闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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最強メガエボリューション

 

大名行列か!オレはそう言いたかったが取りあえずは言葉を飲み込んだ。

最後の寄り道としてグランパキャニオンに向かおうとしているとツルハシを手にした連中がグランパキャニオンに向かっていっている。

ざっと見で100人は余裕で越えている。

 

「なにかのイベントかしら?」

 

「このグランパキャニオンでポケモンの化石が見つかったんだ」

 

「アランさん!?どうしてここに!」

 

「さんはいらないって言ってるだろう……君がマサラタウンのサトシか」

 

グランパキャニオンに多くの人が向かう理由が分からずに頭に?を浮かべていると1人の男が現れた。

そう、最強メガシンカシリーズの主人公であるプラターヌ博士の助手であるアラン……セレナは顔見知りでどうしてここにと驚いている。さん呼びはしなくていいと言ったらアランはオレを見つめる。

 

「108,130,95,80,85,102……平均値100は」

 

「よりによってそれを聞くか……チャンピオン、シロナの絶対的なエースだ」

 

「…………なら、79,83,100,85,105,78、平均値88.3のポケモンは?」

 

「そこまで廃人じゃねえよ」

 

有名で完璧な数字を並べたアラン。

その数字がガブリアスを意味しているのは知っているが次に出した数字はなんなのか分からなかった。

なんのポケモンかは分からないが防御力が高いポケモン、でもオレはポケモン廃人じゃないとツッコミを入れれば意外そうな顔をしていた。

 

「廃人じゃないのか……普通、カメックスって答えが出てくるものなんだが」

 

「今の数字がどうしてカメックスになるの?」

 

「カメックスの能力を数字化したものだと思えばいい……………ガッチガチの廃人か?」

 

「はーじまるよー!で自己ベスト目指して青で39分22秒を叩き出した」

 

ガッチガチじゃねえか。

RTAの世界記録が幾つかは知らねえが、RTAなんてゲームの楽しみでなく如何にして効率良く動けるかの変な世界に足を踏み入れてやがる。セレナにチラリと話を聞いた限りではもしやと思っていたが、自分と同じポケットモンスターというゲームを知っている……いや、RTAに挑戦してるのは勿論のことカメックスの種族値を頭に叩き込んでいるガチ廃人か。

 

「まぁ、そのなんだ………………ありがとう」

 

「…………なにがだ?」

 

いきなりのお礼にオレは困惑をする。

なにに対してお礼を言っているのかが分からない。まだあって10分も満たないのにアランはお礼を言っている。

 

「俺は1人だって思ってたんだ……心の何処かで周りとは違うって認識で、苦しかったんだ……」

 

オレは逆転のチャンスがやって来たのだと喜んでいたが、アランは悩んでいた。

オレみたいに惰性に生きているんじゃなくて真面目に生きている中でアランになってた、そんなパターンか。

 

「礼を言われる筋合いはねえよ……それよりもグランパキャニオンに向かうから」

 

「ああ、俺もグランパキャニオンに用事があるんだ……さっきの続きだけどポケモンの化石が見つかってポケモンの化石を掘り当てるのがブームになってるんだ」

 

「それってブームになるものなのか」

 

化石が眠っているかもしれない地層の中で化石を見つけるのはいいことだがブームになるのはおかしいだろう。

少しだけツッコミを入れてみるもののアランはそういうものだと認識しているみたいでグランパキャニオンに向かい化石発掘に挑む。

セレナが世界ふしぎ発見のひとしくんと同じ格好に衣装を切り替えて地層をつるはしで叩いている。

 

「お前は世に言うところの転生者で間違いないんだな?」

 

「マサラタウン出身のサトシ少年10歳がピカチュウと共に旅をする冒険活劇、世界最強になり遂に引退した」

 

「その認識はズレてるが、まぁ、概ね合っている…………お前はなにをしてるんだ?」

 

「俺はアランになってからは中学高校に通ってタマムシ大学に進学して、そのままプラターヌ博士の助手になった。プラターヌ博士にアドバイスを送ってメガシンカだけじゃなくキョダイマックスやテラスタルなんかにも興味を抱いてる……まぁ、今はメガシンカに熱中している……んだがな」

 

「なにか問題でも?」

 

「研究対象が居ない……幸いにもメガシンカやキョダイマックスをするポケモンは覚えている。だから、ポケモンゲットとメガストーン発掘の旅をしている」

 

「カエンジシは?」

 

