闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜 作:アルピ交通事務局
キキョウシティにやって来た。キキョウシティと言えばマダツボミの塔等があるがオレには関係が無いことだ。
「これよりキキョウジムジム戦を行います!使用ポケモンは3体のシングルバトル!交代はチャレンジャーのみ可能です!」
最初のジムであるキキョウジムにやってきた。普段ならば低いところにあるジムだがキキョウジムはビルの上にある。
審判は使用ポケモン3体のシングルバトルと宣言し試合が行われる。
「いけ、クロバット!」
「バット!」
「クロバットか…………いけ、ジバコイル!」
「リリリ!」
キキョウジムのジムリーダーのハヤトが出したのはクロバットだった。
『ひこう』タイプを扱うジムだからなにが出てきてもおかしくはないのだと思っていたがクロバットか。
だが、それは中々に良い傾向……先ずはとジバコイルを出す。それを見ればピクリと反応をした。
「『どく』『ひこう』タイプのクロバット対策に『でんき』『はがね』のジバコイルか…………」
「ここは『ひこう』タイプのジム、当然その対策は出来ているさ…………そっちも出来てるんだろ?」
「ああ……クロバット『とんぼがえり』だ!」
「ジバコイル『エレキフィールド』だ!」
開幕早々の『とんぼがえり』
ジムリーダーは原則ポケモンをボールに戻してはいけないという決まりがあるが『バトンタッチ』や『とんぼがえり』の様な技でポケモンをボールに戻すタイプならばセーフ……『ねっぷう』を覚えているかと思ったがそうでもなかったか。
「いけ、ドードリオ!」
「ドォ!ドォ!ドォ!」
『エレキフィールド』を展開し『とんぼがえり』をくらったが大したダメージになっていない。
次に出てきたのはドードリオ……割と読みやすい相手だが厄介な相手であることには変わりはない。
「ジバコイル『10まんボルト』だ!」
「ドードリオ、『ドリルライナー』真ん中の頭が『10まんボルト』を防げ!」
先ずはと『10まんボルト』を決めに行くのだがドードリオは『ドリルライナー』を使ってきた。
嘴を回転させながら『10まんボルト』を受け止める、いや、受け流すのが正しい。ドードリオは二足歩行のポケモンで地面を立っているポケモンだ。『ドリルライナー』の嘴を経由して足の地面にまで電撃を流している。『でんき』タイプの対策は十二分に出来ている。
「ジバコイル、もう少し高くに浮け」
「ジバ」
浮いているジバコイルにもう少し浮けと言っておく。
ドードリオが『ドリルライナー』で『10まんボルト』を受け止めて地面に流している。地面に流しているが、それは足が地面についているから出来ることだ。足が地面についていないと『10まんボルト』は通じてしまう。だから狙うのは一瞬の隙、ドードリオが地面から離れている時だが……読まれているな。
「ドードリオ『トライアタック』だ!」
「ジバコイル『ロックオン』だ!」
下手に翔べばやられる。こちらに『10まんボルト』があるのが分かっているから。
だからと『トライアタック』を使ってくるが『トライアタック』は『ノーマル』タイプの技だ。余裕で耐えることが出来るのだと『ロックオン』でジバコイルはドードリオを捉える。
「ジバコイル『エレキネット』だ!」
「ジバ!」
「ドードリオ『ドリルライナー』3つの頭を使って貫け!!」
ドードリオを捉えても『でんじほう』を使っても止められるのは目に見えている。
だから『エレキネット』を使うことで覆い被さり動きを封じようとするのだがドードリオは高くジャンプして『ドリルライナー』で『エレキネット』を貫いた……が、これでいい。
「『10まんボルト』だ!」
「ジバァ!」
「ドォ!ドォ!ドォ!」
「ドードリオ……まだまだだ!『とびげり』だ!」
「『テレポート』だ」
「なっ!?」
『10まんボルト』を浴びたドードリオだったが耐え抜いた。
レベルが高いドードリオだが使える手が残っていないのか『とびげり』を指示した。
その瞬間を、その技を使ってくるのを待っていたのだと『テレポート』で真正面から消え去ってジバコイルはドードリオの背後を取り
「『10まんボルト』だ」
『10まんボルト』を浴びせた。今度は確実に当たった。『ドリルライナー』等で防ぐ事は出来ない。
ドードリオは墜落し地面にポトリと倒れた。立ち上がる気配は一切無いので審判が旗を揚げた。
「ドードリオ、戦闘不能!ジバコイルの勝ち!」
「戻れ……勝負を焦りすぎたな。『ドリルライナー』の欠点は見抜かれていたか」
