歓楽街の帝王の再転生   作:色々残念

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此方の話を先に思いついたので更新しておきます
自作のダンまち二次作品「転生した俺が歓楽街の帝王と呼ばれるようになるまで」の主人公が異世界に再転生した話になりますのでよろしくお願いします
現在の主人公の魔法やスキルについては後書きに書きますが、興味がある人は見てみてください


ダイの大冒険編その1 竜の騎士の息子

寿命がある生物であるなら、いずれ来る終わりが俺にも訪れて、子孫達と最愛の女神に見守られて息を引き取った俺は、再び生まれ変わった。

 

死後に発動するスキル【輪廻転生】により、記憶と能力を持ったまま転生することができた今生の俺は、バランという男性とソアラという女性の間に産まれた第1子のようだ。

 

2人にソルと名付けられた俺が3歳となった頃に、第2子であるディーノが産まれたが、今生の父であるバランはディーノを寝かしつけるのが下手だったな。

 

ちなみにこの世界は、以前転生した世界とは違うようで、ダンジョンから魔物が生まれている訳ではないらしい。

 

どう見ても見覚えのあるスライムや聞き覚えのある呪文が存在しているこの世界は、何らかのドラクエの世界である可能性が高いような気がする。

 

そんなことを考えていると、家族4人で住んでいた森の奥深くに人間の軍勢が現れた。

 

どうやら今生の母親であるソアラはアルキードという国の王女であったようで、国王が娘を取り返しに来たらしい。

 

意を決した顔をした父はアルキードの国王に降伏したようだが、このままだと父は処刑されることになるだろう。

 

赤子のディーノとは別々に異国の地に船で送られることになりそうだった俺は、船内で身体を縛る縄を引きちぎり、父から教わったトベルーラという空を飛ぶ魔法で船から脱出。

 

まずは居場所が分かっている父を最初に助けるべきだ。

 

公開処刑されるという父を助ける為にアルキードにまでトベルーラで向かうと、公開処刑が行われる寸前だった。

 

縄で縛られた父に向けて火炎の魔法であるメラミが放たれた瞬間に飛び出した母が、父を庇う。

 

無抵抗で殺されるつもりでいた父を庇った母が魔法で背を焼かれて瀕死の状態となっている姿を見た俺は、トベルーラで近付きながら迷わず魔法の詠唱を開始。

 

「【全てを癒す聖なる力を此処に】【病めるものに光よ注げ】【蝕むものをその輝きで退けよ】」

 

最高速で父に抱えられた瀕死の母の側に近付いて、続けていく魔法の詠唱。

 

「【放つ光は癒しの調べ】【満ちる月は何よりも輝く】【残らぬ傷】【癒える病】【消え失せる毒】【解かれる呪詛】【光と共に聖なる癒しを与えよう】」

 

高速で行う詠唱を終わらせて最後に唱えるのは魔法名。

 

「【セイクリッド・ハイネスセラピア】」

 

スキル【極大治療】で治療効果を極大にまで高めた全治魔法は、メラミで瀕死だった母を完全に治したようで、今の状態なら母が死ぬことはない。

 

「俺の魔法で治療したから母さんは大丈夫だぞ父さん」

 

「ソル、ありがとう」

 

魔法によって治療されて背の火傷が完全に消え去った母を見て、涙を流しながら俺に感謝をする父は、母が生きていることを喜んでいた。

 

「愚か者め、魔物を庇うとは、恥をさらしおって」

 

父を庇った母に対してアルキードの国王が言い放ったその一言が、父の逆鱗に触れたようで「恥さらしだと、何様のつもりだあぁ!」と激怒した父により、公開処刑が行われていたアルキードの一帯が消し飛んだ。

 

竜と人が混ざったかのような姿に変わった父が構えた両手から放たれた技により一撃で消滅したアルキードの国王と公開処刑が行われた周辺一帯。

 

後で父に聞いた話によると、あの技は「ドルオーラ」という技だったようだが、竜の騎士である父でも竜魔人という状態になっていないと使えない技であるようだ。

 

本気で「ドルオーラ」を放てばアルキードという国を丸ごと消滅させて滅ぼすことも可能だったようだが、母が生きていたことである程度は父の理性が働いたらしい。

 

アルキードから逃亡した先で意識がまだ戻っていない母を抱えた父に俺は「アルキードの国王が生きている限り狙われ続けたのは間違いないし、母さんを恥さらしと言ったアルキードの国王と父さんを助けようともしなかった人達が死んでも俺は何とも思わないから気にしなくていいよ父さん」と言っておく。

 

