なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる? 作:YY:10-0-1-2
筒美羅符素には、神の如き力『未来を見る』という力を持っていた。
だが、それはあくまで見るだけ。
彼の体は、全くもっての普通……言うならば、『無個性』とも言える。
だが、彼は唯一の対策を取った。
━━突然だが、
『FF』のクラウドがいい例で、彼の技のひとつに『
人間の筋肉は100%の力を発揮できていない。何故ならば、脳に制限がかかっているからだ。それが、リミッターである。
人間の筋肉とは凄いもので、100%の力を出せば、150kgのものを片手で持ち上げられるほどらしい。
彼は、そのリミッターを強制的に外すことを対策として取ったのだ。
もちろん、代償は付き物で、当たり前だが、150kgのものを片手で持てば骨が折れる。そういうものなのである。
彼は、そのリミッターを外すことが出来、尚且つ、未来が見れる。
つまり、頑張れば骨を折らずとも勝てる未来を模索できるのである。
これが、彼の必殺技の1つ。
『
■
「でっりゃぁぁっ!」
僕は勢いよく、脳無と呼ばれた存在にに蹴りを放つ。
ドォォン! と大きな物音を立てて、脳無の立っている地面に大きな罅が入っていく。
それと同時に、僕の足に激痛が走っていく。
クソっ! やっぱりこの技は使うのに負担がかかりすぎる…!
『人命救助訓練』だからこそヒーローコスチュームを着てきたが、キツイものがあるな……! 今度改良しなきゃだ…!
「はぁ…? なんでオールマイト専用に作られてんのに蹴れるんだよ……! ムカつくなぁ……!!」
手の男……死柄木だっけ? は僕の方を見ながら首をガリガリと掻く。
なるほど……オールマイト専用に作られてるなら、僕の全力の蹴りを耐えれるわけだ……。それに、なんだか効いていない……っていうか、吸収されてるように感じる。
だけれども、オールマイト専用だからって!
「引く訳には……いかないよねッ!」
再び脳無に拳を放つが、脳無はその手を掴む。
それを待っていた……! 僕は勢いよく地面に蹴りを入れて、足を地面に埋め込む。
そして、掴まれていない方の手で、脳無の腕を抉るように掴む。
脳無の腕に指が突き刺さったのを見て、ニヤリと笑う。
「オオォォォ!!」
腕をグググッと体ごと持ち上げようと力を入れ込む。
足の浮き出ている血管から血が漏れ出すが、気にせずに持ち上げ……!
「ラァァァァ!!!」
そのままジャーマンスープレックスのように地面に脳無を叩きつける。
その衝撃が凄まじく、周りに土煙が舞うほどであった。
僕は足を地面から引き抜き、脳無から離れ、緑谷君、蛙水さん、峰田君を持って、走る。
「ら、羅符素君!」
「羅符素ちゃん、足が!」
「き、鍛えてるから大丈夫! 蛙水さん! 相澤先生を舌で!」
「ええ、分かったわ!」
相澤先生を舌で絡め取り、バッとこちらへ寄せる。
右腕の骨が折れ、顔から血を流しているのを見て、青筋を浮かべるが、とにかく今は逃げる!
「よし! ここまでくれば……」
それと同時に、扉が開かれる音がする。
僕は、その人を目に入れ、安堵するような笑みを浮かべてしまった。
こんなにも、頼りがあり、凄いヒーローはたった一人しかいない。
金色の髪、ムキムキな筋肉……そして…!
「もう大丈夫…私が来た!」
伝説の、安心させるためのセリフ。
オールマイトが、そこに立っていた。
ふと、後ろを振り向くと、死柄木がオールマイトを睨みつけて止まっていた。
「あ〜……コンテニューだ…!」
流石の僕もそのセリフを聞いて、ブチッと来た。
コイツ…………ゲーム感覚で…!
オールマイトは、道中の敵を全て、なぎ倒し、僕の元へ駆け寄ってきた。
「筒美少年……相澤君を……!」
「! あの脳みそ敵は、攻撃が効きません。多分、吸収するような個性…脳みそ敵は多分、死柄木……手の敵の指示で動いているかと!」
「オールマイト! 敵は相澤先生の肘を
「君達ってやつは……! 分かった。情報ありがとう!!」
緑谷君と僕が言うと、頷いて、オールマイトは敵の方へと行ってしまった。
だが。
「ガッ……」
「! 羅符素君!」
僕は片膝をついてしまった。
畜生……! ここまで来て限界が……!
僕の技『
だが、一定時間を超えると、こんな風に動けなくなってしまう危険な技だ。
オールマイト達は戦ってる……のに。
「緑谷…君……! 出来るだけ離れた所に皆で行くんだ……」
僕はそう言って、緑谷君達を下ろして……意識を暗闇の底に落とした。
因みに、「アンリーシュド」は、解き放つという意味。
そもそも、必殺技名は深夜テンションで作ったものなのでほぼ意味は無い。