていない。

 

「シンジくんのギャラドスは洗練さと同時に荒々しさを持っているギャラドスよ」

 

「……それ聞いてる人に分かるように説明してやれよ」

 

「彼が説明しているでしょう」

 

シンジのギャラドスが他とは違う違和感の正体に気付いてシロナが口にしているが、分かるように説明していない。

アランがそれについて説明していると言っているが、そうなると実況とかそういうのが仕事をしなくなんぞ。

 

「やっと辿り着いたか……まぁ、それはトレーナー戦じゃ早々に見ないから仕方ないしギャラドスだと分かりづらいからな」

 

「まだなにかあるの!?」

 

「ギャラドスってどういうポケモンだ?」

 

「どんなポケモンって言われれば……凶暴なポケモンの代名詞だ。ただし使いこなせばこの上なく頼もしいポケモンでもある」

 

仕組みに気付いた事を気付いたがアランは呆れている。

まだまだギャラドスに仕組みがあるのかとセレナは驚いたがアランは冷静に対応を、ギャラドスがどういうポケモンなのかを聞いた。

タケシが凶暴なポケモンの代名詞であり扱いは難しいが使えるようになれば強いと言う。

 

「そう、ただしそこが問題だ……野生のポケモンとして群れの長の座を手に入れる、餌場の縄張り争いをする、他の種族との対決をする。そうすることで積み上げれる獣の本能がある。それは指示を出しているトレーナーには見えない、実際に殴り合ってるポケモンにしか理解出来ない世界でありどういう風にすれば攻撃がより強く当てれるとかが感覚で分かる。だけど、その感覚はトレーナーのポケモンになれば弱まる」

 

「確かにそういう力が野生のポケモンに強くあるのは分かる。だがコレは野生のポケモン同士の縄張り争いとかじゃない、ポケモントレーナー同士のポケモンバトルだ。トレーナーがポケモンに指示を出してポケモンはその通りに動くものだぞ」

 

「思い出せ。ドダイトスの時は『ストーンエッジ』を使い分けさせていたが、今回は特別な指示は出していない。技そのものが特別な『りゅうのいかり』、自らをパワーアップさせる『りゅうのまい』、そして攻撃技の『こおりのキバ』は『こおりのキバ』を使えと言ったが具体的に何処を狙えとかそういうのを言わず、その辺の処理を全てギャラドスに任せた」

 

「それって……普通のことじゃないの?」

 

技の指示を出すだけで後の細かな処理はポケモンに任せる。

それはポケモンを扱う上では極々普通の事なんじゃないのかというもっともらしい疑問を抱いているセレナだが、問題はそこだ。

 

「確かに普通のことだ。ポケモンに指示を出して細かな処理はポケモンがしているが、トレーナーがポケモンの育成をすればその処理する能力が劣る。それがあるのとないのでは動きのキレや思考が変わる。コレに関しては数字に変換する事が出来ないからデータにも残せない完全な感覚の世界だ……それでも理屈に合った言葉を求めるってなら、変な指示を出さない限りはギャラドスは常時『きあいだめ』状態、全ての技のきゅうしょにあたる確率が上がっている」

 

ポケモンの獣性、理屈では説明出来ないが盤面を見た上での理屈を越えた動きをすることが出来る。

ギャラドスが種族全体を通して荒々しい凶暴なポケモン、セレナのギャラドスもそういう姿を定期的に見せたりしているがそれでもトレーナーのポケモンだ……だが、シンジのギャラドスはトレーナーのギャラドスより野生の凶暴なギャラドスに近い。

シンジの言うことはしっかりと聞く。その指示を聞いた上で野性の本能で処理している……オーキド博士みてえにポケモンに対して理解しようとしている頑張っている人達が一生費やしても永遠に理解出来ない世界のものだ。

 

「野獣の獰猛さ、理性以外でしか見えない世界を使うか……クククッ……狂気の沙汰だな」

 

