なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる?   作:YY:10-0-1-2

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 ウッソだろお前。体育祭だけで12話使ってんのかよ。


No.27 雄英体育祭 その12

 

 「常闇君降参! 爆豪君の勝利!!」

 

 爆豪君VS常闇君の試合はやはり、爆豪君が勝利を収めた。

 

 常闇君のダークシャドウは『光』に弱いらしく、爆豪君の爆発の光によって力がなくなってしまい、詰んでしまったのだ。

 

 

 強い。それも、圧倒的に。

 僕なんかが勝てるわけが無いと言えるほどに強い。

 

 だけど、負ける訳には行かない。

 

 だって、唯との約束があるんだ。唯の分まで頑張るって言う約束が。

 

 「……負けてられないよな…!」

 

 

 僕は拳を握ってそう呟いた。

 

 

 

 ■

 

 

 

 『さぁいよいよラスト! 雄英1年の頂点が決まる!! 決勝戦! 筒美羅符素 対 爆豪勝己!!! 今スタート!!!

 

 爆豪君は爆発を上手く利用して、一気にこちらに近づいてくる。

 僕もそれを見て、何とか避ける。

 とりあえず距離を取ってから必殺を発動させるに限る…!

 

 「因果集中(アンリーシュド)……!?」

 

 リミッターを解除しようと噛もうとする僕の腕を掴み、勢いよくぶん投げる。

 

 なんとか足に地面をつけ、場外に出ることは避ける。

 やっばい、冷や汗ダラッダラだ……!

 

 「クソがっ!」

 

 だけど、負けられないんだ!!

 再び腕を噛み、リミッターを解除する。

 

 「因果集中本気律力強(アンリーシュドパワフルリメイク)!!!!」

 

 髪が逆立ち、血管が浮かび上がり、今度はこちらから爆豪に向かって突撃をする!

 爆豪君は、近づいてくる僕に爆発を使おうとするが、僕はそんなに甘くない!

 

 爆豪君の脚の間をズザザッと滑って、後ろから、背中に思いっきり殴りつける!

 

 「チッ!!」

 「まだまだ!!」

 

 体勢を崩す爆豪君に向けて、拳を振り下ろす。

 爆豪君は爆発によって回避、回避、回避! 振り落とした拳によって会場をボコボコと穴を開けていく。

 

 『まだ始まったばかりなのにもう会場がボロボロだぜぇ!?』

 『爆豪は雄英の中でもトップクラスの火力。筒美は、トップクラスとは言わないものの、それなりの火力を持ってるな』

 

 トップクラスの火力…か。

 え、なに? 僕そんな化け物と相手取ってるわけでしょ?

 

 「ほっんとに!! 君ヒーロー希望なんだよね!?」

 

 再び大きな爆発を撃ってくる爆豪君。

 僕はそれを諸に食らうものの、ステージに脚を思いっきり突き刺した事で耐える。

 攻撃が乱暴、いや、弱点を突いてきてるのでそれなりのダメージが入ってくる。

 

 それが厄介すぎる。

 

 「戦う度にセンスが光るってやつ? 羨ましいなっ!」

 「テメェもそれだろうがッ!!!」

 

 右手大振り…、だがそれが爆豪君に当たるはずがない。だけれども、その回転の勢いで、()()が爆豪君の顔に炸裂する!

 あわよくば地面に叩き落とせたら良かったんだが、さすが爆豪君。

 地面に爆発を起こして威力を無理やり掻き消したのか。

 

 『回転!! 回転の勢い強過ぎだろォォ!!』

 

 「まだまだァァ!!!」

 

 ただ、蹴り飛ばしたのは事実。僕は爆豪君に追い打ちをかけるように怒涛の攻撃を放つ。

 殴り殴り殴り、再び右脚を伸ばして蹴り飛ばし、一気に近づいてタックル。

 

 再び蹴り飛ばそうとして、爆豪君に脚を掴まれる。そして……

 

 

 「死ねェ!!」

 「がっ!?」

 

 勢いよく地面に叩きつけられる。

 すると、その瞬間に爆豪君が大きな声を出す。

 

 「出せやァ!! 【()()】!!!」

 「ッッ!」

 

 何をやってるんだ僕は。

 

 相手は全力を出してきているだろ?

