闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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勝ちたいという生を感じる

 

『さぁ、チャンピオンリーグ2回戦!32名の中からここで16名にまで絞られます!』

 

チャンピオンリーグに無事に出場を果たした。

1回戦から激闘を繰り広げていた……伊達に地方リーグのチャンピオン達が集う場所じゃねえ。

 

『さぁ、2回戦の第1試合!カントー代表のサトシ選手!ポケモンリーグに初出場し優勝した猛者です!対するはガラル地方代表のダンデ選手』

 

「見ていたよ、君の強さを……痺れる強さだ」

 

「クククッ…………面白えな」

 

オレの対戦相手はダンデだった。

アニポケの世界はエンディングまでサザエさん方式だったがこの世界じゃしっかりと時間が流れている。

だから現時点でダンデはチャンピオンじゃなかった。まだ挑戦者側の人間であり今回はチャンピオンリーグに出場している。

ダンデと言えばアニポケの実質的なラスボス、世界最強のチャンピオンだ。

 

「使用ポケモンは3体のシングルバトル!入れ替え自由!時間無制限!メガシンカ、Zワザ、ダイマックス、テラスタルの使用は何れか一度のみ!3,2,1……GO!」

 

「いけ、ドラパルト!」「いけ、トゲキッス!」

 

そんな相手に戦いを挑めるとはチャンピオンリーグにまで出てきた甲斐があった。

ポケモンワールドチャンピオンシップス形式のルールでありギルガルドに乗っている審判のおっさんがルールを述べて試合が始まる。

ダンデが出したのはドラパルト、こっちが出したのはトゲキッス……相性の上ではこちらが有利だがレベルが段違いなのがよくわかる。

 

「ドラパルト『10まんボルト』だ!」

 

「トゲキッス、受けてから『でんじは』だ」

 

「ドラァアア!」

 

「チョオ、ゲエ!!チョオオオ!」

 

「ドゥル!?」

 

『10まんボルト』を撃ってくるのでトゲキッスは真正面から受ける。

ドラパルトのパワーは強いがそれでもトゲキッスは確実に耐えてくれる。トゲキッスはドラパルトの『10まんボルト』を耐えきれば『でんじは』を浴びせて『まひ』状態にする。

 

「『エアスラッシュ』だ!」

 

「チョゲ!」

 

『出た!サトシ選手のトゲキッスの十八番!『でんじは』からの『エアスラッシュ』により怯ませるコンボ!通称『まひるみ』コンボ!セキエイ大会ではこの『まひるみ』コンボを利用し相手を一歩も動かさずに倒したという驚異的な記録を持っているほど!』

 

「なるほど……確かに恐ろしいコンボだ……だがこれならどうだ!『かなしばり』」

 

「ドォ!」

 

「チョゲ!?」

 

「やっぱりこのクラスになりゃくるか」

 

今まで攻撃技ばかりだったが上に行くとなれば補助技を使ってくるトレーナーと普通にぶつかる。

ドラパルトは『かなしばり』でトゲキッスの『エアスラッシュ』を封じた……コレで勝てたらチャンピオンになれない。

トゲキッスは『エアスラッシュ』が使えなくて翼をパタパタと仰いでいる。ここはオレがしっかりしなくちゃいけねえ。

 

「トゲキッス『マジカルシャイン』だ!」

 

『エアスラッシュ』が何時まで撃てないかは分からないがドラパルト相手に『エアスラッシュ』連打は使えない。

『マジカルシャイン』で突撃していく。幸いにも『でんじは』で『まひ』状態にしてあるから『マジカルシャイン』をドラパルトは回避することは出来ない。

 

「そうすると思っていたよ。ドラパルト『とんぼがえり』だ!」

 

「トゲキッス、先に突っ込め!」

 

