闘携帯獣伝説 サトシ〜何故か憑依していた闇に舞い降りてない天才〜   作:アルピ交通事務局

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セレナ、コンテストデビュー

 

「あそこがカナズミシティね……」

 

ハルカが自信を得て次のステップに進もうとしていると間もなく、後1個森を越えればカナズミシティに辿り着くところまで来た。

カナズミシティが見えているのでやる気を見せるハルカ……まだまだ闘志を燃やすのには早いんじゃないのかと思っているとカナズミシティに向かおうとするのでセレナが待ったをかける。

 

「このカナズミホールでポケモンコンテストが行われるわ!」

 

「……前から気になってたけどそのポケモンコンテストってなんなの?」

 

「ポケモンの魅力を引き出す大会の事だ……まぁ、口では幾らでも言えるから取り敢えず見ていけばいい」

 

憧れのポケモンコンテストに参加が出来るのだとセレナがやる気を出す。

時々ポケモンコンテストと言葉を零しているのでポケモンコンテストがなんなのか知らないハルカは聞いてくるのでザックリと語る。

口では幾らでも説明することが出来るが実際に見てみないと分からない事とかも普通にある。セレナは嬉しそうにポケモンコンテスト・カナズミ大会への参加申込をする。

 

「で……色々と悩んでだが大丈夫なのか?」

 

「……ええ!私の中で吹り切れたわ……ポケモンを魅せる方法は色々とあるってサトシから教えてもらった。だから、それを生かしてみせるわ!」

 

ギャラドス達をどういう風に扱えばいいのかをセレナは悩んでいた。

だが振り切る事が出来たみたいで自信に満ちているセレナは着替えに行った……ドリドリで着ている服だな……流石にバニーガールは無いか。アレを買うのは流石に待てよとしか言えない。

 

『さぁ、ポケモンコンテスト・カナズミ大会!今日も今日とてポケモンの魅力を引き出す為に日夜パフォーマンスを磨いているコーディネーター達がしのぎを削る!ポケモンを如何に美しく輝かせることは出来るのは誰だ!!』

 

「わぁ〜スゴい盛り上がりかも!」

 

「まだまだだ……ちゃんと見ておけよ」

 

 ポケモンコンテスト・カナズミ大会が開幕される。

 実況の人がジョーイさん、ポケモンだいすきクラブ会長、コンテストの審査員長の3名を紹介する

 この3人が持ち点10点で評価をする……が、誰に対して何点なのかを発表することはしないみたいだ。

 

『トップバッターはメグミさん!さぁ、なにが飛び出すのか!』

 

「いけ、アゲハント!」

 

「ハァア!」

 

「アゲハント『フラッシュ』よ!」

 

『おおっと、アゲハント先ずは開幕の『フラッシュ』だ!翅を燦然と輝かせ見るものの心を奪っていく!!』

 

「次はコレよ!」

 

最初のコーディネーターが出したのはアゲハントだった。

パフォーマンス開始と同時に『フラッシュ』を使って視線を注目させた。第一印象はバッチリだなと思っているとクレー射撃でお馴染みの的が出てくる。なにをするのかと思えば『いとをはく』で糸を吐かせて鞭の様に撓らせてはクレーを粉々に砕いた。

アゲハントの特徴が出ているのかコレはと思いながらも次に続行、アゲハントは『めざめるパワー』を放出して燦然と輝かせる。

 

「スゴい!スゴい!スゴいかもぉ!!」

 

「お前、それしかねえのか?」

 

「だってそれ以上の言葉が見つからないんだもの!ポケモンてバトルするだけじゃなくてあんな風に魅せる事も出来るだなんて知らなかったかも!」

 

アゲハントのパフォーマンスを見てハルカは目を輝かせていた。

今までイメージしてきたものとは大分異なる世界を見れて物凄く嬉しそうにしているだけでなく目を輝かせている。

アレは自分もやってみたいなという思いから来ているものなんだろうが、もうちょっと語彙力が必要だろうと思いつつも見守り……セレナの番は7番目だった

 

「ふぅ…………コレがサトシが何時も見ている景色ね……」

 

「クククッ……さて、どう出るか?」

 

セレナは自分の出番が来たのだと気持ちをバクバクとさせている。

それと同時にオレが何時も見ている景色はこんな感じだったのかと気持ちを落ち着かせてセレナはモンスターボールを構える。

 