しばらくして目覚めた母と父は俺から離れたところで話し合っていたみたいだが、何よりも今はディーノを探そうと決めた両親。

 

その後、父と母に俺はディーノを探す為に世界中を旅して探し回ったが、弟であるディーノを見つけることは出来なかった。

 

それでも旅をしていて良かったことは、新しい家族と言える存在が増えたことだろう。

 

ディーノを探して世界中を探し回る旅の最中に半魔族の少年であるラーハルトと出会い、迫害されていたラーハルトを放っておけなかった父と母に俺はラーハルトも一緒に連れて旅をすることになる。

 

この世界には魔族である魔王ハドラーによる被害があった為、半魔族だとしても魔族としての特徴があるラーハルトを拒絶する人々は多い。

 

しかし人間である母はラーハルトを受け入れて、家族のように扱っていた。

 

まるで優しい太陽のような母を、ラーハルトも母親のように思っているようだ。

 

旅の最中に町を見つけても「世話になっているあなた達に迷惑をかけるようなことはしたくない」と言って町に入らずに外で待つことが多かったラーハルト。

 

そんなラーハルトを町の外で待たせることがないように、どうにかする方法がないかと悩んでいた俺の両親。

 

という訳でラーハルト本人に許可を取ってから俺の「肉体変化」のスキルを用いて、ラーハルトの尖った耳と青い肌を人間と同じ状態に変化させておく。

 

外見が人間と同じようになったラーハルトに驚いていた俺の両親に「他にもできることは沢山ある」と様々な俺の魔法にスキルや技能を少し両親に明かしてみた。

 

俺が普通の子どもではないことを伝えても拒絶することがなかった両親とラーハルト。

 

父は「ソル、お前のおかげで母さんは助かったんだ。生まれてきてくれてありがとう」と感謝してきて、母は「ソル、貴方がどんな子でも、私の子であることは変わらないわ」と笑っていた。

 

ラーハルトは「バラン様とソアラ様の子である貴方は、俺にとっても大切な存在です」と言ってくる。

 

どうやら今生でも家族には恵まれたらしい。

 

弟のディーノを探す旅を続けていく最中、ディーノを運んでいた船が難破したことを知ったが、竜の騎士である父の血を受け継いだ弟が生きている可能性は高いと思う。

 

世界中を探し回ったとしても全ての島を探した訳ではないので、弟が何処かの島に流れ着いていることもあるかもしれないな。

 

弟を探す旅を続けている最中、両親やラーハルトと別行動をすることになったところで、魔物と遭遇。

 

緑の鱗に鋭い牙を生やした、どう見てもドラゴンな魔物が襲いかかってきたが、木の棒を拾って付与魔法の詠唱式「【光剣抜刀】」を唱えると、木の棒に付与された光の剣。

 

光剣を付与する【ライト・オブ・ブレード】の魔法で、木の棒に付与された光の刃でドラゴンの首を斬り落とす。

 

前世の魔物と違って魔石という弱点がないが、死体が丸々残るというのは悪いことではない。

 

この世界でもドラゴンの牙や角と鱗などや爪に皮膚は、武具や防具として優れた素材となるそうだ。

 

立派な武器がある父には必要ないかもしれないが、ラーハルトに武器を用意しておくのも悪くはないだろう。

 

手早く作成した仮の工房で久しぶりに鍛治師として腕を振るい、ラーハルトの装備一式をドラゴンの素材で作成していく。

 

ドラゴンの牙や角と爪を使って作成した「ドラゴンスピア」という槍と、鱗と皮膚を使用して作り出した「ドラゴンアーマー」というライトアーマー型の防具。

 

槍と防具には完全不壊属性が付与してあり、壊れることもない。

 

ついでに母の為にも、ドラゴンの皮膚を使って「ドラゴンローブ」というローブの形をした防具を作って渡す。

 

母に渡した「ドラゴンローブ」も完全不壊で壊れることがない防具にしてあるので、多少の呪文は問題なく防げる筈だ。

 

母とラーハルトに俺が作った装備を渡したことを知った父が若干ソワソワしていて、期待するような目で此方を見ていたので、ドラゴンの牙を使って作成したナイフを渡しておくと物凄く喜んでいたな。

 

サバイバルナイフのような形状にしてある「ドラゴンナイフ」は実用的な品で、野営することが多い旅で役立つナイフだと、父は嬉しそうにしていた。

 

あんなに嬉しそうに喜んでくれたなら、悪い気はしない。

 

それからも弟を探して旅を続けていたある日、森の中で父と軽い手合わせをしていると、此方に近付いてきた青い髪の男性が「勇者になってみませんか?」と話しかけてくる。

 

