歓楽街の帝王の再転生   作:色々残念

16 / 33
思い付いたので更新します
今回は4000文字になりましたが、これでヒロアカ編は終了となりますね
ヒロアカ編は書いていて楽しかったので書くのは苦ではありませんでした



ヒロアカ編その10、最高のヒーロー

プロのヒーローだけではなく、仮免しか持っていないヒーロー科の生徒達や、そもそも仮免すらも持っていない俺と心操まで動員された戦いは終った。

 

日本全国のヒーロー達の活躍により異能解放軍を全員捕らえることには成功したが、増設された刑務所が満杯になる程の数であった為、更に増やされた刑務所。

 

コンクリートを操れるセメントス先生などが刑務所増設の手伝いに呼ばれて、しばらく雄英を留守にしていたようだが、最近になってようやく帰ってきたセメントス先生。

 

あとは脳無製造者を捕らえれば、オール・フォー・ワンの勢力は壊滅だと考えていたが、その時は案外早めに訪れたようで、警察の地道な調査とプロヒーロー達の活躍によって、オール・フォー・ワンと協力して脳無を製造していた殻木球大という医師が捕まった。

 

脳無製造者であった殻木は危険性を考えてタルタロス送りとなったらしく、もう2度と外に出てくることはない。

 

タルタロスは対個性最高警備特殊拘置所であり、本土から約5km離れた沖に建造された重犯罪者を収監する厳重監獄。

 

居房は6つに区分されているタルタロスでは、危険性の高いヴィラン程、地下深くに収監されるようになっているそうだ。

 

異能解放軍の最高指導者と幹部格も全員タルタロス送りとなっており、タルタロスが破られない限りは出てくることはないヴィラン達。

 

11万を超える数の異能解放軍や、オール・フォー・ワンの協力者であった殻木も捕まり、平穏を取り戻せたかと考えていると雄英の敷地内にまで近付いてくる空中要塞が見える。

 

空中要塞にはオールマイトのパチモノのような姿をした男性が立っており、金貨を巨大な拡声器に変化させた男性は「俺はダークマイト。新たな象徴だ!」と言い出した。

 

ダークマイトとか名前までオールマイトのパチモノみたいだな、と思っているとダークマイトを名乗る男性は「創造の前には何が必要だと思う?」と言うと「そう、破壊だ!」と続けて言って指を鳴らす。

 

ダークマイトが指を鳴らした瞬間、空中に浮かぶ要塞から雄英高校に向けて発射されたミサイルの数々。

 

あれだけ大量のミサイルが雄英の敷地内に直撃すれば間違いなく死人が出ると判断した俺は、躊躇いなく個性を使い、金属が含まれているミサイルの動きを停止させると、ミサイルを自在に操って空中要塞へと叩き込んで返却しておく。

 

大量のミサイルを叩き込まれた空中要塞が墜落し始めたところで、金属が含まれている空中要塞を操って墜落する速度を緩め、今は誰も居ない場所にまで動かして着陸させたが、既にダークマイトは要塞から脱出していたみたいだ。

 

オールマイトのヒーローコスチュームを模した形のパワードスーツを着用して空を飛んでいたダークマイトは「これが象徴の力!」とか言いながら雄英高校の校舎へと近付こうとしている。

 

何回見てもパチモノ以外の何者でもないダークマイトは「俺はこの力で、オールマイトを超える!」と言っていたが、間違いなくオールマイトの方がダークマイトよりも強い。

 

とりあえずパチモノなダークマイトがヴィランであるのは、ミサイルを発射してきたことから一目瞭然だろう。

 

ヴィランであるなら何もさせない方がいいかと思った俺は、確実に金属が含まれているダークマイトのパワードスーツを操って動きを止めた。

 

空中で動きが止まったダークマイトは「俺は次代の象徴。この程度では狼狽えたりはしない!」と言っていたようだが、地を蹴り、空を蹴り、接近してきた緑谷とオールマイトが拳を構えていたことに気付くと顔を強張らせる。

 

「「ダブルデトロイト!スマッシュ!」」

 

緑谷とオールマイトの拳がダークマイトへと叩き込まれると、ダークマイトのパワードスーツが完全に破壊されて、あっさりとダークマイトも倒されたようだ。

 

何しに来たんだコイツと言いたくなるような存在だったダークマイトは捕まり、刑務所送りとなったダークマイト。

 

いやホントに何だったんだアイツは、と思ったりもしたが、あまり深くは考えない方がいい存在のような気がしたダークマイトのことは忘れることにしよう。

 

それから時は過ぎていき、オールマイトから「かめはめ波の撃ち方を教えてほしい」と頼まれ、ドルオーラを教えるのは無理ではあるが闘気の扱いなら教えられると考えて、オールマイトに闘気について教えてみる。

 

その結果、かめはめ波っぽい闘気砲を撃てるようになったオールマイトが更に強くなったのは間違いなかった。

 

そして3月となって雄英高校で卒業式があり、3年生達がド派手に卒業していったが、雄英の卒業式は毎年ド派手なものになるらしい。

 

4月となって新入生が入学してきて、2年生となった俺と発目は、変わらず工房でアイテム開発に励んだ。

 

サポート科に所属している俺は、本来なら3年生や2年生で取得に動くアイテムやコスチューム開発の許可証を1年生だった時に既に手に入れている為、空いている時間がある。

 

そこでパワーローダー先生から「アイテム開発の許可証とヒーロー活動も出来る免許も両方持ってるオレみたいに、ヒーロー免許も取得してみるつもりないか?」と聞かれることになり、暇を持て余していた俺はヒーロー免許も取得してみようと考えた。

