TSネコ少女おじさんは百合の間に挟まらない(叶わぬ願い) 作:TSの聖地(性地)ハーメルン巡礼者N
『お
「んなっ!? ど、奴隷って……ふざけんじゃねーぞオイ! そこの2人は俺が先に目をつけていたんだ! つーか、そもそもお前は女じゃねーかよオイ!」
『はい? クロコが女性であることで
「つ、つつつ都合が良いって……な、なるほど。お客人は
ん? レオーネ嬢どったよ。なんか顔赤いし、息が荒いんだけど。
「ハッ、そうかよ。だからあのタイミングでブチギレていたわけだ。自分の獲物に手を出すな、ってか? まあ、それはいい。だがな、お前にこいつらをどうこうする権利なんて無いんだぜオイ」
『それを言うニャらお
「――あんたはだーっとれぃ――にャ」
「……チッ」
ふむ、これで外野は黙ったようだな。後は待遇面の話を2人にして俺たちの方を選んでもらうだけだ。
「あ、ま、待ってクロコちゃん! 私がなんでもするから……お願いだからラーナちゃんは見逃してあげてっ……!」
「……クーねぇ」
「――ん? 今にャんでもするっt『そぉいっ!』『言わせねーよニャッ!』――ゴフッ」
つい反射で百合とは対局に位置するネタを口走ろうとしてしまった俺の両頬にダブル猫パンチが突き刺さる。いたい。主に右頬がいたい。天使ちゃんパンチは確定 “つうこん” なんてテキストに書くんじゃなかったぜ……。
とと、そんなことよりだ。クーニュさんもそうだけど、ラーナたんが全然反抗してこないな。ちょっち意外。
当初のプランだと命を救った対価として “ご奉仕” を要求する予定だったんだけどな。……これはアレか? 言われなくても弁えてますよ、ってことか。おうおう、殊勝な心がけ感心感心でおじゃる。
それとクーニュさんや。君の提案は却下だ。
君とラーナたんではご奉仕の役割が違うし、なにより────俺がより欲しいのはラーナたんなのだから。
「っ!? こ、こんの変態色ボケ猫がぁ……!」
ん~? さすがに声ちっちゃすぎて俺のネコミミでも聞こえないんですが? なんかプルプル震えてるし、耳まで真っ赤だし……やっぱ怒ってるよねぇ。
「ふんっ、アナタもクソ野郎どもと一緒の目でアタシたちを見てたってわけね。……ハァ、もういいわ。どのみち生活が限界だったし、助けてもらった恩もある。それに、好きでもない男のモノになるよりかは圧倒的にマシだもの」
あー、その……まさに好きでもない男に仕えることになるんだよなぁ。なんかゴメンね。
「で? ハーフエルフであるアタシを買うって言うのだからそれなりの対価は用意できるのよねぇ? 自分で言うのもなんかアレだけど、安い女だと思うんじゃないわよ」
無一文ですが何か?(開き直り)
とまあ、そんな事実を言えるわけもなく。うむむ、やっぱり救命の恩だけじゃ足りなかったか。まあ、ラーナたんの価値を考えれば当然っちゃ当然だが。
そう納得した俺は現状での全財産をテーブルにぶちまけていく。具体的には大量の裁縫道具(主に布と糸)、パーカーのフードに突っ込んでた森で手に入れた食料、それから……ゴ、ゴブリン、とか? いや、ゴブリンとかなんの価値もねーわ。
やべぇ、ショボすぎワロタwww え、マジ? こんなので2人の人間を奴隷に堕とすとかほざいてたの? これだから社会生活不適応者は……。
「ふぅん。食料は素直に助かるし、ゴブリン闘士もまあ
そりゃ針子だもんね。見慣れた物を渡されても困るよねぇアハハ(絶望)
「う~ん、いくら上質で全てに魔力が宿っていてもなぁ「えっ」……ん? どしたのレオーネちゃん?」
ぽかんとした表情で「えっ? えっ??」と俺とラーナたんの間を視線が行ったり来たりするレオーネ嬢。どうした、かわいいが過ぎるゾ♡
そして、なんとなく気まずそうな顔でラーナたんにスススっと近づいていく。
「ラ、ラーナさん。くすぐったいかもですが、少しお耳を拝借――」
「あ、うん―― ん、ふぅ……あっ! ……ん、だいじょぶ────うん。──────え、マジで?」
あら^~、これはこれは、ぐひょウェヒげへへへ♡
突如始まった親友同士(願望)での内緒話。広がる微百合空間……あ、でも片方に百合パートナーがいるから違うのか? いや、あれは微百合だ。私がそう判断した(ダブスタクソ親父並感)
「……わかった、お手上げ。もうアナタの好きにすればいいわ。ただ、あの……こ、この騒動が落ちついてからにしてよねっ!」
あれ、なんかてぇてぇしてたら都合が良い方向に話が進んでたわ。なんか知らんがラッキー。
まあ、それはいい。だが、最後の要求はダメに決まってるじゃん。それじゃあ遅すぎるんよ。
「遅いって……ちょ、な、なに
そりゃ君、“今” だよ、今。なう~。
ラーィナ-……ヤるんだな!? 今……! ここで!
