闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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慌てん坊のサンディ・クローズ

『お前さん、ワシになんか恨みでもあるのか!?』

 

『『『『『ブモォ!!』』』』』

 

「オレも完全に予想外なんですよ」

 

サファリゾーンにやってきて、ポケモンゲットだとしたのだがケンタロスしか捕まえれなかった。

確かにケンタロスが欲しいとは思っていた。初代最強で普通に強いポケモンだから欲しいとサファリゾーンでゲットしようとしたが、まさかまさかのケンタロスしかゲット出来なかった。ケンタロス以外に欲しいポケモンは居ないのでそこまで執着しないがオーキド博士が図鑑を埋めろ的な小言がちょくちょく来ている。送りつけてるポケモンがベトベトン、ケンタロス、コノヨザルだけなのは乏しいんだろう。

 

「オーキド博士が喜びそうなポケモンは居ますよ」

 

流石にケンタロス×30は申し訳ない。

ゲームコーナーで景品交換した裏景品をオーキド博士の研究所に送る。

 

『おぉ!サトシ、何処で手に入れたんじゃ!?コイツは生息地不明の激レアなポケモンじゃぞ!』

 

「まぁ、色々とありまして……じゃあ、失礼しますね」

 

オーキド博士が喜ぶポケモンの転送を終えてコレで手持ちが5体になった。

あのポケモンはホントに扱いが難しい……何度かバトルしたりして試したりはしているが、中々に扱いが難しい。言う事自体は聞いてくれるが選択肢が多いのが難点だ。

 

「次はグレンジムね……グレンジムはグレンタウン、離島にあるのね」

 

「その前に寄らなきゃいけないところがある」

 

「欲しいポケモンがいるの?」

 

「まぁ、似たようなものだ……ん?」

 

オーキド博士にポケモンを送りつけたのでグレンタウンを目指すのだが、その前に寄らなきゃいけない場所がある。

その道を通るようにルートを弄ったりしながら海岸を歩いていると……ルージュラを発見した

 

「ジュラァアアア!ジュラァアアア!!」

 

海に向かって泣き叫んでいるルージュラ。

珍しいので取りあえずは図鑑登録をしているとセレナがルージュラがブーツを持っている事に気付く。

 

「このルージュラ、誰かのポケモン……海を見て叫んでる…………ま、まさか!?」

 

「ゲッコウガ、確認してきてくれ」

 

海の中に誰かが溺れているんじゃないかと不吉な連想をするセレナ。

一応はとゲッコウガを出して確認をしてもらいにいく。ゲッコウガは海を潜って泳いでみるが……人の影はない

 

「ジュラ!ジュラジューラ!」

 

「それは誰かの靴でその誰かがお前のトレーナーなのは分かるが、それならさっさと戻れよ……『テレポート』使えないのか?」

 

「ジュラ……」

 

一応はこんなのでも『エスパー』タイプのポケモンだ。

わざマシンで『テレポート』を覚えるから『テレポート』を使って自力で帰ることは出来ないのかと聞けば、悲しそうな顔をするルージュラ。『テレポート』が使えない……レアコイルに『テレポート』を覚えさせているから教える、いや、教えても帰れないオチが迎えそうだ。

 

「貴女のトレーナーって、どんな人なの?」

 

「ジュラ!」

 

セレナがルージュラのトレーナーについて聞けばルージュラは目を輝かせて頭の中に映像を送り込む。

『エスパー』タイプの力だなとルージュラのトレーナーは真っ赤な服に身を包んだ……サンタクロースだった。

 

「え?え?……あ、ルージュラ、ちゃんとした格好でお願い。さっきのじゃ流石に分からないわよ」

 

「いや、分かるだろう……お前のトレーナーはサンタクロースなんだな」

 

「ジュラ!!」

 

「…………ぇええええええ!?サ、サンタクロースって実在してたの!?」

 

アニメのポケットモンスターの世界にはちゃんとサンタクロースは実在している。コレはちょっとした雑学だがマジで存在している。

元ネタの人みたいに伝承が色々とあって最終的にはサンタクロースの形に落ち着いたとかじゃなくて正真正銘のサンタクロースが実在している。Fateみたいな皆がイメージしたから生まれたとかじゃないマジのサンタクロースが存在している。

