おじさんが旅する話   作:タラバ554

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頭からっぽーの方が~ 夢詰め込める~


頭空っぽにして描く練習

「急だが副担任補佐が追加された。それとこの方はB組の副担任も兼任する。お入り下さい」

 

声を掛けられたので扉を開けて入る。

 

「あっ」「ア"?」

「ども、紹介に預かった副担任補佐だよ、宜しく」

 

 

 

ガイコツマンの勧誘に根負けしたおじさん登場です。

 

 

 

時間は生徒に紹介されるちょっと前に戻る。

 

「んで、相沢君だっけ……おじさん何したら良いの?」

「……」

「もしもーし?」

「オールマイトがスカウトして来た貴方の実力を疑うつもりは無いです。でも俺は貴方の実力を知らない」

「そりゃ初対面だし……というか情報共有されてない?」

「何故かされないんですよね……現場で見ろって通達されて」

「ふーん(なんでだ?)」

「なので今日、子供達の訓練相手を貴方にお願いしようと思います」

「何て?」

「戦闘訓練の相手です、それなら生徒の訓練と貴方の実力を同時に見れる……合理的でしょ」

「……えぇー、効率悪くね?」

「……そう思うなら効率良くお願いします。行きますよ」

「へーい(効率良くねぇ……)」

 

 

 

「ちゅー訳でな? 君らの訓練とおじさんの実力テストをやる為に広い場所での戦闘訓練っつー訳」

「「「はい」」」

「……君らめっちゃ行儀良いな。まぁ良いや、君らの個性の最大値確認も一緒にやろうか、そうすりゃ効率良いやろ」

「先生!」

 

メガネの子が全力で手を上げたが反応してやらんのか? 相沢君よ。

とか思って横見たら寝袋に入ってる!? 何やコイツ、けたぐるぞテメェ。

 

「先生?」

「……あぁ! おじさんに言ってるのか、そっかハイどうぞ」

「個性によっては屋内の方が有利な個性もあるかと思いますが……その際はどうするのでしょうか?」

「あー、そーいうのもあるんか……んじゃセメント君を呼んで簡単なハコ作って貰ったりも必要に応じてしよう。そーいった個性の人は紙配るからどーいう場所なら自分が有利か書いといて」

「「「はい」」」

 

 

 

「わーたーしーがー!」

「あん?」

「普通にドアから来た!」

「オールマイトだ!」「銀時代のコスチュームだ!」

 

「うるせぇ、そしておせぇ!」

 

ずどっ

肩を持ち、手首まで埋まる腹パンで沈める

 

「オ"ウフ!!」

「「「「オールマイトー!??!?!」」」」

 

血反吐を吐きながら膝から崩れるガイコツマンを片手でぶら下げる。

 

「てめぇ何重役出勤してやがる、おん?」

「すっ、すみません。私の場合コスチューム着用等もあって」

「ていっ」

「オブフッ」

 

ズパァン‼‼‼‼

言い訳は要らないのでビンタを一発

 

「そんな事聞いてねぇ」

「理不尽?!」

「「「「アワワワワ」」」」

 

ビンタしながら適当に内臓再生しとこ。

 

「はいはい、おめーが遅いから授業内容若干変更すっから」

「エッ」

「んじゃ残りのコスチューム案内とかは宜しく。おじさんと相沢は別の準備すっから。……おい、相沢いい加減寝袋から出ろや、蹴るぞ」

「……合間に寝ると合理的なんすよ」

「合理的って意味知ってる? 国語から勉強しなおすか?」

「いきましょうか」

 

なんとも微妙な空気になった教室に残されたオールマイトが生徒達に説明して戦闘訓練用のフィールドへ生徒を案内した。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

「はい、集まったね。そんじゃ今回の訓練は全員の個性を全開でおじさんにぶつけて来てね」

「あのー、それって先生は大丈夫なんですか?」

 

両手テープみたいな君、わざわざ心配してくれるんだ。優しいのぅ。

 

「死なんから平気」

「それは平気と言って良いのですか?!」

「うっせーな、ガイコツ」

「「「(ガイコツ?)」」」

 

ガイコツマンの叫びをスルーしながら広い場所で有利な個性の子の相手を淡々と行う。

 

電気や酸を纏って突進してくる子、近接攻撃してくる子、動物や虫を操る子、凍らせてくる子、変わり種だと大砲を出す子。

うーん。微妙。

 

「……何か全体的に攻撃力低くない? 大丈夫?」

「いや……プロ目線で見ても出力高めな子も居るんですが……」

「オールマイト……あの人何なんですか?」

 

「オレノバクハガ……ブツブツ」

「コオラセテモカンタンニデテクル……ズーン」

「アシニハジシンガアッタノニ……ドヨーン」

 

んで、残ってるのは……

 

「暗がりでの戦闘希望の君か」

「宜しくお願いします」「ヨロシクー」

 

 

 

何かスゴクでっかくなったなぁ。攻撃力はまぁまぁ?でも巨体な分動きがノロくなってるな。

 

