なぁAFO……ラプラスの悪魔って知ってる?   作:YY:10-0-1-2

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No.54 I・アイランドでの戦い

 

 そこは、80階。どうやら、個性の影響で大きくなったり変な進化を遂げている植物が沢山生えている『植物プラント』と呼ばれるフロアらしい。

 なるほど、個性の影響を受けた植物を研究しているというわけか。

 

 【エレベーターから敵が出てくる】

 

「っ、みんな隠れて!」

 

 僕の声でみんなが大きな葉っぱの植物に隠れる。

 エレベーターを見てみれば、どんどん階数表示が上にあがり、80に到達。

 チーンと音を立てて2人の敵が現れる。

 ここは幸い植物が生え揃っている植物プラント。隠れ場所は大いにあるが…。

 

 ここでずっと隠れている訳にも行かない。

 

 エレベーターに乗ってやってきたのは二人組のヴィラン。

 1人は高身長で特徴的な顎髭と左右に伸びた口髭のあるヴィランで、もう1人は峰田ほどの身長で丸坊主のヴィランだ。

 

 

 どうやって切り抜けようかと考えていると……声が響いた。

 

「見つけたぞクソガキ!!」

 

 バレた!?

 と思いきや、僕たちとは違う別の声が響いた。

 

「あぁん? 今なんつったテメェ!」

 

 爆豪君と……それに、切島君もいる!?

 僕は汗ダラダラで緑谷君達の方を見る。みんな首を横に振っている。呼び出した訳じゃなさそう……ならなんでここに!?

 

 切島君の声からして、どうやら集合場所が分からず、道に迷っていたらしい。

 逆にどうやってここまで来れたんだと、ツッコミたくなるのを抑えて、敵の方を見る。

 

 まずいな、このままだと二人が攻撃される……っ。

 

「轟君!」

「分かってる!」

 

 

 轟君の氷壁が爆豪君と切島君の目の前に張られる。

 なんとかしないと……とはいえ、唯もいる。ここから離れるのはすこし……。

 そう思っていると、轟君がこっそり僕に耳打ちをする。

 

「俺たちで時間を稼ぐ!」

「そのうちにってことね……分かった!」

 

 轟君が前に出て、僕たちはそれと同時に走り出す。

 3人とも、無事でいてくれよ……っ!

 

 轟君達のおかげで、なんとか階段まで辿り着くことが出来る。

 けれども、シャッターが降りて上に行けなくなっている。

 

「蹴り破れは……しないよな」

「ん!(見つかるかも!)」

 

 なにか……なにか無いのか?

 そうしていると、緑谷くんが上を見上げて指でさす。

 なるほど、通気口か。そこから外に出て外壁を伝って上の階に行くという提案が八百万さんからされた。

 

 けれどもあんな所を通れるのは……

 

 みんなで峰田君に視線を集める。

 

「も、もしかしてオイラ!?」

「お願い、峰田くん!」

「あんたにしかできないんだよ」

「バカバカ、ここ何階だと思ってんだよ!」

 

 峰田君がそう言って首を横に振る。

 僕は峰田君の肩を掴んで叫ぶ。

 

「ここでみんなを助けたら、英雄になれるかもなんだよ!? たのむ、君の力が必要なんだよ!」

 

 

 僕の言葉に対して峰田君がうぐっ、と声を出す。それに続けて、女性メンツが声を上げる。

 

「そうよ、これまでの変態を帳消しにできるかもしれないわよ」

「「お願い!」」

「ハーレム、ハーレム!」

「わーったよ!行けばいいんだろ、行けば!」

 

 遂に折れた峰田君は、通気口を睨みつけて、登っていくのであった。

 ……数分後、峰田君が上手いこと成功させてくれたのか、無事にメンテナンスルームに到着。なんとかメンテナンスルームから植物プラントまでのはしごがかけられた。

 

 ただ、100階から、シャッターが開かれている。

 

「これって……」

「誘い込まれてるね……」

 

 警備ロボットが沢山。僕は腕を噛み、『因果集中本気律力強(アンリーシュドパワフルリメイク)』を発動させて、警備ロボットを蹴り飛ばしながら進む。

 

 クソっ、20%なのに骨がヒシヒシと悲鳴を……。やっぱり、たくさん練習しないと……!

 

 そんなこんなで138階、サーバールームへと到着した。

 とんでもない量の警備マシンが襲ってくる。しかし、ここはサーバールーム。もしも激しい戦闘をすれば、悪影響になってしまう。

 

 ならば……っ!

 

「僕たちでなんとかする。緑谷君、メリッサさんは先に行って!」

「でも!」

「大丈ー夫っ! 信じて!」

 

 僕はそう言う。

 みんなも、僕の意見に賛成らしく緑谷君達に行けと言う。緑谷君とメリッサさんは、その言葉に頷いて、登っていく。

 さて、と。

 

 この量をどうにかするには……ちょっと骨が折れそうだ。

 

「唯、キツかったら後ろ下がっていいからね!」

「ん!(お互い様!)」

「ははっ、だね!」

 

 僕らと、警備ロボットが激突した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで……! まだ終わらないか……」

 

 僕は痛む体に鞭を打って、何とか立ち上がる。

 緑谷君達を上に上がらせてから数分。まだまだ溢れ出る警備ロボットに僕たちは押されていた。

 

 唯達も限界だ。なんとか、僕が前に出て警備ロボットのヘイトをこっちに向けないと……!

 そう思っていると、一気に警備ロボットが止まり、周りが一気に青く光る。

 

 ……もしかしてこれって、直ったってこと?

 

「よ、よかった……」

 

 僕は尻もちをついて、倒れ込む。

 唯達も、このことに安堵している。

 だが、まだ終わっては無い。緑谷君達が無事であるといいけれども……。

 

「……みんな、大丈夫?」

「なんとかね……」

「……ん!(……急がないと!)」

 

 唯の言う通りだ。

 いそいで、登らないと……っ!

 

 皆で最上階へと登っていくと、どうやら、オールマイトと緑谷君が敵を倒したようで、煙が立っていて、周りが見えない状況だった。

 

 みんなで駆け寄ると、オールマイトと緑谷君が笑顔でこちらに手を振っていた。

 

 よかった……。みんな大丈夫そうだ。

 

 しかし、主犯がまさか……メリッサさんのお父さんだなんて。それに、なんかへんなアイテムも使っていたみたいだけど……。

 

 とにかく、僕らを巻き込んだI・アイランドでの戦いは、こうして幕を閉じたのであった。

 

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