回避することは出来なくても攻撃は出来るのだと『とんぼがえり』を指示する。

その技だけは厄介なものだと『マジカルシャイン』を纏っているトゲキッスは速度を上げるがドラパルトの方がやや早く動き出し深緑色のオーラを纏い突撃したと思えばトゲキッスと激突した。ドラパルトの方がパワーが上なのかトゲキッスは弾き飛ばされてしまうが直ぐに体勢を立て直したがドラパルトはフィールドにはもういない。

 

「いけ、ドサイドン!」

 

「ドォ!」

 

『ダンデ選手の2体目はドサイドン!これでは『エアスラッシュ』も『でんじは』も使えない!どうする!』

 

「トゲキッス『はどうだん』だ!」

 

「ドサイドン、受けとめろ!」

 

「……『ハードロック』個体か」

 

「よくわかったな!オレのドサイドンは『ハードロック』なドサイドンさ!」

 

トゲキッスの『はどうだん』を真正面からドサイドンは受け止めた。

特殊攻撃の『はどうだん』はドサイドンにとって弱点の1つだがドサイドンは軽々と受け止めた。

受けるダメージを減らせる『ハードロック』個体……幸いなのがノーマルテラスタルをしてこないこと。

 

「トゲキッス『わるだくみ』だ!」

 

「ドサイドン『ストーンエッジ』……思いっきりぶん殴れ!」

 

「クククッ……そのタイプの『ストーンエッジ』か」

 

地面から岩を生やすタイプの『ストーンエッジ』を使う。

トゲキッスは遥か上空にいるので攻撃は届かないと思っているとドサイドンは『ストーンエッジ』を殴って岩の破片を打ち上げてトゲキッスに当てる……が、まだトゲキッスは倒れない。

 

「トゲキッス『はどうだん』だ!」

 

「ドサイドン『つのドリル』で受けとめろ!!」

 

トゲキッスの『はどうだん』を『つのドリル』で受け止める。

ヤヒコの時よりも遥かに強いドサイドンが相手なので『はどうだん』と『つのドリル』は拮抗するかと思ったが爆散する。

トゲキッスの『はどうだん』よりもドサイドンの『つのドリル』の方が遥かに威力が強い……もともと一撃必殺技だから驚いてもそこまで動揺はしねえ。

 

「ドサイドン『ヘビーボンバー』だ!!」

 

「っ!」

 

「チョゲエ!?」

 

『つのドリル』で確実に捌けるのだと判断していたのかダンデの次の手は早かった。

ドシンドシンとドサイドンは走ってきて高くジャンプをしたと思えばトゲキッスの上に乗りそのまま重力に身を任せてトゲキッスを押し潰す。

 

「チョゲ……」

 

「トゲキッス、戦闘不能!ドサイドンの勝ち!!」

 

「戻れ……判断が鈍った。いや、相手を見誤っていた」

 

相手は世界最強クラスの実力者だ。

技と技がぶつかり合って相殺する事は極々普通なんだ。そうなれば如何にして次の手をツモるのかを考えなくちゃならねえ。

トゲキッスをボールに戻し2体目のポケモンを出す。

 

「いけ、サンドパン!」

 

「サァン!」

 

「サンドパンか…………同じ『じめん』タイプのポケモン同士、熱くいこうじゃないか!ドサイドン『じしん』だ!」

 

「サンドパン、こっちも『じしん』だ!」

 

『じしん』を『じしん』で相殺する。『じしん』を覚えているポケモン同士では『じしん』は使えない。

それ以外の技が要になる……サンドパンで出来ることは限られている。逆にドサイドンで出来る事は多い。

 

「ドサイドン『ヘビーボンバー』だ!」

 

「サンドパン『あなをほる』で回避しろ!」

 

上から伸し掛かって来ようとするドサイドン。

サンドパンはその場に穴を掘って回避するのだがダンデは笑みを浮かべている……クククッ

 

「とびだせ!」

 

「サァン!!」

 

「!」

 

「ドォ!?…………」

 

「…………読んでいたのか?『あなをほる』を『じしん』を『ヘビーボンバー』を」

 