 

「なんだ……セレナ、会ったことないのか?」

 

「サトシ、会ったことがあるの?」

 

「まぁ、2回な」

 

去年と一昨年のクリスマスの夜にサンタクロースが家にやってきたのを覚えている。

普通に不法侵入罪だから罠を仕掛けてポンジャンとポロックケースとかの一部のアイテムを賭けポンジャンで巻き上げた。

 

「オレみたいなのに来ないのは分かるがセレナの所に来てないのか、意外だな」

 

「クリスマスの次の日にクリスマスツリーにプレゼントが3箱置かれてたから」

 

「1つがパパ、1つがママ……もう1つは?」

 

「……サンタさんだったの!?」

 

今まで無自覚でサンタからプレゼントを貰っていたみたいだ。

アレがサンタクロースだったのかとセレナは衝撃の事実を知る。セレナ的にはサンタクロースはお父さんお母さんのどっちかだと思っていたんだろうが、大人だ。因みにだがオレはオカルトの存在は信じるが信仰はしないタイプだ。オレの存在そのものがオカルトと言えばそれそのままだが。

 

「サンタクロースがブーツを無くしたら、子どもたちにプレゼントが配られないわ!ルージュラとブーツを持っていかないと!」

 

たかがブーツ如き無くしただけで仕事に支障をきたすのって大人としてどうなんだ?

予備的なのを用意しているのが普通なんだろうが年に1回しか働かないから予備の概念が無いんだろう。このままサンタクロースがプレゼントを配ることが出来ないまま子供たちの笑顔が曇るのはそれはそれで見てみたいという思いはある。サンタクロースをシメてプレゼントカツアゲした立場だから今年は来れなさそう、いや、そもそもで家で過ごせるかどうかすらも怪しいんだ。

 

「イカダで行くのか………………………はぁ………………」

 

サンタクロースがプレゼントを配れないのは大変なので早急にイカダを組み立てる。

イカダでサンタアイランドに向かうのかと思ったが冷静になって考えれば水系のポケモンがゲッコウガしかいないという事実、コレはもうオレのフィジカルに任せるしかないのだと水着に着替えてオレがサンタアイランドにまで引っ張っていく。

 

「まずいな」

 

段々と水温が低くなってきたことを感じる。

流石のオレも海パン一丁の寒中水泳はしたことはないとシバリングで体温を温めている。

 

「ジュラ!ジューラ!」

 

「大丈夫……とは言えないがやるしかねえよ」

 

ここまで来たのならばサンタアイランドにまで向かうしかない。

 

「お見事です!」

 

「うぉ!?」

 

シバリングで体から熱を出しているとラプラスが海中から浮上してきた。

突然の出来事に驚くがラプラスが来てくれたのを見てホッとする。何故ならばこのラプラス、サンタアイランドまでの道を案内してくれるからだ。

 

「ラプラスが喋った!?」

 

「テレパシーだろう」

 

「貴方達が此処に来るまでの過程、見させていただきました」

 

「いや、見させていただきましたじゃねえだろう。サンタクロースがブーツを無くして困っているんだからオレ達に頼るんじゃなくてとっとと迎えに来いよ」

 

「…………さぁ、サンタの島はもうすぐです!」

 

あ、この野郎逃げやがったな。

ラプラスがロープを念力で結べばイカダを引いてくれて徐々に徐々に氷山もといサンタアイランドに近付く。

 

「くしゅん!……うぅ……寒いわね」

 

「ほら、気休め程度だが使えるだろう」

 

「サトシ……こうすれば温かいわ!」

 

徐々にどころか一気に気温が下がっていくので防寒具の無いセレナはくしゃみをする。

気休め程度だが上着を被せればセレナはオレの手を握ってくる……セレナの指先物凄く冷たいな。

 

「さぁ、辿り着きましたよ」

 

「セレナ、地図的にどのへんなんだ?」

 

「圏外よ」

 

どうせならばサンタクロースの住処を暴いてやろうとセレナに地図的にどのへんなのかを聞けば圏外だった。

ロケット団が頑張れば来れる場所にサンタアイランドは存在しているから頑張れば来ることが出来る。そうすれば世界中のKANENOMOUJAや汚い大人が此処に来る……その展開をそれはそれで見てみたいんだがな。

