なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる? 作:YY:10-0-1-2
雄英高校は日本全国に存在するヒーロー科がある高校の中でも、話題に事欠かないので常日頃、記者の1人や2人は彷徨っているらしいんだけれども…。
やはり、オールマイトの存在がでかいんだろう。
━━━オールマイトの授業について一言!
「えっ?! わ、分かりやすくて……?」
━━━平和の象徴が教壇に立っているという事で、何か感想は!
「えっ、えっ?! す、すごく感動的……って言うか…?」
━━━教師のオールマイトについてどう思われますか?
「ええっ?! えっと……わ、ゆ、唯! 引っ張るなって!」
こういう風に、記者が僕らに質問してくるようになった。
僕は記者の質問に答えていると、痺れを切らした唯に引っ張られてしまった。
唯は何か不機嫌そうだ。
「ん(羅符素は私の)」
「へ? ごめんなんて?」
「ん!(なんでもないよ!)」
な、なにか隠し事……? さ、サプライズの話とか…?
すると、後ろの方でガシャン! とシャッターのようなものが閉まる音が聞こえる。
相澤先生から聞かされてた、『雄英バリアー』ってやつか。
名前のセンスはどうかとは思うけど、なるほど、確かにバリアーとして働いているらしい。
…名前のセンスはどうかとは思うけど。
「ん(これで安心だね)」
「そうだね…」
「ん!(次は助けられるか分からないからね!)」
「ごめんごめん。気をつけておくよ」
(((((なんで会話出来てるの?!?!)))))
ん? なんだろ周りの目が変なものを見るような目付きに変わった…?
別に唯と会話してるだけなんだけどなぁ……?
■
朝の記者騒動から、数時間が経過して、もう昼休みである。
時の流れって早いものだ……と1人でしみじみ感じていた。
「ん(いただきます)」
「そうだね。僕もいただこうかな」
僕も唯と同じく手を合わせ、目の前にあるカツ丼を食べ始める。
やはりカツ丼だね。語呂合わせってのもあるけど、単純に美味いし、お米によく合う。
やはり日本人は米を食わないと。米、やはり主食は米なのだ。
日本人ならば、米を食って成長する! ……まぁ、僕個人の意見だけどね。
唯も、ハフハフとカツ丼を頬張っている。
「ん(やっぱり美味しいね)」
「そうだね……っと」
「アレェ?!」
後ろから誰かがトレーをぶつける未来が見えたので、ヒョイっと躱してみると、案の定誰かいたようで…。
後ろをふりかえってその顔を確認する。誰だこんなこと酷いことをする人は!
そこには、金髪の……いかにも
いや、見た目で判断はダメだろ、と自分でツッコミを入れる。
「いきなりぶつけてくるのは酷くない?」
「まだ僕君にぶつけてないんだけどねェ!」
「ん(私のクラスの物間って子)」
「へぇ、B組なんだね」
「なんで会話出来てるんだい!?」
言っちゃ悪いけどやかましいな物間くん。
唯は少し怖そうにしていることから、多分苦手なタイプの子なんだろう。
まぁ、唯はコミュ障だし、自分の事を表に出そうとしないからね。
「小大は何でA組の奴と仲良くなってるんだい?!」
「ん(同じ中学校だったから)」
「うん。そうだよ」
「要約してくれると助かるな!!」
なんだ。まだ会話成り立ってないんだ。
「クラスメイトならちゃんと会話しておきなよ…ね、唯?」
「ん?(でもこの人怖いよ?)」
「えぇ……何したのさ?」
「なんて会話したんだい?!」
すると、後ろからオレンジ髪の女の子が、あて身で物間くんの意識を一瞬で刈り取った。
そのまま襟を持ち、支える。
「ごめんね、物間が…」
「いや、まぁ……唯に悪いことしてくれなきゃなんでもいいけどさ」
「ん!(そういう事目の前で言わないで!)」
「へ? なんで?」
(この子達、
ん、何その顔……??
すると、唯がグイグイっと袖を引っ張る。
「ん(食べ終わった)」
「あぁ、じゃあ教室に戻ろうか。それじゃあ、僕たちはこれで…えっと……」
「あぁ、拳藤一佳、拳藤でいいよ」
「それじゃあまたね、拳藤さん」
オレンジ髪…拳藤さんにそう言って、僕と唯は食堂を出た。
その後、なんか食堂で大変なことがあったらしい。少しでも遅れてたら危なかった…。