なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる? 作:YY:10-0-1-2
受験会場。
人が沢山いて僕はとっても緊張してます。ほら見てくださいよ、下にいる人達がゴミのようですね。
そういうこと言うんじゃありません。
『今日は俺のライヴにヨウコソー!エヴィバディSay HEYYYY!!』
唐突な爆音に耳がイカれるかと思った。
なんだ、プレゼントマイクか…じゃあ仕方がないか。喧しいと煩いの2段構えとは恐れ入った。
すると、1人の受験生が立ち上がり、プリントに誤りがあると指摘する。
凄いね。よくもまぁ、こんな沢山の人がいるのに指摘できるな。
「ん(ねぇ)」
「なに?」
隣にちょこんと座っていた唯が俺の腹を突っつく。
「ん(試験会場はどうなってるんだろうね)」
「ん〜どうなんだろう? って、この四つ目のはステージギミックか」
唯も自分のプリントを見て、頷く。
ってことは、無視してもいいってことか…。イメージ的にはマリオのドッスンとかでしょ。
っていうか、無視するしかないんだろうね。
仮想ヴィランって言って無人のロボット。ぶっ壊せることに変わりはないんだろうけど、流石に無理だね。
「唯はどこ?」
「ん(B会場)」
「あら〜僕とは違うのか」
ちなみに僕はD会場である。残念。
■
D会場はデカかったよ……。
は、はぁ……とんでもないな。流石雄英。格が違うってことか。
しかし、どうし……。
【プレゼントマイクがサラッとスタートの合図をする】
『はいスタ…おおっ?!』
いきなりスタートかよ!!
人より早く飛び出した僕は目の前の1P敵を蹴って見る。脆いらしく、壁に激突しただけですぐに壊れてしまった。
まぁ、僕的には有難いけれどね。
「ヒョウテキハッケン!ブッコロス!」
「待て待て、ヒーロー科の試験官にしてはとんでもねぇ言葉出てきたね!」
拳を振るってメメタァ!と壊してみる。
やっぱり鍛えておいてよかった…僕の【個性】戦闘用ではないからね。
【バカでかい0P敵が出てくる】
は????
すぐ横のビルからまるで、巨人かのように出てきた0P敵。アレは…無理やんな。
【岩が吹っ飛んできて数人が犠牲になる】
「全員ここから離れて!!!」
僕の言葉に全員が一気に逃げ出す。
0P敵はビルを壊して、被害を増大させる。くそ!こういう時になんか爆発とか出来るものがあれば良かったのに!!
僕は後ろを向きながら逃げ出し、ちょくちょくいる他の受験生達に0P敵がいることを伝えながら仮想ヴィランを倒していく。
すぐ後に終了の合図がなされた。
僕のポイントは数えてないけど大体30とか?40とかそこら辺かな…。
もうちょい見てみるか。
【救助ポイントにより、入学している】
だったらいいか。
■
「ん(お疲れ様)」
「うん。お疲れ様」
【小大唯は……】
やめた。見るのは野暮ってものだろう。
唯なら受かってるはずだから。僕より強いもの。
「どうだった?」
「ん!(凄かったよ!)」
「へぇ?」
「ん!(受験生がデカイロボットぶっ壊してるの見た!)」
なるほど。分からん。
え、えぇ……?どういうことなの?あれをぶっ壊すってなかなかだけど……。
「そういえば、唯は怪我ない?」
「ん(無いよ)」
「そっか。なら良かったよ……」
僕は安堵しつつ、唯と一緒に電車に乗り込む。
僕の隣に唯が座って携帯を見ている。
「あ〜受かった気がしない〜」
「ん(嘘。未来見れるじゃん)」
「あ。やっぱバレた?」
僕はニヤッと笑って言ってみせる。
しょうがないね。因果律でそう見えちゃうんだからさ。