いきなりそんなことを言ってきた男性は勇者の家庭教師をやっているアバンというそうで、魔王ハドラーを倒した勇者と同名だったが、父が言うには勇者本人であるそうだ。

 

試しにアバンの教えを受けてみたが、技術に関しては間違いなく向上したので、アバンが教えることが上手いのは確かだった。

 

アバン流刀殺法、大地斬、海波斬、空裂斬、それだけではなくアバン流槍殺法、地雷閃、海鳴閃、虚空閃。

 

アバン流刀殺法と槍殺法を全て身に付けることができた俺は、アバンのしるしというアイテムを渡されることになり「もう教えることはありませんね」と笑っていたアバン。

 

そんなアバンが、とても嬉しそうだったのは間違いない。

 

アバン流刀殺法と槍殺法を身に付けた俺には新たなスキルが発現していたが、それは【刀槍殺法】というスキルであるみたいだ。

 

【刀槍殺法】

・異なる世界でもアバン流刀殺法と槍殺法を使用可能

 

スキルの効果は、こんな感じであるようだが、アバン流殺法をどの世界でも使えるようになるスキルは、悪い効果ではないだろう。

 

世話になったアバンにも倒したメタルスライム数体を素材として使って作成した「メタルスライムの剣」を1本渡しておいた。

 

俺が作成した剣を見たアバンは「これは、とんでもない業物ですね」と言って冷や汗を流していたな。

 

それから数年が経過した頃、新たな魔王軍の軍勢が人々を襲い始めたが、竜の騎士である父は人々を守る為に戦うことを躊躇っていたようだ。

 

母のように優しい人間も居れば、母以外のアルキードの人間達のように優しくない人間も居る。

 

もはや全ての人間を守る為には戦えない父に「父さんは母さんを守ってくれ」と言っておき、無理に戦わせるようなことはしない。

 

どうしても嫌なものは嫌で構わないと俺は思う。

 

ドラゴンの牙とメタルスライムの素材を組み合わせて作成した「ドラゴスライムの剣」を構えた俺は人々を襲う魔王軍のモンスター達と戦っていく。

 

長剣を片手にモンスター達を斬り裂いていると「貴方だけを戦わせる訳にはいきません、手伝わせてくださいソル様」と言い出したラーハルトが俺の隣で槍を振るった。

 

城塞王国と呼ばれるリンガイアを襲うモンスターは、ほぼドラゴンだけしかいないようで、超竜軍団と呼ばれる魔王軍の軍団長とやらに率いられているらしい。

 

超竜軍団の親玉を仕止めれば、しばらく魔王軍の襲撃も無くなるかと考えて、戦場と化したリンガイアをトベルーラで飛び回って親玉を探す。

 

すると超竜軍団長らしきガーゴイルのドラゴンライダーを発見。

 

トベルーラで接近して長剣で斬りかかってみると、あっさりと倒すことが可能だったので、魔王軍の超竜軍の団長は、そこまで強くはなかったようだ。

 

超竜軍団長に率いられて統率されていたドラゴン達の動きが乱れたところで、手早くドラゴン達を狩って倒しておく。

 

とりあえず俺が倒したドラゴン達からは素材を剥ぎ取って回収しておき、父と母の無事を確認してからラーハルトと合流。

 

全ての超竜軍団が倒されて一先ず危機が去ったリンガイアに留まることなく、ルーラで素早く家族全員が立ち去った。

 

国王と公開処刑を行おうとした面々が死んでもアルキードが完全に滅んでいる訳ではないので、アルキードから情報が漏れていれば父と俺が魔物扱いされる可能性があったからだ。

 

父と俺のルーラで移動して、拠点としている場所に降り立った家族全員。

 

拠点にある鍛治工房へ今回の戦利品であるドラゴン達の素材を運んでいた俺に、話しかけてきた父。

 

「迷わず人を守る為に戦えない私は、竜の騎士失格だな。不甲斐ない父親で、すまない」

 

リンガイアでドラゴン達から母だけを守っていた父が申し訳無さそうな顔で俺に謝ってきたが、父は謝るようなことはしていないと俺は思う。

 

「気にしなくていいさ、父さん。誰にだって嫌なことはあるんだ。それに父さんが母さんのことを守ってくれていたから俺は好きに戦えて、寧ろ父さんのおかげで俺は助かっていたよ」

 