 

「ジュラ!」

 

「おぉ、ルージュラ!心配しておったんじゃぞ!」

 

サンタの島に辿り着いたのでルージュラが案内をしてくれればサンタクロースのもとに辿り着いた。

ルージュラとの感動の再会となったのだがサンタクロースはくしゃみをした。

 

「うぅ、足が寒くてかなわんわ」

 

「そのプレゼントを用意する財力だか神秘的な力だか分からないが能力で靴ぐらい作れよ……」

 

「き、貴様!?あの時の小僧ではないか!?何故ここに!?」

 

「そのルージュラを連れてきたんだよ」

 

もっともらしい意見を述べればオレ達の存在に気付いたサンタクロース。

オレの事をハッキリと覚えていたみたいで何故と驚いているのでルージュラを連れて来たのだと教える。

 

「なんとそうだったのか……いやはや、助かった。コレで子供たちからのリクエストを聞きに回れる」

 

「ほ、ホントに本物のサンタさんなのね……」

 

ブーツを装備すれば何処からどう見ても一般的なイメージで浮かび上がるサンタクロースになった。

セレナが失礼だけども下から上を見てサンタクロースなのかと印象を受けているとサンタクロースがクリスマスカードを渡してきた。

 

「お礼にプレゼントを1つ送ろうじゃないか」

 

「早目のクリスマスプレゼントとかで今年の分無しとかは無しだからな」

 

「そんなケチ臭い事をしないわ……お前さん、ワシから散々ポンジャンで毟り取ったのにまだ欲しい物があるのか?」

 

「まぁ、ここは素直にマスターボールを寄越せと言っておくか」

 

去年、賭けポンジャンで毟り取ったのだがそれでもまだ欲しいものはある。

レアコイルをジバコイルに進化させるかみなりのいしとか欲しいが、それは手に入れる事が出来るアテがあるから普通にマスターボールを要求する。マスターボール、もし原作通りに事が動くと言うのならばあのタイミングでマスターボールを使いたい。

 

「私は……う〜ん……あ!ダクマを進化させる為の巻物が欲しいです!」

 

「…………どっちにするつもりなんだ?」

 

「どっちって……?」

 

「ダクマは進化系は2種類あるぞ」

 

「え、ダクマが進化したらウーラオスに」

 

「ウーラオスにはれんげきのかたといちげきのかたがある……あくの掛け軸を見せればいちげきのかたに、みずの掛け軸を見せればれんげきのかたになって……今回みたいに水辺の事でトラブルがあったのを想定するなられんげきのかたの方がいいんじゃないのか?」

 

ウーラオスに進化させる為の道具をくれというが、ウーラオスは2種類いるややこしいポケモンだ。

同じ名前だけどもフォルムが違うポケモンは何体か居るがウーラオスは取り返しがつかない厄介な要素がある。

れんげきもいちげきもどっちも強い、というかウーラオスというポケモン自体が壊れた性能をしている。『みず』タイプのポケモンを持っていないし、今回みたいな事がまた起きる可能性があるのだとセレナに勧めればセレナはみずの掛け軸をサンタクロースから貰う。

 

「クマ……クマァアアア!!」

 

みずの掛け軸をダクマに見せればみずの掛け軸と共に眩い光を放つ。

ダクマはウーラオス(れんげきのかた)に進化し、みずの掛け軸が無くなった……こういう道具を消費することで進化する系の道具は無くなるのはゲームのシステム上理解出来るが掛け軸を見せただけで進化するからなんで掛け軸が消えるのか……掛け軸の絵とか文字とかでなく掛け軸そのものが消えている。どういう原理だ。

 

「ァオゥ!!」

 

「……可愛いダクマがワイルドになったわね!」

 

ダクマの可愛いあの見た目からは想像できないワイルドな見た目のウーラオス(れんげきのかた)に最初は驚くがセレナは直ぐに受け入れる。カッコよくなったウーラオスは急に言うことが聞かない……と言うことはなくダクマの頃に見せていたわんぱくさが潜み冷静沈着な姿を見せている。マスターボールも貰えたしダクマをウーラオスに進化させることも出来た……中々に順調で、後はかみなりのいしを手に入れる為にあの街に立ち寄らねえとな。

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