歓楽街の帝王の再転生   作:色々残念

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思い付いたので更新します
本日2回目の更新になりますが、3000文字になりました
一応今回の後書きに現在のステイタスが載っています


トリコ編その8 遊び相手

竜魔人は竜の騎士の最終戦闘形態であるが、猿武を修得するまでは変身に時間がかかってしまっていた。

 

今では瞬くよりも速く、超速で竜魔人への変身が可能となっている俺は、迷わず竜魔人へと変身。

 

そして両手の甲に双竜紋を発動した状態で、高まる竜闘気と組み合わせた聖光気を、霊波動と共鳴させて強力な気鋼闘衣を纏い、両腕を竜頭のような籠手で覆う。

 

刹那とも言えるような僅かな時間に完全な戦闘態勢を整えた俺を前にして、ワクワクとした気持ちを隠せていない猿。

 

楽しげな笑みを浮かべながら軽く跳躍して猿が繰り出すのは、身体を回転させながら振るう尾の一撃。

 

軽く振るっただけの尾から放たれるのは、触れるものを斬り裂く真空の刃。

 

その射程距離は地上から宇宙へと到達する程に長く、ほんの僅かな一瞬の間に放たれる程に速い。

 

その高速の真空の刃を潜り抜け、猿へと接近した俺は両拳による打撃を放つ。

 

全ての細胞の意思を統一する猿武を用いて攻撃を行うが、猿はまるで踊るように楽しげに此方の攻撃を回避していく。

 

とてもとても楽しそうな笑みを浮かべて、歓喜のダンスを踊るように舞う猿が、繰り出す連撃。

 

一撃一撃が巨大な隕石の衝突を思わせる猿の攻撃は威力が凄まじい。

 

それでも猿武を用いて攻撃をなんとか受け流していく俺は、猿から放たれる攻撃の衝撃を完全には受け流しきれずに血を吐いてしまう。

 

やはり段違いに強いこの猿は、とんでもないなと思いながらも、猿の遊び相手を続けていく俺は、全力で挑んでいった。

 

楽しそうな笑みをずっと浮かべている猿は、遊び相手に飢えていたのだろう。

 

自分と遊んでもそう簡単には死にそうもない相手とは、あまり出会えていなかったからか、ずっとワクワクしっぱなしの猿は、遊んでもらえて嬉しそうにしていたのは間違いない。

 

強すぎるせいで遊び相手が居ないというのは、退屈なことだと俺も知っている。

 

それでも暇を潰せるものが沢山ある人間とは違い、暇潰しの方法が限られている猿は、退屈から解放されて楽しそうに笑っていた。

 

加減を知らないグルメ界の獣で、超強い猿の遊び相手とか下手すりゃ死ぬが、悪気が全くない無邪気な猿は物凄く楽しそうだ。

 

ニコニコしながらダンスを踊るように此方の攻撃を避けていく猿の動きは止まらず、舞い踊りながら此方へと猿が放つ鋭い攻撃は威力が少しずつ上がっていく。

 

どうやらまだまだ本気ではなかったようで、連続で繰り出される猿の攻撃は、まるで巨大な隕石の豪雨に等しい。

 

猿武での受け流しを修得していなければ耐えきれなかった猿の攻撃は激しさを増していき、まるで災害が豪雨のように降り注ぐが如く、強烈な乱打が放たれていった。

 

痛む身体が少しずつ死へと近づいている極限の状況で全細胞の集中力が高まり、猿武という武術を扱う技術が際限無しに上がっていき、完全には受け流しきれていなかった猿の攻撃を完璧に受け流すことに成功。

 

実戦の中で磨かれていく猿武、更に高まる俺の闘気は力強さを増す。

 

「来いよ猿。お前が満足するまで遊びに付き合ってやるよ」

 

手招きして招いた猿の攻撃を受けて、受け流した攻撃の威力を乗せた拳圧を俺が繰り出すと、猿は楽しげな様子でそれに拳を叩き込んで打ち消した。

 

続けて俺はソフトボール程の大きさにまで凝縮した闘気弾を連続で放ち、それを自在に操ってみたが、にっこりと楽しげな笑顔でそれら全てを避けていく猿。

 

モンキーダンスとも言うべき動きで、此方の攻撃を避けていった猿は、俺という遊び相手へと飛び膝蹴りを繰り出す。

 

両腕を交差し受けた猿の飛び膝蹴りの威力を、受け流して身体を伝わらせていき、身を翻して此方が放つ中段廻し蹴りを飛び越えた猿が放ってきた頭突きの一撃。

 

片手で受けた頭突きの威力を受け流し、もう片方の腕に流した頭突きの威力を解放して打つ掌打。

 

それが腹部に直撃しても猿は、全く堪えていない。

 

頑丈で羨ましい限りだな、と思いながらも続けた猿の遊び相手。

 

猿武による攻撃の受け流しに失敗すれば、即座に無惨に死亡する此方に対して、楽しげに踊っている猿には凄まじく余裕がある。

 