笑顔で父に俺の正直な気持ちを伝えておくと「ソルは、優しいところがソアラに似ているな」と父も笑ってくれた。




バランとソアラの出会いが早まり、原作には存在しないダイ(ディーノ)の兄として生まれた主人公のソル(ジーン・グライペル)はダイより3歳歳上で15歳になりますね

そして今回倒された超竜軍団長は、ガーゴイルのドラゴンライダーであるべグロムで、元は昔のダイの大冒険の映画に登場した敵キャラで超竜将軍だった相手です

ちなみにソルのダンまち風ステイタスは、新たなスキルが1つ増えてこんな感じになりました

ソル(ジーン・グライペル)
Lv11
 力:S999
耐久:S999
器用:S999
敏捷:S999
魔力:S999
 
鍛冶:SSS
精癒:S
魔導:S
治療:S
彫金:SSS
拳打:S
治力:S
堅守:S
連攻:S
魔防:S 
 
《魔法》
 
【ライト・オブ・ブレード】
・付与魔法
・光属性
・詠唱式【光剣抜刀】
 
【セイクリッド・ハイネスセラピア】
・全治魔法
・傷病回復、あらゆる毒の解毒、呪詛の解呪
・詠唱式【全てを癒す聖なる力を此処に】【病めるものに光よ注げ】【蝕むものをその輝きで退けよ】【放つ光は癒しの調べ】【満ちる月は何よりも輝く】【残らぬ傷】【癒える病】【消え失せる毒】【解かれる呪詛】【光と共に聖なる癒しを与えよう】
 
【スターダスト・オーバーリミット】
・超絶強化魔法
・光属性
・強化対象は、自分自身を含めた1名のみ
・精神力の消費量により強化率増加
・使用者の階位に応じて強化率増加
・詠唱式【星屑よ】【その輝きを示せ】【放つ光は星の息吹】【進むべき道を切り開く道標となれ】【覆す力を】【折れぬ心を】【立ち上がる強さを】【星屑の輝きは宿す】【最果てに至る時】【鮮烈な光と共に限界を越えよ】【我が全身全霊を持って輝きと成す】【星の光よ降り注げ】
 
《スキル》
 
【天性肉体】
・鍛えれば鍛える程、肉体が頑強になり力強くなる
・状態異常無効
 
【鍛冶鍛錬】
・鍛冶をする度、全ステイタスの熟練度微上昇
 
【若年長期】
・老化を大幅に遅らせ、肉体の若々しい全盛期を長く保つ
 
【斬拳走輝】
・斬撃と拳撃の強化
・疾走時、脚力と敏捷に補正
・魔法【ライト・オブ・ブレード】の威力上昇
 
【極大治療】
・任意発動で【セイクリッド・ハイネスセラピア】の治療効果を極大まで高める
・【セイクリッド・ハイネスセラピア】による治療速度上昇
・【セイクリッド・ハイネスセラピア】発動時の精神力消費低減
 
【英雄錬鉄】
・能動的行動に対するチャージ実行権
 
【超越名匠】
・発展アビリティ鍛冶と彫金の最大上限値がSよりも上となる
・様々な属性や耐性に効果を、作成する武器や防具に付与することが可能
 
【夜帝王】
・夜に体力と精力の高速自動回復発動
・夜に耐久と器用の超高補正
 
【魔書作成】
・魔導書の作成方法が思い浮かぶようになり、高度な魔導書を作成することが可能になる
・魔導書の作成時のみ、最高ランクの発展アビリティ神秘の一時発現
 
【完全破壊】
・完全不壊の物を壊そうと思えば破壊することが可能になる
・物を破壊する時、最高ランクの発展アビリティ破砕の一時発現
 
【祝福巡継】
・器力共鳴
・発現者の一定範囲内に存在する全眷族への能力加算
・常時発動
・加算値及び効果範囲は階位反映
 
【神愛伴侶】
・発現者と相思相愛の女神が相手なら子どもを作ることが可能
 
【肉体変化】
・肉体を自在に変化させることが可能となる
・発現者以外の肉体を変化させることも可能
 
【自由更新】
・能力値が上昇した場合や階位の昇華が可能となった時、背の恩恵を発現者自身の意思で自由に更新することが可能
 
【輪廻転生】
・発現者の死後、発動
・記憶と全ての能力を引き継いで転生することが可能
 
【刀槍殺法】
・異なる世界でもアバン流刀殺法と槍殺法を使用可能

ダイの大冒険の世界で、ソルが現在身に付けている魔法

【トベルーラ】【ルーラ】【ホイミ】【べホイミ】【ベホマ】【メラ】【ヒャド】【バギ】【ギラ】【ベギラマ】【ライデイン】【ギガデイン】
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