「……俺の実家は育て屋で小さい頃からポケモンをどういう風に鍛えればいいのかを見ていた。派手な技から細かな動きの微調整まで色々と見ていた。それは野生のポケモンはしないことで、そういうのを教えたり考えたりするのがトレーナーの仕事で、トレーナー視点の感覚でポケモンを鍛えている。実際に戦っているポケモン視点じゃない。実際に戦っているポケモンにしか分からない世界は確かに存在している。それは言葉にするのは難しいもので完全に感覚の世界、トレーナー視点からすればもっといい行動が出来たと言える時の方が圧倒的に多い……それでも極僅かだが俯瞰したり視野が広かったり思考速度が速いトレーナーの更に先を行く理外の何かがある」

 

「……一歩間違えれば、ポケモン側がトレーナーを見限るぞ」

 

「それについては分かっている。それを理解した上でここにいて、今のが結果だ」

 

高い獣性を持っているポケモンは基本的には他の奴らの言うことを聞かない。

ある程度の理性を持っているポケモンはこのトレーナーならば言うことを聞いてもいいとか失敗してもとか色々と受け入れる。

獣性はオーキド博士がポケモン達が住みやすい環境を作るんじゃ!とやっているオーキド庭園みたいな環境を用意されれば弱まるが、そのおかげで他者を認めたり共存したりと色々と理性を宿す。

 

高い獣性と高い理性は基本的には共存出来ねえ……シンジのギャラドスは高い理性と獣性を併せ持っていてその上でシンジの言うことを聞いている。メガギャラドスに出来るから絆の繋がりはあるが、それはシンジのポケモントレーナーとしてのレベルが圧倒的に高いから生まれている。仮にジュンやコウヘイが同じ事をやっても、コイツはもう不要な存在だとギャラドス側がトレーナーを見限り言うことを聞かなくなる。かと言って言うことを聞くんだと抑えつければ売り文句にしたい獣性が弱まりよく鍛えられたギャラドスになるだけだ。

 

「センスが無い奴は一生出来ねえ事をして……最高じゃねえか」

 

そのギャラドスは多分だがオレが一生費やしても、いや、第二のポケモントレーナーとしての人生を歩んでも育てることが出来ないギャラドスだ。全てが絶妙なまでのバランスでなんとか扱うことが出来るギャラドスだ。

 

「クククッ……いいねぇ……」

 

「まだギアが上がるか、化け物め」

 

「化け物を倒せる奴が居たらそいつも普通の奴から見りゃ化け物だ」

 

強い相手に挑んで燃えてパワーアップというのは何処の世界でもあること、それはシンジも理解をしている。

決勝戦で戦っても違和感が特に無いシゲルを相手に力を出せるようになり、更に仕上がっているシンジを相手にまだまだギアが加速する。強い相手との戦いで眠っている力を更に出すことが出来る。

 

『シンジ選手もサトシ選手もフィールドに立ったままで戻らない。やはり呼吸を乱したくないのでしょうか……インターバルが終わり、泣いても笑ってもいよいよ最後です!』

 

「……俺が足を踏み入れようとしているのは天上の怪物の世界だ。だったら喜んで怪物になってやる!ギャラドス、バトルスタンバイ!」

 

「ゴオオオウ!!」

 

シンジはメガギャラドスで続行。

この勢いをものにしたいってところだろうな。

 

「いけ、バンギラス!」

 

「バァン!」

 

『ギャラドスに対してバンギラス!怪獣大決戦だ!』

 

「ギャラドス『りゅうのいかり』だ!」

 

バンギラスを再びフィールドに出せば『すなおこし』で『すなあらし』状態になる。

コレは硬いのはガチグマの時に思い知らされているので普通に攻撃しても対応はされると固定ダメージの『りゅうのいかり』を選んだ。

 

「バンギラス『ストーンエッジ』で壁を作れ!んでもって歩け!」

 

「そう来るだろうな!ギャラドス、お前のタイミングで『アクアテール』を叩き込め!」

 

バンギラスからなにが飛び出してくるか分かったものじゃないからあえての『りゅうのいかり』か。

『ストーンエッジ』を壁にしてこっちに攻めさせる……攻めるってことはなにかしらの決まった動きになる。動きを誘導して次の手に嵌める。

ドン!ドン!と地面から『ストーンエッジ』が生える。一歩、また一歩とバンギラスは間合いを詰めていくがギャラドスは自分の感覚に頼る。

 