「テールナー、オンザライブよ!」

 

「テール!」

 

セレナがパフォーマンスの一次審査で出すと決めていたのはテールナーだった。

一番付き合いの長い最初のポケモン、パフォーマンスもこの日の為にととことん頑張ってきた。

ホウエンじゃテールナーはあまり見かけないポケモンだからとどんなパフォーマンスを魅せてくれるのかと期待の眼差しが向けられている。

 

「テールナー『おにび』よ」

 

テールナーは木の枝を構え『おにび』を使う。

コレじゃあただの『おにび』だと思っていると木の枝の上に『おにび』を更に乗せてアイスクリームみたいにしている。

テールナーは片手でバランスを支えて『おにび』を持ってますよアピールをしたら……テールナーは2本目の木の枝を取り出した。

2本目の木の枝は聞いてないぞと思っていると2本目の木の枝にも『おにび』をくっつけて、2本の木の枝をセレナに渡せばセレナは縄跳びの様に木の枝を回し始めて『おにび』でテールナーと一緒にダブルダッチを始める。

高速で炎の縄跳びを回してテールナーと一緒に飛んでは立っている位置を交代するダブルダッチを見せつけて最後はテールナーと分かれて『おにび』の縄でX印を作りパフォーマンスを終えると大好評で拍手が巻き起こる。

 

「セレナ、あんな事が出来たのね!!スゴいかもぉ!」

 

セレナのパフォーマンスはスゴいとハルカは拍手を送り続ける。

正確なポイントが分からないから一次審査を無事に通過する事が出来ているのかと疑問を抱きながらも他の審査が続いていく。

全ての審査をやり終えたので二次審査に駒を進める事が出来たのはこいつらだと発表され、その中にはセレナも居た。無事に二次審査に進むことが出来たのかと思いながらも二次審査が行われ……セレナはコンテストデビューと同時にリボンをゲットするという快挙を成し遂げた。

 

「サトシ、やったわ!」

 

「ああ、よくやったな……今までの練習の成果をよく発揮する事が出来てたぜ」

 

コンテストリボンを高らかと掲げてくるセレナ。

無事に勝つことが出来てなによりだと思いながらも褒めておく。セレナは初のリボンでやったやったと内心ウキウキ状態を隠すことが出来ずにスキップをしているのだがそれだけ嬉しいって証だろう。青いがまぁ、いい。

 

「ポケモンコンテスト……素敵かも!」

 

それよりもハルカがとても目を輝かせている。ポケモンコンテストに対して心が打たれた……ビビッと来たんだろう。

ポケモンはバトルさせるだけでなくあんな風に魅せる事が出来るのかという衝撃に胸を撃たれている……………………だが、直ぐに落ち込む。

 

「なに落ち込んでんだよ?」

 

「パパやマサトに絶対にホウエンリーグに出場するって約束したから……今更ポケモンコーディネーターになりたいなんて言えないわ」

 

「…………じゃあ、どっちもやればいいじゃないの?」

 

「え?」

 

「だから、ポケモンコーディネーターとポケモントレーナーの両方をやればいいのよ……バッジを集めながらリボンをゲットすることは不可能じゃ無い筈よ」

 

「で、でも私に出来るかしら……バッジを1個もゲットしてないしコンテストだってついさっき知ったばかりだし」

 

「クククッ…………出来るか出来ないかじゃねえよ。やるかやらないかだよ」

 

先にポケモンコンテストに出会っていればポケモンコーディネーターの道に歩んでいたとハルカは落ち込む。

親や弟に言った以上は約束を破るわけにはいかないと思っているのでセレナが両方をやればいいとアドバイスを送ってくれる。

しかしハルカはポケモンコンテストについてついさっき知ったばかりだったのでコーディネーターとしての知識も浅い。そんな自分が2つを同時に決めれるのかという不安を抱いているので出来るか出来ないかじゃなくてやるかやらないかだと言っておく。

 

「……ポケモンコンテストの頂点に立っているコンテストマスターのミクリさんはコンテストマスターであると同時にホウエンリーグのチャンピオンでもあるわ……だから二刀流は不可能じゃないわ」

 

「………………こうなったら行けるところまで行ってみるかも!コーディネーターとポケモンバトルの両立をしてみせるわ!」

 