「会ったけども勝ってデンリュウナイトをゲットした……メガシンカについて共同で研究しないかって提案を受けてるけど、俺はポケモン研究家の、ポケモン博士の助手だからで一応は断っているが腕を買われて必要な時に来てくれって」

 

「……大変だな……」

 

カエンジシ(フラダリ)についてどうなっているのかを聞いてみれば会うには会ってメガストーン争奪戦に勝利した。

それが逆にフラダリの心を動かしたのか逆にスカウトされかかっている……この世界の悪の組織のボスとかトレーナーって下手したらチャンピオンクラスの実力者の時があるからそいつを倒すだなんて相当な実力者だな。

 

「お前はピカチュウを貰わなかったのか……いや、セレナがあのケロマツを見つけた時にお前が俺と同じだって気付けたから」

 

「サトピカには興味ねえから逃がした……オレには扱いきれない」

 

「そうか……まぁ、雰囲気からしてサトシとは程遠いからそれも良かったかもしれないな」

 

オレがマサラタウンのサトシとは逆なことぐらいは認識してる。

アランに改めて言われたが特に怒りという感情はこみ上げてくる事は無い。

 

「お前は……驚いたり絶望したりしなかったのか?マサラタウンのサトシになってた事に」

 

「思うことが0と言えば嘘になる。3,4%ぐらいはある」

 

「たったそれだけなのか!?もっとこう、家族とか友達とかに会えないとか物語や世界の命運の業を背負わされたとかは」

 

「なんだ……転生者だから原作キャラ救済しなくちゃいけねえって思いでもあるのか?」

 

「……いや、でも常識的に……」

 

「そんな義務は何処にもない。未来を知っているからと言って皆が笑顔になる最善の未来を選び取らないといけない義務はない。確かに力を持っている奴云々のノブレスオブリージュな精神があるかもしれねえがオレはそいつが嫌いなんだ……困ってる奴が見捨てられないって思いはいいかもしれねえが自分を見失っては意味は無いし、この物語は悲劇だなんだと言い出せば物語を書いている物書きが本当の黒幕になる」

 

転生者だから原作キャラ救済しようぜな精神は悪いことじゃない。

でも、それを突き詰めればこんな物語を書いている作者は最低な人間だって言ってるも同然だ。

 

「物語は物語だから面白いか…………お前、この世界が現実だって自覚してるか?」

 

「しているさ……だが、こうは考えたことはないか?並行世界の何処かでは今起きているこの現象、何処かの二次小説の投稿サイトで書かれている。今喋っている事も考えていることも全て台本通りになっているとか」

 

「…………………………怖いこと、言うなよ……」

 

並行世界はIFの世界、もしかしたらがありえる世界だ。

宇宙人との会合を果たした世界、異世界の存在を証明して異世界と交流する世界、他にも無限に存在している。

もしかしたら何処かの並行世界でオレ達の事が物語として書かれているかもしれない。今こういう事を考えていたりするのも全て作者が考えているかもしれねえ……そういう可能性だって0と言えねえんだ。

 

「この世界が夢だろうが現実だろうがフィクションだろうがどうでもいい、オレ達がいるってのは変わりはねえんだから……それともコレはゲームじゃなくて命懸けだって自覚してほしいガチ勢か?」

 

「いや……そうだな……そうだよな……夢かもしれないし現実かもしれない……どっちにせよ俺の意識はここにあるんだ。だったら俺の思うように生きればいい…………だったらスマイルプリキュアかYESプリキュアが良かったな」

 

「おい」

 

「こう、普段の普通に倒される怪人だと思って倒したら断末魔と悲鳴を上げて流血しまくって爆散して血肉を撒き散らしプリキュアの笑顔を曇らせたい……もしくはプリキュアが居る地域以外を武力で侵攻してプリキュアの首を差し出せば戦争を止めるって言って、こう、プリキュアを精神的にだな」

 

お前さては相当なクズ野郎だな?一周回って振り切っていけば良いぐらいのアドバイスなんだが変な方向に向かっている。

プリキュアの笑顔を曇らせたい……相当なアレだな。なにキュアを曇らせたいんだ?というか悪役サイドの住人じゃねえか。

 

「ワールドトリガーとか遊戯王とか色々とあるだろう」

 

「この世界に転生してるから分かるんだ、遊戯王の世界は他に転生者が居ないと確実に無双する。現に知識だけの俺はポケモンバトルを数える程度しか負けてない。ワールドトリガーは面白そうだが思う存分に自分が好き勝手に生きていいって言うなら全力でプリキュアを曇らせたいんだ。もしくはモンスター娘の居る日常でモン娘達とイチャイチャしたい」