「読んでいたよりも見えていただけ……ドサイドンってポケモンは出来る事が多いポケモンだ。だが、あんたのドサイドンは単調だ……だから『ヘビーボンバー』の次に『じしん』を使って確実に当てに来るのは読めていた」

 

『じしん』を覚えているポケモンは『じしん』を相殺することが出来る。

その認識は間違いじゃない。だが『じしん』を『じしん』で相殺することが出来るので『じしん』を使わせなければいい。

『ヘビーボンバー』を撃ってくるのでサンドパンは『あなをほる』で回避するしかなかった。『あなをほる』で地中に隠れている隙を狙って『じしん』を使うのは直ぐに読めた。だから少しだけしか穴を掘らずに『あなをほる』攻撃を即座にできるようにした。

 

「ドサイドン、戦闘不能!サンドパンの勝ち!」

 

「戻れ……いけ、ドラパルト!」

 

『ドサイドンが撃退され残すところは2体のダンデ選手!再びドラパルトを出した!』

 

「ドォ!……ッ!?」

 

「トゲキッスの『でんじは』は残っているか……」

 

「だがこれでドラパルトは戦える!『ドラゴンアロー』だ!」

 

「『ストーンエッジ』で道を塞げ!」

 

『フェアリー』タイプのトゲキッスに『ドラゴン』タイプの技は通じない。

だからトゲキッスと戦うドラパルトは使える技が限られていたのだが、サンドパンが相手ならこれで問題なく『ドラゴン』タイプの技が使えるのだと『ドラゴンアロー』を撃ってくる。『ストーンエッジ』を地面から生やせばガンガンと音が鳴り響く。『ドラゴンアロー』が『ストーンエッジ』の岩に命中して『ドラゴンアロー』を封じることが出来た。

 

「『かなしばり』だ!」

 

「……………『ステルスロック』だ!!」

 

「『ドラゴンアロー』だ!」

 

どうにかして『ドラゴンアロー』をぶつけたいのか『かなしばり』を使ってきた。

これで『ドラゴンアロー』は当たってしまう……ダンデの3番手のポケモンはきっとアイツだ。だからそれに賭ける。

サンドパンは『ステルスロック』を撒き散らせば『ドラゴンアロー』に命中する……が、耐えた。コイツは運が向いているな。

 

「サンドパン『なげつける』、岩を投げつけろ!!」

 

『ドラゴンアロー』で壊れた『ストーンエッジ』の塊をサンドパンは掴んで投げつける。

あまりにも突然の出来事なので綺麗に岩がドラパルトに命中するのだがドラパルトは耐える……が虫の息だ。

 

「ドラパルト『ドラゴンアロー』」

 

「サンドパン『なげつける』」

 

ドラパルトが『ドラゴンアロー』を発射する。サンドパンが『ストーンエッジ』の破片を投げ飛ばす。

『ドラゴンアロー』の一発目が投げつけた岩の破片に命中して風穴を作り出し、2発目の『ドラゴンアロー』がそこを通過しサンドパンに命中する。

 

「サァン……」

 

「サンドパン、戦闘不能!ドラパルトの勝ち!」

 

「戻れ……後もう少しか……いけ、ゲッコウガ!」

 

「コウガ!」

 

『サトシ選手の3体目はゲッコウガ!サトシ選手は逆転なるのか!』

 

「ドラパルト『10まんボルト』だ!」

 

「ドォオ、ドォ!?」

 

「ゲッコウガ『あくのはどう』だ!」

 

『10まんボルト』をドラパルトは撃とうとした。

だが、『まひ』状態がここで生きたのか動けなくなったのでその隙を逃さずに『あくのはどう』を叩き込んでドラパルトを撃墜する。

 

「ドラパルト、戦闘不能!ゲッコウガの勝ち!」

 

『『まひ』状態のドラパルト、惜しい!『10まんボルト』は届かず!コレでダンデ選手も残すところは1体のみ!サトシ選手のゲッコウガは一切のダメージを負っていない!互いに五分と五分の状態!果たしてどちらが次に進めるのか!!』

