なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる? 作:YY:10-0-1-2
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「なんだよ。終わらせてんじゃねぇか」
「……ミルコさん…」
ミルコさんが、路地裏に来た時にはステインは、拘束され、僕たちはプロヒーローを担いでいた。
「わりぃな、脳無とやらが多くてな……」
「大丈夫ですよ……」
それで、あの後ろにいる小さいおじさんは……?
と思っていると、その人はキレながら緑谷の顔面をキックする。
「グラントリノ……」
「細道……ここか!?」
続々とヒーローが集まってくる。
良かった……解決かな……と安堵していると、飯田君が謝罪の言葉と共に頭を下げてきた。
「何も……見えなく……なってしまっていた……」
「……僕もごめんね。君があそこまで思い詰めていたのに、全然見えてなかったんだ……友達なのに……」
「しっかりしてくれよ。委員長だろ?」
「僕から言うことは……とにかくその傷治して! 一緒にヒーロー目指そう」
飯田君は、僕たちの言葉に涙を流していた。
だが、これで終わりではなかった。
「伏せろ!!」
「え?」
グラントリノが大声を出すと、目から血を流した脳無がこちらに飛んできていた。
危機感知すらも反応しない速度。そんな速度で緑谷君を捕まえる脳無。
バッと振り返った時には既に遠くまで飛んでしまっていた。
「やられて逃げてきたのか!」
「緑谷君ッッ!!!」
僕は腕を噛もうとして構え、ミルコさんは足に力を溜め込み、グラントリノは空を飛ぼうとしていた。
だが、脳無の動きが止まる。
「偽物が蔓延るこよ社会も……徒に《力》を振りまく犯罪者も……粛清対象だ……ハァ…」
ステインが縄を切ったのか、拘束から外れていて、脳無をナイフで刺してその命を完全に止める。
「全ては正しき社会のために……」
すると、遠くの方からデカい声が聞こえてくる。見た時にはエンデヴァーがその姿を見せていた。
エンデヴァーが構えを取った時、ステインがエンデヴァーを強く睨む。
「贋物…」
ゾゾゾとその場の空気が恐ろしく重くなる。
ミルコさんですら、固まってしまうほどに。
「正さねば……誰かが血に染まらねば……!
ザッと一歩踏み出すステイン。
エンデヴァーですら、後退するほどの圧。
「来い、来てみろ贋物共……! 俺を殺していいのは
ヒーローのひとりはヘタっと座り込み、緑谷君はその体を震わせ、過呼吸となり、ミルコさんは動こうとしているが、動けず。
気づいたのは、エンデヴァーであった。
「気を……失ってる……」
■
1夜明け、保須総合病院。
ベッドでステインについて話し合っていた僕たち。
明らか生かされていたこと。それでもなお立ち向かった飯田君の言葉が続く前に、ガララッと病室の扉が開く。
相手は、グラントリノ、そしてマニュアルさん……保須警察署署長の面構犬嗣さんの3人であった。
「君たちがヒーロー殺しを仕留めた雄英生徒だワンね」
ワン……ワンって言った……!
って、そんなことよりなんで署長がここに? その答えは、署長自らが答えてくれた。
曰く、資格未取得者が保護管理者の指示無く【個性】で危害を加えたこと……たとえ相手がヒーロー殺しだとしても、規則違反である。
僕たち4人、そして、エンデヴァー、マニュアルさん、グラントリノさん、そしてミルコさん。この8名には厳正な処分が下される可能性がある。
それに対して待ったを掛けたのは轟君であった。
規則を守って見殺し。結果オーライであれば規則など有耶無耶でいいのか? と。
もちろん、これは警察が
火傷跡はエンデヴァー、骨折等々はミルコさんを功労者として公表すればいい話。
僕らの英断と功績は無かったことになる。だが……。
「共に平和を守る人間として……ありがとう」
面構さんが感謝とともに頭を下げてくれたことで、この話は終わった。
思わぬ形で始まった路地裏の戦い。
この戦いを経て、僕はひとつ、大切にしたいこと、そして、僕が