「クククッ……頑張れよ」

 

その道は果てしなく困難だろうが、コーディネーターもやってみせるとハルカは決意する。

どういう風に魅せればいいのかについてのアドバイスはオレには出来ねえ……多分、遊びでコンテストをやってもそこそこな結果しか出せねえだろう。ポケモンコンテストにも出るのだと燃える……………

 

「一応だけどよ、確認はしておけよ」

 

「……確認?」

 

「オレのキモリに技の好き嫌いがあったようにポケモンコンテストが好きな奴も居ればそうでない奴も居る……お前は今からポケモンコンテストとポケモンバトルの両立をする。どっちもやってくれるってポケモン側が承諾してくれねえと足を引っ張る可能性があるぞ」

 

「そっか……皆、出てきて!」

 

「チャモ!」

 

「ヨマ」

 

「ルル」

 

「キノ」

 

「セレナ、さっきのパフォーマンスを見せてくれないかしら?アチャモ達にポケモンコンテストがどんなのかを見てもらいたいの」

 

「分かったわ。テールナー、オンザライブ!」

 

4体のポケモンを出せば何事なのかと疑問を抱くアチャモ達。

さっきのパフォーマンスを見せてくれないかしらとハルカはセレナに頼み込みテールナーを出して『おにび』のダブルダッチの縄跳びを魅せてくれた。それを見たアチャモ達は目を輝かせている。

 

「私、ポケモンバトルだけじゃなくてポケモンコンテストにも出場したいの……皆、力を貸してくれる?」

 

「チャモ!」

 

勿論だとアチャモが頷いた。

他のポケモン達も一切反論してこないのでポケモンバトルとポケモンコンテストの二刀流をすることが決まった。

ハルカの道だからなにも文句は言わない……ただ、セレナと合わせて10個のリボンを集めないといけないから色々と過酷なルートを通らなきゃいけねえ感じか……2人居るって言うのは地味にハードなことだがオレはジム戦にさえ勝利してればそれで問題は無い。

 

「サトシ、アゲハントって何処に行けばゲットする事が出来るの?」

 

「アゲハントが欲しいのか?」

 

「うん……最初のパフォーマンスを見てもうメロメロかも!私もアゲハントをゲットしてポケモンコンテストに出たいわ!」

 

「……取り敢えず、ポケモン図鑑を開け……アゲハントの進化前のケムッソは此処とカナズミシティを繋ぐ森に生息している」

 

「よぉし、じゃあケムッソをゲットしにいくわよ!!」

 

アゲハントにメロメロなハルカはアゲハントが欲しいと言い出す。

オレに聞くんじゃなくてポケモン図鑑を開いて確認しろよと言いながらも次に向かわなければならない森に生息している事を言う。

ハルカはやる気満々でカナズミシティに続く森に向かっていった…………………………

 

「サトシ、どうしたの?」

 

「……アゲハントってスゴい進化が難しいポケモンだ……それに気付いているのかないのか」

 

「えっと…………見た感じ特別な進化じゃなくてレベルでカントーで言うバタフリーと一緒なんじゃないかしら?」

 

アゲハントは物凄く進化が難しいと言えばセレナはポケモン図鑑を開く。

どうすればケムッソがアゲハントになるのかを調べればアゲハントはレベルで進化することが分かった。

カントーで言うところのバタフリーと一緒な感じだとセレナは考えているんだが……問題はそこなんだ。

 

「ケムッソはアゲハントに進化をするポケモンだがアゲハントになる前に1つの工程、カラサリスと言うポケモンになる」

 

「ええ……カントーで言うところのトランセルでしょ?」

 

「問題はそこだ……ケムッソはランダムでマユルドというポケモンにもなる。マユルドが進化すればドクケイルと言うポケモンになる……ケムッソがマユルドかカラサリスのどっちかに進化するか、昔は♂のケムッソがマユルドに♀のケムッソがカラサリスだったが近年両方ともに♂と♀が居るのが分かった…………ハルカはアゲハントになる個体を引き当てるか……」

 

実に面白いギャンブルだ。ハルカは無事に♀のケムッソを見つけてゲットした。

ケムッソはポケモンバトルもコンテストも出てくれると言ってくれて意外と大食いだった。

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