「ゴォオオウ!!」

 

ギャラドスは『アクアテール』を使う。

バンギラスが出した『ストーンエッジ』を軽々と破壊した……だが、それによって威力は落ちる。

 

「バァ……ン!」

 

バンギラスに『アクアテール』は当たる……当たるが『ストーンエッジ』を破壊した際に威力が落ちていて耐えている。

コレは……いや、ここで手を休めたらそこで終わりだ。ここは決勝戦で後のことは考えなくていい。

 

「『じしん』だ!」

 

バンギラスは地面を強く踏んだ。

『じしん』の衝撃波が発生し、ギャラドスは衝撃波に吹き飛ばされ……倒れた。それと同時にバンギラスも倒れた。

 

「バンギラス、っ」

 

「バァアン……」

 

シロナがバンギラスの戦闘不能を宣言しようとしたがバンギラスは立ち上がった。

 

「ゴォオオオウ!」

 

そしてメガギャラドスも起き上がる。

 

「ギャラドス『アクアテール』だ!」

 

「バンギラス……『いやなおと』だ!」

 

「バァアアアアアア!!」

 

メガギャラドスは『アクアテール』を使ってくる。それに対して出した手は『いやなおと』。

対抗する事が出来たんじゃないのか?と思う奴は思うだろうが……それは無理な話だろう。

 

「『ストーンエッジ』で威力が落ちた『アクアテール』を受けてバンギラスはもう終わり……だがそれでも立ち上がった。サトシくんを勝たせる為に……でも、心だけじゃ届かない。サトシくんは咄嗟にそれを判断して『いやなおと』を……」

 

バンギラスは最後は気力だけで立ち上がっていた……それに対して行動する事は可能だったが、それじゃあ焼け石に水だ。

メガギャラドスは着実に追い詰めている。息が大きく乱れているが……それでも尚、メガギャラドスは越えられない。ここからの攻撃を受けてもメガギャラドスは倒れない。だから『いやなおと』を使う。バンギラスは『いやなおと』を出して『アクアテール』を受けて今度こそ倒れた。

 

「バンギラス、戦闘不能!ギャラドスの勝ち!」

 

「…………後もう少しか」

 

攻撃を受け続けているメガギャラドスは確かにダメージが入っている。

シンジはさっきの『いやなおと』から次の一手でメガギャラドスが倒される可能性が高いことを読んだ。

 

「いけ、ゲッコウガ」

 

「……なに?」

 

「理屈で言えばメガリザードンYが正しいんだろ……だが、それを踏まえた上でのゲッコウガだ。ゲッコウガ『つじぎり』」

 

バンギラスの『すなおこし』がもうすぐ切れるか切れないかぐらいであり、残りのオレの2体はリザードンとゲッコウガだ。

この場合においてはメガリザードンYにして『ソーラービーム』を叩き込むのが最適解だろう。それに関しては否定はしない……それを踏まえたうえで上でオレはゲッコウガを出して『つじぎり』を使わせた。

 

今まで何度も何度も『つじぎり』を使った……フィールドは『すなあらし』状態で劣悪な環境なのは確かだが、ゲッコウガが使った『つじぎり』は今まで見たどの『つじぎり』よりも素晴らしい『つじぎり』だった。

 

「ギャラドス、戦闘不能!ゲッコウガの勝ち!」

 

メガギャラドスがギャラドスに戻ると同時に『すなあらし』状態が消えた。




アランの持ってるトンチキな資格

パルシェンとかハガネールとかの物理的に物凄く硬いポケモンに対してナパーム弾とかデザートイーグルとかのポケモン一切関係無い兵器をポケモンに向かって撃ってもいい資格(その実験の責任者、管理者、許可証、実際の銃火器の扱いの資格)

取ったのはいいが一度も活用した事は無い
ポケモン研究者で持ってる人はアラン含めて20人ぐらいでネームドキャラは誰も持っていない。
アランが取った理由が最難関の国家資格っていい響きだと、その資格で出来ることをしたいから

どっちにしよう

  • でんきテラスタルヌケニン
  • メガリザードンX
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