 

「ゲッコウガか……残念だな」

 

「なにがだ?」

 

「1回戦、君はメガリザードンYを見せた。オレは君のリザードンの圧倒的な強さに感激をした……そんなリザードンと戦えないのは少々残念だ。オレのエースを見せてやる!いけ、リザードン!」

 

「グォオオオウ!!グォ!?」

 

「クククッ……そう来ると思っていたからゲッコウガを選んだんだよ」

 

ダンデの3体目はリザードンだった。3体目は絶対的なエースであるリザードンなのは読めている。

だから倒されるのを覚悟してサンドパンに『ステルスロック』を使わせた。リザードンは『ステルスロック』の岩が食い込んで体力を半分削る。

 

「ゲッコウガ、フルパワーでいくぞ!」

 

「コウガ!!」

 

このリザードンは世界最強クラスのリザードンだ。

だが、そのリザードンを上回るリザードン使いを1人知っている……アランのリザードンの方が強いんだ。

ゲッコウガをサトシゲッコウガに変化させればダンデは驚いた。

 

「メガリザードンYだけがオレの持ってる強いカードだと思ったか?オレの1番のとっておきはメガリザードンYじゃねえ、このゲッコウガだ」

 

「そうか……コレは失礼した……だったらこちらもとっておきを出そう!」

 

ダンデはそう言うとリザードンをボールに戻し、ダイマックスバンドが光りリザードンが入っているボールに移るとリザードンが入っているモンスターボールは両手で持ち上げるのがやっとな大きさに変化しダンデはモンスターボールを投げた

 

「キョダイマックス!!」

 

『ゲッコウガの不思議な姿に対し、ダンデ選手はキョダイマックスリザードンで対抗だ!』

 

「リザードン『ダイサンダー』だ!」

 

「グォオオオウ!!」

 

「ゲッコウガ、耐えろ!」

 

「コォオウ……コゥ!」

 

「っ………」

 

ダイマックスポケモンを相手にするのはコレが初だ。

キョダイマックスリザードンから放たれる『ダイサンダー』をゲッコウガは受けると一気に力が抜けていく。

世界最強クラスのリザードンは伊達じゃない…………だが、ダイマックスは制限時間がある。

 

「ゲッコウガ『みずしゅりけん』だ!」

 

「『キョダイゴクエン』」

 

『みずしゅりけん』で攻めるのだが『キョダイゴクエン』が封じてくる。

キョダイマックス状態のリザードンの炎の翼が飛んできてゲッコウガを焼いてくる。それと同時にフィールドに炎が撒かれる。『キョダイゴクエン』の追加ダメージがくらう。その熱さをサトシゲッコウガを経由して伝わってきて徐々に徐々に力が抜けていく。

 

ああ……そうか……負けるのか………負ける…………………クククッ………

 

「ハハハハ…………ハーッハッハハハ!!」

 

「どうした?まだ試合は終わってないぞ!!」

 

「最高だ…………最高の気分だぞ、ゲッコウガ!今、オレは勝ちたいと思った。生きたいと思った!」

 

敗北という死を感じてしまった。まだまだオレは負けられない、1番になるために!最強になる為に!

今まで熱くなる事は何度かあったがそれとは違う。勝利の味を喜んでいるんじゃない、敗北の味を苦しんでいるわけじゃない。

今、オレは生きている。勝ちたいと願った……それは敗北という死を感じたから。

 

「ゲッコウガ、やるぞ!」

 

「コウガ!!」

 

「巨大『みずしゅりけん』だ!!」

 

「『キョダイゴクエン』」

 

キョダイマックスなリザードンに当てても問題無いサイズの『みずしゅりけん』を作り出す。

キョダイマックスリザードンは、ダンデはそれに対抗してきて『キョダイゴクエン』を撃ってくる。

ぶつかり合う『キョダイゴクエン』と巨大な『みずしゅりけん』……爆発を巻き起こした。

 

「コウガ………」

 