ああ!! 勝負は今!! ここでキメる!!
「いま……ここでぇっ!? は、はああああああ!?!? へ、へへへ変態変態変態変態変態へんたいーーっっ!!!! ふざ、ふざケロっ、~~~~っ!! もうやだたすけてクーねぇぇぇ……」
「…………」(スチャッ)
待って、なんで突然変態呼ばわりされてんのさ? 待って、クーニュさんはその手に持ってる杖をどうするつもりなの?? なにその相討ち覚悟みたいな悲壮な表情は!?
別に俺が変態なのは否定せんが、なんで今バレたぁ!? むしろ、普段より真面目な話してたじゃん。これからの襲撃を乗り越えるために必要な話なのにーー!?
「ん~? えっと、それはどういうことかしら~?」
どうもこうもあるかい! 最初っからずっとこう言っとるやないか!
――ラーナたんを俺専属の “針子” として雇う、ってなぁ!!
「……………………はい????」
『ウニャアア? 勘違いしてたって……全員がニャ!? えぇ……ざこざこすぎて煽る気にもニャらねーニャン。読解力が足り
「きっちり煽ってるじゃないのよ。だ、だって、奴隷だとか奉仕だとか言うから……」
『? わたくしの(中近世)知識だと針子は底辺職だったようにゃ気がするのでございますが? そこからさらに待遇が悪化するゆえにわかりやすい言葉を使用しただけで……と申しますか、いったいどんにゃ勘違いをされていたのでございますにゃん?』
「やめてきかないでもうわすれて……! あ゙ああぁぁぁ……」
そう断末魔を上げると、ゴツンッと音を立ててテーブルに沈んでいくラーナたん。ちょっと心配になるくらい顔が真っ赤っ赤だったけど大丈夫なんですかねぇ?
他の面々も居心地悪そうに視線を
「ったくアホくせぇ、とんだ茶番じゃねーかよオイ。やっぱお前じゃハーフエルフの価値を活かせねーって。針仕事が得意な女なら俺が紹介してやるから、ラーナは俺に任せて――」
『お
「さっきから俺に対してだけ当たりキツくねーかメスガキがよオイィ!?」
うるせぇ、百合を引き裂こうとしたんだ。生かされてるだけでもありがたく思いやがれっての。
つーかさ、ハーフエルフであるラーナたん――つまり、
それにしても、ラーナたんがハーフエルフだったとはねぇ。そら15歳という若さであの神業にまでたどり着けるわけだわ。あ、年齢は村までの道中で聞いてたゾ。
“ナス食え!” でもそうだけどさ。たいていのRPGでは人間と、特にエルフって種族には “器用さ” にボーナスが付くことが多いんだよね。あと魔力も。
で、その2種族のミックスであるのがハーフエルフなわけで。なぜか “ナス食え!” にハーフ系は実装されてなかったけど、ハーフエルフが器用さ極振り種族なのは疑う余地も無いよな。
……ただ、その反面として。恐らくハーフエルフは虚弱体質なんだと思うんよ。ざこ兄貴もそう言ってたしな。
日本だったら即座に保護対象。そんな彼女を1日30分~1時間もの間を仕事で拘束、俺の能力のために強制ご奉仕させるんだ。まさに奴隷と言える扱いだろう。『鬼! 悪魔!! ちひろ!!!!』と罵られても文句を言えん鬼畜の所業だ。
実際、この労働条件を提示した際に全員が「…………え?」って信じられないモノを見たような反応だったからな。ごめんよ、ごめんよ……。
俺だって百合カップルを一時的とはいえ引き裂くようなマネはしたくない。今だって苦しくて喉を掻きむしりたくなるくらいだ。ウッディ!
