なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる? 作:YY:10-0-1-2
「緑谷君……麗日さぁん……なんでこんな所に……?」
「うぉぉ!? ……って、筒美君!? 君こそなんでここに!?」
やはり緑谷君であった。
緑谷君は、確かオールマイトに可愛がられていたはずだ。それで、なんかの理由で誘われたのだろう、それは分かる。
麗日さん、君はなぜ……?
話を聞くと、八百万さんが手に入れたプレオープンチケットを貰ったらしい。
ってことは、八百万さんもいるのか……。
「ん(早く行こ)」
「えっ? あぁ、それじゃあ、2人とも。またね」
「うん、また!」
唯に背中を押されてその場を離れる。なんか……怒ってる?
しかし、緑谷君や麗日さんがいたのは驚いたなぁ……まさかいるだなんて。
その後、僕と唯は近くのカフェみたいな所で休むことに。
席に座り、一息ついた後にマップを見る。
色んなところがあって、見て回るのに1日以上かかりそうだ。
「……ん(私のだし)」
「ん? なんか言った?」
「んん(なんでもないよ)」
うっそだぁ……何か言ったでしょ今……。
「ああああああああぁぁぁああああああああぁぁぁ!!?!」
「うへぇ!?!? 何!?」
声が上がった方を見ると、見たことある顔が……それも、2人。
1人は、金髪の髪に雷のような黒いメッシュが特徴的な青年。
1人は、ボールのように丸い髪の毛が特徴的な小さな青年。
……あれ、上鳴君と峰田君では……???
「テメェ!! デートかよ!!」
「……ん……(デートだなんて……)」
「で、デートォ!? 違うよ!!」
「……ん?(はい?)」
ヒェッ、今後ろから殺気が……?
すると、峰田君が血の涙(比喩では無い)と口から血を流しながらこちらに近づいてくる。
そのホラー映画さながらの演出につい冷や汗をかいて立ち上がってしまう。
「や、やぁ……峰田君……き、奇遇だねぇ……」
「お前……お前ってやつは……ほんと……マジで……」
主語が、主語がないのになんか、殺気が後ろからも前からも凄い?!
「え、ええっと……ぼ、僕コーヒー飲みたいなぁ……なんて?」
「お客様ぁ……ぜひ後でお伺いが……」
「こ、コーヒー飲んだら行く場所があるので! 丁重にお断りさせていただきます!?」
このままだと峰田君に殺しかねられない。
「何してるんだ2人とも! バイトを引き受けた以上、労働に……峰田君!? それは大丈夫なのかい!!?」
「大変そうやね、2人とも……」
すると、今度は飯田君と麗日さん達が来る。続々と知っている顔が来るぞどうなってるんだ??
飯田君が胸を張って言った。
「うちはヒーロー一家だからね! I・エキスポから招待状を頂いたんだ、家族は予定があって来たのは俺一人だが……」
なるほど。
確かにそれなら納得だわ。
「君は?」
「僕は
「ん(だから来れた)」
「……なるほど…ん? 唯君、君今なんと?」
圧縮すぎる言語に飯田君は困惑している。
まぁ、唯の圧縮言語は慣れが必要だ。圧縮言語を攻略することで、ようやく会話できるのだから。
「明日からの一般公開日に、全員で見学する予定ですの」
A組女子全員がこの島に来ている、つまりプレオープンで来たのが3人だけ……もしかして、轟くんや切島くん達も来てるのだろうか?
「あっ、皆?!」
今度は緑谷君だ。もうこれ誰が来ても驚かねぇぞ……。
「あら、知り合い?」
「うん、僕のクラスメイト達なんです!」
緑谷君が金髪の眼鏡をかけた女の子を連れて歩いて来た。
前言撤回、それは流石に無理。
「み、緑谷君、そ、その方は……?」
「こんにちは、メリッサ・シールドです! 君は確か……そうだ! 体育祭で2位になった子!」
「そ、そうです! 筒美羅符素って言います。よろしくね!」
さすが雄英体育祭。知名度がすっげぇやぁ。
ここにA組のみんなも来てるし、I・アイランドに詳しいメリッサさんもいる……
「そうだ! みんなで回ってみようよ!」
「そうね! 私が案内するわよ!」
「いいんですか!?」
僕の提案に、パンと手を叩いて乗ってくるメリッサさん。
その言葉に、麗日さん達はいいのかと喜びの声を上げた。
ただ、後ろとふたりは泣きながら「連れて行ってー!!」と叫んでいた。
ごめん2人とも……。
瞬間、とんでもない爆発音が鳴り響いた。