 

「お前、あの手の世界は取りあえずはエッチな展開になるんだがガチエッチは無いんだぞ?萌えもんで妥協しろ」

 

「擬人化とモンスター娘は違う!そんな事も知らないのか!……俺のフェチはモンスター娘、擬人化でなくモンスター要素がある美女が良いんだ!そうだ、ガチのエロゲなら!」

 

「それ以上はやめろ、一応は10歳の子供の前だぞ」

 

色々と危ないことを言いそうになるからブレーキをかける。

アランは感情に任せてしまったなと頭を冷やしながらつるはしで岩盤を叩けば今までと異なる音が聞こえた。

もしかしてとハンマーを手にしてコンコンと岩を叩けばポロッと岩がこぼれ落ちて……化石を発見した。

 

「……ひみつのコハクじゃないのか……サトシ」

 

「なんだ?」

 

「お前はここに目当てのポケモンが居るから来たんだろ……この化石をやるから譲ってくれ」

 

「プロトーガとアーケンの化石だな……プロトーガは貰うが、アーケンはセレナに譲れ……お前の目当てはプテラなんだろ?」

 

「ああ……このタイミングを狙っていたんだ」

 

プラターヌ博士の助手としてメガシンカをするポケモンを集めたり育成したりしているアラン

生息地不明で絶滅したと言われているプテラ……生憎な事にひみつのコハクを経由して復活させる以外に心当たりが無い。

オレの目的のポケモンはプテラじゃない、別にいるがアランはプテラはゲットしないでくれと言ってきて化石をくれるのでありがたく貰う。

 

「うぉ!?」

 

「……こうなることを知ってるから来たんじゃねえのか?」

 

突如として採掘場の上が爆発した。犯人は決まっている、ロケット団なんだがアランが驚いている。

 

「いや、ここに来ればプテラに会えるのは知ってたんだが……原作を1から10までハッキリと覚えてない」

 

「なんか爆発した音が聞こえたけどどうしたの!?」

 

「誰かが爆弾使ったみたいだ」

 

爆発音を聞けば慌ててこちらにやって来るセレナ。

誰かが爆弾を使ったことを言えば爆発音が聞こえた所に向かう……綺麗な穴が生まれているな。

 

「化石掘りで爆弾って…………化石が傷ついたら駄目じゃない、なんでこんな事を」

 

「なんだかんだと聞かれたら!」

 

「答えてあげるのが世の情け!」

 

「世界の破壊を防ぐため」

 

「世界の平和を守るため」

 

「愛と真実の悪を貫く」

 

「ラブリーチャーミーな(カタキ)役」

 

「ムサシ!」

 

「コジロウ!」

 

「銀河を駆ける ロケット団の二人には」

 

「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ」

 

「ニャーんてな!」

 

「……お前等、そんな所に居て大丈夫なのか?」

 

やっと聞けたかと言うべきか、それとも攻撃することが出来ないというべきか。

ロケット団は自分達が仕掛けた爆弾で爆破して作った穴の中に落ちていた。そんな所に居て大丈夫なのかと気になったので取りあえずは聞いてみる。

 

「ニャハハハハ!!スゴいニャ!絶滅したと言われている化石ポケモン達」

 

「「ギャアアアアア!!」」

 

「……大丈夫みたいだな」

 

「大丈夫みたいね」

 

「大丈夫なのかコレは……いや、今はそれよりも。いけ、ピジョット」

 

「ジョット!」

 

「グゥァアアアアア!!」

 

ピジョットをモンスターボールから出せばロケット団を掴んでいるプテラが穴から飛び出してきた。

帰れない可能性があるかもしれない生き埋め状態なのにプテラが助けてくれるとはまた随分とギャグ補正が掛かっているな。

 

「ピジョット『はがねのつばさ』だ!」

 

「ピジョッ!」

 

「「「ブギャア!?」」」

 

ピジョットが『はがねのつばさ』で攻撃すればプテラは掴んでいたロケット団を落とす。

ギャグ補正が見事にかかってるが今は目当てのものを見つけなければならない。アランのポケモンバトルは気になるが、あのポケモン……トゲピーをゲットしないと。生息地不明だからここでゲットしないとあの史上最悪のトゲピーをゲットしないといけなくなるからな。

 

「あった!」

 