「地面に体を突き刺すことで『でんき』技を回避する事が出来る……と言ってもある程度はダメージを受けるが。『ドリルライナー』は『でんき』タイプの電気ダメージを受け流す……さぁ、次を頼む」
「いけ、クロバット!」
「バット!」
再び出てきたのはクロバット……開幕『とんぼがえり』を使ってきた『ねっぷう』を覚えている可能性が低い……と思わせる。
知識を持っているから何かしらの手は無いだろうと相手に思わせる。言われてみればその手があったなと思わせるような作戦を取る。
おそらくだがこのクロバットは『ねっぷう』を覚えている。クロバットは『はがね』タイプのポケモン対策の技は『ねっぷう』しかないから。
「……『10まんボルト』だ!」
「低空飛行で『はがねのつばさ』だ!」
なにをしてくるか分からないが『ねっぷう』が決まり手になるのは確かだ。
早急に始末しようと『10まんボルト』を浴びせようとすると急降下し『はがねのつばさ』を使い鋼になっている翼を地面につけた。鋼になっている翼をアース代わりにして電撃を受け流す……空を飛ぶポケモンの基本的な『でんき』タイプの対策技だろう。
「クロバット『こうそくいどう』だ!」
「ジバコイル『ロックオン』だ」
『こうそくいどう』で撹乱してくるクロバット。
狙いを定めることは出来る、どんなに早かろうがこの技の前では無力だと『ロックオン』で狙いを定めようとするとジバコイルの真正面にクロバットが現れた。
「『さいみんじゅつ』だ!」
「………」
クロバットはジバコイルに『さいみんじゅつ』を仕掛けた。
攻撃の的を絞ったが『さいみんじゅつ』によってジバコイルは眠り状態にされた……『エレキフィールド』の効果が切れるのを狙っていたのか。
「『ねっぷう』だ!」
オレの読み通り『ねっぷう』をクロバットは覚えていた。
翼を仰いで熱い風をぶつければ浮いていたジバコイルは墜落していき起き上がる事は無かった。
「ジバコイル、戦闘不能!クロバットの勝ち!」
「戻れ……作戦ミスだ」
なにかしらの手で『ねっぷう』をぶつけてくることだけは読めていた。
それなのに『さいみんじゅつ』が一切頭の中に入っていなかった。オレもまだまだ未熟だなとジバコイルに謝り次のモンスターボールを取り出した。
「いけ、ラプラス!」
「クォーン!」
「ラプラスか……………」
2番手に出したのはラプラスだった。
ラプラスが出てきたのでどんな技が出てくるのかを予測するので直ぐに手を打つ。
「『ゆきげしき』だ!」
「クロバット『こうそくいどう』だ!」
『ゆきげしき』で『ゆき』状態にフィールドを切り替える。
『こうそくいどう』を使ってきたということは再び『さいみんじゅつ』を使ってくるのかとなるが『さいみんじゅつ』があるのだと分かっていれば怖くはない。こっちにはポケモンをボールに戻すという選択肢がある。
「『ふぶき』だ」
「『ねっぷう』で防げ!」
『ゆきげしき』を使い必中の『ふぶき』を使う。
『ねっぷう』で『ふぶき』にぶつけて暖めることで『ふぶき』を受け流す。
「『はがねのつばさ』だ!」
「『オーロラベール』だ!んでもって戻れ」
『ふぶき』が『ねっぷう』で防がれる以上はなんとも言えない。
『あまごい』からの『かみなり』の方が良かったが後悔していても仕方がねえ。『オーロラベール』を展開すればモンスターボールに戻して3体目のポケモンを出す
「いけ、カビゴン!」
「カンビ!」
「…………『はがねのつばさ』だ!」
「カビゴン、受けとめろ!」
3体目に出したのはカビゴンだ。
ここでハヤトがどう出てくるのかを悩んだが『はがねのつばさ』を選んだ。
物凄い速さでクロバットは突撃してくるのでカビゴンは自慢のお腹でボヨンと弾けば驚かれるがこの瞬間を狙っていた。
「『れいとうパンチ』だ」
「カァンビィ!」
自慢のお腹で弾けばカビゴンは『れいとうパンチ』をクロバットに叩き込んだ
「クロバット、戦闘不能!カビゴンの勝ち!」
「戻れ…………よく育てられているカビゴンだな。見せてやる!いけ、ピジョット!」
「ピジョットォ!!」
2体目のポケモンを撃墜し、残すところは1体になったハヤト。
オレのカビゴンがよく育てられていることを褒めてくれるのだがゲットして間もないんだ。
ハヤトが出したのはピジョットだった。ジムリーダーのピジョットだけにレベルが高いのだと感じれる。
「ピジョット『たつまき』だ」
「カビゴン『はらだいこ』だ!」
ピジョットから出てきたのは『たつまき』だった。
重量級の中でも特に重いカビゴン、並大抵の竜巻では浮かすことすらできない。カビゴンは余裕があるのだと『はらだいこ』を使って攻撃力を最大にまで上げる。
「ピジョット『オウムがえし』だ!」
「ピジョ!ジョ!ジョ!」
「クククッ……いいのかい?あんた、今自分で破滅の道を選んでるぜ?」