「おしいなー、もちっと早く動けない?」

「オ"ォオオ"オ"オ"!!!」

「おーい、答えられるー?」

「ぐっ、うぎぎぎっ」

 

暴走……うーん、残念。

とりまデコピン。

 

「ウギャァアァァアアア! イッテケーーーー‼‼」

「ダークシャドウ⁉」

「痛みに弱いんかい、攻撃力に反比例して防御弱いタイプかー」

「オールマイト、マジであの人何なんですか」

「何だろうね……私も自信無くしそう」

 

こんな感じでおじさんの実力テストは終わった。後日個性伸ばしのカリキュラム作って相沢に渡したら色々突っ込まれたがやれない事は書いてねぇっつの。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

おじさんの実力テストから数日過ぎた放課後。

 

「んで、俺に相談って何よ、相沢」

「……」

「金は無いぞ、ここの給料もまだ貰って無いし」

「オレを鍛えて欲しい」

「は? イヤだが?」

「……そこを何とか」

「業務外で何でそんな事せにゃならんのだ、お前の口癖だろうが『合理性に欠く』っちゅーやつだ(意味違うけど)」

「この通りだ」

「頭下げられてもやらんっつーの。仕事終わりは旅の続きするんだから」

「松坂牛……」

「?」

「俺がヒーロー時代に救助した人の中に牧場を経営してる人が居て、その人が卸してるレストランなら紹介出来ます。勿論俺の奢りです」

「……松坂牛かぁ」

「市場価格でグラム〇万だそうで……」

「乗った!」

 

 

 

高級ただ飯の為だ、鍛えてあげましょう。そうしましょう。

 

 

 

「だーから、おめーは根本的に攻撃力不足なんだって」

「クッソ、冗談みたいな身体能力だな、その上硬い」

「いや、攻撃が軽すぎるのが原因だし」

 

相沢の攻撃を基本避けて偶に受けたりしてるが軽すぎ。やっぱ体重が足りねぇ。

 

「もっと肉喰え! 後筋肉付けろ。ちゃんと食事取って睡眠も取れ。合理的とか言い訳せずに生活リズム整えろ。それだけで全然変わるだろ」

「ハー、ハー。ヒーローやってると生活リズムは崩れるもんなんだよ」

「今は教師だろうが」

 

そう言って一歩で相沢の後ろに回りこんでから背中に貼り手を一発。

数メートルを吹き飛んで転がる相沢。

 

「取り合えず一番めんどくせぇドライアイは今のでどうにかしたから後は身体をちゃんと休めて真っ当に鍛えろ。そうすりゃガイコツマン位はどうとでも出来るだろ」

「……」

「腹減ったー、ランチラッシュの所で飯食お」

「オールマイト位か……簡単に言ってくれるぜ」

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

仕事の後に車走らせて温泉を楽しみ、深夜の夜風を楽しみながらドライブしてたら何か人が飛び出して来た。何事かと思えば

 

「たっ助けてください!」

 

何事かと車を降りたら……何か変なの居る。

 

「ッチ! クソオンナがぁ‼‼‼」

「何か知らんけどうっさ」

「ペボッ⁉」

 

掌底で頭を殴ったって失神させたけど……。

 

「なんでコイツの頭ちんこ何だ?」

「ちんこ言うなー!」

「うお?!」

 

思わず手を放しちゃった。

 

「見た目がこんななのは個性のせいだ! 俺が望んでこんなナリしてんじゃねぇ!」

「ほーん、んじゃソコの子が助けて言うのは?」

「俺の顔見て逃げやがっただけだよ!」

「は? まじ?」

「だって! こんな夜中にそんなのに会ったら怖いじゃないですか!」

「……あほくさ、さっさと帰れ。おめーも災難だったな。それと殴ってすまんな。おじさんが悪かったわ」

「おっ、おう……」

「なっ、何よそれ!。こんなのが夜中に近寄ってキ」

 

パカァンッ

 

「うっざぃ」

「……おっさん、流石に女に裏拳は俺でもヒクわ」

「亀頭がまじめぶるな」

「んなー! だれが亀頭だー! 甲羅ぶつけんぞ!」

「マジで個性亀なの?」

 

 

 

亀かぁ……外皮が甲冑風なら恰好良かろうて。……でもイメージはちんこだな‼‼

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

春の日差しの中、おじさんは日光浴をしている。

とある施設に真っ向から喧嘩を売るようなネーミングの施設で相沢とガイコツを待っている。おにぎりを食べながら。

暖かくぽかぽかしてる中で食べる飯はうめぇ……。

 

「時にスペちゃん?」

「13号ですよ。何ですか?」

「何か色々人を仕込んでる?」

「?」




爆轟:ギリギリギリ

緑谷:オールマイト殴ってるー?!

ダークシャドウ:イタイ!?

相沢:本当にドライアイが治ってやがる……。

亀男:朝起きたら顔が普通になってる……何で?(異形型→発動型へ変異)

モブ女:暴力男と歩く性犯罪者に襲われたのよ!

警官:酔ってたんじゃないですか? 外傷も何も無いじゃないですか。

オールマイト:何か身体の調子いいな……。


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