 

 

 「やってやるぞ! この野郎っ!」

 

 右目がキュルルルと渦巻き、魔法陣が出来上がる。

 腕の力を勢いよく使って飛び上がり、爆豪君から一気に距離を取る。

 

 【爆豪の爆発が迫ってくる】

 

 「ッ!」

 

 爆発を間一髪で避ける。

 因果律のおかげで未来は見える。だけど、避けれるかどうかの話は別だ。

 たとえ脳が情報を持っていたとしても、身体が追いつけるかは別の話。そういうことだ。

 

 「チッ! 避けやがって!」

 「避けるでしょそりゃ!?」

 

 【右大振りの大爆発が起きる】

 

 BOOOOOM!! と大きな爆発が起きる。それも、ステージごとぶっ壊すような大きな爆発。

 まるで地面が揺れてるかのような衝撃に襲われるが、ゴロゴロと転がって威力を何とか消して場外には出なかった。

 

 ただ……

 

 「痛っ……!」

 「オラァ死ねッ!!」

 

 爆発を防ぐ為にガード下右腕に大きな傷が出来ている。

 そこに爆豪君は追撃するかのように飛びかかってくる。

 

 勢いよく右に手を回し、爆豪君を殴りつけたあと、地面に叩き付ける。

 爆豪君は、地面に顔面から行くが、すぐさま手の爆発で空中に浮く。

 

 【空中から爆発の雨が降る】

 

 空中から大量の爆発が僕を襲う。

 僕はその場から前転し、前に逃げる。が、背中に直撃する。

 

 【爆発の威力の乗った蹴りに襲われる】

 

 「っ……!!」

 「なっ!?」

 

 僕もやられっぱなしじゃない。

 爆豪君の蹴りを上手いこと掴み、そのままその場で何回も回転する。

 グルグルと回った後に、地面に思いっきり叩きつける。

 

 「ガッ……!」

 

 と言う爆豪君の脇腹に蹴りを放って場外に落とそうとする。

 爆豪君は蹴りで飛び、空中で2、3回回った後に ボボボボボッと爆発を起こして耐える。

 

 「オラァ!!!」

 

 【さらに大きな爆発が起きる】

 

 「っ!!」

 

 僕は咄嗟にガードするが、そのガードすらも剥がされるような、そんな大きな爆発が起きる。

 やっぱり、火力が違うや……! 轟君や緑谷君とは違うベクトルの火力……! だからこそ!

 

 「負けられないか━━━……因果集中限界律突破(アンリーシュドオーバーリミット)!」

 

 

 

 爆豪君は空に浮く。

 爆破を重ね、空を飛び、更に重ねて爆豪君の身体に推進力と回転が加わる。

 最高威力に回転とスピードを乗せるだけでも必殺技ではあるだろう。

 

 僕は、この一撃に全てを賭ける。

 

 必殺技、と言うには不完全かもしれないし、もしかしたら付け焼き刃かもしれない。

 

 だけど、僕は勝ちたいんだ。

 

 

 右腕を大きく引き、構える。その時を待つ。確実に、この攻撃を爆豪君にぶつけられる最高のタイミングを。

 

 そして、その時は来る。

 

 勝負は一瞬。

 

 

 爆豪君が勝つか、僕が負けるか。

 

 僕が勝つか、爆豪君が負けるか。

 

 

 

 榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)ッッッッ!!!!!!」

 未来を見る超撃拳(ラプラス・インパクト)ッッッッ!!!!!!」

 

 

 先程の比じゃない、いや、それよりももっともっと、大きい爆音と爆発。

 

 辺りに煙が舞い、ステージが消し飛び、観客席にまで被害が被るような大きな衝撃。

 

 先の緑谷君と轟君の試合を彷彿とさせるような大きな衝撃。

 

 

 煙が晴れると、腕を抑えて何とか立っている爆豪君の姿が。

 

 そして僕は……。

 

 

 「……負けちまった…」

 

 壁に叩きつけられる形で、場外に出ていた。

 いや、これほどの爆撃を食らって生きてるだけマシか…。

 

 勝ちたかったなぁ…。

 

 「筒美君、場外! よって爆豪君の勝利!!!」

 

 ミッドナイトの声が高らかに宣言されたのと同時に、僕の目の前が真っ暗になった。

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