なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる?   作:YY:10-0-1-2

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 やっと終わったで。


No.28 雄英体育祭 その13

 

 「それでは!これより表彰式に移ります」

 

 1日通して終わった雄英体育祭。

 ステージには、先程の戦いの後など既になく、晴れ晴れとしたステージであった。

 

 会場の真ん中にはセメントスお手製の表彰台が並んでいて、3位の所には常闇君と轟君が。

 

 2位のところには僕が立っている……さて、問題の1位は…。

 

 「…」

 

 少しだけ不服そうだが、立っている爆豪君の姿が。

 もう少し暴れだしそうとは思ったけれども、宣誓の時にも言っていた「俺が1番になる」は実行できた。

 

 負けたのは悔しいけれども、やることも見つかったし…。

 っと、そろそろ集中しようか。カメラも僕たちのことを写してるし。

 

 「メダル授与よ!! 今年のメダルを授与するのは当然この人!!」

 

 「私が! メダルを持って来t「我らがヒーロー!!オールマイトォ!!」

 

 オールマイトォ……ミッドナイト先生…。

 と、とにかく気を取り直してだ。メダル授与が始まる。

 

 「まずは常闇少年! おめでとう! 強かったな君は!」

 「勿体なきお言葉」

 「相性差を覆したいのなら……個性に頼り切りじゃあダメだね! もっと地力を……自分自身の力を鍛えれば、きっとやれる事も増えてくる」

 「……御意」

 

 そう言って、常闇君は銅メダルを握る。

 

 

 「轟少年! おめでとう! 炎を使わなかったのには理由(ワケ)があったのかな?」

 「……緑谷戦でキッカケを貰って…羅符素との戦いでもキッカケを貰いました。俺もあなたのようなヒーローになりたかった。ただ、俺だけが吹っ切れてそれで終わりじゃダメだと思った」

 

 そして、轟君は僕の方を横目で見てから、真っ直ぐと前を見つめる。

 

 「精算しなきゃならないモノがまだある」

 

 ……轟君の顔は、前に見た顔ではなく、憑き物が落ちたような顔だった。

 それを見て、少し安心はした。

 

 っと、次は僕か。

 

 「筒美少年、おめでとう! って、腕は大丈夫なのかい?」

 「へへ、全く大丈夫じゃありませんけどね」

 

 僕の腕は包帯ぐるぐる巻で、尚且つ固定されていた。

 リカバリーガール曰く、拳は直撃しなかったものの、振るった衝撃で腕はボキボキにへし折れたんだそう。

 

 そして、腕はもう治さないと言われてしまった。

 腕を壊すのではなく、何とか壊さないように戦いなさいと怒られてしまった。

 だが、それはその通りだ。

 

 「惜しい戦いだったけれども、君もよく頑張ったよ」

 「それだけじゃない……やりたい事、すべき事が見つかりました。それを目指していくだけです」

 

 僕が言うと、オールマイトに抱きしめられる。うぉ、筋肉すごい…。

 

 「本当に逞しいね! 期待してるよ!」

 

 はい! と強く頷く僕。

 オールマイトは次に、金メダルを持って爆豪君の方へ行く。

 

 「爆豪少年! 優勝おめでとう!」

 「……うす」

 

 爆豪君は首に金メダルをかけられる。

 金メダルを見てからオールマイトを見る。

 

 「これでまたアンタに一歩近づけたな」

 「君たちってばなんでそんなに向上心が強いのかな! だけれども、それを持ってれば強くなれるはずだ! 今は休みなさいな」

 「……」

 

 爆豪君は静かに頷く。

 僕なんかより爆豪君の方が1番向上心が強いとは思うんだけど。

 

 「さァ! 今回は彼らだったけれども! この場の誰にもここに立つ可能性はあった!」

 

 「ご覧いただいた通り! 競い、高め合い! さらに先へと登っていくその姿! 次代のヒーローは確実にその芽を伸ばしている! てな感じで……最後に一言! 皆さんご唱和ください! せーの!」

 

 「Plu「お疲れ様でした!!」tra!」 

 

 えぇ…? オールマイトォォ……締まらないって…。

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 「ねぇ、唯? これどういう状況??」

 「ん(私が押し倒してる)」

 「うんそうだよね。ほんとになんでかなぁ!?」

 

 僕は唯に押し倒されていた。

 

 家に帰り、風呂にも入り、母さんが今日は帰れないとの連絡が来たから1人で料理を作って食べようとしてたんだけど。

 どこから入ってきたのか、唯が後ろから僕のことを引きずって、ベッドに押し倒してきた。

 

 ねぇ、まだ料理食ってない……。

 

 「唯さん唯さん。一旦落ち着こ? ね?」

 「ん(食べていい?)」

 「料理なら下かなー…」

 「ん(じゃあ食べるね)」

 

 ねぇ、待って、唯さん待って、そっちの下じゃないんですけど。

 ねぇ、待ってって! 脱がせないでよ!! ちょっ!

 

 

 この後、僕は唯から、なんとか守ることに成功した。何を守ったかは言わないでおくけれどね。

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