 

戦闘は問題ないんで救助に関する知識の収集や、心操や尾白と緑谷に手伝ってもらいながら救助訓練などを行っていき、人命を助ける術を学んでいく。

 

そうやって経験を積み重ねていったところで、ついにやってきた6月の仮免許取得試験の当日。

 

受験生同士の戦いを勝ち抜き、次に行われた救助の試験でも少ない減点で済んだ俺は、ヒーロー仮免許試験に合格。

 

仮免許を含めたヒーローの免許を取得する試験は、毎年6月と9月に行われ、本免許は仮免よりも難しい試験となっているそうだ。

 

ヒーロー本免試験は、筆記、面接、実技があり、実技は体力テスト、救助テスト、戦闘テストの3種で、毎回内容も変わるようである。

 

9月にある本免許の試験にも合格する為、必要な知識を学び、訓練で経験を更に積み重ねていく日々を過ごした。

 

あっという間に3ヶ月が過ぎて9月となり、ヒーロー本免試験が開始される当日。

 

筆記試験、面接を突破し、体力テストでもトップの成績だった俺は、救助テストでも好成績を残す。

 

最後の戦闘テストは、プロヒーローと戦うことになったが、問題なくプロヒーローを倒して捕縛し、戦闘テストは最短で終わらせた。

 

本免許の試験終了後、俺に渡されたのはヒーロー名「メタルマスター」が記載されたヒーロー本免許。

 

無事にヒーロー本免許試験にも合格できたので、ちょっと今日は豪勢な食事にしようと考えた俺は、スーパーで国産の牛肉を沢山買い込んで、サポート科の寮に戻る。

 

牛肉を使い、寮にあるキッチンですき焼き風煮込みを作っていると、いい匂いに釣られたのか、集まってきていたサポート科の面々。

 

物凄く食べたそうな顔で此方を見ているサポート科の面々に「食べるか?」と聞くと「食べる!」と答えたサポート科のクラスメイト達。

 

沢山牛肉買っといて良かったな、と思いながらすき焼き風煮込みを作っていき、クラスメイト達に渡していると「美味い美味い」と言いながら食べていくクラスメイト達は全員笑顔だ。

 

俺が食べる分はしっかり残しておこう、と考えて、取り分けておいたすき焼き風煮込み。

 

煮汁を吸った野菜と椎茸も美味しいが、やはり久しぶりの牛肉は格別だった。

 

そんな食事も終えて、工房に居るパワーローダー先生にヒーロー本免許に合格したことを直接伝えに行くと「2年生でヒーロー本免許に合格したのは凄いよ」と驚いていたパワーローダー先生。

 

「面接の時は、パワーローダー先生のようなアイテム開発の許可証持ちのヒーローになりたいと言ってみましたが、嘘ではなかったんで面接官にも好感触でしたよ」

 

「そうなんだ」

 

なんて会話をパワーローダー先生としていた俺に近付いてきた発目が「金造くん!ヒーロー本免許を取得したんですね!おめでとうございます!」と話しかけてきたが、やっぱり顔が黒い発目。

 

「おう、ありがとう。で、何日風呂入ってないの?」

 

「1週間です!」

 

「とりあえず風呂入ってきな。発目が欲しがってた金属あげるから」

 

「それでは行ってきます!」

 

素早く走り去っていった発目は、この世界では俺にしか生成できない金属に興味があるようで、それを餌にするとちゃんと風呂にも入ってくれる。

 

風呂に入って身体を綺麗にしてから戻ってきた発目に、お目当てのミスリルを生成して渡しておくと、発目が物凄く喜んでいたのは確かだ。

 

サポート科でありながら、パワーローダー先生と同じく、アイテム開発の許可証とヒーロー本免許持ちとなった俺は、他科からも注目されていたらしい。

 

それでも俺がやることは変わらず、サポート科の工房でアイテム開発の日々を過ごしていく。

 

時おり根津校長に頼まれて、外部でこっそりと怪我人の治療などをしたりもして、飯田の兄である初代インゲニウムも治療し、ヒーローとして復帰できるようにしたりしていると時は流れに流れて、俺と発目が雄英高校を卒業する日がやってきた。

 

やっぱりド派手な卒業式も終わり、それぞれがそれぞれの進路に向けて動き出す中、俺は発目や卒業した元サポート科の先輩と一緒にサポートアイテムデザイン事務所「ライトリーラボ」を設立。

 

様々なヒーロー達にサポートアイテムやコスチュームを提供していったが、俺が最初にサポートアイテムとコスチュームを提供したのは心操と尾白に緑谷の3人。

 

プロヒーローとして活躍している3人を、アイテムやコスチューム提供でサポートしていくことは、これからも変わらない。

 

最高のヒーローを目指して活躍を続けているヒーロー達なら、きっといずれは最高のヒーローになれる筈だ。

 

「風呂入ってよ!」

 

まあ、とりあえず今は絢爛崎先輩にそう言われている発目を風呂に入れておくとしよう。

 

「発目、風呂に入ってくれたら欲しがってたアダマンタイトやるよ」

 

「直ぐ入ってきます!」

 

自分本位なところはあまり変わらない発目だが、なんとか言うことを聞いてもらえるようになったのは進歩と言えるのかもしれない。




飯田くんのお兄さんは、主人公のスキル【肉体変化】の応用によって、足の感覚を取り戻し、リハビリを経て動けるようになったら、トレーニングを重ねて、ヒーローに復帰したようです
ちなみにかめはめ波みたいな闘気砲を撃てるようになったオールマイトの目は、少年のように輝いていました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。