「ゲッコウガ、戦闘」

 

「クククッ……まだ、終わりじゃねえよな………今、生きてるって事を感じたんだぜ?」

 

爆発の煙が晴れればサトシゲッコウガからもとの姿に戻るゲッコウガ

地面に倒れたので審判が判定を下そうとするのだがオレは笑う……やっと生きてるって感覚を感じた。このままじゃ死んでも死にきれねえ。ゲッコウガはオレと思いがリンクするのならば伝わっているだろう……オレの生きる勝つぞという思いを。

 

「コウガ!!」

 

ゲッコウガは立ち上がり、再びサトシゲッコウガになった。

キョダイマックスリザードンは本来の姿に戻った。

 

「リザードン…………『だいもんじ』だ!!」

 

「ゲッコウガ『ハイドロカノン』だ!!」

 

リザードンは『だいもんじ』を放ち自らの体に纏い突撃してくる。

今のゲッコウガが使える最大の技だとゲッコウガはかめはめ波を撃つ構えをとり『ハイドロカノン』を放った。

 

「グォオウ……」

 

「クククッ…………オレの勝………ち」

 

「リザードン、戦闘不能!ゲッコウガの勝ち!よって勝者、サトシ選手!!」

 

ダンデのリザードンに『ハイドロカノン』が命中し、ダンデのリザードンは倒れた。

ギルガルドに乗っている審判がダンデのリザードンのもとに行き判定を下せば……意識を失った。

 

「…………!」

 

「起きたか」

 

「……アランか」

 

意識を失ったが永遠の眠りにはつかなかった。

目を覚ませば医務室の様なところにいて真っ先に視界に入ったのはアランだった。

 

「応援に来てくれていたのか?」

 

「ああ、何処まで行けるのか気になってな……………なんか清々しい顔をしているな。どうしたんだ?」

 

「敗北するって感じたあの瞬間、勝ちたいって生きたいって願えたんだ…………コレが生を感じるって事なんだな」

 

「お前はジャンキーと言うかなんというか……………さて………………お前は負けたんだ」

 

「おい、待てよ。オレはちゃんと判定を聞いたぞ?」

 

生きてるって事を感じたおかげで壁を乗り越えることが出来た気もした。

アランはそれを聞けば呆れているが直ぐに真剣な表情に顔を切り替える。オレが負けたと教えてくれるがオレはちゃんと勝利宣言を聞いたぞ。

 

「確かにダンデさんには勝った……けど、お前3日も眠ってたんだ」

 

「なんだと?」

 

「……………なんとかダンデさんに勝つことが出来たみたいだがお前はぶっ倒れる寸前にまで追い詰められていた。コレが普通のバトルならゲッコウガは3回戦に駒を進めることが出来た。だが、お前が使っていたのはお前が深くリンクしているサトシゲッコウガだ。お前はサトシゲッコウガから感じる痛みで生を実感して勝利を求めたかもしれないがお前が死にかけなのには変わりはない……サトシゲッコウガは諸刃の剣でお前は2日間も眠っていた。その間もチャンピオンリーグは進行して今は3位決定戦だ」

 

「……………っち………………戦ってねえのに負けたのかよ」

 

サトシゲッコウガで敗北を感じたからはじめて勝ちたいという生を感じ取った。

試合は無事に勝利したって言うのにこれからが本番だって言うのにオレはぶっ倒れちまった。

 

「ゲッコウガはどうなんだ?」

 

「丸一日休めば治った」

 

「……っち……」

 

「俺がリザードナイトYを渡したのにダンデ戦でメガリザードンYにしなくて……ハッキリ言えばムカついてるからな」

 

「だったらメガリザードンXで倒してこい……最強のリザードン使いはお前だ」

 

まさかオレの方がサトシゲッコウガの負荷に耐えられないと思わなかった。

オレの勝ちだがオレは次の試合に出場することが出来ない、ベスト16,いや、ベスト32と言う後味の悪い成績を残してチャンピオンリーグを終えた。

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