なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる? 作:YY:10-0-1-2
公安のヒーローは本名を伏せていることはご存知だろうか?
実際、原作でホークスは本名は伏せていたから、荼毘に本名を言われた際、驚いていた。
レディ・ナガンと対決した緑谷も、『筒美火伊那』ではなく、『レディ・ナガン』と呼んでいた。
ヒーローにとって、本名とはある意味弱点ですらある。それは、敵にも然りではあるが。
筒美という名前でレディ・ナガンと緑谷の中で出てこなかったのはその為だ。
「母さんって⋯⋯!?」
「⋯話せば長くなるから、いつか話すよ⋯⋯」
白目を向きながら、羅符素は言う。
公安のヒーローが今回の期末テストの演習試験に出てくる。それ自体がイレギュラーなのだ。
「公安のヒーローに頼んで来てもらったのさ!」
いやいやいやと首を横に振る羅符素。
なんで来たの? という疑問より先に、なんで来れたの? という疑問が勝ってしまった羅符素。
「ん〜まぁ、私が自分の息子を試してみたかった⋯⋯後、公安に行けって言われたから仕方がねぇだろ⋯」
ドス黒いぞ公安。
今の公安は会長が変わっていることでなんとか保てているが、レディ・ナガンはまだ公安を許してはいない。
殺人こそ犯さなくなったが、それでもその事実は残っている。
公に出せば、公安は隠すだろう。そう考えたのはナガン本人であった。
「まぁ、そんな訳だ。それぞれステージを用意してある。11組一斉スタートだ。試験の概要については各々の説明相手から説明される。移動は学内バスだ。時間がもったいない、速やかに乗れ」
相澤の言葉で全員が動き出す。
羅符素と心操はお互いに顔を見合せて、頷き合う。その様子をじっとりと、ナガンは見ていた。
■
「次に緑谷と爆豪ですがオールマイトさん、頼みます」
演習試験のペアを考える会議で相澤が告げた。
その言葉に、オールマイト(トゥルー)はなぜ自分にと首を傾げた。
「この二人に関しては能力や成績で組んでいません。ひとえに仲の悪さ⋯⋯緑谷の事がお気に入りなんでしょ? 上手く誘導しておいてくださいね」
相澤はそう告げる。よく見てるよ本当にとオールマイトは心の中でつぶやく。
すると、ミッドナイトが手を挙げた。
「筒美君はどうするの? 彼、独りよ?」
「⋯⋯コイツを絡ませます」
その疑問に相澤は一枚の書類と証明写真を取り出した。
出されたのは心操人使。相澤が見ている学生の1人で、羅符素とも関わりがある。
だが、相手は? とオールマイトが聞く。
「羅符素については弱点が一つだけあります。
「確かに、彼の個性では少し酷だよな」
「だけど、避けられたら大変よ? 眠りはするかもだけれども、そもそもほとんど決まっちゃってるし…」
全員が、少し考え、根津校長が閃いたように顔を上げる。
「外部から協力してもらう他ないね」
「えぇ? でも、他にいますかね?」
「⋯⋯僕が公安に頼んでみるよ」
まさかの言葉に全員が驚き、プレゼント・マイクに至っては倒れてしまった。
試験にまさかの公安のヒーロー。
前代未聞ではあるが、不可能ではない。何故なら根津校長だから。
この人⋯⋯っていうか哺乳類、本当になんなの?
■
バスに揺られる中、ナガンは後ろをふと向く。
自身の
それが気になったナガンは、スマホを使っているのを見て、成程、と納得する。
確かに、コソコソ話しをしていれば、怪しまれるし、作戦を聞かれてしまう可能性だってある。
(だから
ナガンの大当たりである。
実際、彼らはスマホのメモ帳を開き、各々のやることや作戦を組み立てていた。
羅符素が意見を出せば、心操はそれに対しての答えを返す。
心操が意見を出せば、羅符素がそれに対しての答えを出す。
お互いに出来ることを模索し、相手に勝つために何度も何度も作戦を完遂させるためのプロットを組み立てる。
『戦っても勝ち目はない。逃げ一択だ』
『だな。だけど、相手はライフルなんだろ? 逃げれるのか?』
『それが問題なんだよ⋯⋯』
羅符素は苦笑を浮かべ、本気で悩む。
彼女の特集がやっていた時には、スナイプですら届かないほどの距離をいとも容易く撃ち抜いていた。
『3km離れた場所から標的を狙い撃つ』
『動く標的に風や標的の動きを予測し先読みして弾を撃ち込む』
そんな離れ業が可能な領域まで鍛え上げている個性。
そんな彼女は何より本編とは違い、羅符素のせいで体術すらも獲得している。俗に言う無理ゲーである。
ならば、弾の元になっている髪を引っこ抜くか? 試験だろうがなんだろうが、殺されるに決まっている。
『⋯⋯そうだ⋯心操って確か個性:洗脳だよね?』
『そうだけど⋯?』
『いいこと思いついたんだけどさ!』
羅符素が文字にして作戦を送ると、心操はニヤッと笑う。
試験開始まで、あと少しだ。
Q.若いうちから教育されてたホークスの立場って?
A.一応後輩ではあるし、公安のヒーローだし、ちゃんと活躍してます。
あくまで、ナガンは羅符素が居るし、なんなら彼のお陰で前公安委員会会長を殺していませんが、脅しはかけていますし…描かれていませんし、描きませんが、殺しかけてます。
なので、現公安委員会会長が「えぇ、なにあいつ怖。失敗やん」と恐れた為、本編と同じようにホークスを育てています。
ちなみにこれに関してもナガンはキレかけています。
ナガン「殺していい?」
羅符素「やっちゃいけないからね????」