『はらだいこ』を『オウムがえし』でコピーした。ピジョットの物理攻撃力は最大値にまで高められる。それと同時に体力が半分になる。そいつは『はらだいこ』は慎重になって使わなくちゃいけない技。
「ピジョットにはこの技がある!『でんこうせっか』だ」
「カビゴン、受けとめろ!!」
「カンビ!!」
「遅い!」
「ジョット!」
「早いな…………だが、終わりだ」
ピジョットは『でんこうせっか』で攻撃してきたがそれは読めている。
『でんこうせっか』を顔でなくお腹に狙いに来た。カビゴンのウィークポイントはお腹でなく顔に向かって特殊攻撃だ。
カビゴンは『でんこうせっか』で突撃してくるピジョットを受け止めた。いや、受け切った。突撃してくるピジョットの翼を掴んでおりピジョットはジタバタしておりカビゴンは拳に冷気を纏わせた。
「『れいとうパンチ』だ」
「カンビィ!」
「ピジョッ……ットォ……」
「ここまでか…………」
「ピジョット、戦闘不能!カビゴンの勝ち!よって勝者、チャレンジャーマサラタウンのサトシ!」
「よし……………」
キキョウジムを無事に制覇した。思っていた以上に苦戦をしたが伊達にジムリーダーをやっていないか。
カビゴンによくやったと言いカビゴン専用のポロックを与えるとカビゴンは嬉しそうに食べて笑みを浮かびあげる。
「負けたよ……見事なまでのポケモンだった」
「ありがとうございます……………ところで聞きたいことがあるんですが」
「なんだ?」
「エアームドはどの辺に生息しているか場所を知らないですか?」
オレのジョウト地方のポケモンで欲しいと思えるポケモン、それはエアームドだ。
『はがね』タイプのポケモンはジバコイルがいるがエアームドとジバコイルでは役割が大きく異なる。
何処かでエアームドをゲットしたいのだがこの世界はゲームと違って此処に行けばポケモンを手に入れる事が出来るという場所がない。
オーキド博士やアラン辺りならばどの辺に生息しているのかを知っているだろうが、こういうのはジムリーダーに聞いた方が早い。
「エアームドを探しているのか。だったらついてきなよ」
エアームドの生息地を知っているのか案内をしてくれる。
キキョウシティを気球で飛び出して少ししたところにある荒野に向かった。
「この近隣にエアームドが……言っていたら来たぞ!」
「いけ、リザードン!」
「グォオオウ!!」
「『かえんほうしゃ』だ!」
この近隣にエアームドが生息しているのだと教えてくれると早速エアームドが現れた。
1体だけじゃない、群れでエアームドは現れたのでリザードンに『かえんほうしゃ』を浴びせれば撃墜していく……
「こいつらじゃない」
「エアームドを探していたんじゃないのか?」
「オレの探しているエアームドは『がんじょう』のエアームドだ。リザードンの『かえんほうしゃ』で一撃で倒されたから『くだけるよろい』か『するどいめ』、『くだけるよろい』はまだしも『するどいめ』の個体は不要だ」
オレは本気で勝ちに来ているんだ。
エアームドの群れに『かえんほうしゃ』を浴びせるのだが即座に倒される。オレが求めているのは『がんじょう』なエアームドだ。
何処にいるのだと意識を集中させる……ん?
「ェァウ!!」
エアームドの群れからはぐれているエアームドを発見した……が普通のエアームドじゃない。
「アレもエアームド?……………図鑑と色が違うわ!」
「……コイツは面白いな……リザードン『かえんほうしゃ』だ!」
「グォオオウ!!」
セレナがポケモン図鑑を開いてエアームドのデータを確認する。
エアームドの画像と異なるものでフォルムチェンジするのかと確認するがフォルムチェンジもしない。
アレはレアなエアームドだと『かえんほうしゃ』を浴びせると耐え切った。コイツこそが目当てのポケモンだとモンスターボールを投げ……色違いのエアームドをゲットした。
0227 エアームド♀ よろいどりポケモン 『はがね』『ひこう』タイプ 特性『がんじょう』
『てっぺき』『メタルクロー』『こうそくいどう』『はがねのつばさ』『ドリルライナー』『ドリルくちばし』
「まさか色違いのエアームドに出くわすだなんて……サトシくんはとてつもない幸運の持ち主だな」
「いえ、ただの悪運ですよ……セレナはどうする?エアームドを捕まえるか?」
「う〜ん……ゲットしないわ」
「そうか……っと、北風だ」
エアームドを無事に捕まえることが出来たので帰ろうと気球に乗った。
キキョウシティにこれで帰るのだと思っていると北風が吹いたので大丈夫かと思い下を見れば……スイクンが居た。もしかしてと思いにじいろのはねを確認すれば輝いていた……が、直ぐに輝きは消えてスイクンも消え去った。