猿には更に上があったようで、より強く、より速くなっていく猿の打撃。

 

激烈という言葉が優しく見える程の凄まじい激しさで繰り出され続けた猿の攻撃は、やっぱりとんでもないな。

 

全細胞による受け流しを基本とする猿武を用いた打撃の威力の受け流しにも、技量によって限度があり、更に猿武の技術が高まった俺でも、遥かに強烈となった拳打の威力を完全に受け流し続けるのは難しい。

 

猿からの攻撃によるダメージは身体に蓄積されていっているが、それなら身体を治しながら戦えばいいと考えた俺は魔法を使う。

 

「【ベホマ】」

 

かつて俺が竜の騎士となった世界で学んだ回復魔法は、術者の力量によって回復できるものが変わってくるが、今の俺なら体力と身体の負傷を同時に全回復することが可能だ。

 

さて、これで即死するような攻撃でなければ死ぬことはないが、それでも少しずつ削られていっていることに変わりはない。

 

猿は相変わらず楽しそうなままで、まだまだ満足はしていないようではあった。

 

満足するまで付き合ってやると言ったんだから、猿が満足するまでは付き合ってやるとしよう。

 

猿が放つ巨大な隕石の大豪雨が衝突したような威力の攻撃の数々を、完全には受け流しきれてはいないとしても、幾度も受けていたそれの威力を加えて攻撃力を増した俺の拳打による連撃。

 

猿が打撃を繰り出す腕に俺の打撃を叩き込んでいき、跳ね上げた猿の両腕。

 

がら空きとなった猿の腹部へと叩き込んだ拳。

 

猿武の奥義を用いて、全ての細胞を攻撃に使った俺の拳を受けても、まだまだ元気な猿。

 

それから丸々3日間、不眠不休で猿との攻防を繰り広げることになり、受けたダメージを魔法で回復しては猿の遊び相手を続けた。

 

舞うようなダンスを続けていた猿の動きは、不眠不休の3日間の間だろうと1度も止まることはなく、僅かな休憩も無しで動き続ける猿。

 

遊び相手がいることがよほど嬉しかったのか、猿の歓喜の舞いは止まらない。

 

喜びながら打撃を繰り出し、踊り続ける猿の相手を続けていく。

 

猿武の受け流しを用いていなければ、身体が原形を保つことはない程に強烈な一撃一撃。

 

身体がバラバラになりそうな衝撃を、ギリギリで受け流して、軋みを上げる身体を動かして俺は戦う。

 

魔法で癒して治し、痛みを消し去ってひたすら猿と戦っていく最中、猿の腹が空腹を示すかのように鳴った。

 

動きを止めて腹を擦っていた猿に、戦いの終わりを感じた俺はスキル【道具袋】に収納していた10万回以上お手玉して回したビービーダンゴムシを猿に差し出す。

 

ビービーダンゴムシを次々に食べていく猿は、やはりとても腹が減っていたらしい。

 

50匹以上のビービーダンゴムシを食べ終えて満腹になったのか、猿は俺と猿の戦いを見守っていたダンに近付いていき、ひたすらジャンケンをしていたが、毎回ダンが負けていた。

 

それから此方に挨拶するように手を振って、スキップしながら楽しげに去っていった猿。

 

瞬く間に見えなくなった猿は、遊んでから腹一杯になって満足し、グルメ界に帰っていったのだろう。

 

ようやく猿との遊びが終わったと実感し、一気に疲れが現れた身体。

 

とてつもなく強い猿の遊び相手になって生き残ったことが偉業と判断されたのか、可能になっていたランクアップ。

 

とりあえずLv14にランクアップしておき、発展アビリティを覇撃に選んだ俺は、背中から地面に大の字で倒れると「まあ、遊び相手にはなれただろ」と言って久しぶりに眠りについた。




現在のジーンのステイタス
千利(ジーン・グライペル)
Lv14
 力:I0
耐久:I0
器用:I0
敏捷:I0
魔力:I0
 
鍛冶:SSS
精癒:S
魔導:S
治療:S
彫金:SSS
拳打:S
治力:S
堅守:S
連攻:S
魔防:S
閃斬:S 
幸運:S
覇撃:I
 
《魔法》
 
【ライト・オブ・ブレード】
・付与魔法
・光属性
・詠唱式【光剣抜刀】
 
【セイクリッド・ハイネスセラピア】
・全治魔法
・傷病回復、あらゆる毒の解毒、呪詛の解呪
・詠唱式【全てを癒す聖なる力を此処に】【病めるものに光よ注げ】【蝕むものをその輝きで退けよ】【放つ光は癒しの調べ】【満ちる月は何よりも輝く】【残らぬ傷】【癒える病】【消え失せる毒】【解かれる呪詛】【光と共に聖なる癒しを与えよう】
 
