なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる?   作:YY:10-0-1-2

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No.46 終わったものはしゃあなし

 

 『報告だよ。条件達成最初のペアは筒美・心操ペアだよ』

 

 母さんとの僕たちとの戦いは、とりあえず勝負としては僕たちの勝ちであった。

 ただ、戦いとしてはと言われたら完全な敗北だ。

 

 母さんは心操と僕が逃げてる時に撃った弾は、わざと逸らしたんだ。

 それに、鳩尾に蹴った時も撃てただろうし。

 

 「…あー悔し…」

 「羅符素! 大丈夫か!?」

 

 心操がこちらに駆け寄ってくる。

 

 その心操の質問に何とかね…と僕は返す。

 母さんはやっぱり母さんだ。強い。とんでもなく。

 

 「…ありがとね、母さん」

 「…なんの事かな。さて、お前怪我やばいだろ? 速くリカバリーガールの所に行くぞ」

 「えっちょっ、母さ」

 

 母さんは僕をお姫様抱っこの形で持ち上げる。

 僕は母さんに「いいから!」と言うと、そのまま話を聞かずに歩いてしまう。

 

 

 「ただでさえ怪我してるし、歩かない方がいいだろ?」

 「いや、そうじゃなくてさ…!」

 

 ねぇ、心操。見てないで助けてくれるとありがたいんだけどさ! 心操!? 心操!!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 

 全てのペアが終わりを迎えて、現在。

 

 

 最終的には芦戸・上鳴ペアと砂藤・切島ペア以外の組が条件を達成して終わった。

 当然と言うべきかズタボロな者も多い。

 リカバリーガールの元で治療を受けている為にこの場にいない者もちょこちょこいる。

 

 主に羅符素とか、主に緑谷とか、主に爆発さん太郎さんとか。*1

 

 「演習試験お疲れさん。結果は後日発表するから、今日はもう終わりだ。いまここにいる奴らも後でしっかりリカバリーガールの所に行くように」

 

 相澤の言葉で全員が話を始める。

 まだ彼らは学生。テスト終わりにやいのやいの騒ぎたくのも分からなくはない。

 が、相澤の威圧感には到底敵わない様だ。

 

 「今日の試験には意図的にそれぞれの課題となる相手をぶつけていた」

 「やっぱりか」

 「緑谷と爆豪は分かりやすいわな」

 「俺らはアレか、継戦力か……!」

 「えー、私何だったんだろ!?」

 

 課題の対象となるのが教師なのか、はたまた自分のペアだったのか。

 どちらにせよ何かしらの意図を持って組まれていたのは確か。

 それを聞いた生徒達はにわかに騒がしくなるも、すぐに静かになる…組み合わせを見ればそれなりに分かりやすくはあるが。

 

 主に緑谷とか、主に爆発さん太郎さんとか。

 

 だが、教師陣も驚かされていた…。1年A組の実力にだ。

 ヴィランの襲撃を乗り越え、相澤が未だに一人も除籍してないとはいえ……これ程の実力を持っていたのだからそりゃ驚く。

 

 もし今まで通りのロボット相手ならば問題なく全員が合格していたことは想像に容易い。

 

 悲喜交々としている中、演習試験は終了した…。

 

 

 たった一人を除いて。

 

 「イタタタタタっ!? 死ぬ!! 母さん死ぬ! いやほんとまじで!!」

 「まだまだだろ? ほら、関節を柔らかくしてやるんだからよ」

 「やりかたが野蛮人のそれ…! 痛ァァァァ!!?」

 

 何があったのか、心操はこう語る。

 

 「羅符素の骨折が思ったよりも酷くなかった。それは良かったんだが……レディ・ナガンの様子がおかしくなってな?」

 

 曰く、手ぇ抜いてたんじゃねぇのこいつ? という思考になり、言い訳として羅符素が「こっちも怪我するし…母さんも危険だし…」と言った結果なのだという。

 

 レディ・ナガンが原作よりも某戦闘民族っぽくなっているが仕方がない。

 だって羅符素がいるんだもん。

 

 その様子を見ていた生徒達の感想は一言。

 

 「「「「えぇ…?」」」」

 

 困惑であった。

*1
爆豪「誰が爆発さん太郎だ」





 短い…っ!!(血涙)
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