だが、俺は逃げるわけにはいかない。なぜなら、これは百合厨の男に課せられた使命の1つでもあるからだ。
男が百合に対して行っても許される行為は3つのみ。そっと陰から見守ること。最低限の手助けをすること。そして、もう1つが――決して百合の間に挟まらず、されど越えるべきハードルとなることだ。
絆を深めるのに適度な試練は効果的なんよ、やっぱり。見守る側としても、やきもきさせられる分乗り越えた先にあるカタルシスはたまらないものがある。だから、古来より多くの創作恋愛もので使われる手法なわけで。
だが、ここは現実。ハードルが低い分にはまだ良いが、高すぎると取り返しのつかない事態となりかねないのだよ。
例えば2人が試練を乗り越えられず離別になんてなったら最悪だし、そのうえさらに男なんかとくっつきようもんなら最悪を上回る悍ましきナニカだ。そんなことになったら俺はしめやかに爆発四散するだろう。サヨナラ!
その点、乗り越えられるべきハードルの役割をこなすのが百合厨なら安心だ。なんせ、くっつく可能性が絶無なうえにハードルの高さ調節にも細心の注意を払うからな。
だから、俺はあえて憎まれ役となろう。
ラーナたんとクーニュさん双方に適度な試練を与え、絆を深めた先で悪として見事2人に討たれようじゃないか! そうなれば本望、わが生涯に一片の悔いなし!!
「でも、本当にいいのね? アタシ……なんかで。言っておくけど後でゴネられてもアタシは裁縫以外はしないし、契約の解除とかもさせないんだからね」
『もちろんでございますにゃ。たとえ
「っ!」
『おミャーこそ覚悟しておけニャ。せいぜいこき使ってやるからニャ~、キッシッシ♡』
「~~~~っ、上等よ! 今に見てなさい。やってやるわよ!」
はい、顔真っ赤で “殺ってやる” 宣言いただきました~。まあ、好感度なんてゼロどころかマイナスぶっちぎってるだろうから仕方ないね。俺の屍を越えてゆけ(名作)
さて、
「どうしたもなにも、クーニュさんの件ですよ。貴女は彼女をどうするおつもりなのですか?」
「もう~、レオーネちゃんダメよ~。今は私なんかのことよりも襲撃の解決策を聞いたほうがいいんじゃないかしら~」
「…… “なんか” とはなんですか。似た者姉妹なんですから、まったくっ」
ん、なんだ? 今、尻尾がちょっとムズついたような……?
ま、いいか。ええと、クーニュさんの件とゴブリンの件だったか。大丈夫、ラーナたんのお仕事と併せて全てが繋がってるからな。説明は1回で済むよ。
「繋がってる……? よ、よめません。クーニュさんが貴女の奴隷となることと何の関係があるというのですかっ!」
ふひっ、ふひひ♪ じゃあ説明してあげるよぅ♡
まずはクーニュさんのご奉仕内容からだねぇ♡ 俺が彼女に望むこと――それは!
そのけしからんわがままボディと!
その両手では収まりきらない2つの褐色ダブルインパクトで!
俺様のために魅惑のポールダンス(意味深)を踊ることだ!!