トゲピーの模様と同じタマゴを発見した。

コレで6体目の手持ちが埋まって完成したのだとホッとしたのでアランの方を見つめる。

 

「戻れ……やっぱりお前じゃないとダメか。いけ、リザードン!!」

 

「グォオオウ!!」

 

「……コイツは中々だな」

 

ピジョットでプテラと戦っていたアランだったが限界を感じたのかリザードンに交代する。

アムのリザードンやオレのリザードンと比較しても頭が2つぐらい飛び抜けている。オレよりも長くこの世界で生きているだけある。

そして当然の様にリザードナイトXを装備している……

 

「アラン、速攻で終わらせろ!爆音でジュンサーさんが来てややこしくなる!」

 

「分かった。リザードン、最初から全力で行くぞ!」

 

「グォウ!」

 

「我が心に答えよ、キーストーン!!進化を超えろ!メガシンカ!!」

 

アランは自身のリザードンをメガリザードンXにメガシンカさせた。

……サトシゲッコウガというワイルドカードを握っているが、ポケモン廃人がしっかりと鍛え上げたメガリザードンX、肌で感じるが今まで相手していたポケモン達の中でぶっちぎりで強い。

 

「リザードン『かみなりパンチ』だ!」

 

リザードンは拳に雷を纏わせてプテラを殴り飛ばした。

このプテラ、それなりに優秀で強いプテラの筈なのにメガリザードンXの『かみなりパンチ』で倒れた。

『かたいツメ』と130とガブリアスと同格の物理攻撃の種族値による圧倒的なまでの物理攻撃の高火力、コレで特殊攻撃も低いならばまだ分かるが特殊攻撃も物理攻撃と大して変わらない……どうせならば特攻の種族値を攻撃に持ってきて物理攻撃特化でも良かったんだがな。

 

「いけ、ゴージャスボール!」

 

ゴージャスボールを投げ、プテラに当て……プテラをゲットした。

モンスターボールじゃなくてゴージャスボール、ゴージャスボール結構な値段がする……マスターボールは色々と厄介な製品だからと製造を極力減らしている。どんなポケモンでもゲット出来るボールは色々とややこしいらしいからな。

 

「ふぅ………フシギバナ、リザードン、カメックス、ピジョット、スピアー、ゲンガー、ギャラドス、フーディン、ヤドラン、カイロス、ガルーラそしてプテラ……後はアイツだけか」

 

ポケモン図鑑を取り出し、ゲットしたカントー地方のポケモンでメガシンカするポケモンをチェックする。

カントーのポケモンでメガシンカをするポケモンをゲットし終えた……ただ1体、あのポケモンを除けばだ。

 

「全員、ここから退避してください!!」

 

アランがプテラをゲットし終えて一息ついた頃にジュンサーさんが現れた。

メガリザードンXにしていなかったらジュンサーさんに横槍を入れられてプテラをゲットすることが出来なかったかもしれねえな。

グランパキャニオンから出ていくようにジュンサーさんが誘導するので避難してグランパキャニオンから出ていく。

 

「ありがとう、サトシ……お陰でプテラをゲットすることが出来た」

 

「オレはなにもしてねえよ……これからどうするんだ?」

 

「まだ一部のメガストーンを入手してないからそれを探しに行く…………ちゃんと優勝してブレイクしろよ」

 

「やるからには勝つさ」

 

アランは無事にプテラをゲットすることが出来てオレはトゲピーのタマゴを手に入れた。

更にアランはプロトーガとアーケンを復元する事が出来る化石をくれた。最初からトゲピー目的と言えば揉めるからトゲピー目的とは言わない。アランはポケモンリーグに出場するつもりは無いみたいでオレに頑張れと応援をしてくれる…………アランが出たら面白そうなんだがな。




アラン

転生先を選んでいいのならばプリキュアの世界で全力でプリキュアを曇らせてバッドエンドを迎えさせるかモンスター娘のいる日常の世界で異種族ハーレム作るかのどっちかをしたいオープンオタク。
RTAに挑んでてポケモン青で30分代に入るぐらいのガッチガチの廃人、アランになってた事に色々と鬱になっていたがサトシの存在により気持ちが晴れた。オープンオタクだが趣味を仕事にしないタイプで中学高校に通いタマムシ大学を出てプラターヌ博士の助手をしており現在はメガシンカするポケモンとメガストーンを集めている。
性癖は曇らせとモンスター娘で萌えもんは擬人化でありモンスター娘じゃないと思っている。そこそこに中身が残念だがポケモン廃人なのでとにかく強い。
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