【スターダスト・オーバーリミット】
・超絶強化魔法
・光属性
・強化対象は、自分自身を含めた1名のみ
・精神力の消費量により強化率増加
・使用者の階位に応じて強化率増加
・詠唱式【星屑よ】【その輝きを示せ】【放つ光は星の息吹】【進むべき道を切り開く道標となれ】【覆す力を】【折れぬ心を】【立ち上がる強さを】【星屑の輝きは宿す】【最果てに至る時】【鮮烈な光と共に限界を越えよ】【我が全身全霊を持って輝きと成す】【星の光よ降り注げ】
 
《スキル》
 
【天性肉体】
・鍛えれば鍛える程、肉体が頑強になり力強くなる
・状態異常無効
 
【鍛冶鍛錬】
・鍛冶をする度、全ステイタスの熟練度微上昇
 
【若年長期】
・老化を大幅に遅らせ、肉体の若々しい全盛期を長く保つ
 
【斬拳走輝】
・斬撃と拳撃の強化
・疾走時、脚力と敏捷に補正
・魔法【ライト・オブ・ブレード】の威力上昇
 
【極大治療】
・任意発動で【セイクリッド・ハイネスセラピア】の治療効果を極大まで高める
・【セイクリッド・ハイネスセラピア】による治療速度上昇
・【セイクリッド・ハイネスセラピア】発動時の精神力消費低減
 
【英雄錬鉄】
・能動的行動に対するチャージ実行権
 
【超越名匠】
・発展アビリティ鍛冶と彫金の最大上限値がSよりも上となる
・様々な属性や耐性に効果を、作成する武器や防具に付与することが可能
 
【夜帝王】
・夜に体力と精力の高速自動回復発動
・夜に耐久と器用の超高補正
 
【魔書作成】
・魔導書の作成方法が思い浮かぶようになり、高度な魔導書を作成することが可能になる
・魔導書の作成時のみ、最高ランクの発展アビリティ神秘の一時発現
 
【完全破壊】
・完全不壊の物を壊そうと思えば破壊することが可能になる
・物を破壊する時、最高ランクの発展アビリティ破砕の一時発現
 
【祝福巡継】
・器力共鳴
・発現者の一定範囲内に存在する全眷族への能力加算
・常時発動
・加算値及び効果範囲は階位反映
 
【神愛伴侶】
・発現者と相思相愛の女神が相手なら子どもを作ることが可能
 
【肉体変化】
・肉体を自在に変化させることが可能となる
・発現者以外の肉体を変化させることも可能
 
【自由更新】
・能力値が上昇した場合や階位の昇華が可能となった時、背の恩恵を発現者自身の意思で自由に更新することが可能
 
【輪廻転生】
・発現者の死後、発動
・記憶と全ての能力を引き継いで転生することが可能

【刀槍殺法】
・どの世界でもアバン流刀殺法と槍殺法を使用可能

【竜紋章】
・竜の騎士となり、竜闘気の使用と竜魔人化を可能とする

【大剣豪】
・剣を装備した時、最高ランクの発展アビリティ剣士の一時発現

【竜探呪文】
・習得したドラゴンクエストの呪文をどの世界でも使えるようになる

【道具袋】
・所持した物を異空間に収納し、自由に取り出すことが可能
・異空間に収納したものは、どの世界にも持ち込むことができる

【自在金属】
・体内の脂質を用いて数多の金属を生成し、数多の金属を自在に操ることを可能とする

【霊光波動拳】
・どの世界でも霊光波動拳を使用可能
・どの世界でも霊光波動拳の指導と霊光玉の作成が可能となる

【聖光気】
・聖なる属性を宿す闘気となる聖光気を、どの世界でも使用可能
・聖光気を高めることで気鋼闘衣を、どの世界でも纏えるようになる

【美食細胞】
・どの世界でも身体にグルメ細胞を宿して生まれるようになる
・適合する食材を食べることでグルメ細胞は進化が可能となる
・食事をすることで傷を再生することも可能

【食奥義】
・食没をどの世界でも使用可能
・食材への感謝が高まるごとに、食没の効果増大

【食材再生】
・体内のカロリーを消費して食材を再生し、食材を増やすことが可能になる
・栄養価の高い食材の再生には、相応のカロリーを消費

【猿武舞踏】
・猿武をどの世界でも使用可能


ダイの大冒険の世界で、ソルだった頃に身に付けた魔法

【トベルーラ】【ルーラ】【ホイミ】【べホイミ】【ベホマ】【ベホマラー】【ベホマズン】【キアリー】【メラ】【メラミ】【メラゾーマ】【ヒャド】【ヒャダルコ】【ヒャダイン】【マヒャド】【バギ】【バギマ】【バギクロス】【ギラ】【ベギラマ】【ベギラゴン】【イオ】【イオラ】【イオナズン】【ライデイン】【ギガデイン】【ベタン】【メドローア】【トラマナ】【アバカム】【マホカトール】【ミナカトール】【ラリホー】【ラリホーマ】
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